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    <title>慶應MCC通信【てらこや】</title>
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    <updated>2008-08-19T06:43:42Z</updated>
    <subtitle>「学び」を改めて見直すきっかけとなるようなさまざまな情報の提供を目的に発行しているメールマガジンです。慶應義塾の社会人教育機関である慶應丸の内シティキャンパス（慶應MCC）が毎月発行しています（原則第2火曜日）。</subtitle>
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    <title>メールマガジン　Vol.66</title>
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    <published>2008-08-19T06:33:14Z</published>
    <updated>2008-08-19T06:43:42Z</updated>
    
    <summary>・‥‥……━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━……‥‥・ ≫≫≫≫≫≫　...</summary>
    <author>
        <name>imai</name>
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    </author>
            <category term="000メールマガジン" />
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.keiomcc.net/terakoya/">
        <![CDATA[・‥‥……━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━……‥‥・
≫≫≫≫≫≫　　　　慶應ＭＣＣ通信【てらこや】　　　≪≪≪≪≪≪
≫≫≫≫≫　　～ビジネスパーソンの学びを切り拓く～　　≪≪≪≪≪
≫≫≫≫　　　　　<a href="http://www.keiomcc.net/terakoya/">http://www.keiomcc.net/terakoya/</a>　　　　　≪≪≪≪
　　　　　　　　　　　　Vol.66 [2008/8/19]　　　　　　　　　　　
・‥‥……━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━……‥‥・
─────────────────────────────────
★┐INDEX
└┼───────────────────────────────
　│1. ピックアップレポート「目に見える議論
　│　　　　　　　　　　　　―会議ファシリテーションの教科書」
　│2. 夕学だより　　　　　「生命観を問い直す～機械論から動的平衡へ～」
　│3. 今月の“１冊”　　　「日常を輝かせる力
　│　　　　　　　　　　　　―漫画『サザエさん』を通して」
　│4. Learners' 交歓広場　「慶應MCC講座受講とそれから」
　│5. 慶應インフォメーション
　┼───────────────────────────────
]]>
        <![CDATA[みなさま、こんにちは！
慶應MCC通信【てらこや】編集局 の いぐさ です。

新規に登録をしていただいた皆さま、はじめまして！
慶應MCC通信【てらこや】は、月1回（毎月第2火曜日を予定）「学び」
を改めて見直すきっかけとなるようなさまざまな情報の提供を目的に、
発行しています。これから、どうぞよろしくお願いします。

今後配信を希望されない場合は、末尾のURLより配信停止のお手続きを
お願いいたします。

立秋をこえて、暑さの中にも、吹く風に秋が少しずつ近づいていること
を感じるようになりました。まだまだ暑さ厳しい日が続きますが、確実
に移りゆく季節を、ふとした瞬間に感じます。

北京では、連日熱戦が繰り広げられ、まだまだ“熱い”夏が続いていま
す。帰宅後のニュースや翌朝の情報番組で、日本人選手の活躍の様子や
世界トップクラスの強さや美しさを見るのがとても楽しみで、多くの選
手から感動をもらい、励まされます。残り数日となり、今週の日曜日に
は閉会式を迎えますが、まだまだたくさんの競技が行われます。最後ま
で、声援を送りたいと思います。

さて、今月号の「ピックアップレポート」は、慶應丸の内シティキャン
パス専任ファカルティ桑畑幸博による会議ファシリテーションについて
です。「成果」と「プロセス」の2つを同時に満足させる会議のポイント
やファシリテーションの役割についてわかりやすくご紹介しています。

「夕学だより」は、青山学院大学理工学部教授であり分子生物学者の
福岡伸一先生の講演「生命観を問い直す～機械論から動的平衡へ～」の
受講レポートです。2つの生命観の考え方の違い、そして、狂牛病を例に、
「部分」に捉われ過ぎてしまうことの怖さを、解説しています。

「今月の“1冊”」は、漫画『サザエさん』を取り上げました。1946年の
新聞連載開始以来、通算6477話を世に送り、世代問わず愛され続けた4コ
マ漫画、誰もがほほえましく懐かしく感じる日常のひとこまを読みながら、
その魅力について考えてみました。

「Learners' 交歓広場」は、現在総合エレクトロニクスメーカーである
東洋電機株式会社の藤田日出生さんにご登場いただきました。技術者と
しての熱い思いと、顧客視点に立った新たな研究開発テーマへの挑戦に
対する意気込みを書いていただきました。


では、さっそく Vol.66をお届けいたします！
ぜひ、ご一読ください！


┌─┐━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
│１│ ピックアップレポート ―ビジネスに効く「知」のサプリメント―
└─┘………………………………………………………………………………
第66回「目に見える議論－会議ファシリテーションの教科書」
　　　　桑畑幸博（慶應丸の内シティキャンパス 専任ファカルティ）
─────────────────────────────────

＜はじめに＞

いきなりですが質問です。あなたは、1週間にどのくらいの数の会議に
参加していますか？

3～4人でのちょっとした打合せも含めれば、少なくとも5回以上はあるの
ではないでしょうか。私が研修を担当したある企業では、「10人以上の
正式な会議で週10回、打合せも含めると30回はくだらない」という方ま
でいらっしゃいました。

これは極端な例かもしれませんが、我々が仕事にかける全工数の、かな
りの割合を会議・打合せに費やしていることは、まぎれもない事実です。

ところが、それだけ工数をかけているにも関わらず、会議の現状に不満
を感じている方が多いのもまた事実であり、個人の仕事へのモチベーシ
ョンおよび企業活動全体に、こうした「不満を感じる会議」が、少なか
らず悪影響を及ぼしています。

しかしながら、ここではそうした会議の問題点にスポットを当てるので
はなく、もう少しポジティブに考えてみたいと思います。


▼ 続き（全文）はこちらから
　　<a href="http://www.keiomcc.net/terakoya/2008/08/report66.html">http://www.keiomcc.net/terakoya/2008/08/report66.html</a>

┌─┐━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
│２│ 夕学だより ―時代の“潮流と深層”を読み解く―
└─┘………………………………………………………………………………
「生命観を問い直す～機械論から動的平衡へ～」
【講師】福岡 伸一（青山学院大学理工学部 教授、分子生物学者）
【日時】2008年6月27日（金） 18:30-20:30
─────────────────────────────────

福岡氏が昨年上梓された『生物と無生物のあいだ』（講談社現代新書）
は、50万部を超えるベストセラーとなりました。福岡氏によれば、それ
まで書いた本の出版部数を全部足して10をかけた数をはるかに上回る予
想外の売れ行きだったそうです。福岡氏は、なぜこれだけの読者を獲得
できたのかについては後付けの理由しか言えないけれども、やはり多く
の人々が「生命とは何か」について知りたいと考えているからだろうと
おっしゃっていました。

さて、福岡氏はまず、サブタイトルにもある「機械論」と「動的平衡」
の違いを説明してくれました。生命を「機械」とみなす考え方はデカル
トから始まっています。デカルトは、心臓は「ポンプ」、関節は「滑車」、
肺は「フイゴ」のようなものと、生命現象を機械にたとえて説明しまし
た。つまり、生命を様々な部品（パーツ）が集まってできている精巧な
機械、あるいはプラモデルのようなものであるとする考え方、これが機
械的な生命論です。


▼ 続き（全文）はこちらから
　　<a href="http://www.keiomcc.net/terakoya/2008/08/sekigaku66.html">http://www.keiomcc.net/terakoya/2008/08/sekigaku66.html</a>


┌─┐━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
│３│ 今月の“１冊” ―慶應MCCスタッフからのおすすめ―
└─┘………………………………………………………………………………
「日常を輝かせる力－漫画『サザエさん』を通して」
─────────────────────────────────

「サザエさん」と言えば、テレビアニメだろうか。

今年は放送40周年。
みんなが唄えるあの歌や、耳慣れた声優の声。思わず反応してしまう、
番組終わりのサザエさんじゃんけん。
一時は病名にまでなった、日曜夜の風物詩だ。

でも今回取り上げたいのは、漫画『サザエさん』。
あの、「4コマ」という小さな世界で縦横無尽に繰り広げられるドラマ、
これが『サザエさん』の神髄だ。テレビだけではもったいない。

漫画『サザエさん』は、1946年4月に、作者長谷川町子が26歳で福岡の
地方新聞夕刊フクニチに連載を開始してから、1974年2月に54歳で朝日
新聞を休載、そのまま連載終了するまで、通算6477回、断続的に新聞や
雑誌の4コマ漫画として掲載され、老若男女に支持され続けた。


▼ 続き（全文）はこちらから
　　<a href="http://www.keiomcc.net/terakoya/2008/08/review66.html">http://www.keiomcc.net/terakoya/2008/08/review66.html</a>


┌─┐━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
│４│ Learners' 交歓広場 ―学びとキャリアを考える読者コラム―
└─┘………………………………………………………………………………
第21回「慶應MCC講座受講とそれから」
藤田日出生（東洋電機株式会社　機器事業部　開発部長）
─────────────────────────────────

昨年、「MOT－技術マネジメントと経営戦略の融合」を受講しました。

以前は経営戦略については深く考えたこともありませんでしたし、慶應
MCCのことも、当社の現社長からの薦めで始めて知りました。「技術マネジ
メント」の言葉に技術屋としての興味がそそられましたが、受講するま
では受身の姿勢でした。また、多くの方が自費受講であることにも驚か
されました。今まで経験したことのないケースメソッドにも、その中で
の受講者の積極的な姿勢にも、別世界に来ているようでした。ケースメ
ソッドに慣れてくるに従い、そのテーマが当社の抱えている課題とほと
んどが一致し、探していた解決策が見つかるような気がして、自然にそ
の世界に入り込んでいきました。

今村先生の「新規事業創出の技術マネジメント」のセッションでのこと
が思い出されます。先生の著書「ガツンと事業をつくれ！－花王で学ん
だ研究開発精神」を読んで、感じたことや意見、質問を先生に提出する
課題がありました。


▼ 続き（全文）はこちらから
　　<a href="http://www.keiomcc.net/terakoya/2008/08/hiroba66.html">http://www.keiomcc.net/terakoya/2008/08/hiroba66.html</a>


┌─┐━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
│５│ 慶應インフォメーション ―「学び」のための慶應義塾関連情報―
└─┘………………………………………………………………………………
慶應義塾大学、およびその関連組織や団体による公開講座やセミナー等
の「学び」に関する情報、また慶應義塾関連の情報をお届けします。
詳細情報や問合せ先などは各Webサイトにてご確認ください。
─────────────────────────────────

◆慶應義塾大学教養研究センター
　極東証券寄附講座「生命の教養学」一般公開ゼミ サイエンス・カフェ8
　「実演！　回転物体の不思議な運動」
　<a href="http://www.hc.keio.ac.jp/lib-arts/index.html">http://www.hc.keio.ac.jp/lib-arts/index.html</a>
　◇日時：2008/9/6（土）15:00-17:00
　◇会場：慶應義塾大学 日吉キャンパス 来往舎「シンポジウムスペース」>
　◇参加費：200円
　◇対象：小学生以上。事前申込み不要
　◇講師：下村 裕（慶應義塾大学法学部教授（物理学））


◆慶應義塾大学　グローバルセキュリティ研究所（G-SEC）
 「G-SECニューズレター」No.9　発行のご案内
　<a href="http://www.gsec.keio.ac.jp/newsletter/index.html">http://www.gsec.keio.ac.jp/newsletter/index.html</a>
　当研究所(G-SEC)は、政策 Watch と Warningというコンセプトのもと
  でグローバルとセキュリティに関する幅広い研究を推進しています。
　◇内容
　「危機管理と「教育」の役割」（森 征一　慶應義塾常任理事）
　「官製不況を考える」（木村 剛　株式会社フィナンシャル代表取締役社長）
　「デジタル・ライフイノベーション－放送と通信の融合が実現する社会」　
　　　　　（古川 享　慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科教授）
　【Project紹介】「携帯型電子新聞の市場検討とサービス企画開発」
　　　　　（プロジェクトリーダー　武山政直　慶應義塾大学経済学部教授）


◆慶應義塾大学グローバルCOEプログラム人文科学分野
「論理と感性の先端的教育研究拠点」英語教育シンポジウム
　英語教育の新時代 -「『英語が使える日本人』の育成のための戦略構想」を超えて
　<a href="http://www.otsu.icl.keio.ac.jp/">http://www.otsu.icl.keio.ac.jp/</a>
　◇日時：2008/9/15（月・祝）13:30-16:30
　◇会場：慶應義塾大学三田キャンパス西校舎ホール 
　◇定員：800名
　◇参加費：無料、事前申込制（定員になり次第申込締め切り）
　◇登壇者：江利川春雄（和歌山大学）、古石篤子（慶應義塾大学）、
　　　　　斎藤兆史（東京大学）、津田幸男（筑波大学）、三浦孝（静岡大学）、
　　　　　山田雄一郎（広島修道大学）、大津由紀雄（慶應義塾大学）
　◇後援：慶應義塾大学出版会


