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    <title>慶應MCC通信【てらこや】</title>
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    <updated>2010-03-09T07:51:32Z</updated>
    <subtitle>「学び」を改めて見直すきっかけとなるようなさまざまな情報の提供を目的に発行しているメールマガジンです。慶應義塾の社会人教育機関である慶應丸の内シティキャンパス（慶應MCC）が毎月発行しています（原則第2火曜日）。</subtitle>
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    <title>メールマガジン　Vol.85</title>
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    <published>2010-03-09T06:55:26Z</published>
    <updated>2010-03-09T07:51:32Z</updated>
    
    <summary>・‥‥……━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━……‥‥・ ≫≫≫≫≫≫...</summary>
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        <![CDATA[・‥‥……━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━……‥‥・
≫≫≫≫≫≫　　　 慶應ＭＣＣ通信【てらこや】 　　　≪≪≪≪≪≪
≫≫≫≫≫　　～ビジネスパーソンの学びを切り拓く～　　≪≪≪≪≪
≫≫≫≫　　　　<a href="http://www.keiomcc.net/terakoya/">http://www.keiomcc.net/terakoya/</a>　　　　≪≪≪≪
　　　　　　　　　　　Vol.85 [2010/03/09]
・‥‥……━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━……‥‥・

　────────────────────────────────
★┐INDEX
└┼───────────────────────────────
　│1. ピックアップレポート　「キャリア選択のための意思決定論」
　│2. 夕学だより　　　　　　「バリアフリーと私たちの未来」
　│3. 今月の“１冊”　　　 　「ビッグイシュー日本版」
　│4. ファカルティズ・コラム「“天職”の考察」ほか
　│5. 慶應インフォメーション
　┼───────────────────────────────]]>
        <![CDATA[みなさま、こんにちは！
慶應MCC通信【てらこや】編集局 の　ほうや です。

新規に登録をしていただいた皆さま、ご登録ありがとうございます！
慶應MCC通信【てらこや】は、月1回（毎月第2火曜日を予定）「学び」
を改めて見直すきっかけとなるようなさまざまな情報の提供を目的に、
発行しています。これから、どうぞよろしくお願いします。

今後配信を希望されない場合は、末尾のURLより配信停止のお手続きを
お願いいたします。


今朝、通勤途中の道すがら、満開の八重梅にめじろが1羽とまっていま
した。梅の艶やかなピンクとめじろの若草のような薄緑のコントラスト
があまりにも鮮明で、春を感じるひとときでした。
今年は3月に入っても底冷えのする寒さが続きますが、春はもうすぐそ
こまで来ていますね。


今月も慶應MCC通信【てらこや】をお届けします。

「ピックアップレポート」は、慶應MCCシニアコンサルタント安藤浩之
によるキャリア選択のための意思決定論です。さまざまな意思決定論の
観点より職業人生の選択（キャリア選択）について考えます。


「夕学だより」は、東京大学先端科学技術研究センター 教授 福島智氏
の講演「バリアフリーと私たちの未来」の受講レポートです。9歳の時に
失明、18歳で聴力を完全に失い「全盲ろう者」である福島氏の印象的な
講演の様子とともに、あらゆる人の問題解決にもつながる「ユニバーサル
・バリアフリー」の考え方についても書かれています。


「今月の“1冊”」は、路上生活者（ホームレス）の人々に仕事を提供し、
自立を応援する事業として創刊された『ビッグイシュー日本版』を取り
あげ、雑誌としての魅力を紹介しながら、『ビッグイシュー日本版』を
通して感じる人と人のつながりについても伝えます。


「ファカルティズ・コラム」は、「“天職”の考察」「コンフリクト・
メイキングの重要性」「こんな会社に頑張ってほしい」などの記事をご
紹介しています。


では、どうぞVol.85をお楽しみください！



┌─┐━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
│１│ ピックアップレポート ―ビジネスに効く「知」のサプリメント―
└─┘………………………………………………………………………………
第85回　キャリア選択のための意思決定論
　　　　安藤浩之（慶應MCCシニアコンサルタント）
─────────────────────────────────

1.はじめに

私たちは学校を卒業して長い人で40年以上も職業人生を送ることになり
ます。そして、きっと多くの人が、その職業人生を充実したものにした
いと願っていることでしょう。今まで論じられてきたキャリアに関わる
理論に基づけば、自分が自覚している能力、欲求、価値観が満たされる
時に今を適職と感じ、その仕事に長く就こうと考えるようです。
しかし、私たちはスーパーマンではないために職業人生の選択（以下、
キャリア選択）を誤ることもあります。そこで、本稿では「キャリア選
択のための意思決定論」と題して、以下の2点について意思決定論の観点
から論ずることにしましょう。

1.　人はなぜキャリア選択を誤るのか。
2.　後悔しないためにどうしたらよいのか。


▼ 続き（全文）はこちらから
　　<a href="http://www.keiomcc.net/terakoya/2010/03/report85.html" target="_blank">http://www.keiomcc.net/terakoya/2010/03/report85.html</a>


┌─┐━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
│２│ 夕学だより ―時代の“潮流と深層”を読み解く―
└─┘………………………………………………………………………………
「バリアフリーと私たちの未来」
【講師】福島 智（東京大学先端科学技術研究センター 教授）
【日時】2009年12月21日（月） 18:30-20:30
─────────────────────────────────

福島智氏は、9歳の時に失明、18歳で聴力を完全に失い「全盲ろう者」と
なりました。全盲ろう者は、英語では‘Totally deafblind person’と
呼ばれ、「何も見えない」「何も聴こえない」という人を指します。
ヘレンケラーと同じ障がいの状態であるため、福島氏は‘日本のヘレン
ケラー’と形容されたこともありました。ただし、福島氏の場合、成人
近くまで耳が聴こえていたこともあり、スピーチには支障ありません。
今回のご講演には、おふたりの「指点字通訳者」を伴って登壇され、ご
自身の肉声でお話しくださいました。

福島氏はまず、全盲ろう者の生活がどんなものなのか、エピソードをい
くつか話してくれました。18歳で目も見えない、耳も聴こえないという
状態になった時、福島氏が特に困ったことのひとつは、「どうやって朝
起きるか」ということでした。全盲ろう者が外界の情報を得る主な手段
は「肌感覚」です。そのため、携帯電話のマナーモードのようなバイブ
レーション（振動）を使う目覚まし時計を使います。しかし、その目覚
まし時計は、福島氏には振動が弱すぎて起きることができませんでした。


▼ 続き（全文）はこちらから
　　<a href="http://www.keiomcc.net/terakoya/2010/03/sekigaku85.html" target="_blank">http://www.keiomcc.net/terakoya/2010/03/sekigaku85.html</a>


┌─┐━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
│３│ 今月の“１冊” ―慶應MCCスタッフからのおすすめ―
└─┘………………………………………………………………………………
『ビッグイシュー日本版』
─────────────────────────────────

「人生とは、小さなおもしろいエピソードをいくつか含んだ大きな悲劇
だと思っている。」

『ビッグイシュー日本版』の最新号（138号2010.3.1）巻頭インタビュー、
映画監督ウディ・アレンの言葉です。シニカルで悲観的、彼らしくもあり、
共感もし、そしてこの『ビッグイシュー』をまさに表現している言葉だと
思います。ウディ・アレンはこう続けます。「僕はひたすら滑稽でもなく、
まったく悲劇的でもなく、ただ単に現実的なのだと思うよ。」

皆さんはこの『ビッグイシュー』をご存じでしょうか。
『ビッグイシュー』は駅前や交差点で、ホームレスの人々が300円で販売
している雑誌であり、「ホームレスの仕事をつくり自立を応援する」事業
です。


▼ 続き（全文）はこちらから
　　<a href="http://www.keiomcc.net/terakoya/2010/03/review85.html" target="_blank">http://www.keiomcc.net/terakoya/2010/03/review85.html</a>


┌─┐━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
│４│ファカルティズ・コラム ―ビジネス・スキルを高めるヒント集―
└─┘………………………………………………………………………………
慶應MCC専任講師のブログから記事をピックアップしてご紹介します。
─────────────────────────────────

2010年1月8日　“天職”の考察
<a href="http://www.keiomcc.net/faculty-blog/2010/01/post_142.html" target="_blank">http://www.keiomcc.net/faculty-blog/2010/01/post_142.html</a>

2010年1月17日　蚊柱に思う
<a href="http://www.keiomcc.net/faculty-blog/2010/01/post_143.html" target="_blank">http://www.keiomcc.net/faculty-blog/2010/01/post_143.html</a>

2010年1月28日　家業と事業の違いとは
<a href="http://www.keiomcc.net/faculty-blog/2010/01/post_144.html" target="_blank">http://www.keiomcc.net/faculty-blog/2010/01/post_144.html</a>

2010年2月19日　コンフリクト・メイキングの重要性
<a href="http://www.keiomcc.net/faculty-blog/2010/02/post_147.html" target="_blank">http://www.keiomcc.net/faculty-blog/2010/02/post_147.html</a>

2010年2月26日　こんな会社に頑張ってほしい
<a href="http://www.keiomcc.net/faculty-blog/2010/02/post_148.html" target="_blank">http://www.keiomcc.net/faculty-blog/2010/02/post_148.html</a>


▼ その他の記事もぜひこちらからご覧ください。
　　<a href="http://www.keiomcc.net/faculty-blog/" target="_blank">http://www.keiomcc.net/faculty-blog/</a>


┌─┐━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
│５│ 慶應インフォメーション ―「学び」のための慶應義塾関連情報―
└─┘………………………………………………………………………………
慶應義塾大学、およびその関連組織や団体による公開講座やセミナー等
の「学び」に関する情報、また慶應義塾関連の情報をお届けします。
詳細情報や問合せ先などは各Webサイトにてご確認ください。
─────────────────────────────────

◆2010国際産学連携シンポジウム in Keio
　-先端医療分野における知財戦略と活用-
　<a href="http://www.ipc.keio.ac.jp/" target="_blank">http://www.ipc.keio.ac.jp/</a>
　招待講演：「先端医療分野における知財戦略と商業化」
　パネルディスカッション：
　「米国の事例に学ぶ先端医療分野の知財の活用」
　◇日時：2010/3/25（木）　13:00～17:00
　◇会場：慶應義塾大学三田キャンパス 東館8階ホール
　◇申込締切：3/18（木）定員になり次第締切
　◇参加費：無料


◆慶應義塾創立150年記念イベント
  第3回桜スポーツフェスタ
  <a href="http://sakurafesta.es.land.to/sakura/festa/index2.html" target="_blank">http://sakurafesta.es.land.to/sakura/festa/index2.html</a>
  ◇日時：2010/3/27（土）9:00～16:00　雨天時は翌日順延
　◇会場：慶應義塾体育会下田グラウンドおよび下田学生寮
　◇申込：不要、当日会場に集合
　◇主催：慶應義塾体育会桜スポーツフェスタ実行委員会


◆慶應丸の内シティキャンパス
　<a href="http://www.keiomcc.com/" target="_blank">http://www.keiomcc.com/</a>

『ビジネスデータ分析』
　<a href="http://www.keiomcc.com/program/bdb/" target="_blank">http://www.keiomcc.com/program/bdb/</a>
　2010/4/12-5/25　全6回　講師：井上哲浩

『人事プロフェッショナル養成講座』
　<a href="http://www.keiomcc.com/program/jip/" target="_blank">http://www.keiomcc.com/program/jip/</a>
　2010/4/15-8/18 全10回　
　講師：高橋俊介・川上真史・野田稔

『きいてまとめるロジカル・ライティング』【新規開講】
　<a href="http://www.keiomcc.com/program/klw/" target="_blank">http://www.keiomcc.com/program/klw/</a>
　2010/4/21-5/19　全6回　講師：安藤浩之

『エナジャイズド・コミュニケーション』
　<a href="http://www.keiomcc.com/program/ene/" target="_blank">http://www.keiomcc.com/program/ene/</a>
　2010/5/10-6/7　全5回　講師：有滝　功

『成功確率を高める意思決定』【新規開講】
　<a href="http://www.keiomcc.com/program/sdm/" target="_blank">http://www.keiomcc.com/program/sdm/</a>
　2010/5/11-7/13　全6回　講師：安藤浩之

　●2010年度プログラム開催スケジュール
　<a href="http://www.keiomcc.com/program/schedule/index2010.html" target="_blank">http://www.keiomcc.com/program/schedule/index2010.html</a>


◆慶應丸の内シティキャンパス　夕学プレミアム『agora』
　<a href="http://www.sekigaku-agora.net/" target="_blank">http://www.sekigaku-agora.net/</a>

『竹中平蔵教授が講義する【問題解決スキルとしての経済古典】』
　<a href="http://www.sekigaku-agora.net/course/takenaka_heizo.html" target="_blank">http://www.sekigaku-agora.net/course/takenaka_heizo.html</a>
　2010/4/17-7/31 　全5回・土曜

『田口佳史さんに問う中国古典【老荘思想】』
　<a href="http://www.sekigaku-agora.net/course/taguchi_yoshifumi.html" target="_blank">http://www.sekigaku-agora.net/course/taguchi_yoshifumi.html</a>
　2010/4/20-7/6   全6回・火曜
　
『李 鳳宇さんと語らう【強い映画】』
　<a href="http://www.sekigaku-agora.net/course/lee_bong_ou.html" target="_blank">http://www.sekigaku-agora.net/course/lee_bong_ou.html</a>
　2010/4/24-7/17  全6回・土曜

『覚 和歌子さん・谷川俊太郎さん【詩の教室】』
　<a href="http://www.sekigaku-agora.net/course/kaku_wakako.html" target="_blank">http://www.sekigaku-agora.net/course/kaku_wakako.html</a>
　2010/5/15-7/24  全6回・木曜、土曜

『山田ズーニーさんとワークショップ【伝わる・揺さぶる！文章を書く】』
　<a href="http://www.sekigaku-agora.net/course/yamada_zoonie.html" target="_blank">http://www.sekigaku-agora.net/course/yamada_zoonie.html</a>
　2010/4/17-6/26  全6回・土曜


◆『夕学五十講』2010年度前期　全25講演受付中
　<a href="https://www.sekigaku.net/Sekigaku/Default/Normal/SekigakuTop.aspx" target="_blank">https://www.sekigaku.net/Sekigaku/Default/Normal/SekigakuTop.aspx</a>


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【編集後記】

慶應MCC通信【てらこや】Vol.85 は、いかがでしたでしょうか？

先日、ある2日間の研修に参加しました。

仕事柄、研修プログラムの主催、運営に携わることは多いのですが、
“参加者”として自らが研修に参加するのは久しぶりのことです。

週末土日の実施のため参加者全員がカジュアルな服装で集まっているか
らか、コミュニケーション研修のカテゴリーに入る内容のためか、和や
かなムードで研修は始まったものの、“参加者”としての私の期待と不
安は入り混じり、開講時はワクワクドキドキしておりました。

「どんな2日間になるのか…」「他の参加者の方々はどのような方々な
のか…」「私はこの研修についていけるのか…」といった感じです。

当初、緊張をしていた私も、2日目ともなると周りの方々ともうち解け、
いろいろなお話をすることができました。研修を通して、新しい体験か
ら多くの気づきを得ることができたとともに、何よりも、さまざまなフ
ィールドで活躍する他参加者の方々と“参加者”という同じ目線で話す
ことができた貴重な機会となりました。

そして、普段は研修プログラムの送り手でいることに慣れ、忘れがちに
なっていた期待と不安。参加者として研修に参加し、いつもとは違う立
場に自分を置くことで、新たに見えてきたものがたくさんあったように
も思います。

研修内容そのものから得た事だけではなく、自分の仕事についても考え
ることのできた2日間でした。

時には、いつも自分がやっている事、いつもいる場所を、外から眺めた
り視点を変えることで、また新たな違う一面を見いだすことができるの
かもしれません。


来月もこの場所でお会いできますこと楽しみにしております！


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（ ほうや ）


・‥‥……━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━……‥‥・
慶應ＭＣＣ通信　【てらこや】
 ■ 編集　：慶應丸の内シティキャンパス【てらこや】編集局
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掲載記事を許可なく転載することを禁じます。
　
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    <title>キャリア選択のための意思決定論</title>
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    <published>2010-03-09T06:30:02Z</published>
    <updated>2010-03-09T07:56:35Z</updated>
    