◆慶應丸の内シティキャンパス開講プログラム　<a href="http://www.keiomcc.com/">http://www.keiomcc.com/</a>

『発見と創造のためのマーケティング・リサーチ』
　<a href="http://www.keiomcc.com/program/mkr/">http://www.keiomcc.com/program/mkr/</a>
　2008/9/11-12/10　全10回　講師：井上哲浩

『リレーションシップ・コミュニケーション』
　<a href="http://www.keiomcc.com/program/rel/">http://www.keiomcc.com/program/rel/</a>
　2008/9/17-11/26　全6回　講師：津村英作

『プロジェクトマネジメント』
　<a href="http://www.keiomcc.com/program/pjm/">http://www.keiomcc.com/program/pjm/</a>
　2008/9/24-12/3　全6回　講師：杦岡充宏

『ビジネスデータ分析』
　<a href="http://www.keiomcc.com/program/bdb/">http://www.keiomcc.com/program/bdb/</a>
　2008/9/29-11/17　全6回　講師：豊田裕貴

『キャリア・アドバイザー養成講座』
　<a href="http://www.keiomcc.com/program/cad/">http://www.keiomcc.com/program/cad/</a>
　2008/9/30-2009/3/3　全18回　講師：花田光世 他

『夕学五十講』2008年後期　
　<a href="https://www.sekigaku.net/">https://www.sekigaku.net/</a>
　2008/10/17-2009/2/9　全25回　9/3受付開始
　　※2008年08月08日のお知らせにて＜速報＞ご案内


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【編集後記】

慶應MCC通信【てらこや】Vol.66 は、いかがでしたでしょうか？


学生時代にお世話になった韓国人の先生が、今年1年間、日本の大学院
で授業を担当されるため日本に滞在されるということで、数ヶ月に1回、
当時学生として先生に教わったメンバーを中心に、集まっています。

10年以上の時を経ての再会でしたが、先生はまったくお変わりなく、ま
すます輝いていらっしゃいました。10年以上も使っていなかったという
日本語も、たいへん流暢で、当時のことを懐かしくお話してくださいま
す。

先生が求心力となって、学年を超えていろいろな人が集まり、久しぶり
の再会や、新たな出会いもあり、私自身もこの集まりをとても楽しんで
います。いまもなお、先生は当時の学生の名簿を大切に保管されており、
集まりの場にもお持ちになり、それぞれの学生の思い出話を語ってくだ
さいます。ひとを大切にする先生の優しさと愛情を改めて感じ、とても
心が温かくなりました。

集まったメンバーの中には、先生に学んだことをきっかけに、韓国と仕
事をしている人も何名かいます。日本人でも、韓国人でも、自分の教え
子たちが、活躍している姿を見ること、聞くことが、そして、こうやっ
て時を経てもみんなで集まれることが、教師として何よりもうれしい、
と優しい笑顔で語る先生の姿に、とても心を打たれました。

1年間の日本滞在期間には、できるだけ多くの人と会おうと、研究、教育
の合間にも、忙しくされているようです。

国を超え、時間をこえてつながりを大切にしてくださる先生の優しさに
感謝しながら、私もこれからもこの温かなつながりを大切にしたいと思
います。


それでは、また来月もこの場所でお会いしましょう！

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（ いぐさ ）


・‥‥……━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━……‥‥・
慶應ＭＣＣ通信　【てらこや】
 ■ 編集　：慶應丸の内シティキャンパス【てらこや】編集局
　　　　　　＜mailto:info@keiomcc.com ＞
 ■ 編集長：いぐさ
 ■ 発行　：株式会社 慶應学術事業会
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　　　　　　東京都千代田区丸の内2-5-2　三菱ビル10階
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    <title>目に見える議論―会議ファシリテーションの教科書</title>
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    <published>2008-08-19T03:55:18Z</published>
    <updated>2008-08-19T06:49:22Z</updated>
    
    <summary>はじめに いきなりですが質問です。あなたは、1週間にどのくらいの数の会議に参加し...</summary>
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    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.keiomcc.net/terakoya/">
        <![CDATA[<h4>はじめに</h4>

いきなりですが質問です。あなたは、1週間にどのくらいの数の会議に参加していますか？
3～4人でのちょっとした打合せも含めれば、少なくとも5回以上はあるのではないでしょうか。私が研修を担当したある企業では、「10人以上の正式な会議で週10回、打合せも含めると30回はくだらない」という方までいらっしゃいました。
これは極端な例かもしれませんが、我々が仕事にかける全工数の、かなりの割合を会議・打合せに費やしていることは、まぎれもない事実です。
ところが、それだけ工数をかけているにも関わらず、会議の現状に不満を感じている方が多いのもまた事実であり、個人の仕事へのモチベーションおよび企業活動全体に、こうした「不満を感じる会議」が、少なからず悪影響を及ぼしています。
しかしながら、ここではそうした会議の問題点にスポットを当てるのではなく、もう少しポジティブに考えてみたいと思います。
]]>
        <![CDATA[さて、あなたが今まで主催または参加した会議で、「今日の会議は良かった！」と言えるものを思い出してみてください（「ひとつもない」）という方もいらっしゃるかもしれませんが）。そして、その会議のどこに満足したのか、その具体的な部分を考えてみてください。
「思ってもみなかった良いアイデア（や問題の解決策）が出た」という、『会議の成果』に満足した方もいらっしゃるでしょう。また、「言いたいことが言えた」「楽しく議論できた」という、『会議のプロセス』に満足した方もいらっしゃるはずです。（「時間通りに終わったこと」にささやかな満足を感じた方もいらっしゃるかもしれませんね（笑））

そう、会議の満足には、その『成果』と『プロセス』という2つの要素が存在するのです。そしてこの2つを同時に満足させてこそ、本当に良い会議と言えるのです。
では、どうやって会議の『成果』と『プロセス』の両方を満足させるのか。私は、そのポイントは《触発》だと考えます。

誰かの意見に、「なるほど！　とすると…」と触発されて、新たな意見を思いつく。そしてその思いついた意見にまた誰かが触発されて…これが触発の連鎖であり、いわゆる「議論が盛り上がっている」状態です。そして触発の連鎖は、その結果として「ひとりでは考えつかなかったアイデアや問題解決策」を生みだします。これこそ「三人寄れば文殊の知恵」です。
まさに触発こそが、盛り上がった議論による「会議のプロセスへの満足」と、三人寄れば文殊の知恵による「会議の成果への満足」の両立を実現するのです。
本書では、《触発》を会議の中で行うためのツールやテクニックを、“目に見える議論”というコンセプトで解説していきます。まず第1章では会議の本来の役割と現状を再認識し、「目に見える議論」の必要性を理解します。そして第2章以降で、会議の「準備→運営→評価・改善」というサイクル別に、明日から使える具体的なツールとテクニックを学んでいきます。
まずはどれかひとつでも構いません。「ああこれなら自分でもできそうだ」というものから実践してみてください。あなたが主催／参加している会議で、「今日は楽しかった！（プロセスへの満足）」「いい案ができたねえ（成果への満足）」という声が聞こえてくるように、明日から少しずつ自らの行動を変えていきましょう！


<h4>1.“会議”の本質と現実</h4>

<strong>会議は“コラボレーションの場”</strong>

会議の成果とプロセス、この両方を満足させるための必要条件が《触発》です。
触発の連鎖によって、「ワイワイと活発に議論しながら、ひとりでは出せなかった良い結論にたどりつく」。これが会議の目指すべき姿、理想型と言えるでしょう。
つまり、<strong>本来会議とは“コラボレーション（共同作業で意外な成果を生むこと）の場”</strong>なのです。
「三人寄れば文殊の知恵」ということわざの通り、ひとりひとりの力は小さくても、みんなの知恵を集めてそこから触発が生まれれば、思いもよらぬアイデアや解決策が出ることも多いのです。（私自身は、コラボレーションとは「複数人の凡人でひとりの天才に勝つこと」と考えています）
このコラボレーションこそが会議開催の第一義であり、よって“仕事を効果的に行う”ツールとして、会議は位置づけられます。
しかし、我々の周りの会議が、本当に“コラボレーションの場”になっているかいうと、残念ながらそうではありません。
組織のヒエラルキーのため、言いたいことが言えなかったり、結局は声の大きい人の意見が通ってしまったり、という状況は多く目にしますし、逆に不用意に発言して自分の仕事を増やすのが嫌で、皆が沈黙している場合もあります。これでは会議のプロセスに満足できるわけもありません。
また、そういう状況では今までにない面白いアイデアなどは生まれませんし、顔色をうかがいながらの会議では、どうにでも都合良く解釈できる“玉虫色の結論”も出してしまいがちです。これでは、会議の成果にも満足できなくてあたりまえなのです。

<strong>会議は“時間節約の仕組み”</strong>

会議を開く目的の第1番目は、「三人寄れば文殊の知恵」、つまりコラボレーションですが、仕事の生産性を高めるためには、こうした「仕事を効果的に行う」ことと併せて、「仕事を効率的に行う」ことが重要です。
たとえば【情報共有会議】は、なぜ会議という形を取るのかといえば、「一度に多くの人に（から）情報を伝える（得る）ため」であり、会議の方が効率的だからです。
また、プロジェクトのスタート時に行う【キックオフ・ミーティング】も、「メンバー同士がうち解けるまでの時間を短縮する」ために、全員が顔を合わせる“会議”という形態を取っています。
つまり、<strong>本来会議とは“時間節約の仕組み”</strong>でもあるのです。
関係者をひとりひとり訪ねて、相談や根回しを行うのは時間がかかりすぎる。だから「一度で済ませる」ために全員に集まってもらい、会議を開くわけです。
しかし主催者側は一度で済ませられても、参加者（呼ばれた側）にとっては、自分の大切な時間を使うということは個々の相談でも会議でも変わりません。誰かひとりの効率化のために、全体が非効率になっては本末転倒のはずですが、さて、あなたの開こうとしている会議、またあなたが呼ばれた会議は、本当に全体の効率化に寄与していると言えるでしょうか。
また、時間の節約が会議の2番目の目的だとしたら、その会議で時間の浪費を行うことはタブーのはずです。しかしそれでも「論点が迷走してどうどう巡り」や「脱線ばかりでなかなか進まない」また「ダラダラ進んで、結局時間切れで次回に持ち越し」などが、会議の日常茶飯事になっているのはなぜなのでしょうか。

<strong>会議とファシリテーター</strong>

会議は『コラボレーションの場：効果』『時間節約の仕組み：効率』という2つの意味を有しますが、その実態は先に述べたように残念な状況です。そしてその原因のかなりの部分が、<strong>「会議のプロが少なすぎる」</strong>という事実で説明できます。
我々は仕事をしている以上、業界や職種という2つのプロとしての顔を当然のように持っています。しかし、《はじめに》でも述べたように、会議に多大な工数を割いている我々の中で、自分は『会議のプロ』だと胸を張れる人がどれだけいるでしょう。
この本来我々が3つ目に持っているはずの、『会議のプロ』としての顔が無いというのは、はっきり言って問題です。しかし、景気が右肩上がりの時代には、我々はこの問題を過小評価していました。それが“コラボレーション”や“スピード経営”が重視される時代になり、問題として顕在化してきたのです。
そこで今注目されているのが、“ファシリテーション”のスキルであり、そのスキルを使って<strong>効果的・効率的に議論させる、会議のプロとしての“ファシリテーター”</strong>です。
“ファシリテーション”とは“支援・促進”を意味し、その活用領域は会議だけではありませんが、ビジネス現場でのファシリテーター活躍の場は、やはり会議室が中心です。ですからファシリテーターとは、『会議を効果的・効率的にするために、参加者の思考とコミュニケーションを支援・促進する人』、抽象的かつ平易に表現すれば、『会議のスーパー司会者』と考えてよいでしょう。
そして、会議のプロであるファシリテーターが行うべき、<strong>「会議をより良いものに変革する」ためのポイントが、『目に見える議論』の実現</strong>なのです。


<h4>2.『目に見える議論』の概要</h4>

<strong>『目に見える議論』の必要性</strong>

私は、効果的・効率的な会議ができないのは、議論の<strong>『見える化』</strong>ができていないことに大きな原因があると考えています。
つまり<strong>論旨（真に言いたいこと）や論点（議論すべきことがら）、論脈（議論の流れや進め方）</strong>が、「書かれていない」ため、「頭の中でだけ考える」「空中戦で議論する」ことになり、結果的にせっかく出た重要なキーワードを忘れたり、考えるべきポイントにモレが出て、活発かつ有意義な議論にならないのです。これでは効果的な会議になるはずもありません。
また、論旨・論点・論脈が可視化されていないと、発言の誤解や無用の脱線、論点の迷走などがおこりやすくなり、効率的な会議も阻害してしまいます。
そしてこの『目に見える議論』は、会議の最中、つまり会議の運営時だけできていれば良いというわけではありません。
議論の『見える化』といえば、ホワイトボード等の活用、いわゆる“ファシリテーション・グラフィック”を思い浮かべる方も多いでしょう。
確かにファシリテーション・グラフィックは、触発的な議論で会議を効果的に進めるとともに、論点の迷走などを防いで会議を効率的に進める、会議運営上必須のツールです。
しかし、会議とは運営のフェーズのみで構成されるものではありません。ファシリテーション・グラフィックにしても、「何をどう使うべきか」を事前に考えておく必要がありますし、会議が終わった後に、「うまく使えたかどうか」を振り返ることで、次の会議をより良いものにしていけるはずです。
本来<strong>会議とは、事前準備・運営・評価・改善という4つのフェーズで構成されており、その全てで『見える化』が必要</strong>なのです。

<p class="detail">2008年8月に出版された『<a href="http://pt.afl.rakuten.co.jp/c/01272a43.86f206a3/?url=http://item.rakuten.co.jp/book/5786863/">目に見える議論―会議ファシリテーションの教科書</a>』の「はじめに」および第1章より著者および出版社の許可を得て転載。無断転載を禁ずる。</p>
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    <title>福岡伸一「生命観を問い直す～機械論から動的平衡へ～」</title>
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    <published>2008-08-19T03:38:15Z</published>
    <updated>2008-08-19T06:44:53Z</updated>
    
    <summary><![CDATA[福岡伸一　青山学院大学理工学部 教授、分子生物学者　&gt;&gt;講師紹介 講...]]></summary>
    <author>
        <name>imai</name>
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            <category term="015夕学だより" />
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.keiomcc.net/terakoya/">
        <![CDATA[<p class="detail"><strong>福岡伸一</strong>　青山学院大学理工学部 教授、分子生物学者　<a href="https://www.sekigaku.net/member/detail.asp?NO=1&amp;ID=419">&gt;&gt;講師紹介</a><br>
講演日時：2008年6月27日（金） PM6:30-PM8:30</p>

福岡氏が昨年上梓された『<a href="http://pt.afl.rakuten.co.jp/c/01272a43.86f206a3/?url=http://item.rakuten.co.jp/book/4399178/">生物と無生物のあいだ</a>』（講談社現代新書）は、50万部を超えるベストセラーとなりました。福岡氏によれば、それまで書いた本の出版部数を全部足して10をかけた数をはるかに上回る予想外の売れ行きだったそうです。福岡氏は、なぜこれだけの読者を獲得できたのかについては後付けの理由しか言えないけれども、やはり多くの人々が「生命とは何か」について知りたいと考えているからだろうとおっしゃっていました。

さて、福岡氏はまず、サブタイトルにもある「機械論」と「動的平衡」の違いを説明してくれました。生命を「機械」とみなす考え方はデカルトから始まっています。デカルトは、心臓は「ポンプ」、関節は「滑車」、肺は「フイゴ」のようなものと、生命現象を機械にたとえて説明しました。つまり、生命を様々な部品（パーツ）が集まってできている精巧な機械、あるいはプラモデルのようなものであるとする考え方、これが機械的な生命論です。この考え方は現在でも生命観の主流であり、体のパーツのどれかが具合が悪くなったら、例えば臓器移植をして取り替えるといった現代の医療行為や遺伝子組み換え技術の発展のベースにあります。
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        <![CDATA[その後、この機械的生命観がミクロレベルでも語られるようになったきっかけは、約50年前、ワトソン、クリック両科学者によるDNA の「二重らせん構造」の発見だそうです。福岡氏によれば、「二重らせん構造」で重要なのは「二重」である点です。一組のDNAは、衣服についている「ファスナー」のように、両側の凸凹がぴったり組み合わさるような対構造になっています。したがって、DNAを1本ずつに分けても、それぞれ対となっている側を簡単に複製することができます。つまり、DNAには自分を複製するメカニズムが埋め込まれているのです。以来、「生命」とは「自己複製をすることができる機械」という考え方が確立したのだそうです。

しかし、果たして生命を「機械とみなしていいのか」という問いかけも一方でありました。そこで、福岡氏が示してくれたのが機械論とは異なる考え方である「動的平衡論」です。これは福岡氏自身が、20世紀最大の生命科学者と認めているルドルフ・シェーンハイマーが提唱したものだそうです。シェーンハイマーは、体の中に入った食べ物がどのようにとりこまれるのかを調べるため、ねずみを使って実験しました。食べ物の分子に色をつけ、細胞レベルでその動きを調べたところ、摂取した食べ物は体のあらゆる場所にとけこんで一部となっていくことが確かめられました。ところが、ねずみの体重は増加することはなかったのです。この実験が示唆していたことは、細胞の分子がたえまなく新しいものに入れ替わっているという事実でした。摂取された食べ物は生命活動を支えるエネルギー、いわばガソリンとして利用されるだけではなかったのです。

また、細胞の分子と分子はジグソーパズルのようにパートナーとなる隣り合わせのピースとのすき間をつくることなく埋めていくことが研究でわかっていました。その関係は相補性と呼ばれます。
生命は、常に構成と分解を繰り返しながら、相補性という一定の秩序を維持しており、いわば、常に新しい水が流れ続けている「川」のようなものである、これが「動的平衡」の考え方です。

機械のように頑丈に作られたものは、時が経つにつれ古くなっていきます。このある秩序が徐々に無秩序化していく変化はエントロピーの法則と呼ばれ、なにものも逆らうことはできません。
そこで、福岡氏の言葉によれば、生命は、あえて自らを「ヤワヤワ・ユルユル」な状態にしておき、自ら古いものを分解し、新しいものに入れ替え続けることによって命の火を灯し続けているというのです。福岡氏によれば、「舌」の細胞の分子はわずか数時間で新しいものと入れ替わっているそうですし、一見変わらないように見える、「骨」や「歯」といったものでさえ、数ヶ月で新しくなっています。しばらく会わなかった友人に久しぶりに会った時、私たちはよく「お変わりありませんね！」と声をかけますが、福岡氏に言わせると、分子レベルでは「お変わりありまくり」なのです。

続いて、福岡氏は「部分」に捉われ過ぎてしまうことの問題について話を展開しました。私たち生物は、様々な現象の中から、一定の法則やパターンを見つけ出す能力、すなわち「象徴抽出能力」を持っています。これは、生きていく上で大変役に立つ能力ではあるのですが、逆に自分が抽出した法則やパターンに縛られ、虚心坦懐にものごとを見ることができなくなります。つまり、目に見える範囲、理解できる範囲だけでものごとを決定しがちになってしまうのです。

福岡氏は、こうした能力が招いた好ましくない結果の例として、ご自身が長年研究されてきた「狂牛病」を取り上げました。狂牛病とは、文字通り、牛が狂ったような奇怪な動きをしたり、歩けなくなって最後は死に至る奇病です。この奇病の発生は、本来、羊だけに見られた「スクレイピー病」の病原菌が、種の壁を越えて牛に感染してしまった結果でした。

狂牛病に罹った牛は、1985年、英国で初めて発見されました。それまで全く起きていなかった病気がなぜ突然発生したのでしょうか。様々な原因が考えられましたが、結局、乳牛に与える「エサ」に問題があったことがわかりました。改めて言うまでもなく、牛は草食動物です。しかし、農作地に乏しい英国では、乳牛を育てるだけの十分な穀物がありません。かといって輸入穀物を使うのは割高でした。そこで、死んだ家畜などを原材料に作られた安いエサを乳牛に与えるようになりました。これがいわゆる「肉骨粉」です。牛に肉骨粉を与えるということは、草食動物を肉食動物に変えてしまうことです。そもそも、動物の種がそれぞれ異なる食べ物を摂取するのは、生態系全体を維持するための巧妙なすみわけです。これを目先の畜産効率アップという部分だけしか見ずに、人間の都合で勝手に変えてしまったのが事の発端だったのだそうです。

狂牛病の第一号が発生したのは1985年近辺です。肉骨粉のエサが与えられ始めたのは1920年代からでしたが、発生の直接の原因となる変化は1980年の石油の高騰により起きました。それは、肉骨粉の製造業者が、燃料費の高騰による製造費用を引き下げるため、従来の製造工程を簡略化し、十分な殺菌を行わないものにしたのです。このため、スクレイピー病で死んだ羊の病原菌が死滅しないままエサとなって流通し、このエサを牛が食べたことによってついに「狂牛病」が潜伏期間の5年を経て発生してしまったのです。この時点でもやはり、製造業者の生産効率という部分にだけ捉われ、それがどのような波及効果をもたらすかについての考えが抜けていたというわけです。

福岡氏は、狂牛病の例を通じて、ある特定の部分だけでものごとを考え、決定してしまうことの危険性を示してくれました。それは、切り取ったものから見ると全体像を見失う。部分のロジックのみで考えてしまう危険性があるということです。
動的平衡においては、部分は幻想であるということであります。
モナリザの絵であっても、それを何等分かに分けたパーツのみの情報からは全体を想像することはできません。世界に「部分」はないのです。
地球生命38億年の生命現象はたえまのない流れであり、すべてはつながっている。秩序は相補性により保たれていると、福岡氏はこのように考えています。

<p class="detail">主要著書<br>『<a href="http://pt.afl.rakuten.co.jp/c/01272a43.86f206a3/?url=http://item.rakuten.co.jp/book/1742701/">もう牛を食べても安心か</a>』文藝春秋（文春新書）、2004年<br />『<a href="http://pt.afl.rakuten.co.jp/c/01272a43.86f206a3/?url=http://item.rakuten.co.jp/book/3686088/">プリオン説はほんとうか？</a>』講談社（ブルーバックス）、2005年<br />『<a href="http://pt.afl.rakuten.co.jp/c/01272a43.86f206a3/?url=http://item.rakuten.co.jp/book/4054023/">ロハスの思考</a>』木楽舎（ソトコト新書）、2006年<br />『<a href="http://pt.afl.rakuten.co.jp/c/01272a43.86f206a3/?url=http://item.rakuten.co.jp/book/4399178/">生物と無生物のあいだ</a>』講談社（講談社現代新書）、2007年</p>
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    <title>日常を輝かせる力―漫画『サザエさん』を通して</title>
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    <published>2008-08-19T02:18:37Z</published>
    <updated>2008-08-19T06:45:18Z</updated>
    
    <summary>「サザエさん」と言えば、テレビアニメだろうか。 今年は放送40周年。 みんなが唄...</summary>
    <author>
        <name>imai</name>
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            <category term="020今月の“1冊”" />
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.keiomcc.net/terakoya/">
        「サザエさん」と言えば、テレビアニメだろうか。
今年は放送40周年。
みんなが唄えるあの歌や、耳慣れた声優の声。思わず反応してしまう、番組終わりのサザエさんじゃんけん。
一時は病名にまでなった、日曜夜の風物詩だ。

でも今回取り上げたいのは、漫画『サザエさん』。
あの、「4コマ」という小さな世界で縦横無尽に繰り広げられるドラマ、これが『サザエさん』の神髄だ。テレビだけではもったいない。

漫画『サザエさん』は、1946年4月に、作者長谷川町子が26歳で福岡の地方新聞夕刊フクニチに連載を開始してから、1974年2月に54歳で朝日新聞を休載、そのまま連載終了するまで、通算6477回、断続的に新聞や雑誌の4コマ漫画として掲載され、老若男女に支持され続けた。
6477回！たった一人の女性が、細腕ひとつで、なんとたくさんの作品を世に送り出したのだろう。そしてその作品の魅力は今も色あせることがない。

        <![CDATA[<h4>サザエさんの制約</h4>

『サザエさん』は、非常に大きな制約下にあった。つまり、「4コマでなければならない」「全国紙の朝刊に連載されるに耐える」「おもしろくなければならない」、この三点のいずれを欠くことも許されない、松岡正剛氏の編集稽古風に言えば「三位一体型」の上に成り立っている。

「4コマ」「全国紙朝刊」は、言わずと知れたことである。『長谷川町子思い出記念館』に収められた、同じく新聞の連載漫画を執筆した漫画家との対談では、口々に「ページ数の多い連載のほうがどれだけ楽か」と言われている。・・・とここだけ抜粋すると極端に響いてしまうが、つまりこういうことだ。4コマ漫画は、4コマで完結してしまう。続きはない。毎日毎日、まったく新しい物語を4コマで語らなければならないのだ。朝日新聞の記者曰く、「『サザエさん』を新聞に連載することは、毎日、読みきりの連載小説を創作する作業を続けることだったと言っていい。」（『長谷川町子思い出記念館』より）。その重圧は、他の比ではない。