    <summary>安藤浩之　慶應MCCシニアコンサルタント はじめに 私たちは学校を卒業して長い人...</summary>
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        <![CDATA[<p class="detail"><strong>安藤浩之</strong>　慶應MCCシニアコンサルタント</p>

<h3>はじめに</h3>

私たちは学校を卒業して長い人で40年以上も職業人生を送ることになります。そして、きっと多くの人が、その職業人生を充実したものにしたいと願っていることでしょう。今まで論じられてきたキャリアに関わる理論に基づけば、自分が自覚している能力、欲求、価値観が満たされる時に今を適職と感じ、その仕事に長く就こうと考えるようです。
しかし、私たちはスーパーマンではないために職業人生の選択（以下、キャリア選択）を誤ることもあります。そこで、本稿では「キャリア選択のための意思決定論」と題して、以下の2点について意思決定論の観点から論ずることにしましょう。

1. 人はなぜキャリア選択を誤るのか。
2. 後悔しないためにどうしたらよいのか。

　]]>
        <![CDATA[　
<h3>人はなぜキャリア選択を誤るのか</h3>


（1）意思決定の適否を判断するためには相当の年数を要する

　意思決定とは分析と判断のことです。つまり、正しく意思決定するためには、分析、判断どおりに選択すればよいわけです。しかし、判断に必要な情報を入手できなければ、どうなるでしょうか。

　たとえば、先日、バンクーバー・オリンピックのスピードスケートを見ているときのことです。テレビを見ながら、小学生になる私の娘が「オー・マイ・ガーッ」と連呼するのです。何を言っているのかを聞いてみると、テレビ画面の下のほうに選手のゴール・タイムとともにOMEGAと表示されているのを見て、感覚的に「オー・マイ・ガーッ（O・ME・GA!?）」と判断したようです。

　私たちは日常生活において感覚的に判断することがよくあります。今日やるべき仕事の優先順位、夏休みの計画、そしてキャリア選択に至るまで。しかし、キャリア選択は職業人生の一大イベントであるため、感覚ではなく慎重に判断したいものです。

　そこで多くの人はキャリア選択に際して、A社、B社、C社と複数の選択肢を取り上げ、それぞれのリスクを見積もり、リスクを最小限にする選択肢を選択しようとします。そのため、安定した企業やわかりやすい企業が選択され、小規模の企業やイメージしにくい生産財メーカーは選択肢から外れがちです。しかし、意思決定の難しさはもっと他のところにあります。たとえば、バブルの頃にマンションを購入した人は資産価値が低下し、現在は後悔しているかもしれません。若くして結婚し、早く子供が手離れした老夫婦は夫婦ふたりの時間ができたことに今は満足しているかもしれません。

　このように、結果を見なければ意思決定の適否は判断できず、かつ相当の年数を要するところに難しさがあります。キャリア選択に誤ったと感じている人は、そのように感じるまでに相当の年数が経っているために今から修正できなくなっていることがあるのです。


（2）心理的バイアスが正しい意思決定を阻害する

　日本には数百万の企業があります。しかし、キャリア選択に際して、すべての企業をテーブルの上で分析するわけにはいきません。そのため、リストからリスク回避できる複数の企業を選択肢として取り上げ、相対的な比較の中から1社を選択します。ここで問題となるのが心理的バイアスであり、正しいキャリア選択を邪魔することがあるのです。

　たとえば、人間はなんらかの基準がなければ選択できません。そこで、検討しているA社を基準にして、他社（たとえばB社）がそれを上回るのか否かを分析して一方を選択します。しかし、そもそもA社が基準になる根拠が曖昧だとすれば、B社を選択する妥当性もなくなります。これが「アンカリングの罠」です。

　また、A社よりB社が望ましいと思い始めると、B社の選択を正当化すべく、都合の良い情報ばかりを集め始めます。そうした中、B社は過去に倒産しそうになったと友人から指摘を受けても耳に入らなくなります。これが「確証バイアス」です。

　更に、B社が過去に倒産しそうになったとしても、その都度、危機を乗り越えてきた事実を捉え、「きっと、この先も大丈夫さ」と過信しはじめます。これが「正常性バイアス」です。

　そして、最後はみんなに「辞めた方がよい」と言われても選択をしたのが自分であるためにリスクを更に小さく見積もるようになります。これを「リスクに対する自発性」と言います。一方、自分にメリットのない意思決定についてはリスクを大きく見積もる傾向があります。だから、周囲の人は転職に際して「思いとどまったほうが良い」とよく言います。

　しかし、彼（彼女）はもう思いとどまることを考えようとしません。人は将来の利益よりも現在の不利益を大きく見積もる傾向があり、今の会社と仕事が色褪せているからです。

　このように、数々の心理的バイアスが正しい意思決定を阻害するのです。では転職後はどうでしょうか。もし、当初想定したほど良い仕事に巡り合うことができなくても、前の会社に留まった場合の不利益と今の不利益を相殺し、今の自分を正当化しようとします。これを「不利益の等価交換」と呼ぶことにしましょう。

　しかし、等価交換できないほどにバランスが崩れてリスクが大きくなると、今の仕事が色褪せて見えはじめ、文句を言い始めます。確証バイアスにとらわれ、新しい会社の悪いところばかりが目につくからでしょう。


（3）パーソナリティによって意思決定が左右される

　たとえば、投資案件を討議している会議の席で、人によってリスクやリターンの捉え方が異なることがあります。これは同席している人たちのパーソナリティが異なるために起こることです。リスキーな人はリスクが大きくてもリターンがそこそこ見込めるのであれば投資しようとします。一方、コーシャス（慎重）な人はリスク回避できなければゴーサインを出そうとしません。つまり、パーソナリティの違いが本人の望ましさ度に影響を与え、意思決定が分かれるのです。

　夫婦で転職について話し合っても異なる選択に至るのは、一番理解し合っている夫婦でも2人のパーソナリティが異なるからです。


<h3>後悔しないためにはどうしたらよいのか</h3>

（1）心理的バイアスにとらわれやすい人
　意思決定するのが人間である以上、すべての心理的バイアスを排除することはできません。よって、正しく意思決定するためには、こうした心理的バイアスの存在に気づき、自分を統制することで正しいキャリア選択に近づけることを考えるのが現実です。

（2）慎重にキャリア選択したい人
　ある経営者が言いました。「腑に落ちないことは決めないことだ」と。腑に落とすためには自分なりの判断基準が必要となります。前述した能力、欲求、価値観が満たされたときに適職と感じるのであれば、この3つが判断基準となります。慎重にキャリア選択したい人は、自分の能力（自分は何の専門家なのか）、欲求（本当のところ、自分は何をしたいのか）、価値観（自分にとって仕事とは何か）を内省してみることです。しかし、こうした根源的な問いに答えることができる人は少なく、また、次第に変化するものであることを理解すべきです。

（3）冒険してみたい人
　ある転職経験者が言いました。「迷ったらやる、それだけですよ」と。私たちはドラえもんのように魔法のポケットを持っていないため、過去のキャリアをやり直すことはできません。しかし、未来を創りかえることはできます。そのためには今までの自分を折りたたみ、新しい扉を開かなければなりません。キャリアは未来に向けて末広がりで広がっているものです。将来は線ではなく、面で捉えることができます。この将来の可能性の幅を広げるためには、幅広く自分の将来を捉えるとともに意思決定を間違ったと思った時点でキャリアチェンジすることを考えればよいわけです。キャリアチェンジとは転職ばかりではありません。自己申告、社内公募、FA制などの社内制度を利用して社内転職することも含みます。

（4）オプション理論を応用してリスクを分散
　冒険したい人であっても、よくわからない中でキャリアを選択する際、リスクを分散することは必要です。そこで、金融工学などで使われているオプション理論を「キャリア選択のための意思決定論」に応用してみてはどうでしょうか。

　たとえば、A社とB社の2社からオファーをもらって一番望ましいA社を選択したとします。しかし、将来、B社に再転職する可能性を残しておきたいのであれば、A社に入社後もB社と良好な関係を維持しておくことです。これを「延期オプション」と言います。

　一方、一番望ましいA社を選択したくても高度な専門性と経験がなければつぶされてしまうとわかっていたらどうでしょうか。このような場合、「段階オプション」を応用し、まずはB社で働き、実績を上げた後にA社に再転職することも考えられます。

　更に、「転用オプション」も応用できます。将来、A社でも使える専門性をB社にいる間に磨き、転職と同時に転用すればアドバンテージがとれます。

　ちなみに、オプションを用いてリスクを分散すべきか否かはリスクが発生する確率次第です。この確率的推論を用いたアプローチは、いつかまた、ご紹介する機会もあるでしょうから、そのときに委ねることにいたしましょう。


<h3>おわりに</h3>

　さて、ここまでお付き合い頂き、ありがとうございました。もし、ここまで読んで「なるほどね。この週末、自分のキャリアについてちょっと考えてみようかなぁ」と思っているなら知性を働かせて考えてみてください。なぜなら、人間は権威ある者（たとえば、専門家や政治家）に対して無批判に同調しやすい心理的バイアスを持っているからです。人間、考えないほうが幸せということもありますので・・・。


<p class="detail"><strong>安藤浩之</strong>（あんどう ひろゆき）
慶應MCCシニアコンサルタント<br>慶應MCCプログラム「<a href="http://www.keiomcc.com/program/sem/">戦略実行マネジャー</a>」「<a href="http://www.keiomcc.com/program/klw/">きいてまとめるロジカル・ライティング</a>」「<a href="http://www.keiomcc.com/program/sdm/">成功確率を高める意思決定</a>」「<a href="http://www.keiomcc.com/program/inf/">社内インストラクター養成講座</a>」講師<br />
明治大学卒、英国ウェールズ大学大学院環境マネジメント学科卒（修士）。HOYA人事部を経て、1992年に産業能率大学HRDシステム開発センターに入職。同総合研究所主幹研究員を経て、産業能率大学総合研究所教授。2009年11月現職。さまざまな企業の次世代リーダー研修、人事教育体系構築、アセスメント、階層研修などで活躍中。
著書に『<a href="http://pt.afl.rakuten.co.jp/c/01272a43.86f206a3/?url=http://item.rakuten.co.jp/book/1661395/ target="_blank"">テクノロジー・マーケティング～技術が市場を創出する～</a>』（共著、産業能率大学出版部2004年）、『実感！エコロジーコース』（共著、産能大学通信教育コース2002年）などがある。 </p>

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    <title>福島 智「バリアフリーと私たちの未来」</title>
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    <published>2010-03-09T06:23:15Z</published>
    <updated>2010-03-09T07:51:32Z</updated>
    
    <summary><![CDATA[福島 智　東京大学先端科学技術研究センター 教授　&gt;&gt;講師紹介 講演...]]></summary>
    <author>
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            <category term="015夕学だより" />
    
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        <![CDATA[<p class="detail"><strong>福島 智</strong>　東京大学先端科学技術研究センター 教授　<a href="https://www.sekigaku.net/Sekigaku/Default/Normal/InstructorIntroduction.aspx?SGInstructorID=406" target="_blank">&gt;&gt;講師紹介</a><br>
講演日時：2009年12月21日（月） PM6:30-PM8:30</p>

福島智氏は、9歳の時に失明、18歳で聴力を完全に失い「全盲ろう者」となりました。全盲ろう者は、英語では‘Totally deafblind person’と呼ばれ、「何も見えない」「何も聴こえない」という人を指します。ヘレンケラーと同じ障がいの状態であるため、福島氏は‘日本のヘレンケラー’と形容されたこともありました。ただし、福島氏の場合、成人近くまで耳が聴こえていたこともあり、スピーチには支障ありません。今回のご講演には、おふたりの「指点字通訳者」を伴って登壇され、ご自身の肉声でお話しくださいました。

福島氏はまず、全盲ろう者の生活がどんなものなのか、エピソードをいくつか話してくれました。18歳で目も見えない、耳も聴こえないという状態になった時、福島氏が特に困ったことのひとつは、「どうやって朝起きるか」ということでした。全盲ろう者が外界の情報を得る主な手段は「肌感覚」です。そのため、携帯電話のマナーモードのようなバイブレーション（振動）を使う目覚まし時計を使います。しかし、その目覚まし時計は、福島氏には振動が弱すぎて起きることができませんでした。
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        そこで福島氏が購入したのが電動マッサージ器でした。手で持って肩などに当てる30センチほどの大きさのもの。これを枕元に置き、タイマーをつないで寝ます。マッサージ器はかなり大きな振動になるので、福島氏も朝ちゃんと起きられるようになったそうです。とはいえ、さすがに毎日使っていると大きな振動にも慣れてくるそうで、なかなか起きられなくなるのは普通の目覚ましと同じとのことでした。つまり一度は目覚めるけれど、また眠ってしまうことがあるそうです。

福島氏が全盲ろうになった時、上述したような生活上の不便以上に大きな壁が生まれました。それは「コミュニケーションの壁」です。話す相手の声が聞こえない、相手の表情も見えないというのは、会話をする上で非常につらい状況です。寂しさ、孤独感、頼りなさ、そんな気持ちが高まり、自分から話をする気がおきなくなったそうです。

当初、お母様とは、点字で会話をされていました。点字は6つの点を使ってひとつの文字を表します。点字を打つ簡便なやり方に、金属の太いはりのようなものを用いて紙に点を打ち出すという方法があります。しかし、この方法だと、ひとつひとつ点を打っていくので、時間がかかります。

「点字タイプライター」という機械もあります。一般のタイプライターと同じような仕組みで文字を打ちますが、キーは6つのみです。左右に3つずつキーが配置されていて、両手を使って1タッチで一文字分の点字を打てるので、時間短縮ができます。ただし、機械は重くかさばり、携帯には適しません。また、キーを打つ音が大きく、病院など静かにしなければならない場所では迷惑になるため、使える場所が限られてしまいます。

ところが、ある時、点字タイプライターの使用方法を参考にして、お母様が「指点字」というアイディアを思いつかれました。点字タイプライターは、左右に配置された3つずつのキーを右手、左手の3本指で同時に操作して、6つの点からなる点字を打ちます。であれば、福島氏の左右3本の指をタイプライターのキーに見立てて、別の人が点字タイプを打つように同時に触れてあげれば、文字が認識できるだろうということです。

お母様が、福島氏の指をタイプライターを打つように触れて伝えた最初の言葉は、“さとし、わかるか”だったそうです。「指点字」が生まれた瞬間です。指点字は道具も紙も不要です。どこでも言葉を伝えることができます。指点字のおかげで、福島氏は再び自由・気軽にコミュニケーションを楽しむ喜びを取り戻したのです。

福島氏は、全盲ろう者として日本で初めて大学に進学し、その後は世界で初めて常勤の大学教授にも就任されています。研究対象は、ご自身の障がい者としての経験も活かした「バリアフリー」です。福島氏によれば、バリアフリーには次の4つの側面があるそうです。

1．物理的側面

段差の解消といった日常生活の障害を減らしていくこと。

2．情報・文化的側面

視覚障がい者にとっての点字、聴覚障がい者のための字幕など、世の中の様々な情報、さらには文化を障がい者にも伝えていくこと。

3．心の側面

障がい者に対する偏見や差別をなくしていくこと。福島氏自身、全盲ろう者として初めて大学入学が決まり、メディアにも取り上げられて世間的にも知られる存在になっていたにも関わらず、住むところを探そうとしたら、不動産屋さんや大家さんに「障がい者は勘弁してほしい」と言われ、なかなか入居先が見つからなかったそうです。この時は結局、隣の部屋に福島氏の友人が住むという条件で、ようやく借りることができたとのこと。まだまだ障がい者に対する偏見は強いものがあるのです。

4．法制度

福島氏が大学入学を考えた時、そもそも全盲ろう者が入学試験を受けられる体制が整っていた大学は限られており、ほとんどは門前払いでした。こうした問題は、法制度の制定・改訂を通じて、障がい者にも一般の人と同様の権利を与えることが必要です。


ところで、バリアフリーと関連した言葉に「ユニバーサルデザイン」があります。これは、障がい者だけでなく、老若男女あらゆる人たちにとって使いやすい製品や建物を設計することを目指す考え方です。ですから、ユニバーサルデザインの考え方の中に、バリアフリーも包含されてしまうように思えます。しかし、福島氏は、「バリアフリー」にこだわっているそうです。なぜなら、バリアフリーには、問題を解決していくという「問題解決型」の意識が強いからです。