「全国紙朝刊」であることの制約とはなにか。
それは読者層が広いということだ。全国数百万人、老若男女、大人から子供までみんなが読んでいる。子供は新聞なぞ読まないが、4コマ漫画だけはチェックするものだ。
すると、制約は自ずとみえてくる。大人が子供に見せたくないものは、描くことができなくなるのだ。長谷川町子さんには日に数十通の手紙が読者から届いた。中には親の立場から、「子供が真似するからやめてくれ」という訴えも数あったという。カツオがちょっとタンスの中に隠れる。そんなシーンも、万が一子どもが真似をすることを考えると、描くことを控えざるを得なかった。「当たりさわりがなくて、ちゃんとした存在価値のあるもの」（『長谷川町子思い出記念館』より）を描く苦労がどれほどのものかは、想像に難くない。

3点目は。
「おもしろくなければならない」、これは、3点の中で最も重要で、そして他2点が外的な制約であることに対し、長谷川町子さん本人の内から出るものだった。
第二十一回文藝春秋漫画賞（受賞者；手塚治虫、秋竜山）の選評にこんなコメントを寄せている。

　「漫画の神髄は、劇画形式ではなく、あくまで一コマまたは四コマで勝負するものだと思います。そして漫画はおかしいことが絶対条件です。
　底抜けに明るい、面白おかしい漫画が生まれることを期待しているのは、私ばかりでなく、不安な社会に生きている皆の願いなのです」

サザエさんの存在意義を正面から捉え、大きな、大きなプレッシャーを自分自身にかけていた、そのプロ意識がひしひしと伝わってくる一文である。この思いを足場に、6477回を描き続けた。これは、長谷川町子さんにしかできない、大いなる偉業であった。

<h4>サザエさんの魅力</h4>

底抜けに明るい、面白おかしい漫画が待たれている。その期待に見事に応えた『サザエさん』を、実際に読んで欲しい。

電車にのればあの4コマ。お風呂に入ればあの4コマ。畳を見れば、熱いラーメンどんぶりを持てば、お医者に行けば、我が父を見れば、、、と挙げたらキリがないくらい、日常生活のあちらこちらで、いくらでもサザエさんの4コマが思い出されてくる。
そのくらいサザエさんの話題は、庶民の日常生活に深く根付いている。作者本人が目指していた「小市民のつつましやかな家庭の、そしてその時代の生活を描いていきたい」（『長谷川町子思い出記念館』より）という思いは確かに果たされている。
この点に関しては、よい副読本がある。

『<a href="http://pt.afl.rakuten.co.jp/c/01272a43.86f206a3/?url=http://item.rakuten.co.jp/book/3698662/">サザエさんをさがして</a>』
『<a href="http://pt.afl.rakuten.co.jp/c/01272a43.86f206a3/?url=http://item.rakuten.co.jp/book/4227207/">サザエさんをさがして（その2）</a>』
『<a href="http://pt.afl.rakuten.co.jp/c/01272a43.86f206a3/?url=http://item.rakuten.co.jp/book/5068949/">またまたサザエさんをさがして</a>』

サザエさんの4コマに取り上げられる話題が、よく世相を反映していたことが解説されている。ちょっと漫画をみただけではピンとこなかったこともここで解決できる。
豆腐屋さんにボウルを持って走る姿、氷を塊で買うこと、「くずやお払い」の言葉、どれも今ではもう見聞きする機会のないことばかりだ。

それから、「手書き」であること。これも重要なポイントだ。
手書きの手紙を受け取ることも減った昨今、手書きの文字は、4コマ漫画の専売特許だ。
サザエさんには一切活字がない。すべて手書きで、だから文字も決して多くない。手書きの文字ならではの、他では得られない温かさと柔らかさと、そして強さがある。頭や心のリハビリに、疲れた時に、ぴったりだ。

<h4>日常を輝かせる力</h4>

サザエさんの4コマに癒されたら、きっと誰もが思う。サザエさんに描かれる日常はなぜこんなにおもしろいのか。自分の生きている毎日と何が違う？
そして同時に気付く。サザエさんの話には、何も特別なことはない。ただ、それに「目がいくかどうか」だけなのだ。

長谷川町子という人は、卓越した観察眼と、それを4コマに編集してみせるセンスを持っていたのだろう。4コマに編集する力は望むべくもない、だけど、この観察眼は欲しい。日常を輝かせる観察力、これはどこから来るのだろう。

このことを考えながら、慶應MCCの講師の先生や受講生の方々と日々を過ごす中で、これだ！という気付きがあった。
それは好奇心。「飽くなき好奇心」だ。
無論、作家として、プロとして、締め切りまでに納得のいく4コマを生み出すためには、時にひらめきに頼らずに考え抜くこともあったはずだ。だが、全ての土台には「好奇心」があったはずだ。好奇心は、ものの見方をあらゆる方向に展開する。そしてどんな小さなことも見逃さない。サザエさんの根底には、それがある。
慶應MCCに来られる講師の先生方は、「新たに知ること」の前に万人は平等であることを背中で教えてくださる。慶應MCCに来られる受講生のみなさんは、好奇心に満ちた人生の豊かであることを、全身で表現しておられる。サザエさんを生み育んだものは、作者長谷川町子の好奇心にあふれる精神であったと、今は確信を持って思う。

1969年フジテレビで放映開始、いま桜新町の<a href="http://www.hasegawamachiko.jp/">長谷川町子美術館</a>では、テレビ放送開始40周年を祝う展示がされている（～8/31）。
さっそく行ってみたところ、磯野家の家屋の模型や古い台本、漫画の直筆原稿など、小さな美術館ながらも見どころ満載であった。テレビのシナリオには、あの三谷幸喜のものまであって驚いた。
売店のグッズもファンにはたまらない。漫画（取り扱いは限られているようだが）、書籍、ノベルティグッズもたくさんならんでいる。
迷いに迷った挙句、サザエさんとカツオやワカメが描かれたハンカチを買ってみた（かわいい！）。このハンカチを手に、毎日を好奇心に満ち満ちて生きたいと、そう誓う夏である。


（松江妙子）

<p><br />
<p class="detail">『<a href="http://pt.afl.rakuten.co.jp/c/01272a43.86f206a3/?url=http://item.rakuten.co.jp/book/1357722/">長谷川町子思い出記念館</a>』（長谷川町子著、朝日文庫）<br />
『<a href="http://pt.afl.rakuten.co.jp/c/01272a43.86f206a3/?url=http://item.rakuten.co.jp/book/3698662/">サザエさんをさがして</a>』（朝日新聞be編集グループ・編、朝日新聞出版）<br />
『<a href="http://pt.afl.rakuten.co.jp/c/01272a43.86f206a3/?url=http://item.rakuten.co.jp/book/4227207/">サザエさんをさがして（その2）</a>』朝日新聞be編集グループ・編、朝日新聞出版

</p></p>
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    <title>慶應MCC講座受講とそれから</title>
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    <published>2008-08-19T01:59:00Z</published>
    <updated>2008-08-19T06:46:29Z</updated>
    
    <summary>藤田日出生東洋電機株式会社　機器事業部　開発部長 　昨年、「MOT―技術マネジメ...</summary>
    <author>
        <name>imai</name>
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            <category term="025Learners&apos; 交歓広場" />
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.keiomcc.net/terakoya/">
        <![CDATA[<p class="detail"><strong>藤田日出生</strong><br>東洋電機株式会社　機器事業部　開発部長</p>

　昨年、「MOT―技術マネジメントと経営戦略の融合」を受講しました。
以前は経営戦略については深く考えたこともありませんでしたし、慶應MCCのことも、当社の現社長からの薦めで始めて知りました。「技術マネジメント」の言葉に技術屋としての興味がそそられましたが、受講するまでは受身の姿勢でした。また、多くの方が自費受講であることにも驚かされました。今まで経験したことのないケースメソッドにも、その中での受講者の積極的な姿勢にも、別世界に来ているようでした。ケースメソッドに慣れてくるに従い、そのテーマが当社の抱えている課題とほとんどが一致し、探していた解決策が見つかるような気がして、自然にその世界に入り込んでいきました。
]]>
        <![CDATA[　今村先生の「新規事業創出の技術マネジメント」のセッションでのことが思い出されます。先生の著書「<a href="http://pt.afl.rakuten.co.jp/c/01272a43.86f206a3/?url=http://item.rakuten.co.jp/book/3650422/">ガツンと事業をつくれ！―花王で学んだ研究開発精神</a>」を読んで、感じたことや意見、質問を先生に提出する課題がありました。その時に提出した文章を読み返すと、その本の中で最も印象に残っている言葉として次の二つの文章をあげています。

<ol>
<li>「イノベーションを狙った商品開発をする文化やDNAと研究開発、技術開発を大切に育んでいけば、無限の可能性を秘めているのである。」<br />
そんな文化が当社にあるのかな？自分には？との問いかけと共に、創業60年にもなる当社には、先輩から受け継がれたDNAが、きっとあるはずだ、自分の中にも、それを文化まで高めて行く使命が自分にあるのではとの想いがこみ上げていました。</li>
<li>「結局、一人の研究者の商品にかける思いとそれを持ち続ける力が、革新的商品の開発を実現し、大きな競争力をもたらす源泉なのである」<br />
プロジェクトXの世界ですね、本当にそう思います。思いを持ち続け諦めてはいけないことが、受講後のそれからの一年の間に少なからず体験しています。
</li></ol>

　上記の言葉が印象に残ったのは、その当時、お客様から得た情報（特に困っている内容）の中から新規事業に結びつくような研究開発テーマを抱えていたからです。そのテーマについて詳しくお話することはできませんが、社会的に非常に話題になっていた問題で、少しでも早く商品化できれば、社会にも貢献が出来るものです。

　開発部内での検討、顧問の大学の先生のアドバイス等もあり、技術的には実現の可能性が十分にあると考えていたものですから、先生の著書を読みながら、気分的には非常に高揚していたことを思い出します。
　研究開発内容が、当社の各事業部に関連する技術があり、それぞれの得意分野を受け持ち、商品化が可能と考えていました。この開発を進める上でのアドバイスを今村先生にお願いしたところ、下記のアドバイスを頂きました。

<ol>
<li>言いだしっぺに必要関連部門と関係技術者、予算を与え、全権限を委譲して開発させるのみ。（ミドルアップダウンマネジメント）</li>
<li>但し、経営トップはビジネスが成功する潜在顧客が新しい価値を持つ新製品であると認める開発目標をより具体的に明示する。　定期的に開発の進捗、問題、対応を議論し開発を推進させる。</li>
<li>必要な知識と資産を持っていなければ外部技術資産の活用を積極的に実施する。</li>
</ol>

　それから一年が経過しました。
　今村先生のアドバイスの順番にその結果を報告します。

<ol>
<li>社内で今年の春に発足した、事業構造再構築プロジェクトの最終報告に、上記の研究開発テーマを新規製品の開拓分野の最優先テーマとする様、提言がされました。研究開発企画を作成し、本格的に研究開発を行なう準備をしています。ミドルアップダウンマネジメントの体制で臨めそうです。</li>
<li>経営トップ、現社長は慶應MCCの非常に熱心な受講生の一人です。心配していません。本年度から全社開発会議のリーダーを自ら務めています。</li>
<li>知財戦略について外部コンサルタントの力を借りてアドバイスをもらっています。先行特許の調査はほぼ完了し、出願内容について弁理士さんと打ち合わせを行なっている段階です。技術的な資産の活用は顧問の大学の先生他、今回の研究開発テーマにより専門的なアドバイス、理論解析をおこなって頂ける先生に巡り会えています。</li>
</ol>

　そしてこれから、
　今までも、紆余曲折があり、一時は諦めかけた時期もありましたが、社内の担当、協力会社、お客様、その他　関連する方々のおかげでやっとここまで来ました。商品化まではなお一層の困難もあると思いますが、やるべきことをやって、その後は今までのように「ハップンスタンス」で乗り切っていこうと思っています。
]]>
    </content>
</entry>
<entry>
    <title>メールマガジン　Vol.65</title>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="http://www.keiomcc.net/terakoya/2008/07/magvol65.html" />
    <link rel="service.edit" type="application/atom+xml" href="http://www.keiomcc.net/cgi-bin/mt/mt-atom.cgi/weblog/blog_id=6/entry_id=1161" title="メールマガジン　Vol.65" />
    <id>tag:www.keiomcc.net,2008:/terakoya//6.1161</id>
    
    <published>2008-07-08T03:44:55Z</published>
    <updated>2008-08-19T01:35:09Z</updated>
    
    <summary>・‥‥……━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━……‥‥・ ≫≫≫≫≫≫　...</summary>
    <author>
        <name>imai</name>
        <uri>http://www.keiomcc.com/</uri>
    </author>
            <category term="000メールマガジン" />
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.keiomcc.net/terakoya/">
        <![CDATA[・‥‥……━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━……‥‥・
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　　　　　　　　　　　　　　　Vol.65 [2008/7/8]
・‥‥……━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━……‥‥・
─────────────────────────────────
★┐INDEX
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　│1. ピックアップレポート「新時代において変革を先導しうるビジネス
　│　　リーダーの輩出―慶應義塾大学大学院経営管理研究科のご紹介―」
　│2. 夕学だより　「京都花街の経営学～350年の伝統に学ぶ経営の極意～」
　│3. 今月の“１冊”　「トンカチと花将軍」　
　│4. ファカルティズ・コラム「“評価”の本質」ほか
　│5. 慶應インフォメーション
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慶應MCC通信【てらこや】編集局 の いぐさ です。

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慶應MCC通信【てらこや】は、月1回（毎月第2火曜日を予定）「学び」
を改めて見直すきっかけとなるようなさまざまな情報の提供を目的に、
発行しています。これから、どうぞよろしくお願いします。

今後配信を希望されない場合は、末尾のURLより配信停止のお手続きを
お願いいたします。

昨日は、七夕でした。近くの保育園には、こどもたちの小さなお願い事
が込められたたくさんの短冊がつけられた笹飾りが飾られていました。
その前を通るたびに、「ささのは さらさら のきばに ゆれる」と、思わ
ず口ずさみ、懐かしく、穏やかな気持ちになります。昨晩は、残念なが
ら曇り空で、きれいな星空を眺めることはできませんでしたが、洞爺湖
サミット開幕にあわせて全国7万6000カ所で「七夕ライトダウン」が行わ
れ、地球温暖化防止を考える新たなイベントで七夕の夜を盛り上げてい
ました。

さて、今月号の「ピックアップレポート」は、日本最初の2年制MBAコー
スを設置し、慶應義塾建学以来の実学の精神のもと、常に時代に応じた
ビジネスリーダーの育成に努めてきた、慶應義塾大学大学院経営管理研
究科のご紹介です。

「夕学だより」は、京都女子大学現代社会学部 西尾久美子准教授の講演
「京都花街の経営学～350年の伝統に学ぶ経営の極意～」の受講レポート
です。350年以上も受け継がれてきた花街の伝統、文化、しくみを、経営
学的視点から紐解いた興味深い講演です。

「今月の“1冊”」は、『トンカチと花将軍』を取り上げました。1971年
の出版以来30年以上も読み継がれている童話です。ユニークな人と動物が
織りなす奇想天外のストーリーの中に、心に響くメッセージが込められた
1冊です。

「ファカルティズ・コラム」は、「“評価”の本質」「無駄な会議が多
い意外な理由」「心に届くタイミング」などの記事をご紹介しています。


では、さっそく Vol.65をお届けいたします！
ぜひ、ご一読ください！


┌─┐━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
│１│ ピックアップレポート ―ビジネスに効く「知」のサプリメント―
└─┘………………………………………………………………………………
第65回「新時代において変革を先導しうるビジネスリーダーの輩出
　　　　―慶應義塾大学大学院経営管理研究科のご紹介―」
　　　　慶應義塾大学大学院経営管理研究科
─────────────────────────────────

１．経営管理研究科の特徴

慶應義塾大学大学院経営管理研究科は、1978年に、それまでの慶應義塾
大学ビジネス・スクールの1年制課程を発展的に解消し、わが国最初の
2年制MBAコース（大学院修士課程）として設立され、さらに1991年には、
経営に関する研究教育者養成を目的とした博士課程を併設し、今日に至
っています。

経営管理研究科のMBAコースは、慶應義塾建学以来の実学の精神のもと、
それぞれの時代に応じた、ビジネスリーダーの育成に努めてきました。

そして、いまわが国は、戦後の高度経済成長、安定経済成長、バブル経
済崩壊後の経済停滞を経て、新たな成長のためのビジネスモデルやマネ
ジメント・スタイルを確立する時期に至っています。そこでは、経済の
グローバル化や情報通信技術の飛躍的な発展はいうに及ばず、人々の価
値観や規制環境などのめまぐるしい環境変化のなかで、専門的マネジメ
ント能力の重要性はますます高まっているものと思われます。

そうしたなか、経営管理研究科では、「新時代において変革を先導しう
るビジネスリーダーの輩出」という教育目標を掲げています。


▼ 続き（全文）はこちらから
　　<a href="http://www.keiomcc.net/terakoya/2008/07/report65.html">http://www.keiomcc.net/terakoya/2008/07/report65.html</a>


┌─┐━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
│２│ 夕学だより ―時代の“潮流と深層”を読み解く―
└─┘………………………………………………………………………………
「京都花街の経営学～350年の伝統に学ぶ経営の極意～」
【講師】西尾 久美子（京都女子大学現代社会学部 准教授）
【日時】2008年6月16日（月） 18:30-20:30
─────────────────────────────────

西尾氏は、大学院（経営学専攻）の博士論文のテーマとして「京都花街」
を選び、足掛け5年をかけて論文を完成されています。生粋の京都人とは
いえ、一般にはあまり知られていない花街の仕組みを調べることには、
相当苦労されたそうです。

しかし、西尾氏の研究は、苦労されただけの価値のある素晴らしいもの
です。西尾氏の柔らかな京ことばでわかりやすく説明していただいた京
都花街の巧妙な仕組みには驚きと感心の連続でした。

西尾氏はまず、「京都花街」、および「芸舞妓」についての基本的な知
識を授けてくれました。

京都には、次の5つの花街（「はなまち」、または「かがい」とも読む）
があります。


▼ 続き（全文）はこちらから
　　<a href="http://www.keiomcc.net/terakoya/2008/07/sekigaku65.html">http://www.keiomcc.net/terakoya/2008/07/sekigaku65.html</a>


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│３│ 今月の“１冊” ―慶應MCCスタッフからのおすすめ―
└─┘………………………………………………………………………………
『トンカチと花将軍』
　著者：舟崎 克彦、舟崎 靖子；出版社：福音館書店；発行年月：2002年6月
　ISBN：9784834018110；本体価格：600円(税込630 円)
─────────────────────────────────

数年前まで、夏、冬の長い休みの前には、子供たちに本を買い与えてい
た。残念ながら私のセレクトは彼女たちにはあまり評判がよろしくなか
った。子供の頃の私が夢中で呼んだ戸川幸夫や椋鳩十の動物小説はうけ
が悪く、これも私の好みだった偉人伝記モノにも関心が薄かった。『フ
ランダースの犬』や『小公女』などは「可哀想で読んでいられない」と
訴えてきたものだ。

そんな中で、長女、次女ともにいたく気にいったのが『トンカチと花将
軍』である。日本には稀なナンセンス・テールの傑作と言われているら
しい。

私がこの本を読んだのは、小学校4年生頃ではなかったか。ストーリー
はすっかり忘れてしまっていたが、夢中になって読んだ記憶だけが鮮や
かに残っている。

何年か前の夏に、書店の児童書コーナーで、この本を見つけた時、あの
時の懐かしい感動がよみがえり、買い求めた。


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┌─┐━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
│４│ファカルティズ・コラム ―ビジネス・スキルを高めるヒント集―
└─┘………………………………………………………………………………
慶應MCC専任講師のブログから記事をピックアップしてご紹介します。
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2008年5月16日　「理解力が足りない」ＶＳ「表現力が足りない」
　<a href="http://www.keiomcc.net/faculty-blog/2008/05/post_70.html">http://www.keiomcc.net/faculty-blog/2008/05/post_70.html</a>

2008年6月6日　“評価”の本質
　<a href="http://www.keiomcc.net/faculty-blog/2008/06/post_72.html">http://www.keiomcc.net/faculty-blog/2008/06/post_72.html</a>

2008年6月20日　ＳＧ法のススメ
　<a href="http://www.keiomcc.net/faculty-blog/2008/06/post_74.html">http://www.keiomcc.net/faculty-blog/2008/06/post_74.html</a>

2008年6月27日　無駄な会議が多い意外な理由
　<a href="http://www.keiomcc.net/faculty-blog/2008/06/post_75.html">http://www.keiomcc.net/faculty-blog/2008/06/post_75.html</a>

2008年7月4日　心に届くタイミング
　<a href="http://www.keiomcc.net/faculty-blog/2008/07/post_76.html">http://www.keiomcc.net/faculty-blog/2008/07/post_76.html</a>


▼ その他の記事もぜひこちらからご覧ください。
　　<a href="http://www.keiomcc.net/faculty-blog/">http://www.keiomcc.net/faculty-blog/</a>



┌─┐━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
│５│ 慶應インフォメーション ―「学び」のための慶應義塾関連情報―
└─┘………………………………………………………………………………
慶應義塾大学、およびその関連組織や団体による公開講座やセミナー等
の「学び」に関する情報、また慶應義塾関連の情報をお届けします。
詳細情報や問合せ先などは各Webサイトにてご確認ください。
─────────────────────────────────

◆慶應義塾大学アート・センター
　アート・アーカイヴ資料展III「1968――肉体の叛乱とその時代」
  <a href="http://www.art-c.keio.ac.jp/event/log/295.html">http://www.art-c.keio.ac.jp/event/log/295.html</a>
　◇日時：2008/7/12（土）～7/25（金）［日曜・祝日休］12:00-18:00
　◇会場：慶應義塾大学三田キャンパス 東館展示スペース
　◇入場：無料
　◇主催：慶應義塾大学デジタルアーカイヴ・リサーチセンター
      　　慶應義塾大学アート・センター
　

◆慶應義塾大学教養研究センター
　極東証券寄附講座「生命の教養学」一般公開ゼミ サイエンス・カフェ７
　「人間と宇宙のかかわり―ガリレオから400年―」
　<a href="http://www.hc.keio.ac.jp/lib-arts/">http://www.hc.keio.ac.jp/lib-arts/</a>
　◇日時：2008/7/12（土）14:00-16:00
　◇会場：慶應義塾大学 日吉キャンパス 来往舎「シンポジウムスペース」
　◇参加費：200円
　◇対象：小学生以上。事前申込み不要
　◇講師：表　實（慶應義塾大学商学部教授（物理学））


◆慶應義塾 創立150年記念事業室「復活！慶應義塾の名講義」シリーズ
　「経営学者が見たこの国の来し方、行く末」 
　<a href="http://keio150.jp/events/2008/20080719.html">http://keio150.jp/events/2008/20080719.html</a>
　◇日時：2008/7/19（土）15:00-16:30
　◇会場：慶應義塾大学 三田キャンパス 西校舎517番教室
　◇申込：不要、入場無料
　◇定員：200名
　◇講師：藤森三男（慶應義塾大学名誉教授（商学部））


◆慶應丸の内シティキャンパス開講プログラム　<a href="http://www.keiomcc.com/">http://www.keiomcc.com/</a>

『MOT　―技術立脚型経営を考える』
　<a href="http://www.keiomcc.com/program/kmot/">http://www.keiomcc.com/program/kmot/</a>
　2008/8/25-8/29　全5回　講師：許斐義信　他

『Time & Priority』
　<a href="http://www.keiomcc.com/program/prm/">http://www.keiomcc.com/program/prm/</a>
　2008/8/28-8/29　全2回　講師：桑畑幸博

『財務諸表の読み方・活かし方 』
　<a href="http://www.keiomcc.com/program/acb/">http://www.keiomcc.com/program/acb/</a>
　2008/8/30　全1回　講師：奈良 洋

『経営戦略－イノベーションと競争戦略』
　<a href="http://www.keiomcc.com/program/stk/">http://www.keiomcc.com/program/stk/</a>
　2008/9/3-10/9　全6回　講師：小林喜一郎、磯辺剛彦、岡田正大

『発見と創造のためのマーケティング・リサーチ』
　<a href="http://www.keiomcc.com/program/mkr/">http://www.keiomcc.com/program/mkr/</a>
　2008/9/11-12/10　全10回　講師：井上哲浩

『リレーションシップ・コミュニケーション』
　<a href="http://www.keiomcc.com/program/rel/">http://www.keiomcc.com/program/rel/</a>
　2008/9/17-11/26　全6回　講師：津村英作


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【編集後記】

慶應MCC通信【てらこや】Vol.65 は、いかがでしたでしょうか？


先日、とても久しぶりに学生時代の研究仲間とゆっくり話す機会があり
ました。これまでも年に数回程度、会う機会はありましたが、なかなか
ゆっくりと話すことができず、本当に久しぶりにお互いの近況を話し合
いました。

彼女は、現在も大学で研究活動を続けています。卒業と同時に研究活動
をやめた私と違って、彼女は、地道に研究を続け、日本、ドイツで、2つ
の博士号をとり、現在は母校に戻って、さらに研究を深めています。彼
女は、学生時代から変わらない、いや、それ以上のバイタリティで、教
育、研究に力を注いでいます。さまざまな苦労がありつつも、一緒に研
究をしていたころには想像もできないような研究成果をいろいろ話して
くれました。そして学生に対する愛情や責任も強く感じられました。