一方、ユニバーサルデザインは万人向けの使いやすさを追求するとしても、そこから漏れてしまう問題があります。例えば、銀行のATMでは、視覚障がい者は備え付けの電話を使って、受話器からの音声で案内をしてもらえます。しかし、目も耳も使えない全盲ろう者には対応していません。ですから福島氏は、現実に障がい者が直面している問題を解決しようとするバリアフリーと、事前設計型のユニバーサルデザインの両方を取り入れた、「ユニバーサル・バリアフリー」という考え方を提唱しています。そもそも人間は、生きる上での様々な障害や問題（バリア）を次々と解決することで文明を発展させてきたのだから、バリアフリーの思想は、障がい者だけでなくあらゆる人の問題解決にもつながっていくと考えているのだそうです。

また、なんらかの障害を抱えて生きることを、野球における「グランドコンディション」にたとえて説明してくれました。福島氏は、障害をグランドコンディションにハンディのある状態だと考えているそうです。しかしなにより大切なことは、どんなグランドコンディションであれ、その上でどんなプレイをするかです。つまり、障がいを最初からマイナスと捉えるのではなく、障害を受け入れた上で、どう生きていくのかが大事なのです。

全盲ろう者となり、一度は絶望の淵に立たされた福島氏は、指点字によって生きる希望を取り戻し、初の大学入学、そして初の大学教授と新境地を次々と切り開いてこられました。質疑応答では、なぜそんなことに挑戦できたのかという質問に対し、前例がないから、とにかくやってみるしかなかったからだと答えられました。これからも、福島氏は新たなチャレンジに果敢に挑まれていくのでしょう。


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    <title>『ビッグイシュー日本版』</title>
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    <published>2010-03-09T05:57:04Z</published>
    <updated>2010-03-09T07:59:41Z</updated>
    
    <summary>「人生とは、小さなおもしろいエピソードを 　いくつか含んだ大きな悲劇だと思ってい...</summary>
    <author>
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            <category term="020今月の“１冊”" />
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.keiomcc.net/terakoya/">
        「人生とは、小さなおもしろいエピソードを
　いくつか含んだ大きな悲劇だと思っている。」


『ビッグイシュー日本版』の最新号（138号2010.3.1）巻頭インタビュー、映画監督ウディ・アレンの言葉です。シニカルで悲観的、彼らしくもあり、共感もし、そしてこの『ビッグイシュー』をまさに表現している言葉だと思います。ウディ・アレンはこう続けます。「僕はひたすら滑稽でもなく、まったく悲劇的でもなく、ただ単に現実的なのだと思うよ。」

皆さんはこの『ビッグイシュー』をご存じでしょうか。
『ビッグイシュー』は駅前や交差点で、ホームレスの人々が300円で販売している雑誌であり、「ホームレスの仕事をつくり自立を応援する」事業です。


        <![CDATA[「名前は聞いたことはあるけれど手にとったことはない」方が多いのではないでしょうか。そこで今日はこの「小さなおもしろいエピソードをいくつか含んだ大きな悲劇」、世界をそんな視点で現実的に見つめ、伝え、語るこの雑誌をご紹介します。

『ビッグイシュー』。表紙は毎号、ビッグアーティストが飾ります。ウディ・アレン、ダスティン・ホフマン、ケミストリー、スティング、ジョニー・デップ。監督／主演映画の封切りや新作発表が絡められた、旬な人選で、インタビューでは彼／彼女らの素顔を探ります。販売員さんによってはバックナンバーをお持ちなので、表紙で好きなアーティストを選んで1、2冊手にとってみるのもお薦めです。

続いて、特集。
「仏像はなぜ、時を超える？」（136号）、「果てしなさとは？宇宙近づく冬の星空」（133号）、「自閉症その不思議と豊かさ」（130号）、「よろこびのピクニック」（138号）といったように、文化芸術、自然科学、社会問題、季節の特集と実に幅広いテーマです。同時に、どんなテーマにも、社会に対する真剣な視線が貫かれています。

たとえば138号。ピクニックといってもよく見かけるグッズやお弁当の紹介ではありません。1802年ロンドン、社交に縛りの多かった時代に「ハレンチなばか騒ぎをして当時大ニュースになった」と歴史を遡り、社交性を原点とした都市のピクニック事情、斬新なウエディングピクニック、日本に古くからあった春や秋に野山で飲食をして花や鳥の声を楽しむ「野掛け」などを紹介しています。

136号では、仏像のほとんどは過去に修復を受けており、「仏像を残そうと願ってきた人々の想いの連鎖に意味がある」と語る、仏像修復師　飯泉太子宗さんに注目します。飯泉さんはNPO法人『古仏修復工房』を立ち上げ、全国各地のお寺や集落からの依頼で仏像修復に携わっており、人々の想いを大切に守り続けています。

特集の後には、1/2～3ページの国際記事と、コラム形式の国内記事が続きます。
国際記事は、世界28ヶ国80の都市・地域のストリートペーパーと連携して編集されており、臨場感が伝わるのは、その土地をしっかりと踏み、人々と同じ視線に立って書かれていているからだとわかります。ですから衝撃の現実を知ることも多くあります。　
　
たとえばアフリカ最大の産油国アンゴラは、30年続いた内戦が終結したのち、原油価格の高騰と建設ラッシュで年平均15%の驚異的な経済成長を成し遂げていますが、一方で人口の2/3は今日も1日2ドルの収入で貧困生活を何とか生きながらえています。最大の問題は貧しい者たち、つまり国民の多くが、裕福な自分の国の現実を知らないことにあります。知らなければ国の政治を疑問視することも、お金の支出のあり方を追求することもないからです。（137号）

中国南部にある広東省大宝山鉱山のふもとでは、数千もの村々で人々ががんの驚異とともに生き、包括的な公的健康保険制度がないため多くの人が医療費のために借金を重ねています（138号）。アマゾンの村コロンビアのレモリノでは、高値で売買されるコカインの原料コカ栽培と蜜業に替わる、経済的自立の道をカカオ豆栽培に求め長い道のりを歩んでいます（130号）。

このように、戦争の終わりは問題の解決ではないことや、経済発展の影には新たな不幸や苦しみが生まれていることを改めて思い知らされます。

記事・コラムには楽しい話題もたくさんあります。
ケニアで獣医として活躍する滝田明日香さんのレポート「ノーンギシュの日々　ナイロビ出産記」はその一つ。ケニアの赤ちゃんは誕生直後から首がすわっている、産後すぐの食事に脂ぎったフライドポテトとチキンが出された、と驚きの連続です。事前手配がまったく役に立たないちゃらんぽらんな対応、正論が通らないうえ文句を言えば説教をくらう、奮闘の様子につくづく大変そうだなあと同情しつつも、滝田さんのテンポよい口調に思わずこちらも愉快になってきます。

これまた毎回面白いのが、巻末にある「ホームレス人生相談」のコーナーです。
亡くなったマイケル・ジャクソンを想って大泣きしてしまう、「どうしたら気持ちを整理できるでしょうか。」と相談する男性には、「あなたは、きっとものすごく心根の優しい人なんだと思うよ。」と語りかけ、「とにかく今は、無理に心を整理しようとせずに、マイケルのことを考えながら思い切り泣いたらいい。どっぷりと依存してしまっていても、いい種類の依存だから気にしないで。」とあたたかく寄り添います。（135号）

「仕事の飲み会がめんどくさい」38歳の会社員には、人とのつき合いは一番大事な部分なので、「ここはひとつ直していくべき」と、はっきりと答えます。そしてさり気なく「一緒に飲んでも楽しくない人間が多いっていうことなんでしょうか。もしかしてかたい話ばかりしているのでは？」と返す問いには、発想を変えるアドバイスがあって、「嫌」ではなく「面倒」で、断りつつも気になっている彼の気持ちにも応えています。（137号）

さいごに。私の手元にある最新号には手紙がはさまれていました。

「前略　路上より
いつも私を気遣っていただきありがとうございます。（中略）そんな毎日を送っている私も3/6（土）で卒業となります。毎日どんな人と会って話ができるのか、また一日中見送るだけで終わるのか、そんなことを考えながら販売をしていました。それが楽しかったです。
大切なお客様へ　販売員「吉富」より」

吉富さんは、『ビッグイシュー』を黙って片手に掲げ、静かに販売をされている方でした。何万何十万もの人がひっきりなしに激しく行き交う品川駅港南口で、ほとんどの人が吉富さんに気づかずに通り過ぎていきました。
私も以前はその一人でした。今でこそ、そこを通って『ビッグイシュー』を買い、吉富さんと会話するのが楽しみでしたが、何度も近くを通りながらも、いつも先を急いでいて、視野に入るものすらよく見えていなかったのでした。雑踏にのみ込まれ、自分を見失いそうになりそうな、そんな私さえも、吉富さんは”見送り”ながらも見守ってくれていたのだと思うと、感謝の気持ちでいっぱいになりました。

ウディ・アレンはインタビューをこう締めくくっています。
「人生が憂うつであればあるほど、私たちはお互いを必要とするものなんだよ。」

（湯川真理）


<p class="detail">『<a href="http://www.bigissue.jp/" target="_blank">ビッグイシュー日本版</a>』
路上生活者（ホームレス）の人々に仕事を提供し、自立を応援する事業です。1991年に英国ロンドンで生まれ、日本では2003年9月に創刊されました。
販売額300円のうち、160円が販売者である路上生活者の収入となります。
『ビッグイシュー』のIDカードをつけ、帽子をかぶって、路上の決められた場所で販売しています。
毎月1日と15日の2回、発行されています。<br />
販売場所一覧
<a href="http://www.bigissue.jp/sell/index.html" target="_blank">http://www.bigissue.jp/sell/index.html</a></p>
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    <title>“天職”の考察</title>
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    <published>2010-03-09T05:54:07Z</published>
    <updated>2010-03-09T07:51:32Z</updated>
    
    <summary>2010年1月8日　“天職”の考察 http://www.keiomcc.net...</summary>
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        <name>imai</name>
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            <category term="030ファカルティズ・コラム" />
    
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        <![CDATA[2010年1月8日　“天職”の考察
<a href="http://www.keiomcc.net/faculty-blog/2010/01/post_142.html" target="_blank">http://www.keiomcc.net/faculty-blog/2010/01/post_142.html</a>

2010年1月17日　蚊柱に思う
<a href="http://www.keiomcc.net/faculty-blog/2010/01/post_143.html" target="_blank">http://www.keiomcc.net/faculty-blog/2010/01/post_143.html</a>

2010年1月28日　家業と事業の違いとは
<a href="http://www.keiomcc.net/faculty-blog/2010/01/post_144.html" target="_blank">http://www.keiomcc.net/faculty-blog/2010/01/post_144.html</a>

2010年2月19日　コンフリクト・メイキングの重要性
<a href="http://www.keiomcc.net/faculty-blog/2010/02/post_147.html" target="_blank">http://www.keiomcc.net/faculty-blog/2010/02/post_147.html</a>

2010年2月26日　こんな会社に頑張ってほしい
<a href="http://www.keiomcc.net/faculty-blog/2010/02/post_148.html" target="_blank">http://www.keiomcc.net/faculty-blog/2010/02/post_148.html</a>


▼ その他の記事もぜひこちらからご覧ください。
　　<a href="http://www.keiomcc.net/faculty-blog/" target="_blank">http://www.keiomcc.net/faculty-blog/</a>]]>
        
    </content>
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    <title>メールマガジン　Vol.84</title>
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    <published>2010-02-08T18:10:15Z</published>
    <updated>2010-02-09T09:02:38Z</updated>
    
    <summary>・‥‥……━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━……‥‥・ ≫≫≫≫≫≫...</summary>
    <author>
        <name>imai</name>
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    </author>
            <category term="000メールマガジン" />
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.keiomcc.net/terakoya/">
        <![CDATA[・‥‥……━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━……‥‥・
≫≫≫≫≫≫　　　 慶應ＭＣＣ通信【てらこや】 　　　≪≪≪≪≪≪
≫≫≫≫≫　　～ビジネスパーソンの学びを切り拓く～　　≪≪≪≪≪
≫≫≫≫　　　　<a href="http://www.keiomcc.net/terakoya/">http://www.keiomcc.net/terakoya/</a>　　　　≪≪≪≪
　　　　　　　　　　　Vol.84 [2010/02/09]
・‥‥……━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━……‥‥・

　────────────────────────────────
★┐INDEX
└┼───────────────────────────────
　│1. ピックアップレポート　「組織のインターアクションに関する研究」
　│2. 夕学だより　　　　　　「ナビタイムの世界戦略とビジネスモデル」
　│3. 今月の“１冊”　　　 　「なぜ宇宙人は地球に来ない？」
　│4. Learners' 交歓広場　「時々外側から眺める、ということ」
　│5. 慶應インフォメーション
　┼───────────────────────────────]]>
        <![CDATA[みなさま、こんにちは！
慶應MCC通信【てらこや】編集局 の ほうや です。

今月より慶應MCC通信【てらこや】編集を担当させていただきます。
どうぞ、よろしくお願いいたします。

新規に登録をしていただいた皆さま、ご登録ありがとうございます！
慶應MCC通信【てらこや】は、月1回（毎月第2火曜日を予定）「学び」
を改めて見直すきっかけとなるようなさまざまな情報の提供を目的に、
発行しています。これから、どうぞよろしくお願いします。

今後配信を希望されない場合は、末尾のURLより配信停止のお手続きを
お願いいたします。

暦のうえでは春となりましたが、まだまだ寒い日が続いております。
皆さま、体調など崩していらっしゃいませんでしょうか。
今月はいよいよバンクーバー冬季オリンピック、パラリンピックが開催
されます。今回のテーマは、"With Glowing Hearts."（燃える心と共に）
だそうです。選手皆さんの健闘を祈り、寒さを吹き飛ばすように熱く応
援をしたいと思います。


さて、今月号の「ピックアップレポート」は慶應義塾大学商学部准教授
の三橋平先生にご登場いただきました。個人間だけでなく企業など組織
間にも存在するインターアクション（相互作用）、ネットワークについ
て事例を交えながら解説いただきました。

「夕学だより」は、(株)ナビタイムジャパン代表取締役の大西啓介氏の
講演「ナビタイムの世界戦略とビジネスモデル」の受講レポートです。
最適な移動経路を探し出してくれる経路検索サービス ナビタイムの紹介
です。日本発IT技術の革新にさらなる期待が高まる講演です。

「今月の“1冊”」は、キッチュの別称でおなじみタレント・コラムニス
ト松尾貴史氏の『なぜ宇宙人は地球に来ない？』を取り上げ、思考停止
しないことや懐疑精神を持つことの大切さについて考えます。

「Learners' 交歓広場」は、現在、住信SBIネット銀行株式会社に勤務さ
れている梅田久美子さんに、慶應MCCプログラムご参加のきっかけやその
時の様子をふりかえりながら、“学ぶ”ことの原点や“学ぶ”ことの楽
しさについて書いていただきました。


では、さっそく Vol.84をお届けいたします！
ぜひ、ご一読ください！



┌─┐━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
│１│ ピックアップレポート ―ビジネスに効く「知」のサプリメント―
└─┘………………………………………………………………………………
第84回　組織のインターアクションに関する研究
　　　　三橋　平（慶應義塾大学商学部　准教授）
─────────────────────────────────

「兎角にこの世は住みにくい」

「私は大学に籍を置く研究者で、その使命は、完成度の高い理論構築と
信頼性のある分析を通じて最先端科学を切り開き、国際的な場面での学
術論文発表を行うことで、世界の知力を高めることにあると考えていま
す。そして、この考えを貫くことが、プロフェッショナルとしての信条
だと考えています。」と、かっこよく書き始めてみましたが、多くの方々
と同じように、自分の考えに反した仕事もヒィーヒィー言いながらやら
なければならないのが現実です。事実、このメルマガ原稿の執筆は、そ
の１つです。このメルマガには、自分の研究分野とプロジェクトの紹介
を書いたらどうか、と言われたのですが、何でも書いていい、とも言わ
れたので、まずは、この原稿を書くことになった経緯から説明させてく
ださい。


▼ 続き（全文）はこちらから
　　<a href="http://www.keiomcc.net/terakoya/2010/02/report84.html">http://www.keiomcc.net/terakoya/2010/02/report84.html</a>


┌─┐━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
│２│ 夕学だより ―時代の“潮流と深層”を読み解く―
└─┘………………………………………………………………………………
「ナビタイムの世界戦略とビジネスモデル」
【講師】大西 啓介（株式会社ナビタイムジャパン 代表取締役社長）
【日時】2009年12月10日（木） 18:30-20:30
─────────────────────────────────

「NAVITIME」は、現在地から目的地まで、車、鉄道、バス、タクシー、
徒歩などさまざまな移動手段を組み合わせて、最適な移動経路を探し出
してくれる「経路検索」のサービスです。主に携帯電話で利用されてお
り、大西氏によれば、有料課金サービス（月額210円または315円）を利
用しているユーザーは、現在400万人に達しています。

このサービスを運営する『ナビタイムジャパン』は、大西氏が、大学院
の研究室の後輩、菊池新氏と共に2000年に設立しました。多様な移動手
段を組み合わせできる経路検索のサービスは、他に類を見ないこともあ
り、わずか10年たらずで急成長しています。大西氏は、この成長の背景
には、高速パケット通信と、パケット定額制の普及によって、携帯電話
を通じた各種サービスが気軽に利用できるようになったこと、さらにGPS
の性能が高まり、すばやく現在地を特定して経路案内ができるようにな
った、といった携帯電話の技術革新や新サービスの後押しがあったとの
ことです。


▼ 続き（全文）はこちらから
　　<a href="http://www.keiomcc.net/terakoya/2010/02/sekigaku84.html">http://www.keiomcc.net/terakoya/2010/02/sekigaku84.html</a>


┌─┐━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
│３│ 今月の“１冊” ―慶應MCCスタッフからのおすすめ―
└─┘………………………………………………………………………………
『なぜ宇宙人は地球に来ない？』
著者：松尾 貴史 (著)　；　 しりあがり 寿 (イラスト)
出版社：PHP研究所　；　発行年月：2009年5月
ISBN：9784569706450　；　本体価格：880円（税込価格924円）
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“悪魔の証明”という言葉をご存じだろうか。

「悪魔はいるのか、それともいないのか？」という論争が起きた場合、
「悪魔がいる」ことを証明するのは「こんにちは、悪魔です」とそこに
悪魔を連れてくれば可能だ。しかし「悪魔はいない」ことを証明するの
は難しい。なぜなら全ての存在・可能性について調査し、「全宇宙のど
こを探してもいなかった」ことを示さねばならないからだ。

このように『ないことの証明』は『あることの証明』に比べ、一般に困
難であることを“悪魔の証明”と呼ぶ。

テレビの心霊・超能力・宇宙人を扱った所謂オカルト・超常現象番組で
は、しばしば肯定派／否定派に分かれて同様の論争が繰り広げられる。
本来は悪魔の証明の通り、肯定派がその場に（誰が見てもそうとわかる
ように）守護霊や宇宙人を連れてくれば良いのだが、もちろんそんなこ
とができるわけもなく、目撃者の話を連ねて帰納的に「これらのことか
らいるとしか考えられない」と、推論をさも事実のように述べるしかな
い。


▼ 続き（全文）はこちらから
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┌─┐━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
│４│ Learners' 交歓広場 ―学びとキャリアを考える読者コラム―
└─┘………………………………………………………………………………
第30回　「時々外側から眺める、ということ」
　　　　　梅田久美子（住信SBIネット銀行株式会社）　　
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このたびは、【てらこや】編集局/井草さんにご紹介を受け、このような
場をいただけたことを感謝いたします。
とはいえ、何を書けばよいやら・・・その上、文章が上手とは言いがたい
ため、読みにくい等多々ありますことをご容赦ください。

これまで寄稿されている方は、会社の役職や年齢が上の方が多いため、
まだまだ社会人経験の長いとは言えない私の慶應MCCとかかわるきっかけ
になった話から、同世代の方にも親しみを持ってもらえれば、と思いま
す。また世代が上の方々には、こんな1後輩がいるんだということを知っ
ていただければ、とてもうれしいです。
 
慶應MCCで授業を受けている時間は、私にとって、自分自身を、自分の勤
める会社を、外側から眺める時間でもあります。


▼ 続き（全文）はこちらから
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┌─┐━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
│５│ 慶應インフォメーション ―「学び」のための慶應義塾関連情報―
└─┘………………………………………………………………………………
慶應義塾大学、およびその関連組織や団体による公開講座やセミナー等
の「学び」に関する情報、また慶應義塾関連の情報をお届けします。
詳細情報や問合せ先などは各Webサイトにてご確認ください。
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◆慶應義塾大学ビジネス・スクール　2009年度週末集中セミナー
「財務戦略集中コース」 
　<a href="http://www.kbs.keio.ac.jp/executive/weekend.html" target="_blank">http://www.kbs.keio.ac.jp/executive/weekend.html</a>
　◇日時：2010/2/20, 2/27, 3/6（土）
　◇会場：慶應義塾大学ビジネス・スクール日吉キャンパス協生館 5F
　◇講師：井上 光太郎（慶應義塾大学ビジネス・スクール准教授）
　　　　　高橋 大志（慶應義塾大学ビジネス・スクール准教授）
　　　　　小幡 績（慶應義塾大学ビジネス・スクール准教授）


◆慶應義塾先端科学技術研究センター（KLL）
　第7回KLL産学連携セミナー 「～多彩に広がる“光”の可能性～」
　<a href="http://www.kll.keio.ac.jp/seminar/" target="_blank">http://www.kll.keio.ac.jp/seminar/</a>
　◇日時：2010年2月26日（金)　15:00～17:30 
　◇会場：慶應義塾大学 日吉キャンパス　協生館2階多目的教室3
　◇参加費：無料（セミナー、懇親・意見交換会共に） 
　◇申込：事前申込（定員に達し次第締切）
　◇内容・講演者：
　 「フェムト秒・ナノフォトニクス」（仮題）
　　 斎木 敏治
     (慶應義塾大学理工学部教授 電子工学科／総合デザイン工学専攻）
　 「光デバイスの性能を担う無機素材の形と機能」
　　 藤原 忍 
     (慶應義塾大学理工学部准教授 応用化学科／総合デザイン工学専攻）
　 「光で制御できる磁性材料」
　　 栄長 泰明
     (慶應義塾大学理工学部准教授 化学科／総合デザイン工学専攻） 　　
　 「新しい産業として期待されるレーザ治療器」
　　 荒井 恒憲
   　(慶應義塾大学理工学部教授 物理情報工学科／基礎理工学専攻）


◆慶應義塾大学言語文化研究所
　慶應言語学コロキアム
　<a href="http://www.icl.keio.ac.jp/" target="_blank">http://www.icl.keio.ac.jp/</a>
　（1）「Island (Non-)Repair Phenomena in English and Japanese」
　◇日時：2010/3/1（月）15:00～
　◇会場：慶應義塾大学三田キャンパス　南館地下2階　2B21教室
　◇参加費：無料
　◇申込：事前申込不要/当日、満員になり次第受付終了
　◇講師：中尾 千鶴（立教女学院短期大学非常勤講師）
　◇使用言語：日本語
 
　（2）「連体形の形態統語構造と歴史的変遷」
　◇日時：2010/3/26（金）16:00～
　◇会場：慶應義塾大学三田キャンパス　東館（G-SEC）6階Lab
　◇参加費：無料
　◇申込：事前申込不要/当日、満員になり次第受付終了
　◇講師：西山　國雄（茨城大学准教授）


◆慶應義塾大学　グローバルセキュリティ研究所（G-SEC）
 「G-SECニューズレター」No.18 発行のご案内
　 <a href="http://www.gsec.keio.ac.jp/text/newsletter/index" target="_blank">http://www.gsec.keio.ac.jp/text/newsletter/index</a>
　当研究所(G-SEC)は、政策 Watch と Warningというコンセプトのもとで
  グローバルとセキュリティに関する幅広い研究を推進しています。
　◇内容：
　　特集「グローバル化とG-SEC」
　　セミナー「援助パラダイムの変化
　　　　　　　　　　　‐保健分野における革新的財源調達の興隆」
　　　　　　「デフレと日本経済」
　　　　　　「労働市場改革に逆行する派遣法改正案」


◆慶應丸の内シティキャンパス　<a href="http://www.keiomcc.com/" target="_blank">http://www.keiomcc.com/</a>

<<システムリニューアルに伴うサービス停止のお知らせ>>
下記の通り、システムリニューアルに伴い一部サーバの移転を実施します。
ご迷惑をおかけし申し訳ございませんが、ご了承いただきますようお願い申し上げます。
　◇停止期間：2010年2月13日（土）9:00～2月15日（月）10:00
　　（作業の進捗状況により停止期間が変更する可能性がございます。）
　◇停止するサービス内容：新規会員登録・資料請求・プログラム／講座申込
　　クレジットカードによるオンライン決済・メールマガジンの登録


『知的基盤能力 マスタリーコース』第17期募集中
 <a href="http://www.keiomcc.com/system/mastery.html" target="_blank">http://www.keiomcc.com/system/mastery.html</a>
 応募締切（消印有効）　2/26（金）

『ビジネスデータ分析』
　<a href="http://www.keiomcc.com/program/bdb/" target="_blank">http://www.keiomcc.com/program/bdb/</a>
　2010/4/12-5/25　全6回　講師：井上哲浩

『人事プロフェッショナル養成講座』
　<a href="http://www.keiomcc.com/program/jip/" target="_blank">http://www.keiomcc.com/program/jip/</a>
  2010/4/15-8/18　全10回
　講師：高橋俊介、川上真史、野田稔
　
『きいてまとめるロジカル・ライティング』◎新規開講◎
　<a href="http://www.keiomcc.com/program/klw/" target="_blank">http://www.keiomcc.com/program/klw/</a>
　2010/4/21-5/19　全4回　講師：安藤浩之

　◎2010年度プログラム開催スケジュール
　　<a href="http://www.keiomcc.com/program/schedule/index2010.html" target="_blank">http://www.keiomcc.com/program/schedule/index2010.html</a>

　
◆慶應丸の内シティキャンパス　夕学プレミアム『agora』
　<a href="http://www.sekigaku-agora.net/" target="_blank">http://www.sekigaku-agora.net/</a>

『竹中平蔵教授が講義する【問題解決スキルとしての経済古典】』
　<a href="http://www.sekigaku-agora.net/course/takenaka_heizo.html" target="_blank">http://www.sekigaku-agora.net/course/takenaka_heizo.html</a>
　2010/4/17-7/31 　全5回・土曜

『田口佳史さんに問う中国古典【老荘思想】』
　<a href="http://www.sekigaku-agora.net/course/taguchi_yoshifumi.html" target="_blank">http://www.sekigaku-agora.net/course/taguchi_yoshifumi.html</a>
　2010/4/20-7/6   全6回・火曜
　
『李 鳳宇さんと語らう【強い映画】』
　<a href="http://www.sekigaku-agora.net/course/lee_bong_ou.html" target="_blank">http://www.sekigaku-agora.net/course/lee_bong_ou.html</a>
　2010/4/24-7/17  全6回・土曜

『覚 和歌子さん・谷川俊太郎さん【詩の教室】』
　<a href="http://www.sekigaku-agora.net/course/kaku_wakako.html" target="_blank">http://www.sekigaku-agora.net/course/kaku_wakako.html</a>
　2010/5/15-7/24  全6回・木曜、土曜

『山田ズーニーさんとワークショップ【伝わる・揺さぶる！文章を書く】』
　<a href="http://www.sekigaku-agora.net/course/yamada_zoonie.html" target="_blank">http://www.sekigaku-agora.net/course/yamada_zoonie.html</a>
　2010/4/17-6/26  全6回・土曜


◆慶應丸の内シティキャンパス　パートナーシップ提携講座
ブリティッシュ・カウンシル主催
5週間短期集中 『ビジネススキル英語コース』
　◇会場：三菱ビル10階　コンファレンススクエア　エムプラス
　<a href="http://tinyurl.com/yg8my54" target="_blank">http://www.britishcouncil.org/jp/japan-english-learn-our-centres-marunouchi.htm</a>
　◇日時
　（1）ネゴシエーション
　2010/2/16-3/16 全5回・火曜　18:30～21:30
　（2）ビジネス・レポートと企画書　
　2010/2/20-3/20 全5回・土曜　10:00～13:00　
　（3）電話応対
　2010/2/20-3/20 全5回・土曜　14:00～17:00　


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【編集後記】

【てらこや】をお読みいただいている皆さま、こんにちは、初代の編集
担当のいぐさです。異動のため、今月号より、2代目ほうやにバトンタッ
チをさせていただきました。

2003年3月に創刊号を発行して以来7年弱、いま振り返ると、本当にたくさ
んの思い出ができました。創刊号のときの緊張感と高揚感はいまでも昨日
のことのように思い出します。毎号毎号皆さまから多くのあたたかいメー
ルをいただき、それが何よりも励みとなりました。心が熱くなったことも
何度もありました。
 
83号すべての号にそれぞれの思い出があります。【てらこや】を通して、
多くの出会いもありました。私にとっては、何ものにもかえがたい大切な
宝物です。
 
ここまで続けてこられたのも、お読みいただいている読者の皆さま、ご執
筆いただいた方々、情報提供をしてくださった方々など、多くの方々のご
支援、ご協力のおかげです。心から感謝しています。いくら感謝しても足
りません。この場をかりて、改めて御礼を申し上げたいと思います。本当
に、本当に、ありがとうございました。

そして、これからも、【てらこや】、そして、ほうやを、どうぞよろしく
お願いします！
 　　　 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（ いぐさ ）



改めまして、今月号より編集を担当いたしますほうやです。

【てらこや】Vol.84 は、いかがでしたでしょうか？

創刊より83号という長期に渡り、【てらこや】を発行いただきました
いぐさ編集長、お疲れさまでした！
 
これまでも、いぐさ編集長が編集する姿より、大変ながらも毎月発行す
るたびに、ご執筆いただく方々、情報ご提供下さる方々、そして読者の
皆さまとのつながりに深い充実感を感じているのを近くで拝見しており
ました。

この重責に自分が務まるのかドキドキと緊張をするばかりですが、緊張
感をも楽しみながら、引き継がせていただきます。
 
【てらこや】が、これからも皆さまにとって「学び」を改めて見直すきっ
かけとなりますよう、そして、【てらこや】を通して、多くの出会いの場
となりますよう、充実した情報をご提供できますよう励んでまいります。

引き続き、皆さまの応援、ご愛顧をどうぞよろしくお願いいたします。

来月もこの場所でお会いできますこと楽しみにしております！
 
　　　 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（ ほうや ） 

・‥‥……━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━……‥‥・
慶應ＭＣＣ通信　【てらこや】
 ■ 編集　：慶應丸の内シティキャンパス【てらこや】編集局
　　　　　　＜mailto:info@keiomcc.com ＞
 ■ 編集人：ほうや
 ■ 発行　：株式会社 慶應学術事業会
　　　　　　〒100-0005
　　　　　　東京都千代田区丸の内2-5-2　三菱ビル10階
 ■ バックナンバー、配信登録（無料）および停止はこちらから
　　　 　　　http://www.keiomcc.net/terakoya/
・‥‥……━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━……‥‥・
Copyright 2010 Keio Academic Enterprise Co.,Ltd.
掲載記事を許可なく転載することを禁じます。
　
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    <title>組織のインターアクションに関する研究</title>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="http://www.keiomcc.net/terakoya/2010/02/report84.html" />
    <link rel="service.edit" type="application/atom+xml" href="http://www.keiomcc.net/cgi-bin/mt/mt-atom.cgi/weblog/blog_id=6/entry_id=1510" title="組織のインターアクションに関する研究" />
    <id>tag:www.keiomcc.net,2010:/terakoya//6.1510</id>
    
    <published>2010-02-08T18:00:13Z</published>
    <updated>2010-02-09T08:25:39Z</updated>
    
    <summary>三橋　平　慶應義塾大学商学部　准教授 「兎角にこの世は住みにくい」 　「私は大学...</summary>
    <author>
        <name>imai</name>
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            <category term="010ピックアップレポート" />
    
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        <![CDATA[<p class="detail"><strong>三橋　平</strong>　慶應義塾大学商学部　准教授</p>