活き活きとした彼女との会話がとても楽しく、うれしく、そして、私も
頑張ろうと、エネルギーをもらったような気がします。

ある講演で講師の先生が、
「自分をわかるためには、
　自分が「何」であるかを考えるのではなく、
　自分が「何」を失えば、自分でなくなるかを考えるとよい」
とおっしゃっていました。

いったい私は何者なのだろうか、と時々ふと考えることがあります。彼
女との会話でも、ふとそんな思いがよぎりました。

私にとって、失うと私でなくなってしまうものとは何でしょうか？彼女
にとっては、それは「研究」なのだと思います。それほどまでに、好き
な研究に取り組んでいるのです。では、いったい私にとっては、何だろ
うか？そんな自分を振り返った、大切な語らいのひとときでもありました。

皆さんにとって、それは何ですか？


それでは、また来月もこの場所でお会いしましょう！

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（ いぐさ ）


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慶應ＭＣＣ通信　【てらこや】
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掲載記事を許可なく転載することを禁じます。
　
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    <title><![CDATA[新時代において変革を先導しうるビジネスリーダーの輩出&nbsp;―慶應義塾大学大学院経営管理研究科のご紹介]]></title>
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    <published>2008-07-08T03:10:52Z</published>
    <updated>2008-07-08T06:36:11Z</updated>
    
    <summary>慶應義塾大学大学院経営管理研究科 1.経営管理研究科の特徴 慶應義塾大学大学院経...</summary>
    <author>
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        <![CDATA[<p class="detail"><strong>慶應義塾大学大学院経営管理研究科</strong></p>


<h3>1.経営管理研究科の特徴</h3>

慶應義塾大学大学院経営管理研究科は、1978年に、それまでの慶應義塾大学ビジネス・スクールの1年制課程を発展的に解消し、わが国最初の2年制MBAコース（大学院修士課程）として設立され、さらに1991年には、経営に関する研究教育者養成を目的とした博士課程を併設し、今日に至っています。

経営管理研究科のMBAコースは、慶應義塾建学以来の実学の精神のもと、それぞれの時代に応じた、ビジネスリーダーの育成に努めてきました。

そして、いまわが国は、戦後の高度経済成長、安定経済成長、バブル経済崩壊後の経済停滞を経て、新たな成長のためのビジネスモデルやマネジメント・スタイルを確立する時期に至っています。そこでは、経済のグローバル化や情報通信技術の飛躍的な発展はいうに及ばず、人々の価値観や規制環境などのめまぐるしい環境変化のなかで、専門的マネジメント能力の重要性はますます高まっているものと思われます。

そうしたなか、経営管理研究科では、「新時代において変革を先導しうるビジネスリーダーの輩出」という教育目標を掲げています。
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        <![CDATA[この新時代の変革リーダーには、経済社会や企業経営のあり方がいかに動いていくかの仕組みを理解すること、それによって短期的な動きや浮き沈みに近視眼的に惑わされることなく、なにが変わりなにが変わらないのかを見通せる確かな目をもつこと、さらにそれらに基づき、未来への構想がいつでも描ける見識を得ることが、なによりも大切でしょう。変化の激しい今日のビジネス環境において絶えざる変革を可能にする変革リーダーは、この構想力をもってこそ、可能になるものと考えます。

このために、経営管理研究科のカリキュラムは、大きく分けて、基礎科目、専門科目、ゼミナールの三つの部分から、構成されています。


<h4>■基礎科目</h4>

基礎科目は、マネジメントに関わる主要8領域について設けられています。本研究科の学生は、1年次にこの8科目のすべてを履修することにより、経営全般にわたる専門的マネジメント能力の醸成が図られます。

これら基礎科目は、本研究科の特徴の一つであるケースメソッドを全面的に採用しています。ケースメソッドでは、受講者一人一人が、様々な時期、地域、業界の具体的事例に触れ、考え抜くことによって、専門的マネジメント能力として、経営管理の基本や諸側面に関する理解を深めるとともに、変わりゆく環境において変化を見極めるいわば動体視力と、創造力を生む知恵を身に付けることが目的とされています。


<h4>■専門科目</h4>

次に、専門科目では、「連携」をキーワードに、様々な教育プログラムが用意されています。

連携の第1は、学界との連携であり、高度な研究能力を有する本研究科教授陣による、最先端の研究成果を活用した教育です。

第2は、実社会との連携です。経営管理研究科の専門科目では、講義やケースメソッドに加え、様々な実務家の方々による講演や演習、あるいは企業調査、顧客調査、コンサルティングなどのフィールドスタディを重視したものも少なくありません。また、こうしたフィールドスタディに主軸をおいたフィールド科目も提供されています。

第3は、海外との連携であり、海外ビジネススクールから教員招聘、そして海外ビジネススクールとの国際単位交換留学プログラムが行われています。国際単位交換留学プログラムでは、現在27の海外有力ビジネススクールと協定が結ばれ、毎年多くの本研究科学生が海外のビジネススクールで学び、また多くの海外ビジネススクール学生が本研究科で学んでいます。

第4の連携は、他研究科との連携であり、既に本塾医学研究科とのジョイントディグリー・プログラムがスタートし、両研究科共通の専門科目を履修することにより、MBA取得後、最短1年で医科学修士号を取得することが可能になりました。

こういった連携は今後も一層強化される予定です。

これらの専門科目によって、本研究科の学生は、関心のある専門分野により重点をおいて、より高度な知識、技法、理論を多彩な形で学び、それらによって、変革のための構想力に磨きをかけることになります。


<h4>■ゼミナール</h4>

本研究科のいま一つの特徴であるゼミナールでは、担当教員当たり最多でも7名以下の学生という少人数教育のなかで、密度の濃い議論により、典型的には、自ら問題を発見し、最先端の理論や技法を駆使して、問題解決を図る、といった形で、修士論文の執筆が行われます。

経営管理研究科は、その前身である慶應義塾大学ビジネス・スクールの1962年の設立以来、それぞれの時代が求めるビジネスリーダーの輩出を目指して、絶え間ない進化を遂げ、いまさらに、来るべき時代において変革を先導しうるビジネスリーダーの輩出のために、進化を続けています。


<h3>2.教育の方法&nbsp;―ケースメソッド</h3>

実際の経営状況をまとめたケースを素材に、ディスカッションを通して新しい知恵を共創する教育方法です。
本研究科の特色の一つは、主たる教育方法として「ケースメソッド」を採用していることにあります。ケースメソッドは、1900年代の初期に、ハーバード大学ビジネス・スクールが中心となって開発し、改良してきた実践的な経営教育の方法です。


<h4>■ケースメソッドの流れ</h4>

参加者は、まず現実の企業経営の実態をもとにして作成された「ケース」を受け取ります。ケースには、経営者、管理者が判断し決定する当面の問題、関連する周囲の状況や意見などが記述されています。このケースをもとに、参加者は、次の3つの学習プロセスに主体的に「参加」することになります。

<p><img src="http://www.keiomcc.net/terakoya/img_report/report20080708.gif" class="nb" alt="　"></p>

これら3つのプロセスを通じて、参加者は、
(1) ケースにおいて意思決定を必要とする問題が何であるかを明らかにし、
(2) その問題に関連する記述・資料を関係づけ、解釈し、
(3) その問題を解決する具体的方策を考え、これを提案し、
(4) その方策が当面する問題と周囲の関連状況に適合するものであるかどうかを比較・検討し、
(5) 最終的判断（意思決定）を下す、
ことになります。

現実の企業経営の事例をもとに作成されたケースを教材として、上記のような訓練を多数繰り返し行うことによって、「ケースメソッドによる教育」では、「一般的な知識や理論の一方的講義」からは得られない実践的な経営意思決定能力が養成されるのです。

本ビジネススクールでは現在約1,500タイトルの「ケース」を保有しております。それらの分野は、経営情報システム、マネジリアルエコノミクス、組織行動、人的資源管理、会計とコントロール、財務管理、生産政策、マーケティング、企業経営、国際経営、経営環境、経営史に分けられます。この中から、授業の目的に合わせたカリキュラムに従ってケースが選ばれ、ケースメソッド教育が行われます。 ケースの使用は公開されており、どなたでも購入することができます。


<h3>3.プログラムについて</h3>

<h4>■修士課程（MBA課程）</h4>

＜教育の目的＞
「マネジメントのプロフェッショナル」にふさわしい資質を持ち、実際に「リーダーとして社会に貢献できる人間」の育成を目的とします。また、本修士課程は、ゼネラリストとしてのバランスのとれた総合的能力の養成に重点を置いています。これからの専門的経営管理者は、一分野の専門知識のみならず、その背後にある経営の多様な要素を有機的に関連付けることのできる能力が不可欠であると考えるからです。

＜学生参加型の教育メソッド＞
上記の教育方法（ケースメソッド）にも詳述されているように、このプログラムの大きな特徴は、実際の経営状況をまとめたケースを素材に、ディスカッションを通して新しい知恵を共創する、いわゆる「ケース・メソッド」を採用している点です。経営管理研究科には、日本あるいは外国の実際の経営問題を題材に、専門家が教育用に書き下ろしている「ケース」が常時1,500本以上準備され、それらを用いた授業はケースメソッドによる指導訓練を受けた教員によって行われます。入学者はMBA課程を通じ、500から700にのぼるケースに取り組み、現実の意思決定にかかわる参加型のシミュレーションを重ねていくことになります。
一方、ケースメソッドを採用していない科目群の中にも、様々な学生参加型の教育が重視されています。たとえば、社会・経済・経営に関わる最新の配布資料の予習を前提とするクラス討議、教員の指導を受けながらのフィールドスタディ、ロール・プレイング、ディベート、産業界をリードする経営者を数多く招いての授業内ディスカッションをはじめ、多彩な手法が取り入れられています。

＜ゼミナールと修士論文＞
MBA課程の後半には、高度な専門科目を選択履修するほか、本研究科内のゼミナールから一つを選んで所属し、各専門分野で研究者として高く評価されている指導教員の助けを得ながら、修士論文を完成させます。各ゼミナールの定員は概ね4～7名であり、マスプロ教育では得られない非常に密度の濃いインタラクションが可能です。少人数ゆえに、修士論文の内容をめぐる議論に加え、主に経営技法を扱う通常のクラスではなかなか掘り下げられない、世界観や歴史観、あるいは人生観、さらには文化と教養などについても話し合う機会が珍しくありません。また、ゼミナールの先輩後輩のつながりも強く、在学中に限らず修士課程修了後も、互いの成長の刺激となる貴重な人脈を形成することができます。卒業生の修士論文要旨は<a href="http://db2.kyorin.co.jp/KBS_Thesis/FMPro?-db=KBS_Thesis&-lay=card&-format=search.html&-view">修士論文検索サービス</a>でご紹介しています。一覧を表示したい場合は、年度の欄に表示したい年度を選択し、検索ボタンをクリックしてください。

＜豊富な国際交流の機会＞
フルタイム2年間の修士課程(MBA)在籍者は、選抜の上、北米、欧州、アジアの経営大学院へ1学期間（第2学年の9月～12月）留学することができます（国際単位交換留学プログラム）。在学生の約6分の1程度が本制度による留学を経験します。一方、提携先校からは毎年第3学期（1月～3月）に留学生を受け入れ、英語による授業を行っています。この英語科目は、本校在籍者も多数履修しています。


<h4>■博士課程(Ph.D)</h4>

2年間の修士課程は、経営管理に関する実務家の養成を目的としており、課程修了者には経営学修士(MBA)の学位が授与されます。それに対して3年間の博士課程は、経営に関する専門的な研究・教育機関において研究と教育活動に携わる研究者を養成すること、および研究・教育機関以外の専門機関において高度の専門家として活躍しようとする人材を育成することを目的としています。
本博士課程は、上述の目的に適う資質のある学生であれば、各自の出身大学大学院修士課程の専攻分野を問わず、幅広く門戸を開いています。

本研究科の博士課程では、経営管理に関する専門科目を履修することに加えて、ケースと呼ばれる教材を自ら作成し、それに基づく事例研究論文を作成して発表する特別実習科目を履修すること、自分の専攻領域を2つ申請・登録し（主領域と副領域）、両方の領域の総合試験に合格することが、博士論文着手の資格条件となっています。したがって、本博士課程は、上述の目的に適う資質のある学生であれば各自の出身大学大学院修士課程の専攻分野を問わず受験することが可能ですが、充分な勉学意欲と問題意識を持つことが受験および課程修了に当たって強く求められています。


<h3>4.国際的認証</h3>

慶應義塾大学大学院経営管理研究科は、2000年4月に、マネジメント教育に関する国際的な第三者評価機関であるAACSB（The Association to Advance Collegiate Schools of Business）による認証を2000年4月に日本で初めて取得し、2005年4月にはさらに国内で初めて継続認証を取得しました。