<h3>「兎角にこの世は住みにくい」</h3>

　「私は大学に籍を置く研究者で，その使命は，完成度の高い理論構築と信頼性のある分析を通じて最先端科学を切り開き，国際的な場面での学術論文発表を行うことで，世界の知力を高めることにあると考えています。そして，この考えを貫くことが，プロフェッショナルとしての信条だと考えています。」と，かっこよく書き始めてみましたが，多くの方々と同じように，自分の考えに反した仕事もヒィーヒィー言いながらやらなければならないのが現実です。事実，このメルマガ原稿の執筆は，その1つです。このメルマガには，自分の研究分野とプロジェクトの紹介を書いたらどうか，と言われたのですが，何でも書いていい，とも言われたので，まずは，この原稿を書くことになった経緯から説明させてください。
]]>
        <![CDATA[　このメルマガの編集を担当されているのはiさん。彼女とは，大学学部時代の同期ですが，在学時は全く面識もありませんでした。昨年，何かの折に職場の同僚がiさんを紹介してくださり，その後，何かの席で2度ほどご一緒した，という間柄です。そのiさんから，1月中旬に『ちょっとご相談』というタイトルのメールで，この依頼を受けた訳です。執筆に対して金品の授受があるわけでもないし（たぶん），広く一般の方のお役に立てるような仕事をしてきていない私にとっては，優良読者層を抱えるメルマガ記事の執筆はかなりのプレッシャーです。

　しかし，「iさんを交えた席では，私はいつものごとく品のない話を大きな声でしてしまったのではないか，今日こそ，その貸しをお返しできるのではないか」と律儀に考え，さらに，ここで依頼を断ってしまうとiさんを紹介してくれた職場の同僚に告げ口をされ，その同僚との関係が悪くなるだけでなく，職場での評判も悪くなってしまうのではないか，と思い悩みました。

　さらに気になったのは，『ちょっとご相談』というメールのタイトルです。本格的なお願いではなく，本当につまらない，些細な相談，ということです。この「ちょっと」という言葉は曲者です。例えば，贈り物をする時に，「ちょっとしたものですが」という言葉を私たちは使います。これは，贈り物を貰ったので，返してもらうことを義理として期待はしているが，返すことを負担に思って欲しくない，だから，「ちょっとした」ものなので，返す時も気楽にね，という意味なのです。iさんの『ちょっとご相談』という言葉の裏には，「確かに厄介事であれば断れるでしょうが，些細な頼み事ぐらいは聞いてくれるよね，多少は迷惑かけられたし，同期だし，共通の知り合いもいるし」というしたたかな考えが，私にはチラチラと見え隠れしてしまうのです（もちろん，私の憶測です）。こうなった以上は，悶々と断る理由をブレイン・ストーミングするより，書いた方が早いと判断し，今こうしてキーを叩いています。

　私たちの行動や，その行動がもたらす成果，業績，成績は，自分次第で決まる，と考える方が少なくないと思います。伝統的な経済学では，個々人が効用関数を最大化するために合理的な意思決定を独立に行う，という前提で議論が進められていました。また，伝統的な心理学の分野では属性主義の考えが支配的で，性格（パーソナリティ）や生まれ持った傾性（ディスポジション）が人間行動を説明する，としています。しかし，上に述べた私の例を出すまでもなく，なぜこういう行動をとるのか，なぜこういう選択や意思決定をしたのか，そして，なぜこのような成績をあげることができたのか，は，他者とのインターアクション（相互作用）によって決定されることが少なくありません。私の使命はこうだ，とグダグダ言ったところで，結局，他者から影響と制約を受けて，この原稿を書くことになるのです。逆に，iさんのように，インターアクションを上手に活用することにより，他者を自分自身の思い通りに動かし，自身に有利な場面を作り出すことができるのです。インターアクションを理解すれば，より世界を正確に，そして包括的に把握することにつながり，場合によっては，自らの目標達成にも役立てることができます。


<h3>マクロ組織行動論の研究</h3>

　個人間のインターアクションは，主に社会学や社会心理学分野の研究対象となりますが，社会には，個人間だけでなく，国家間やコミュニティー間，そして，企業などの組織間のインターアクションも存在しています。私の専門は，マクロ組織行動論やマクロ組織論と呼ばれるもので，この分野の目的は，組織の行動，意志決定，パフォーマンス（業績・成績）をインターアクションや社会ネットワークの観点から説明しようというものです。組織間のインターアクションには，協力，競争，参照，パワー，模倣，信頼，支持，資源供給，ステータス，学習，などがあります。個人レベルと同じように，組織の行動や意思決定も様々なインターアクションによる制約を受けますが，一方で，この効果によって企業の成長やイノベーションを促進することもあります。ここでは，レッド・クィーン効果と呼ばれる理論の紹介を通じて，この点をみていきましょう。

　企業の成功要因を特定するというテーマには，様々な分野の多くの研究者が取り組んできました。一般の方に馴染みがあるものの１つとして，資源ベース論という考え方があります（<a href="http://www.keiomcc.net/faculty-blog/2009/12/post_139.html" target="_blank">http://www.keiomcc.net/faculty-blog/2009/12/post_139.html</a>）。ある企業が他社よりも競争優位性を持つのは，保有する経営資源が，VRIO(価値，希少性，模倣困難性，組織）の条件を満たしているかどうかで決まる，というものです。よく使われる例ですが，米国サウスウエスト航空は，ユニークな組織・人事システムの構築を通じてこの条件を満たす人的資源を開発，保有し，その資源を最大限活用できる企業戦略を採用している，と言われています。この資源ベース論によれば，企業の成功は，その保有する内部資源の特徴にある，ということになります。

　一方，レッド・クィーン効果の理論は，企業の持続的な競争力は，互いに切磋琢磨できるライバルの存在によって高まる，と主張します（詳しくは，Barnett and Hansen (1996 Strategic Management Journal)をご参照ください）。そのロジックは次のようなものです。企業の競争優位性は，一晩で築かれるものではなく，試行錯誤の長期的な積み重ねによるものです。専門の言葉で言えば，学習を通じて今あるルーティーン（決め事）を変えることで競争優位性が得られることになります。ルーティーンには，マニュアルや標準作業手順書のような現場レベルの「決め事」だけでなく，「わが社のやり方」，「わが社の方程式」という戦略レベルでの「決め事」も含まれます。ルーティーンの変更は，非常に面倒な作業です。新しいルーティーンが何なのか分からない。そのルーティーンがいいかどうかも分からない。ルーティーンを変えず，前例に頼った方が考える負担が少ないため，余程の時でない限りはルーティーンを変えることはないのです。

　では，この余程の時とはいつなのか？この理論では，なんらかの理由で，ライバル企業よりも業績が落ち込んだ時だと考えられています。この時，自社の危機意識が高まり，敢えてリスクを冒してでも面倒なルーティーンを変えようとするのです。ルーティーンの変更は，そもそもライバル企業に負けないために始めたものですから，ライバル企業に肩を並べるか，もしくは，上回るまで続けられます。ようやくキャッチ・アップに成功すると，今度は，その成長がライバル企業にとっては脅威となり，ライバル企業によるルーティーンの変更，キャッチ・アップの試みへとつながっていきます。そして，さらにライバル企業がキャッチ・アップに成功すると，今度は自社の番になる，という無限ループが続くことになります。

　このレッド・クィーン理論では，企業はライバルとともに共進化するものであり，自己強化的な学習を通じてその競争優位性が構築される，と考えられています。やや古い例になりますが，トヨタと日産，ソニーと松下，少年ジャンプとマガジン，これらの切磋琢磨の関係は，互いが互いを伸ばし合うことにつながっていたように思います。ただし，いかなるライバル関係も吉とでる訳ではありません。競合関係によって自社が淘汰されれば，それは共進化にはつながりません。したがって，程々に手強いライバルだけが必要なのです。また，ライバル企業との関係が長期間にわたる場合，ライバルから受ける刺激や，ライバルに与える刺激が古臭くなると言われています。そのようなライバル関係は，時代に即した共進化につながらないことが発見されています。例えば，御三家ホテルといえば，帝国，オークラ，ニューオータニで，これらのホテルは互いが互いを意識し，切磋琢磨を通じて日本を代表するホテルまで成長しました。しかし，2000年代前半に東京市場に大量参入した外資系ホテルに対して有効な対抗策を迅速に打てず，苦境に立たされました。これは，あまりにも長い競合関係の結果，互いに与え合う刺激が古臭くなってしまった結末と考えられるのです。

　企業成長の理論と言えば，資源ベース論のように，内部資源の特徴，人材，経営者のリーダーシップ，組織文化，イノベーションの仕組みなど，どちらかという組織の内部に関するものに注目が集まりがちです。実際，書店で並ぶ経営学の本の多くはその類のものが多いのではないでしょうか。これは，私たちの行動や，その行動がもたらす成果や業績は自分次第で決まる，という自己中心的な発想と合致します。しかし，レッド・クィーン効果が示唆するように，内部要因だけで組織の行動や成長を説明するには限界があるのも事実です。マクロ組織行動論やマクロ組織論と呼ばれるでは，この点を補完し，より正しい形で組織に関する現象を解明しようとしています。


<h3>ほぼ同じ経験バイアス</h3>

　最後に現在私が取り組んでいるプロジェクトの1つを紹介します。このプロジェクトでは，高信頼性組織における代理学習失敗のメカニズムを明らかにしようとしています。高信頼性組織とは，病院，原子力発電所，エアライン企業，鉄道会社，石油化学プラントなどの，常に高い信頼性と安全性が要求される組織を指します。組織の学習とは，効率性や安全性の向上を意図した，ルーティーン＝「決め事」の改訂，改変を意味し，高信頼性組織では，運転・保安・保全の取り決めやマニュアルの改善を通じた安全運行率の上昇，事故件数の低下，という形で表れます。

　組織の学習パターンには，大別すると2つあります。1つは，経験学習と呼ばれるもので，あれこれ試行錯誤を繰り返し，失敗を積み重ね続けることで，より望ましいルーティーンを見つける方法です。もう1つは，代理学習と呼ばれるもので，他の組織の試行錯誤を外部から観察し，そこから，どうすればうまくいくかを盗み，学習するパターンです。他の組織が自らの代理として経験したことから学ぶので，代理学習と言います。高信頼性組織における試行錯誤による失敗は，人命に甚大な影響を及ぼします。試しに整備マニュアルをこう書き変えてみて，エンジンが脱落しないかどうかを見てみよう，という訳にはいきません。そのため，経験学習を通じてではなく，代理学習からいかにより多くのことを学べるのかが重要となるのです。

　従来の研究では，以下のことが発見されています。（1）他の組織の失敗をより多く観察すればするほど，組織は失敗を回避することができる，（2）様々な他の組織から学ぶことができるが，特に，自らと類似した特徴を持つ他の組織の経験は，より有益な示唆を与える，逆に，異なる特徴を持つ他の組織の経験は，無害であるか，悪ければ，有害な教訓を与える場合がある，（3）組織は常に他の組織から学ぼうとしている訳ではなく，自らの業績が危機的な状況にあり，他から学ぶ必然性が高い場合に他の組織の経験に注意を払う傾向がある。その他の発見もいくつかありますが，どうすれば代理学習を通じてより多くのことを学べるか，という問に対しては，まだまだ分かっていないことが少なくありません。

　私のプロジェクトでは，「ほぼ同じ経験バイアス」という現象を理論化し，データを用いて検証しています。組織が，他の組織の失敗，例えば，エラーやアクシデントなどから学習するためには，まずは何はともあれ，それに注意を与えることが必要となります。もちろん事故がもたらす物理的，人的な被害が大きければ，それに対して注意を与えることは自然ですが，そこまでに至らない事故の方が実際は多いのです。また，使える時間と資源には限りがあるため，全ての事故に対して注意を向けることは難しく，取捨選択が迫られます。

　他の組織の事故に対して注意を向けるかどうかの基準は，既に，その事故と同じものを過去に経験したか，もしくは，観察済みなのか，にあります。すでに，その事故に関する対応策を自社で取り込んでいたのであれば，改めて注意を払い，原因究明と対応策を精査しても，得られるものが限られてしまいます。一方，今まで出くわしたことのない性質の事故であれば，まだ自社に取り込んでいる可能性が低く，教材となる価値が高くなります。

　問題は，グレー・ゾーンにある事故，例えば，過去に出くわした事故とほぼ同じような事故，です。人間は，考えたり，情報処理を行う能力に限度があるため，認知資源の節約家と呼ばれています。キャパシティーには限りがあるため，出来る限りシンプルに物事を考えたい，なるべく問題を簡便化したい，というのが人間行動の原則の1つです。仮に，過去に出くわした事故とほぼ同じような事故を，新種のものとして注意を払い，精査を行えば，非常に多くの労力と時間が費やされてしまいます。細かく1つ1つのケースを精査することは，取捨選択の簡便法を取り入れる意味を無くしてしまいます。そのため，若干異なるが，ほぼ同じ事故については，ちょっと位の違いには目をつぶり，過去に出くわした事故と近似させ，「学習済み」カテゴリーに納めてしまう傾向があるのではないかと考えました。これを，「ほぼ同じ経験バイアス」(almost identical experience biases)と名付けています。

　もし，「ほぼ同じ経験バイアス」が本当に存在するのであれば，他社のある事故が，過去に出くわした事故とほぼ似ている時には，注意を払いません。そして，特別な精査を行わないため，代理学習も発生しません。そして，代理学習が行われていないことは，自社でもそれと全く同じ事故を後日犯してしまうことで確認できます。このような仮説に基づき，ある業界で約40年間に発生した700件強の事故を分析したところ，他社が起こした事故を，ある組織が後に繰り返してしまう確率は，過去にその事故とほぼ同一の事故に多く出くわしていると，より高くなることが発見されました。つまり，ほぼ同じ経験は，同じ経験として近似され，教材としての価値が無視されていた，それが，業界内での事故の再発につながっていた，ことになります。そして，その原因は，その組織で働く人々の悪意や傲慢，不注意によるものではなく，人間の認知資源の節約家という逃れられない習性から来ていると考えられるのです。

　この結果から，（1）「他社で発生したアクシデントを既に自社は取り込んでいるのか」の判断は非常に重要である，この取捨選択に多くの資源を投入することは合理的である，（2）現在行われている事故の類型化，データベース化は意味があるが，類型化の基準が粗いとほぼ同じ経験バイアスの発生が考えられる，ただし，基準があまりにも細かいと類型化の意味が失われるため，その最適化を図る必要がある，（3）既に取り込んでいるのではないか，以前出くわしたものとほぼ同じではないか，という事象に対しては，特にレッドフラッグを立てないと取りこぼす可能性が高い，という3つの含蓄が得られると思います。


<h3>おわりに</h3>

　私の研究だけでなく，マクロ組織論という研究分野も日本ではまだまだ発展途上の段階です。このレポートを通じて，インターアクションやネットワークという視点に多くの方に関心を寄せて頂ければうれしく思います。また，私の研究成果等は，慶應義塾大学商学部内のホームページを通じて情報発信しておりますので，ご興味のある方はぜひお立ち寄りください。研究を進める上でのヒント等もいただければありがたく思います。


<p class="detail"><strong>三橋　平</strong>（みつはし ひとし）<br>
慶應義塾大学商学部准教授<br><a href="http://fbc.keio.ac.jp/~mitsuhashi/jindex.html"  target="_blank">http://fbc.keio.ac.jp/~mitsuhashi/jindex.html</a>

慶應義塾大学総合政策学部卒業。コーネル大学大学院産業労働関係研究科にてPh.D.（組織行動論）取得。筑波大学社会工学系准教授を経て，2008年より現職。専門は，マクロ組織論，特に，組織の社会的ネットワーク，組織学習，戦略的意思決定分野の計量分析を通じた理論的研究。2008年アメリカ経営学会優秀論文賞。Academy of Management Journalなどの経営学分野トップジャーナルに論文多数。
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    <title>大西 啓介「ナビタイムの世界戦略とビジネスモデル」</title>
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    <link rel="service.edit" type="application/atom+xml" href="http://www.keiomcc.net/cgi-bin/mt/mt-atom.cgi/weblog/blog_id=6/entry_id=1509" title="大西 啓介「ナビタイムの世界戦略とビジネスモデル」" />
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    <published>2010-02-08T17:53:23Z</published>
    <updated>2010-02-09T08:23:32Z</updated>
    
    <summary><![CDATA[大西 啓介　株式会社ナビタイムジャパン　代表取締役社長　&gt;&gt;講師紹介...]]></summary>
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            <category term="015夕学だより" />
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.keiomcc.net/terakoya/">
        <![CDATA[<p class="detail"><strong>大西 啓介</strong>　株式会社ナビタイムジャパン　代表取締役社長　<a href="https://www.sekigaku.net/member/detail.asp?NO=1&amp;ID=503" target="_blank">&gt;&gt;講師紹介</a><br>
講演日時：2009年12月10日（木） PM6:30-PM8:30</p>

「<a href="http://www.navitime.co.jp/" target="_blank">NAVITIME</a>」は、現在地から目的地まで、車、鉄道、バス、タクシー、徒歩などさまざまな移動手段を組み合わせて、最適な移動経路を探し出してくれる「経路検索」のサービスです。主に携帯電話で利用されており、大西氏によれば、有料課金サービス（月額210円または315円）を利用しているユーザーは、現在400万人に達しています。

このサービスを運営する『<a href="http://corporate.navitime.co.jp/" target="_blank">ナビタイムジャパン</a>』は、大西氏が、大学院の研究室の後輩、菊池新氏と共に2000年に設立しました。多様な移動手段を組み合わせできる経路検索のサービスは、他に類を見ないこともあり、わずか10年たらずで急成長しています。大西氏は、この成長の背景には、高速パケット通信と、パケット定額制の普及によって、携帯電話を通じた各種サービスが気軽に利用できるようになったこと、さらにGPSの性能が高まり、すばやく現在地を特定して経路案内ができるようになった、といった携帯電話の技術革新や新サービスの後押しがあったとのことです。
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        <![CDATA[大西氏は、上智大学理工学部を卒業後、大学院の情報処理研究室に進学し、「経路検索」の研究に取り組みました。今となっては、「経路検索」をなぜ研究テーマに選んだのか、ご本人も覚えていないそうですが、ともあれ、博士号を取得した大西氏は、祖父の経営していた<a href="http://www.ohnishi.co.jp/" target="_blank">大西熱学</a>に入社し、その後も経路探索の研究を続けます。そして、96年には社内ベンチャーを立ち上げ、「経路検索エンジン」のライセンスビジネスを開始しました。（前述の通り、2000年に『ナビタイムジャパン』として分離独立）

折りしも、96年はインターネットの商用化が始まった年でした。一般向けにも安価なネット接続サービスが続々と登場、インターネットが社会に急速に浸透していきました。また98年には「PDA（Personal Digital Assistance：携帯情報端末）」のカシオペアが発売され、モバイル時代が幕を開けます。そんな時期に、大西氏と菊池氏は経路探索エンジンの実用化研究に取り組んだのです。
今、ふりかえってみると、最高のタイミングで事業化を行うことができ、5年早くても、また5年遅くてもうまくいかなかっただろうと大西氏は考えているそうです。

ナビタイムジャパンの事業内容は、現在第6世代まで進化し、さらに世界に展開しつつあります。しかし、同社が一貫してこだわっている基本コンセプトは、「トータルナビゲーション」です。これは、“さまざまな移動手段に対し、リアルタイム情報を考慮してその日、その時刻、その場所でその人にとって最適なルートを提供する”というもの。

「NAVITIME」は、この基本コンセプトに沿ってサービスを逐次高度化させてきています。例えば、単に、電車やバス、タクシー等を組み合わせるだけでなく、「雨に濡れたくない」「階段を避けたい」といった、個人の意向や状況に応じた最適経路も提案できます。雨に濡れないように歩きたい人には、アーケード街や地下街を優先したルートを案内してくれるのです。また、CO2排出量が最も少ない「エコルート」を提案することもできます。さらに、利用者個々の徒歩速度も逐次記録して、次回の検索で考慮してくれるので、「NAVITIME」を使えば使うほど、1人ひとりにとって最適な経路探索が提案されるようになるのだそうです。

また、ナビタイムでは、経路（行き方）だけでなく、レストランなど、行きたい場所（目的地）も探すことができます。これは、ぐるなび、食べログ、ホットペッパーなど、グルメ情報を提供しているサービスとの提携によって実現しています。病院も、診療科目、診療時間、緊急指定など詳細な条件で探せますし、映画館は、見たい映画から、映画館の場所と上映開始時間を考慮した経路検索ができるそうです。宿やホテル検索も、JTBるるぶ、じゃらん、楽天トラベルなど競合大手が情報を提供しており、利用者は、競合他社の情報を横断的に比較検討することが可能になっています。

大西氏によれば、ナビタイムに、こうして競合他社が呉越同舟的に情報を提供するのは、やはり400万人の利用者を擁しているからこそ。つまり、大きな集客力を持っていることが、「メディア」としての価値を高めているのです。しかも、従来のマスメディア、またパソコンでのインターネットと異なり、常時身につけている携帯電話のサービスであるため、単に情報を検索するだけでなく、特定の場所まで誘導し、購買につなぐこともできるという特徴があります。そこで、居酒屋など利用者が行きたい場所を検索した場合に、その検索キーワードに関連する詳細情報を提示する広告ビジネスの展開を行っています。利用者が、単に特定の場所にいるからといって、利用者の関心の有無を無視して近隣の店舗の広告を表示するようなプッシュ型ではなく、利用者の関心に応じて適切な情報を提示するプル型の広告を基本方針としているそうです。

ナビタイムジャパンの経営方針は、「ナビゲーションエンジンで世界のデファクトスタンダード（実質的な標準）を目指す」というものです。この根底には、｢世界中の人々が安心して移動できるために」という願いがあります。そこで、同社では着々と世界展開を進めています。現時点で世界33カ国の国・地域の情報を保有。そして、「Global NAVITIME」では、例えばフランス・パリ市内のあるホテルから、エッフェル塔までの最適ルートを日本語で案内してくれるといったサービスを実用化しています。また、来年（2010年）中にサービス開始予定の「国際間トータルナビ」では、東京の自宅から、ニューヨークのメトロポリタン美術館に行くまでの全ての交通機関、つまり航空機も含めたトータルな経路探索が可能になるそうです。

大西氏によれば、『ナビタイムジャパン』と、あえて ‘ジャパン’を社名に入れたのは、欧米発のIT技術が世界を席巻する中、世界のデファクトスタンダードを目指す「経路検索エンジン」が、日本発のIT技術であることを示すためなのだそうです。現在、文字通り世界のデファクトスタンダードへのルートを着々と進んでいる同社の今後の展開が楽しみです。

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    <title>『なぜ宇宙人は地球に来ない？』</title>
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    <published>2010-02-08T17:41:50Z</published>
    <updated>2010-02-09T08:23:32Z</updated>
    
    <summary>著者：松尾 貴史　；　イラスト：しりあがり 寿　；　出版社：PHP研究所　；　発...</summary>
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            <category term="020今月の“１冊”" />
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.keiomcc.net/terakoya/">
        <![CDATA[<p class="detail">著者：松尾 貴史　；　イラスト：しりあがり 寿　；　出版社：PHP研究所　；　発行年月：2009年5月；　ISBN：9784569706450　；　本体価格：880円（税込 924円）　<a href="http://pt.afl.rakuten.co.jp/c/01272a43.86f206a3/?url=http://books.rakuten.co.jp/rb/item/6065767/" target="_blank">書籍詳細</a></p>

“悪魔の証明”という言葉をご存じだろうか。

「悪魔はいるのか、それともいないのか？」という論争が起きた場合、「悪魔がいる」ことを証明するのは「こんにちは、悪魔です」とそこに悪魔を連れてくれば可能だ。しかし「悪魔はいない」ことを証明するのは難しい。なぜなら全ての存在・可能性について調査し、「全宇宙のどこを探してもいなかった」ことを示さねばならないからだ。

このように『ないことの証明』は『あることの証明』に比べ、一般に困難であることを“悪魔の証明”と呼ぶ。

テレビの心霊・超能力・宇宙人を扱った所謂オカルト・超常現象番組では、しばしば肯定派／否定派に分かれて同様の論争が繰り広げられる。
本来は悪魔の証明の通り、肯定派がその場に（誰が見てもそうとわかるように）守護霊や宇宙人を連れてくれば良いのだが、もちろんそんなことができるわけもなく、目撃者の話を連ねて帰納的に「これらのことからいるとしか考えられない」と、推論をさも事実のように述べるしかない。
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        <![CDATA[そして否定派は科学的データを基に反論するのだが、前述の通り『ないことの証明』は難しいので、結局「今の科学で証明できないからと言って否定することはできない」くらいの落としどころで番組は終わるのが常だ。

さて、前置きが長くなったが、筆者の松尾貴史氏はこうした番組では常に否定派のテーブルに座っている。

“キッチュ”の別称を持つタレント・コラムニストであり、現在は京都造形芸術大学芸術学部映画学科准教授である松尾氏は、子供の頃は学校でも有数のオカルト少年だったという。
スプーン曲げやコックさんに没頭し、タロットカードに嵌り、超常現象や西洋呪術の本を読みあさっていたらしい。

そんな氏が今や番組では否定派のテーブルに座っているわけだが、氏は「自分は否定派ではなく懐疑派だ」と言う。

ここで本文を引用しよう。

<blockquote>私は、むやみに疑えと言いたいわけではない。振り込め詐欺やインチキ霊能者に騙されない程度の懐疑精神は持ち合わせていたいだけなのだ。
（まえがき p5 から）
</blockquote>

私が論理思考の講師として、ロジックツリーやピラミッドストラクチャーの前に必ず伝えるメッセージに、「4つの疑問符を自分と他者に問おう」というものがある。

その1番目が「True?（本当？）」であり、これこそ松尾氏の懐疑論と同じスタンスだ。

確かに科学で証明できないもの、人知の及ばない力、歴史やロマンを感じさせる超常現象やオカルト話を「信じたい」という気持ちは理解できる。

しかし、この「信じたい」という気持ちの中に、どこか「自分のせいではないと思いたい」という感情が隠れていないだろうか。
本書でも「13」や「4」「9」などの『縁起の悪い数字』を忌避することに対して、松尾氏はこう言っている。

<blockquote>全く意味のない数字を問題視して、自分の生活を制限してしまう心理状態は、「起こり得るよくない出来事」を、自分やその能力、行動以外の「何か」のせいにしてしまう現実逃避への潜伏期間にあるのではないだろうか。それは、好転させる可能性をも自分で摘んでしまうという悪循環を生む。そのこと自体が忌むべき信号だ。
（第5章 p270 から）</blockquote>

そして松尾氏が最も危惧しているのは、そうした「自分のせいではないと思いたい」という感情につけ込まれて、「甘い汁を吸おうとしている連中に食い物にされる」ことだと思うのだ。

某番組で「あなたの守護霊はトスカニーニ（歴史的指揮者）」と言われて（演技かもしれないが）喜んでいた日本の某指揮者がいて、笑うよりも呆れてしまったが、この程度ならば（コメディ）ショーとしてまだ許そう。

＃脱線するが、人口が増加の一途を辿っている事実と「生まれ変わり論」は
＃矛盾する。「前世はアルプスの山羊」でも生命の絶対数を考えれば同じだ。
＃100歩譲って生まれ変わりを是認しても、確率論から言えば「前世は
＃プランクトン」の人が圧倒的に多いはずだが、そんな前世を告げられた人は
＃見たことがない。これは何を意味しているのだろうか？
＃仏教の『輪廻転生』という考え方も、幸せな来世のために善行を推奨する
＃「親心からくる方便」と解釈するのが自然ではないだろうか。
＃ちなみに“方便”という言葉自体仏教用語で、「真実の次元に導くための
＃便宜上の教え」を意味するという。お釈迦様は「私がみんなに説いている
＃ことは、人が真実の次元に到達するためのイカダに過ぎない。
＃つまりイカダは、川岸から反対の川岸に渡るための、便宜上の乗り物であり、
＃渡ってしまえば、もはや必要ないものである。自分が日頃、言っていること
＃もそれ以上のことではないよ」と述べられたらしいが、これこそお釈迦様の
＃教えが方便であることを意味していると言えるのではないだろうか。


話を戻そう。

さて、問題はこうした（人間として誰でも有している）責任回避や現実逃避といった思考停止を利用して商売し、莫大なお金を搾り取る（騙し取ると言っても良いだろう）ことだ。
神社のお守りや絵馬、観光地で売っているパワーストーンのアクセサリーなどは、お祭りや正月などの文化的行事や地域活性化イベントの参加費用ととらえ、かつそれが少額であれば別に目くじらを立てる必要はないと考える。しかし訪問販売で高額の壺や印鑑を売りつけたり、継続的にお布施のような形で結果的に家計を圧迫するほどの金額になるのであれば、これは看過するわけにはいかないだろう。

だからまず『オイシイ話』と『危機感を煽る話』は、「疑ってかかる」ことが必要なのだ。

「本当に先祖が怒っているのか？」
「印鑑が高額になればなるほど御利益があるなどということがあり得るのか？」
「大儲けしたというこの人の経験談が、本当に全て真実だという証拠はどこに　あるのか？」･･･等々

ところが、このスタンスは誤解されがちだ。「人を疑うなんて卑しい心の持ち主」と考える人が多いからだ。

しかし考えてほしい。『人を疑うことと、人の話（意見）を疑うことは違う』ということを。

あなたが心から信頼し尊敬する人は、今まで一度も間違ったことや嘘を言ったことはないだろうか。
そんなはずはない。人間は誰でも嘘をつくし勘違いから間違った結論を出すこともある。だから「あなたのことは信頼しているが、その話だけはどうにも納得できない。
それって本当ですか？」と言うことに何の問題があるだろう。

本書が取り扱っているのは確かに超常現象やオカルトだが、松尾氏はそれらを単に「わかりやすくて面白い」題材として選んだに過ぎないと私は思う。

だから本書は、『騙されて火傷しないための思考のトレーニング・ツール』としてもたいへん有用だ。
もちろん「読んで面白い本」という点でも松尾氏のセンスを感じさせるので、一度手に取ってみることをお薦めしたい。


ところで･･･本書を読んで考えたのだが、《霊魂》の存在を私も含めて多くの人が「信じたい」と思っている背景に、「死を恐れる」という根元的意識があるように思う。つまり、「死ぬことで全ての意識が無に帰ってしまうのは怖いが、霊魂があるのなら死後も意識が保てるのでは」という希望的観測が働くのではないだろうか。

しかし次に思いついた考えに私は今、かなり落胆している。

「もし霊魂が存在し死後それが現世に残ったとしても、そこにリアルな肉体はない。
とすると目や耳という情報を取り入れる器官もなければ（だから「幽霊がこちらを振り返る」ということはありえないのだ）、思考するための脳もないということだ。
そうすると、結局死後に意識を保つことは不可能じゃないか･･･orz」

誰かこの考えを論理的に否定してくれないだろうか？（笑）

（桑畑幸博）


<p class="detail">『<a href="http://pt.afl.rakuten.co.jp/c/01272a43.86f206a3/?url=http://books.rakuten.co.jp/rb/item/6065767/" target="_blank">なぜ宇宙人は地球に来ない？</a>』（PHP研究所）</p>
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    <title>時々外側から眺める、ということ</title>
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    <published>2010-02-08T17:32:46Z</published>
    <updated>2010-02-09T08:23:32Z</updated>
    
    <summary>梅田久美子住信SBIネット銀行株式会社 このたびは、【てらこや】編集局/井草さん...</summary>
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        <name>imai</name>
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        <![CDATA[<p class="detail"><strong>梅田久美子</strong><br>住信SBIネット銀行株式会社</p>

このたびは、【てらこや】編集局/井草さんにご紹介を受け、このような場をいただけたことを感謝いたします。
とはいえ、何を書けばよいやら・・・その上、文章が上手とは言いがたいため、読みにくい等多々ありますことをご容赦ください。

これまで寄稿されている方は、会社の役職や年齢が上の方が多いため、まだまだ社会人経験の長いとは言えない私の慶應MCCとかかわるきっかけになった話から、同世代の方にも親しみを持ってもらえれば、と思います。また世代が上の方々には、こんな1後輩がいるんだということを知っていただければ、とてもうれしいです。
 
慶應MCCで授業を受けている時間は、私にとって、自分自身を、自分の勤める会社を、外側から眺める時間でもあります。
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        <![CDATA[現在は転職しましたが、前職は新卒から勤続10年でした。新卒で10年も同じ会社の、しかも同じ部署に勤めていると、中のルールに染まり、愛着も出てくるので、なかなか自分のおかれている状況や、自分の勤めている企業を外側から見るという視点を得ることは難しくなります。そんな私が慶應MCCとのかかわりを持ったのは、2006年に受講した「<a href="http://www.keiomcc.com/program/bdb/index.html"  target="_blank">ビジネスデータ分析</a>」が最初でした。