国際的認証機関によるグローバルな基準での客観的評価を継続して得たことは、提供しているカリキュラムや研究内容、また教授陣や在校生、卒業生などが「マネジメント教育の国際的基準を十分にクリアーしている」と改めて確認されたことになります。グローバル競争の中でリーダーたり得る、優れたマネジメント人材を育成する使命を担っている本研究科では、常に目標を世界のトップクラスに掲げ、高度な教育の質を確保して きました。今後も、グローバルな視点と専門知識とを兼ねそなえた、社会をリードする「マネジメントのプロフェッショナル」の育成を目指します。


<h3>5.お問い合わせ</h3>

慶應義塾大学大学院経営管理研究科&nbsp;ビジネス・スクール
〒223-8523　神奈川県横浜市港北区日吉本町2-1-1 
TEL:045-564-2441
FAX:045-562-3502

<p><br />
<p class="detail">慶應義塾大学大学院経営管理研究科Webサイト　<a href="http://www.kbs.keio.ac.jp/index.html">http://www.kbs.keio.ac.jp/</a>　より編集、転載</p></p>

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    <title>西尾久美子「京都花街の経営学～350年の伝統に学ぶ経営の極意」</title>
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    <published>2008-07-08T03:01:26Z</published>
    <updated>2008-07-08T10:40:54Z</updated>
    
    <summary><![CDATA[西尾久美子　京都女子大学現代社会学部　准教授　&gt;&gt;講師紹介 講演日時...]]></summary>
    <author>
        <name>imai</name>
        <uri>http://www.keiomcc.com/</uri>
    </author>
            <category term="015夕学だより" />
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.keiomcc.net/terakoya/">
        <![CDATA[<p class="detail"><strong>西尾久美子</strong>　京都女子大学現代社会学部　准教授　<a href="https://www.sekigaku.net/member/detail.asp?NO=1&amp;ID=430">&gt;&gt;講師紹介</a><br>
講演日時：2008年6月16日（月） PM6:30-PM8:30</p>


西尾氏は、大学院（経営学専攻）の博士論文のテーマとして「京都花街」を選び、足掛け5年をかけて論文を完成されています。生粋の京都人とはいえ、一般にはあまり知られていない花街の仕組みを調べることには、相当苦労されたそうです。

しかし、西尾氏の研究は、苦労されただけの価値のある素晴らしいものです。
西尾氏の柔らかな京ことばでわかりやすく説明していただいた京都花街の巧妙な仕組みには驚きと感心の連続でした。

西尾氏はまず、「京都花街」、および「芸舞妓」についての基本的な知識を授けてくれました。
京都には、次の5つの花街（「はなまち」、または「かがい」とも読む）があります。
]]>
        <![CDATA[・上七軒
・祇園甲部
・祇園東
・先斗町
・宮川町

この5花街にある「お茶屋」を職場に「もてなしのプロ」として活躍しているのが、芸妓（げいぎ）さん、舞妓（まいこ）さんです。現在舞妓さんは若い女性に人気の職業であり、日本全国から志望者がたくさんやってくるそうです。

舞妓さんになりたい女性は、基本的に中学卒業以降に花街に移り住み、約1年の育成期間を経て「舞妓さん」としてデビューします。修行期間中は「仕込み」と呼ばれ、デビュー前約1カ月間の実地研修中は「見習い」と呼ばれます。そして、デビューの3日間に、花街にある全部のお茶屋さんの挨拶回りをするそうですが、その時は「見世だし」と呼ばれるそうです。

その後、舞妓さんとしての経験を4−5年くらい積み、つまり20歳前後に「芸妓」になります。舞妓さんと芸妓さんは、ぱっと見でどちらか区別できるほど外見が異なります。町娘の可憐さを感じさせる舞妓さんに対して、芸妓さんになると、着物や帯の種類、化粧、髪型などを変え、大人の女性としての「粋」な風情を感じさせるようになります。

さて、舞妓さんを住み込みで育成し面倒を見るのが「置屋」です。「置屋」は、いわば「タレント事務所」的な存在です。置屋の経営者は「お母さん」、そして先輩の舞妓、芸妓さんはすべて「お姉さん」と呼ばれます。舞妓志望の女性は、所属する置屋のお母さんと擬似的な親子関係を結びます。また、特定の舞妓の面倒をきめ細かにみる先輩の芸妓は、その舞妓と盃を交わして、やはり擬似的な「姉妹関係」を結ぶのだそうです。この舞妓にとってお姉さんは、いわば「メンター」的役割を果たしています。

置屋では、所属する舞妓さんの衣装代を含む衣食住すべて負担するのだそうです。なかでもお座敷に着ていく着物は季節によって変えなければなりませんし、和服ですから一着百万円以上するものもあります。しかも、彼女たちにとって和服＝仕事着です。汚れたり破れたりすることも多く、頻繁なメンテナンスや買い替えも必要です。したがって、一人前の舞妓さんを育てるまでには莫大な投資が必要であり、舞妓の間は、「年季奉公」（修業中）として給料は支払われず、舞妓さんはお小遣いをもらっています。置屋のお母さんの話によれば、舞妓としてデビューしてから3年以上働いてくれないと、こうした投資が回収できないということでした。

舞妓さんは、前述したように20歳前後に芸妓となりますが、花街の世界に入ってから通算約6年で「年季奉公」が明けるという時、芸妓として今後も続けるのか、あるいは引退（廃業）して別の職業の道に進むのかという大きな決断を迫られるのだそうです。芸妓を続ける場合には「自前芸妓」となり、個人事業主として独立することになります。引退するのであれば、結婚する、OLになる、料理屋の女将になる、クラブ経営を手がけるなど、様々なキャリアの選択肢があるそうです。なお、現在、特定の芸妓を経済的に支援する旦那衆は実質存在していないそうです。いわゆる「水揚げ」という風習も今は行われていません。また「芸妓と」「娼妓」と混同する人がいますが、芸妓は、芸を売っても体は売りません。「芸妓組合」という組合員組織もある職業のひとつなのです。

西尾氏によれば、現在、京都花街で働く芸妓さんは約200人、舞妓さんは約100人で合計約300人です。1930年（昭和4年）時点では約1,800人だったそうですから、ずいぶん減っています。しかし、東京は1930年当時約7,500人だったのが現在は約300人へと減り、大阪は約5,300人から約20人へとほぼ壊滅状態となっていることを考えると、京都は健闘していますし、近年は増加傾向にあります。

戦後、芸舞妓の数は減少の一途を辿り、1975年には京都花街でも舞妓さんはわずか28人にまで減るという状況がありました。このままでは舞妓さんがいなくなってしまうと危機感を抱いた京都花街では、京都出身者や芸事の経験者に限定していた過去の伝統を破り、全国から志望者を積極的に受け入れる方向へ大胆に方針を切り替えたのです。おかげで、東京、大阪と違って、芸舞妓さんの減少をくい止めることに成功しました。

最後に、京都花街で、極めて重要な役割を果たしているのが「お茶屋」です。京都のお茶屋さんは、「一見さんお断り」、つまり、既存客の紹介がない限り利用できないことで知られています。いったんあるお茶屋の客となったら、利用するお茶屋を簡単に変えてはいけないこと、費用は当日払う必要がなく後日精算することといった独特の仕組みが根付いています。こうした仕組みは、西尾氏によれば、質のよい取引先と強い信頼関係を構築し、長期的な付き合いを続けて安定的な売上げを確保するために編み出されたものであるということでした。

お茶屋は、お座敷のみを持ち、客を迎え入れます。そして、馴染み客の好みに対する深い理解を元に、お座敷をしつらえ、喜んでもらえる芸舞妓さんを選んで呼び、好みの料理を料理屋から運んでもらって客をもてなします。お茶屋は、置屋、芸舞妓、料理屋、しつらえ（畳、花、道具など）提供業者などの外部業者を顧客に応じて柔軟に組み合わせ、もてなしの場を提供する役割を果たしているのです。つまり、京都花街では、顧客の満足を得るサービスを提供するために、お茶屋を中心に複数の事業者が連携しているのです。

置屋、お茶屋の果たしている役割や、芸舞妓さんのキャリアについては興味深い話が尽きません。さすが350年以上続けられてきただけあって、経済合理性の点でも優れた仕組みであることが西尾氏の講演を通じてわかりました。さらに深く知りたい方は、西尾氏の著作『<a href="http://pt.afl.rakuten.co.jp/c/01272a43.86f206a3/?url=http://item.rakuten.co.jp/book/4435727/">京都花街の経営学</a>』をお読みになることをお勧めします。


<p class="detail">主要図書<br>『<a href="http://pt.afl.rakuten.co.jp/c/01272a43.86f206a3/?url=http://item.rakuten.co.jp/book/4435727/">京都花街の経営学</a>』東洋経済新報社、2007年<br /></p>
<p class="detail">推薦図書<br>『<a href="http://pt.afl.rakuten.co.jp/c/01272a43.86f206a3/?url=http://item.rakuten.co.jp/book/1102425/">競争優位のシステム</a>』加護野忠男著、PHP研究所（PHP新書）、1999年<br />『<a href="http://pt.afl.rakuten.co.jp/c/01272a43.86f206a3/?url=http://item.rakuten.co.jp/book/1407754/">働くひとのためのキャリア・デザイン</a>』金井壽宏著、PHP研究所（PHP新書）、2002年</p>
<p class="detail">推薦サイト<br> <a href="http://www.kyotohanamachi.biz/">http://www.kyotohanamachi.biz/</a> （京都花街CMS）</p>
]]>
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    <title>『トンカチと花将軍』</title>
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    <published>2008-07-08T03:00:44Z</published>
    <updated>2008-07-08T06:36:11Z</updated>
    
    <summary>著者：舟崎克彦、舟崎靖子　；　出版社：福音館書店　；　発行年月：2002年6月；...</summary>
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        <name>imai</name>
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    </author>
            <category term="020今月の“1冊”" />
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.keiomcc.net/terakoya/">
        <![CDATA[<p class="detail">著者：舟崎克彦、舟崎靖子　；　出版社：福音館書店　；　発行年月：2002年6月；　ISBN：9784834018110；　本体価格：600円（税込630円）
<a href="http://pt.afl.rakuten.co.jp/c/01272a43.86f206a3/?url=http://item.rakuten.co.jp/book/1450676/">書籍詳細</a></p>

数年前まで、夏、冬の長い休みの前には、子供たちに本を買い与えていた。
残念ながら私のセレクトは彼女たちにはあまり評判がよろしくなかった。子供の頃の私が夢中で呼んだ戸川幸夫や椋鳩十の動物小説はうけが悪く、これも私の好みだった偉人伝記モノにも関心が薄かった。『フランダースの犬』や『小公女』などは「可哀想で読んでいられない」と訴えてきたものだ。
そんな中で、長女、次女ともにいたく気にいったのが『トンカチと花将軍』である。日本には稀なナンセンス・テールの傑作と言われているらしい。
]]>
        <![CDATA[私がこの本を読んだのは、小学校4年生頃ではなかったか。ストーリーはすっかり忘れてしまっていたが、夢中になって読んだ記憶だけが鮮やかに残っている。
何年か前の夏に、書店の児童書コーナーで、この本を見つけた時、あの時の懐かしい感動がよみがえり、買い求めた。
著者は舟崎克彦・靖子夫妻である。この拙文を書くにあたって調べたところ、舟崎氏は、日本を代表する童話作家だという。そのデビュー作が、この『トンカチと花将軍』で、出版されたのは1971年とのこと。ということは、私が読んだ時期は、出版されて間もない頃ということになる。
「かたいっぽうが先行して書いたあと、それにもういっぽうが手を入れる。そのあと、またもうひとりが筆を加えるというふうにしていました」（『現代児童文学作家対談5』偕成社、1989）という舟崎氏の回想が残されている。