理由は、「自分の仕事を学問として見たときに、どうなんだろうか？」という、とても単純なことでした。

当時、私の仕事のひとつに、データ分析がありました。顧客データは2,000万人、交通系の会社であったため、一日の利用者は数千万人というデータをいろいろと分析し、囲い込みのマーケティングをサポートする役割でした。 
そもそも、お客さまと日々接する肌感覚での顧客ニーズはわかっているものの、マーケティングなどとは無縁の仕事をしていた私にとって、データを分析するということ自体が初めてなら、企業目線での考えることも、分析するシステムの操作もすべてが新鮮で、とても興味深いものでした。 
しかしながら仕事が徐々に慣れていくうちに、 企業の中での「数字」のもつ力の大きさと重要性を知ることとなり、また、顧客データをいろいろと分析するという仕事は、個人情報の絡みもあり、非常に限られた人間にしか扱えないという事実も知りました。

一方、自分自身は、「前任者の引継ぎどおりの手順しかわからない」という自信のなさ、あくまでサポートという立ち位置であったため、分析の内容も自分でアレンジするというよりは、上司に指示に従ってということから、「自分の分析した結果は、本当に上司が、自分の勤める企業が、そして何よりお客さまが実際に求めるものなのか？」という疑問にあたりました。

 それなら、「『データ分析』という学問があるんだから、基礎を勉強してみよう！」という、なんとも単純な発想です。少し勉強をすると、「データ分析に至るそもそもの考え方ってなんだろう？」ということで、さらに知りたい気持ちになり、「<a href="http://www.keiomcc.com/program/mkr/index.html"  target="_blank">創造と発展のためのマーケティング・リサーチ</a>」という授業を受けることへと発展していきました。
もちろん、発展する背景には、2つの講義をとてもわかりやすく楽しい授業をしてくださった、<a href="http://www.keiomcc.com/faculty/index.html#inouea"  target="_blank">井上哲浩先生</a>という存在はとても大きいと思います（井上先生、ありがとうございます！）。加えて、自費と有給利用とはいえ、週に1回、午後休みを許可してくれ、そのような授業に通わせてくれた当時の上司の存在も大きいと思います。

「私の知りたい」ということに答える以上のものが、慶應MCCにはありました。そして、授業を受けることで新しい人とのつながりができる、というすばらしいオプションもありました。それは、プログラム自体の質が非常に高いことも大きな理由のひとつです。いいものには、いい人との出会いと、いい影響があります。

特に、「創造と発展のためのマーケティング・リサーチ」では、20代、30代、40代、50代とさまざまな年代の人、自分とはまったく違う経験重ねている人たちとチームになり、仕事という枠を超え、利害関係もなく、ひとつの課題に、時には授業ではない時間に合わせて集まって純粋に取り組み、同じような仕事上での悩みを共有したり、アドバイスしあったりという経験は、何にも変えがたく、とても楽しい時間でした。
さらに、そこで得た知識やたくさんの人とかかわることで影響を受けて自分の中に生まれる考え方を元に、実践するフィールドを持っている「会社員」という立場は、とても楽しいものです。

そんな経験を28～30歳の時期に得られたことは、私にとってとても幸運なことだったと思います。

・外側から自分自身を眺める
・多くの人と知り合える
・純粋に楽しい

という、慶應MCCで得られた3つのポイントは、実は「学ぶ」ことの原点なのかもしれないです。
よく考えれば、「学校」ってそういう場所でした。（当時はそんなこと、思いもしませんでしたが・・・）

「会社員」という身分をいつまで続けるかは、私もまだわかりませんが、私の「学ぶ」という楽しみは、これからもずっと続けていきたいと思います。これからも、「学ぶ」ことで楽しそうな自分を、時々外側から眺めて、うれしくなったりしたいと思います。
そして、質の高いプログラム内容を提供してくださっている皆様に改めて感謝したいと思います。本当にありがとうございます。


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    <title>メールマガジン　Vol.83</title>
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    <link rel="service.edit" type="application/atom+xml" href="http://www.keiomcc.net/cgi-bin/mt/mt-atom.cgi/weblog/blog_id=6/entry_id=1492" title="メールマガジン　Vol.83" />
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    <published>2010-01-12T04:30:10Z</published>
    <updated>2010-01-12T06:00:40Z</updated>
    
    <summary>・‥‥……━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━……‥‥・ ≫≫≫≫≫≫...</summary>
    <author>
        <name>imai</name>
        <uri>http://www.keiomcc.com/</uri>
    </author>
            <category term="000メールマガジン" />
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.keiomcc.net/terakoya/">
        <![CDATA[・‥‥……━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━……‥‥・
≫≫≫≫≫≫　　　 慶應ＭＣＣ通信【てらこや】 　　　≪≪≪≪≪≪
≫≫≫≫≫　　～ビジネスパーソンの学びを切り拓く～　　≪≪≪≪≪
≫≫≫≫　　　　<a href="http://www.keiomcc.net/terakoya/">http://www.keiomcc.net/terakoya/</a>　　　　≪≪≪≪
　　　　　　　　　　　Vol.83 [2010/01/12]
・‥‥……━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━……‥‥・

　────────────────────────────────
★┐INDEX
└┼───────────────────────────────
　│1. ピックアップレポート　「慶應義塾大学東アジア研究所のご紹介」
　│2. 夕学だより　　　　　　「日本復活・希望のシナリオ～新時代のリーダー像～」
　│3. 今月の“１冊”　　　 　「“朝”のもつ力を感じて」
　│4. ファカルティズ・コラム「Twitterはじめました」ほか
　│5. 慶應インフォメーション
　┼───────────────────────────────
]]>
        <![CDATA[みなさま、こんにちは！
慶應MCC通信【てらこや】編集局 の いぐさ です。

新規に登録をしていただいた皆さま、はじめまして！
慶應MCC通信【てらこや】は、月1回（毎月第2火曜日を予定）「学び」
を改めて見直すきっかけとなるようなさまざまな情報の提供を目的に、
発行しています。これから、どうぞよろしくお願いします。

今後配信を希望されない場合は、末尾のURLより配信停止のお手続きを
お願いいたします。


新たな年、2010年がはじまりました。今年最初の【てらこや】をお届け
いたします。みなさま、本年もどうぞよろしくお願い致します。

年末年始は、あっという間に時が過ぎてしまいますね。1月ももう中旬
となりましたが、この1年のスタートを切る準備は整いましたでしょうか？
1月に入り、寒の入りという通り、寒さが一段と厳しくなってきました。
日本各地だけでなく、世界各国からも、寒波の影響のニュースが流れて
います。厳しい寒さが続きますが、どうぞ皆さま、体調など崩されませ
んよう、お気をつけください。


さて、今月号の「ピックアップレポート」は、慶應義塾の東アジア研究
所のご紹介です。国内外の研究機関や研究者との学術交流を図り、ネッ
トワーク型研究体制をつくりながら、東アジア研究を推進しています。
その目的や特徴、活動内容など、ぜひご覧ください。

「夕学だより」は、元外務副大臣であり参議院議員の山本一太氏の講演
「日本復活・希望のシナリオ～新時代のリーダー像～」の受講レポート
です。日本の置かれた現状と課題を踏まえ、日本と英国の構造改革を対
比させながら、いまこそ明快なビジョンと改革を断行できる優れたリー
ダーの必要性を説いています。

「今月の“1冊”」は、詩人 谷川俊太郎氏と写真家 吉村和敏氏の『あさ
／朝』を取りあげながら、朝から感じる不思議な力とそしてそれを通し
て生きることについて考えてみました。悩みや苦しみを癒し活力を漲ら
せる力をもつ朝の光を、ぜひ感じてみてください。

「ファカルティズ・コラム」は、「Twitterはじめました」「「見えなく
なる化」が進行中？」「女子校で戦略論の講義」などの記事をご紹介し
ています。


では、さっそく Vol.83をお届けいたします！
ぜひ、ご一読ください！



┌─┐━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
│１│ ピックアップレポート ―ビジネスに効く「知」のサプリメント―
└─┘………………………………………………………………………………
第83回　慶應義塾大学東アジア研究所のご紹介
　　　　慶應義塾大学東アジア研究所
─────────────────────────────────

■はじめに：ネットワーク型研究体制の確立へ

東アジアは、日々変貌を遂げています。戦後体制の様々な歪を是正すべ
き日本には、東アジアと世界の変化を的確に観察し、その未来への趨勢
に同調させつつ、困難な改革を構想し実施していくことが求められてい
ます。

そして、日本と東アジアの確かな未来を設計するためにこそ、基礎研究
の重要性が一層高まっているといえます。往々にして人々は、変動に圧
倒されればされるほど、単純な「解答」を求めがちです。しかし、今日
の変化は、歴史的深みという縦軸と、世界を視野に入れた比較という横
軸を組み合わせてはじめて、複雑系としての全体像のなかに意義付けら
れるのだろうと思います。地域研究にとって、歴史研究と比較研究が重
要な所以です。

同時に今日は、基礎研究の成果を現実の世界で応用する学問力が試され
ているときでもあります。それは、私達の未来を、軽薄なナショナリズ
ムや安直なイデオロギーから護る知的な鎧を築く作業です。


▼ 続き（全文）はこちらから
　　<a href="http://www.keiomcc.net/terakoya/2010/01/report83.html">http://www.keiomcc.net/terakoya/2010/01/report83.html</a>


┌─┐━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
│２│ 夕学だより ―時代の“潮流と深層”を読み解く―
└─┘………………………………………………………………………………
「日本復活・希望のシナリオ～新時代のリーダー像～」
【講師】山本 一太（元外務副大臣、参議院議員）
【日時】2009年11月10日（火） 18:30-20:30
─────────────────────────────────

山本氏は、今日の講演の準備のため、タイトルにある「日本復活・希望
のシナリオ」について具体的にどのような方向性があるだろうかと、様々
な資料をひも解きながら考えてみたそうです。しかしながら確実な復活
が見込める希望のシナリオを生み出すのは簡単ではありません。現在の
日本を取り巻く環境は厳しいものです。少子高齢化により、2004年の1億
4千万人をピークとして日本の人口は減少を始めており、2055年には9千万
人程度になると見込まれています。そして、5人に2人が65歳以上という
超高齢社会を迎えます。これが日本の経済停滞を招くことは間違いないと、
山本氏は考えています。

そもそも最近は、中国やインドなどの新興国の急速な経済成長の影で日
本の存在感は大きく低下しています。山本氏は、基本的には日本も経済
成長を志向することが国の活力を維持し、また世界で重要な役割を果た
すために必要であると信じています。そのため、今年、新たに政権を担
うことになった民主党には、現時点で明確な「成長戦略」が欠如してい
ることを憂慮されています。


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┌─┐━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
│３│ 今月の“１冊” ―慶應MCCスタッフからのおすすめ―
└─┘………………………………………………………………………………
「“朝”のもつ力を感じて」
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新しい年が始まりました。

皆さんはどんな新年のスタートをお迎えになったでしょうか。私はと言
えば、元日と言えども惰眠を貪り気がつくと日が昇っている例年から、
今年は一念発起し初日の出を拝むことができました。それも、我が家の
マンション屋上から…。幸運にも周りをさえぎるものがなく、10階とい
う高さから見る日の出は、地平線より姿を覗かせたかと思うと刻々と全
景を見せ大地を照らし始め、その光景はどこか神秘的で力強いものでし
た。そしてまた、朝日の強い光に反射してオレンジ色に光る建物のガラ
スがキラキラと輝き、なんとも美しかったです。旅先の海辺で見る朝日
も、山上から見る朝日もそれはそれで素晴らしいものですが、自宅のド
アを開けた数秒でこんなに綺麗な日の出を見ることができるとは…新年
早々とっておきの場所を見つけることができたような嬉しい2010年の幕
開けとなりました。

私の好きな詩集に『あさ/朝』（谷川俊太郎/文　吉村和敏/写真）があり
ます。言葉の魔術師とも言われる谷川俊太郎さんの“朝”にちなんだ詩と、
プリンス・エドワード島をはじめとしたカナダの美しい自然のなかの“朝”
を映し出した吉村和敏さんの写真の数々。


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┌─┐━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
│４│ファカルティズ・コラム ―ビジネス・スキルを高めるヒント集―
└─┘………………………………………………………………………………
慶應MCC専任講師のブログから記事をピックアップしてご紹介します。
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2009年11月20日　Twitterはじめました
　<a href="http://www.keiomcc.net/faculty-blog/2009/11/twitter.html"  target="_blank">http://www.keiomcc.net/faculty-blog/2009/11/twitter.html</a>

2009年12月6日　「見えなくなる化」が進行中？
　<a href="http://www.keiomcc.net/faculty-blog/2009/12/post_138.html" target="_blank">http://www.keiomcc.net/faculty-blog/2009/12/post_138.html</a>

2009年12月12日　「競争優位」とは？
　<a href="http://www.keiomcc.net/faculty-blog/2009/12/post_139.html" target="_blank">http://www.keiomcc.net/faculty-blog/2009/12/post_139.html</a>

2009年12月19日　『戦略的休憩』の考察
　<a href="http://www.keiomcc.net/faculty-blog/2009/12/post_140.html" target="_blank">http://www.keiomcc.net/faculty-blog/2009/12/post_140.html</a>

2009年12月24日　女子校で戦略論の講義
　<a href="http://www.keiomcc.net/faculty-blog/2009/12/post_141.html" target="_blank">http://www.keiomcc.net/faculty-blog/2009/12/post_141.html</a>


▼ その他の記事もぜひこちらからご覧ください。
　　<a href="http://www.keiomcc.net/faculty-blog/" target="_blank">http://www.keiomcc.net/faculty-blog/</a>


┌─┐━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
│５│ 慶應インフォメーション ―「学び」のための慶應義塾関連情報―
└─┘………………………………………………………………………………
慶應義塾大学、およびその関連組織や団体による公開講座やセミナー等
の「学び」に関する情報、また慶應義塾関連の情報をお届けします。
詳細情報や問合せ先などは各Webサイトにてご確認ください。
─────────────────────────────────

◆慶應義塾福澤研究センター　講演会
「歴史としての野坂参三」
　<a href="http://www.fmc.keio.ac.jp/" target="_blank">http://www.fmc.keio.ac.jp/</a>
　◇日時：2010/1/14（木） 15:00～16:30（14:30開場）
　◇会場：慶應義塾大学三田キャンパス　三田演説館
　◇講演者：和田春樹(東京大学名誉教授) 
　◇参加費：無料、事前申込不要


◆慶應義塾大学研究推進センター　シンポジウム
「こころを生み出す神経基盤の解明」
　<a href="http://www.crp.keio.ac.jp/cgi-bin/detail.cgi?serial_cd=98" target="_blank">http://www.crp.keio.ac.jp/cgi-bin/detail.cgi?serial_cd=98</a>
　◇日時：2010/1/26（火）13:00-17:45（開場12:00）
　◇会場：慶應義塾大学 三田キャンパス 北館ホール
　◇参加費：無料・事前登録制


◆慶應義塾 福澤諭吉記念文明塾 第3期 募集説明会
　<a href="http://www.fbj.keio.ac.jp/news/091224.html" target="_blank">http://www.fbj.keio.ac.jp/news/091224.html</a>
　◇日時：2010/1/14（木） 19:00～20:00
　　　　　2010/1/16（土） 16:00～17:00
　　　　　2010/1/19（火） 18:30～19:30
　　　　　2010/1/30（土） 16:00～17:00
　　　　　2010/2/3 （水） 19:00～20:00
　◇会場：慶應義塾大学三田キャンパス
　◇申込：不要
　※福澤諭吉記念文明塾第3期は4/17(土)～7/3(土)に開講される予定です。 
　　木曜夜と土曜午後の週2日、三田キャンパスで開講されます。


◆慶應義塾大学　グローバルセキュリティ研究所（G-SEC）
 「G-SECニューズレター」No.17 発行のご案内
　 <a href="http://www.gsec.keio.ac.jp/text/newsletter/index" target="_blank">http://www.gsec.keio.ac.jp/text/newsletter/index</a>
　当研究所(G-SEC)は、政策 Watch と Warningというコンセプトのもとで
  グローバルとセキュリティに関する幅広い研究を推進しています。
　◇内容：第3回G-SEC年次コンファレンス特集（2009年11月23・24日開催）