あらためて、ページを捲ってみた。
ある日、町から花が姿を消してしまった。トンカチは、想いを寄せるさくらちゃんの誕生日に花を贈るために、愛犬のサヨナラを連れて、「広っぱの向こう」に、花を探しにでかける。ところが、サヨナラは「広っぱの向こう」に広がる森の中に走りこんで姿を消してしまう。サヨナラを追って森に迷い込んだトンカチは、森の奥にある広大な花畑に迷い込み、そこで不思議な体験をする．．．
そんなストーリーだが、ナンセンス・テールというだけあって、物語の展開は奇想天外で、脈略がない。
花畑には、花将軍と名乗るおじさんを中心に、ヨジゲンという名のシャムネコ、トマトと呼ばれるアライグマ、ブンブンというクマなどが一家をなし、巨木の中で暮らしている。彼らに共通するのは、楽天的な性格と、いたって気の良い人柄（動物柄？）である。花将軍は、世界中の花を集めているらしい。町から花がなくなったのは彼の仕業だった。ヨジゲン（シャムネコ）は、花将軍が集めた花をドライフラワーに仕上げ、永遠の命を与えることを日課にしている。トマト（アライグマ）は、毎日、花の球根をキレイに洗い、いつでも美しい花が咲くように準備に余念がない。
トンカチは彼らの家に居候しながら、サヨナラを探すことにするが、彼らも「サヨナラ探し」に力を貸しながら、トンカチとの不思議な体験を楽しんでいるようでもある。広大な花畑には、花将軍ファミリー以外にも、おばけのウイラーや、リンゴー＆ジャンゴというカラス二羽組など、自分勝手でいたずら好きながら、なぜか憎めない不思議な魅力のキャラクターが散りばめられている。
皆、自分の癖があり、その癖ゆえに、他人に少しずつ迷惑をかけている。
花将軍は、世界中の花を集めてしまう。ヨジゲン（シャムネコ）は、外出にはひどく臆病で、すぐに気を失ってしまう。ウイラーは、絶えず人を驚かし、惑わせる。
自分が他者に迷惑をかけていることを自覚しているせいなのか、他者にはひどく寛容で、多少の迷惑をどこかで楽しみながら、愉快に日々を暮らしている。花畑とはそんな桃源郷のような世界である。
舟崎夫妻は、トンカチや花将軍たちの不思議体験を脈略なく書き連ねながら、ところどころに、大人にも響く珠玉の言葉を、そっと忍び込ませている。

<strong>「大切なものは、いつも一番身近なところにある」

「必要なものどうしは、いつか必ず出会うことができる」

「気持ちは誰にだってあるんだ。人にだって、鳥にだって、花にだって、おばけにだってさ」</strong>

そんな言葉を紐帯に、仲間たちは友情を深め、勇気を与え合っていく。
私が、そして子供たちが惹かれたのは、きっとこの辺りに違いない。

トンカチは、仲間たちと不思議な体験を続けながら、サヨナラのことを忘れることができない。やがて、サヨナラが、花畑にあって唯一の暗闇である「もしもしの森」に迷い込んだことを確信し、ひとりで救出に向かうことを宣言する。そこは、迷い込んだら二度と戻れないという「闇の世界」であった。
花将軍は、トンカチの言葉に驚きながらも、その決意にこころを打たれ、自らを鼓舞するように、「皆で一緒に行こう」とファミリーに呼び掛ける。ファミリーはもちろん、カラス二羽組やおばけウイラーも同行を約束する。
「もしもしの森」には、巨大なミミズクが住んでいた。大ミミズクは、「もしもしの森」に迷い込んだサヨナラを唯一の友として、手元に置いて、暗闇の寂しさを紛らわせていたのだ。
花将軍たちは、サヨナラをトンカチのもとに返してあげるべきだと大ミミズクを説得する。大ミミズクは、自分の「幸福」のためにはサヨナラが必要だと主張し、忠告に耳を貸そうとしない。

舟崎夫妻は、大ミミズクを、人間だれもが持っている、小さな「エゴイズム」の象徴として描いているのだ。
花畑の住人たちは、皆、なんらかの「エゴ」を抱えている。その「エゴ」は、周囲に小さな迷惑をかけることがある。
花畑の住人たちは、他者の「エゴ」が、許容出来る範囲にある限りは、寛容で温かく見守っている。しかし、誰かの「エゴ」がある一線を越えた時、花畑という共同体の秩序は、危機を迎えることになる。彼らの「幸福」は、実は、ギリギリの危うい線上に保たれていたのである。

<strong>「幸福とは誰のものでもない。皆のものだ」

「君がほんとうに幸福なら、ぼくらも幸福なはずじゃないか」</strong>

トンカチの訴えは、大ミミズクのみならず、花将軍や仲間達のこころにも強く響くものだった。

花将軍達は、飛ぶことを忘れていたミミズクに、翼を広げて飛び立ち、森の外に出ることをすすめる。森の外に広がる明るい花畑で、自分たちの仲間に加わればよいと．．．。

世界を変えるのは、実はたいそうなことではない。
ほんのちょっとした知恵、すこしばかりの勇気、そして支え合う仲間達の存在。それを忘れないでいて欲しい。
舟崎夫妻が、クライマックスに込めた想いは、そんな願いではなかったのだろうか。

大ミミズクが、翼を広げ、森を飛び立つと同時に、花将軍と仲間達は大きな歓声を上げ、その声とともに、自らの姿を消した。トンカチとサヨナラだけが残された。
町には、花が戻り、いつもの賑やかさを取り戻していた。

かつて私のこころを揺さぶった『トンカチと花将軍』は、30年の時を経て、いまの子供たちのこころをも捉えたようだ。長女から次女へと受け継がれたこの本も、いまでは次女の本棚の片隅で静かな時間を過ごしている。やがてその感動も、彼女たちの記憶庫の奥底にしまい込まれ、長い眠りの時を迎えるに違いない。かつての私がそうだったように。
はたして、彼女たちは30年後に、この本の感動を思い出してくれるだろうか。
きっとそうあって欲しいと願う。

（城取一成）

<p><br />
<p class="detail">『<a href="http://pt.afl.rakuten.co.jp/c/01272a43.86f206a3/?url=http://item.rakuten.co.jp/book/1450676/">トンカチと花将軍</a>』（福音館書店）</p></p>]]>
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    <title>“評価”の本質</title>
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    <link rel="service.edit" type="application/atom+xml" href="http://www.keiomcc.net/cgi-bin/mt/mt-atom.cgi/weblog/blog_id=6/entry_id=1160" title="“評価”の本質" />
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    <published>2008-07-08T03:00:19Z</published>
    <updated>2008-07-08T06:36:11Z</updated>
    
    <summary>2008年5月16日　「理解力が足りない」ＶＳ「表現力が足りない」　 2008年...</summary>
    <author>
        <name>imai</name>
        <uri>http://www.keiomcc.com/</uri>
    </author>
            <category term="030ファカルティズ・コラム" />
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.keiomcc.net/terakoya/">
        <![CDATA[2008年5月16日　<a href="http://www.keiomcc.net/faculty-blog/2008/05/post_70.html">「理解力が足りない」ＶＳ「表現力が足りない」</a>　

2008年6月6日　<a href="http://www.keiomcc.net/faculty-blog/2008/06/post_72.html">“評価”の本質</a>

2008年6月20日　<a href="http://www.keiomcc.net/faculty-blog/2008/06/post_74.html">ＳＧ法のススメ</a>　

2008年6月27日　<a href="http://www.keiomcc.net/faculty-blog/2008/06/post_75.html">無駄な会議が多い意外な理由</a>

2008年7月4日　<a href="http://www.keiomcc.net/faculty-blog/2008/07/post_76.html">心に届くタイミング</a>


▼ その他の記事もぜひこちらからご覧ください。
　　<a href="http://www.keiomcc.net/faculty-blog/" target="blank">ファカルティズ・コラム―ビジネス・スキルを高めるヒント集―</a>]]>
        
    </content>
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    <title>メールマガジン　Vol.64</title>
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    <link rel="service.edit" type="application/atom+xml" href="http://www.keiomcc.net/cgi-bin/mt/mt-atom.cgi/weblog/blog_id=6/entry_id=1142" title="メールマガジン　Vol.64" />
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    <published>2008-06-10T08:15:04Z</published>
    <updated>2008-06-10T08:14:52Z</updated>
    
    <summary>・‥‥……━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━……‥‥・ ≫≫≫≫≫≫　...</summary>
    <author>
        <name>imai</name>
        <uri>http://www.keiomcc.com/</uri>
    </author>
            <category term="000メールマガジン" />
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.keiomcc.net/terakoya/">
        <![CDATA[・‥‥……━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━……‥‥・
≫≫≫≫≫≫　　　　慶應ＭＣＣ通信【てらこや】 　　　　≪≪≪≪≪≪
≫≫≫≫≫　　～ビジネスパーソンの学びを切り拓く～　　≪≪≪≪≪
≫≫≫≫　　　　　<a href="http://www.keiomcc.net/terakoya/">http://www.keiomcc.net/terakoya/</a>　　　　　≪≪≪≪
　　　　　　　　　　　　　　　Vol.64 [2008/6/10]
・‥‥……━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━……‥‥・
─────────────────────────────────
★┐INDEX
└┼───────────────────────────────
　│1. ピックアップレポート「現場で使える統計学　
　│　　　　　　　　　　　　－道具としての統計学はむずかしくない」
　│2. 夕学だより　　　　　「感情ルネサンスへの挑戦
　│　　　　　　　　　　　　　～豊かな組織感情を求めて～」
　│3. 今月の“１冊”　　　「Naoto Fukasawa」　
　│4. Learners' 交歓広場　「新しいことへの挑戦」
　│5. 慶應インフォメーション
　┼───────────────────────────────]]>
        <![CDATA[みなさま、こんにちは！
慶應MCC通信【てらこや】編集局 の いぐさ です。

新規に登録をしていただいた皆さま、はじめまして！
慶應MCC通信【てらこや】は、月1回（毎月第2火曜日を予定）「学び」
を改めて見直すきっかけとなるようなさまざまな情報の提供を目的に、
発行しています。これから、どうぞよろしくお願いします。

今後配信を希望されない場合は、末尾のURLより配信停止のお手続きを
お願いいたします。

例年よりも少し早い梅雨入りを迎え、日ごとに変わるお天気に、夏に向
けて少しずつ季節が変わっていることを感じます。東京では昨日の雷雨
から一転、今日は晴れ、気温も上がり蒸し暑くなりましたが、明日から
はまた崩れるようです。不安定なお天気を繰り返しながら夏に近づいて
います。暦の上では、明日6月11日が入梅で、「傘の日」とのこと。雨
の日でも、カラフルに咲く傘を見ながら、梅雨を楽しみたいと思います。

さて、今月号の「ピックアップレポート」は、“現場で使える統計学”
について、多摩大学経営情報学部マネジメントデザイン学科の豊田裕貴
准教授に書いていただきました。統計学は難しい、という固定観念を破
ってくれるような、わかりやすくポイントを絞った解説です。

「夕学だより」は、明治大学大学院教授であり株式会社ジェイフィール
を設立し代表取締役となった野田稔氏の講演「感情ルネサンスへの挑戦
～豊かな組織感情を求めて～」の受講レポートです。今の日本の組織に
対して、感情が壊れていると指摘し、感情を大切にし、信頼し支え合え
あえる関係を築く大切さを説いています。

「今月の“1冊”」は、数々の大ヒット商品を手がけるプロダクト・デザ
イナーである深澤直人氏の作品集を取り上げました。それぞれの作品に
込められた思いや、彼のデザイン哲学を、深く感じられる1冊です。美し
くデザインされた作品を眺めるだけでも心を豊かにしてくれます。

「Learners' 交歓広場」は、現在、科学技術を中心とした専門学術誌の
出版社であるシュプリンガー・ジャパン株式会社の川崎理恵子さんにご
登場いただきました。クレド作成のプロジェクトを取り上げ、常に前向
きに新たな挑戦を続ける姿を表現していただきました。


では、さっそく Vol.64をお届けいたします！
ぜひ、ご一読ください！


┌─┐━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
│１│ ピックアップレポート ―ビジネスに効く「知」のサプリメント―
└─┘………………………………………………………………………………
第64回「現場で使える統計学　－道具としての統計学はむずかしくない」
　　　　豊田裕貴（多摩大学経営情報学部マネジメントデザイン学科 准教授）
─────────────────────────────────

大量にあふれるビジネスデータを、生かせていますか。生かせずにいま
すか？
 
もし、まわりに活用しきれていないデータがあるなら、もったいなさす
ぎます。ちょっと統計学を使えるだけで、いろんなビジネスヒントを引
き出せます。これからデータが増えることはあっても減ることはないで
しょうから、データが増えれば増えるほどもったいないことになります。

まわりが統計学を毛嫌いしているなら、なおさらチャンスです。統計学
を使えるからこそ得られるビジネスヒントを先取りしていけるからです。

でも、「統計学を勉強する」と考えると、身構えてしまう人も多いので
はないでしょうか。大学などの講義で習ったものの、試験が終ればそっ
くり忘れてしまった(忘れてしまいたかった)という人も多いのではない
でしょうか。もしくは、今まで統計学を学ぶ機会もなく食わず嫌いにな
っている人も多いと思います。

でも、ちょっと待ってください。


▼ 続き（全文）はこちらから
　　<a href="http://www.keiomcc.net/terakoya/2008/06/report64.html">http://www.keiomcc.net/terakoya/2008/06/report64.html</a>


┌─┐━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
│２│ 夕学だより ―時代の“潮流と深層”を読み解く―
└─┘………………………………………………………………………………
「感情ルネサンスへの挑戦～豊かな組織感情を求めて～」
【講師】野田 稔（明治大学大学院グローバルビジネス研究科 教授、
　　　　　　　　　株式会社ジェイフィール　代表取締役社長）
【日時】2008年5月29日（木） 18:30-20:30
────────────────