◆慶應義塾大学 先端生命科学研究所
「スプリング・サイエンス・キャンプ2010」
　<a href="http://ssc.iab.keio.ac.jp" target="_blank">http://ssc.iab.keio.ac.jp</a>
　◇日時：2010/3/25（木）～3/27（土）
　◇会場・宿泊先：慶應義塾大学・鶴岡タウンキャンパス
　◇対象：高校生16名
　◇参加費：無料（往復の交通費は自己負担）
　◇申込締切：2010/2/9（火）
　◇主催：独立行政法人科学技術振興機構
　◇申込・問合せ・詳細：
　　（財）日本科学技術振興財団　振興事業部内　サイエンスキャンプ事務局
　　〒102-0091　千代田区北の丸公園2-1　TEL.03-3212-2454
　　　<a href="http://ppd.jsf.or.jp/camp/" target="_blank">http://ppd.jsf.or.jp/camp/</a>


◆慶應丸の内シティキャンパス　<a href="http://www.keiomcc.com/" target="_blank">http://www.keiomcc.com/</a>

『ビジネスデータ分析』
　<a href="http://www.keiomcc.com/program/bdb/" target="_blank">http://www.keiomcc.com/program/bdb/</a>
　2010/1/15-3/5　全6回　講師：豊田裕貴

『会議ファシリテーション』
　<a href="http://www.keiomcc.com/program/fas/" target="_blank">http://www.keiomcc.com/program/fas/</a>
　2010/1/29-3/19　全6回　講師：桑畑幸博

『社内インストラクター養成講座』◎新規開講◎
　<a href="http://www.keiomcc.com/program/inf/" target="_blank">http://www.keiomcc.com/program/inf/</a>
　2010/2/3-3/12　全6回　講師：安藤浩之

『財務諸表の読み方・活かし方』
　<a href="http://www.keiomcc.com/program/acb/" target="_blank">http://www.keiomcc.com/program/acb/</a>
　2010/2/8-2/9　全2回　講師：奈良 洋

『エナジャイズド・コミュニケーション』
　<a href="http://www.keiomcc.com/program/ene/" target="_blank">http://www.keiomcc.com/program/ene/</a>
　2010/2/8-3/8　全5回　講師：有滝　功

　●2010年度プログラム開催スケジュール
　<a href="http://www.keiomcc.com/program/schedule/index2010.html" target="_blank">http://www.keiomcc.com/program/schedule/index2010.html</a>


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【編集後記】

慶應MCC通信【てらこや】Vol.83 は、いかがでしたでしょうか？


1月10日に大相撲一月場所が始まりました。

今場所は、いつも以上に盛り上がりを感じます。白鵬、朝青龍の両横綱
への注目はもちろん、初日には、天皇、皇后両陛下が中入り後の取組を
ご観戦され、3年ぶりの天覧相撲となりました。

そして、なんといっても、昨日2日目の魁皇・豪栄道との取り組みでした。
魁皇が見事寄り切りで白星をあげ、昭和の大横綱 千代の富士に並ぶ歴代
最多の幕内807勝目をあげました。

豪栄道との取り組みは、力のこもった一番で、テレビで見ていている私
も力が入り、興奮し、寄り切った瞬間「やったぁ！」と声をあげてしま
いました。大入りの国技館の観客からも大きな歓声が沸き上がり、長い
時間、拍手がこだましていました。

15歳で初場所を踏んだ93年夏場所以来、17年間、たび重なる故障との闘
いの中、この記録は、本当にすばらしいと思います。厳しい稽古の積み
重ねと、想像を絶する努力と強い気力の賜です。

今日の取り組みでは、幕内最多勝星の記録更新がかかっています。進退
をかけた千代大海との取り組みです。さらに盛り上がる一番となること
間違いなしです。

今年の初場所は、年初めに、強い気持ちを沸き立たせてくれました。
通算勝星1000勝にもあと25勝とのこと。ぜひ、これからも魁皇の活躍に
注目していきたいと思います。


2010年、皆さまにとって素敵な一年となりますことを願っております。
そして、今年も【てらこや】をどうぞよろしくお願いいたします。


それでは、また来月もこの場所でお会いしましょう！



　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（ いぐさ ）


・‥‥……━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━……‥‥・
慶應ＭＣＣ通信　【てらこや】
 ■ 編集　：慶應丸の内シティキャンパス【てらこや】編集局
　　　　　　＜mailto:<a href="mailto:info@keiomcc.com">info@keiomcc.com</a> ＞
 ■ 編集長：いぐさ
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Copyright 2010 Keio Academic Enterprise Co.,Ltd.
掲載記事を許可なく転載することを禁じます。
　
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    <title>慶應義塾大学東アジア研究所のご紹介</title>
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    <published>2010-01-12T04:25:21Z</published>
    <updated>2010-01-12T06:00:40Z</updated>
    
    <summary>慶應義塾大学東アジア研究所 ■はじめに：ネットワーク型研究体制の確立へ 東アジア...</summary>
    <author>
        <name>imai</name>
        <uri>http://www.keiomcc.com/</uri>
    </author>
            <category term="010ピックアップレポート" />
    
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        <![CDATA[<p class="detail"><strong>慶應義塾大学東アジア研究所</strong></p>

<h3>■はじめに：ネットワーク型研究体制の確立へ</h3>

東アジアは、日々変貌を遂げています。戦後体制の様々な歪を是正すべき日本には、東アジアと世界の変化を的確に観察し、その未来への趨勢に同調させつつ、困難な改革を構想し実施していくことが求められています。

そして、日本と東アジアの確かな未来を設計するためにこそ、基礎研究の重要性が一層高まっているといえます。往々にして人々は、変動に圧倒されればされるほど、単純な「解答」を求めがちです。しかし、今日の変化は、歴史的深みという縦軸と、世界を視野に入れた比較という横軸を組み合わせてはじめて、複雑系としての全体像のなかに意義付けられるのだろうと思います。地域研究にとって、歴史研究と比較研究が重要な所以です。

同時に今日は、基礎研究の成果を現実の世界で応用する学問力が試されているときでもあります。それは、私達の未来を、軽薄なナショナリズムや安直なイデオロギーから護る知的な鎧を築く作業です。
]]>
        <![CDATA[<h3>■東アジア研究所の概要</h3>

1984年4月、慶應義塾大学東アジア研究所の前身である地域研究センターが、石川忠雄塾長（当時）のリーダーシップの下、慶應義塾創立125年記念事業の一環として創設されました（初代センター長、小田英郎法学部教授）。同センターでは、世界の各地域または各国家について専門分野の異なる複数の研究者を集めた学際的共同研究を推進するとともに、日本国内および外国の関連研究機関や地域研究者との学術交流の輪を広げることに尽力しました。
　そして約20年にわたる地域研究センターの活動実績を踏まえ、その多くがアジア研究とりわけ東アジア研究に関わる内容であったという事実と、日本ならびに慶應義塾にとっての今後の世界における現実的重要性を考慮して、2003年10月1日より、名称を東アジア研究所に変更しました（初代所長、国分良成現法学部長）。なお本研究所は、基本的に前身としての地域研究センターの活動内容をすべて踏襲しています。
　さらには、共同研究の推進、および研究者・大学院生の交換等を目的として、南開大学日本研究センター（中国）、延世大学校統一研究院（韓国）、ジョージ･ワシントン大学シグールアジア研究センター（米国）、国立極東学院（フランス）等との間に、学術交流協定が締結されており、2007年秋には、復旦大学に当研究所の上海オフィスが設けられました。
　こうして、東アジア研究所は地域研究における日本の拠点の一つとしての地位を築いてきましたが、2007年には、このような従来の活動実績が評価され、人間文化研究機構の支援により、中国研究の拠点形成構想の一環として研究所内に<a href="http://cccs.kieas.keio.ac.jp/" target="_blank">現代中国研究センター</a>が設置されました。ここでは現代中国の政治と外交に関する3つの研究プロジェクトが設置され、当面5年間の予定で活発な研究活動が展開されている。
　さらに、2009年2月には、主に韓国の国際交流財団のご支援により、同じく研究所内に現代韓国研究センターが置かれました。日本国際交流基金からもプロジェクト支援をいただき、韓国の研究者も含めた多くの内外の専門家のご協力を得ながら、最先端の韓国・朝鮮半島研究が行われています。
　また、現在東アジア研究所では、慶應義塾および日本内外の多くの組織や研究者とご理解とご支援により、常時以下のような研究活動を行っています。

<strong>高橋産業経済研究財団支援学術プロジェクト</strong>
前身の地域研究センター草創期の1985年以来、財団法人高橋産業経済研究財団のご支援を頂戴し、２年間の学術プロジェクトを毎年２本立ち上げ、常時４本のプロジェクトを進めており、その成果は例外なく学術書として出版されている。 
<a href="http://www.kieas.keio.ac.jp/projects/index.html" target="_blank">http://www.kieas.keio.ac.jp/projects/index.html</a>

<strong>研究プロジェクト：</strong>
慶應義塾大学の研究者を中心とした、主に外部資金に基づく研究プロジェクトである。 
<a href="http://www.kieas.keio.ac.jp/projects/index.html" target="_blank">http://www.kieas.keio.ac.jp/projects/index.html</a>

<strong>東アジア研究所講座：</strong>
前身の地域研究センター時代に「地域研究講座」として開催されてきたものを、2003年に東アジア研究所への改組に伴い名称変更したものである。主に学生を対象とする講義形式の講座で、原則として隔年に開催し、専門家による一連の講演は単行本として出版されている。 
<a href="http://www.kieas.keio.ac.jp/lectures/index.html" target="_blank">http://www.kieas.keio.ac.jp/lectures/index.html</a>

<strong>東アジア研究フェローシップ：</strong>
ソウルの東アジア研究所（EAI）が主宰する「東アジアの平和・ガバナンス・開発に関するフェローズプログラム」を、高麗大学、北京大学、復旦大学、台湾大学とともに運営している。毎年５、６名の中堅からシニアのフェローが当研究所を訪れ、研究会や講演会を開催するとともに、研究交流を深めている。
<a href="http://www.kieas.keio.ac.jp/eani/earf.html" target="_blank">http://www.kieas.keio.ac.jp/eani/earf.html</a>

<strong>日韓ミレニアムフォーラム（４大学学長会議）：</strong>
慶應義塾大学、早稲田大学、延世大学、高麗大学が、毎年持ち回りで幹事校となり、各大学の塾長・総長・学長による全体会合と、経済、外交安保、文化社会に関する分科会が開催されており、慶應義塾大学では当研究所が企画の窓口となっている。 
<a href="http://www.kieas.keio.ac.jp/eani/jkmf.html" target="_blank">http://www.kieas.keio.ac.jp/eani/jkmf.html</a>

<strong>講演会・シンポジウム：</strong>
同時代的な重要テーマや、最新の研究動向を捉えるべく、内外の専門家を招聘して講演会やシンポジウムを適宜開催している。 
<a href="http://www.kieas.keio.ac.jp/symposia/index.html" target="_blank">http://www.kieas.keio.ac.jp/symposia/index.html</a>

<strong>研究会：</strong>
内外の専門家が来塾する機会を捉えて、学術的テーマをめぐる研究会を常時開催している。 
<a href="http://www.kieas.keio.ac.jp/seminars/index.html" target="_blank">http://www.kieas.keio.ac.jp/seminars/index.html</a>


<p class="detail">慶應義塾大学東アジア研究所　Webサイト<a href="http://www.kieas.keio.ac.jp/index.html" target="_blank">http://www.kieas.keio.ac.jp/index.html</a>より編集転載</p>
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    <title>山本 一太「日本復活・希望のシナリオ～新時代のリーダー像～」</title>
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    <link rel="service.edit" type="application/atom+xml" href="http://www.keiomcc.net/cgi-bin/mt/mt-atom.cgi/weblog/blog_id=6/entry_id=1493" title="山本 一太「日本復活・希望のシナリオ～新時代のリーダー像～」" />
    <id>tag:www.keiomcc.net,2010:/terakoya//6.1493</id>
    
    <published>2010-01-12T04:20:57Z</published>
    <updated>2010-01-12T06:04:30Z</updated>
    
    <summary><![CDATA[山本 一太　元外務副大臣、参議院議員　&gt;&gt;講師紹介 講演日時：200...]]></summary>
    <author>
        <name>imai</name>
        <uri>http://www.keiomcc.com/</uri>
    </author>
            <category term="015夕学だより" />
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.keiomcc.net/terakoya/">
        <![CDATA[<p class="detail"><strong>山本 一太</strong>　元外務副大臣、参議院議員　<a href="https://www.sekigaku.net/member/detail.asp?NO=1&amp;ID=497" target="_blank">&gt;&gt;講師紹介</a><br>
講演日時：2009年11月10日（火） PM6:30-PM8:30</p>

山本氏は、今日の講演の準備のため、タイトルにある「日本復活・希望のシナリオ」について具体的にどのような方向性があるだろうかと、様々な資料をひも解きながら考えてみたそうです。しかしながら確実な復活が見込める希望のシナリオを生み出すのは簡単ではありません。現在の日本を取り巻く環境は厳しいものです。少子高齢化により、2004年の1億4千万人をピークとして日本の人口は減少を始めており、2055年には9千万人程度になると見込まれています。そして、5人に2人が65歳以上という超高齢社会を迎えます。これが日本の経済停滞を招くことは間違いないと、山本氏は考えています。

そもそも最近は、中国やインドなどの新興国の急速な経済成長の影で日本の存在感は大きく低下しています。山本氏は、基本的には日本も経済成長を志向することが国の活力を維持し、また世界で重要な役割を果たすために必要であると信じています。そのため、今年、新たに政権を担うことになった民主党には、現時点で明確な「成長戦略」が欠如していることを憂慮されています。
]]>
        <![CDATA[さて、山本氏によれば、小泉純一郎氏が推進した構造改革路線は間違っていなかったと考えています。残念なのは中途半端で止めてしまったことです。小泉氏は首相を5年務めました。しかし、小泉氏の意思を受け継いだ安部晋三氏以降の首相は、短期間で次から次へと交代し、構造改革を成し遂げることができませんでした。大きな変革による果実（成果）が得られるようになるまでには10年20年という長い時間がかかるのです。ですから、成果が出るまで、非難・批判を浴びても負けることなく、明快な信念を持ち、毅然とした態度を示せるリーダーの存在こそが、希望のシナリオにおいて必要不可欠なのです。

構造改革を成し遂げたリーダーのひとりとして、山本氏は英国のサッチャー首相を挙げました。「鉄の女」と言われたサッチャー氏が、首相に就任した後の最初の 5年間は非難ごうごうでした。経済は就任前よりも停滞し失業率も上昇したからです。しかし、サッチャー氏は大きな改革に伴う痛みを耐え抜きます。6年目以降には経済成長率が伸長、失業率も大きく改善し、ようやく改革の果実を手にしたのです。サッチャー氏は、79年から90年まで実に11年間、英国首相の座にありましたが、優れたリーダであったサッチャー氏が、腰を据えて改革に取り組めたことが英国の復活につながったのです。

サッチャー氏と小泉氏は、どちらも「小さな政府」を志向し、この目的を成し遂げるまで迷わず突き進む「目的貫徹型」であった点で共通していました。また、改革の必要性を国民に納得させることができる強い「説得力」も持っていました。しかし、大きな違いが2つあったそうです。

ひとつは、サッチャー氏は改革をわずか1年で完了してしまったことです。スピーディにやるべきことをやってしまったのです。おかげで、反対派勢力に対し、巻き返しを図る余裕を与えませんでした。一方、小泉氏は、郵政民営化を始めとして、改革の実現までに何年も時間をかけてしまいました。そのことにより、元々の改革の中味が弱くなってしまったことは否めません。

また、サッチャー氏は、ピープルズキャピタリズム（民主的資本主義）を英国に根付かせるという目的を掲げて改革を推進しました。サッチャー氏は、明快な「理念」を持っていたのです。しかし、小泉氏は、「このままでは財政が破綻するから構造改革が必要だ」という論理であり、サッチャー氏のような理念を小泉氏は示していません。すなわち、サッチャー氏と小泉氏では、改革の原動力となる「理念の深さ」に違いがあったのです。

サッチャー氏の後、1997年に労働党党首として英国首相に就任したトニー・ブレア氏もまた、「生活大国を目指す」という理念を掲げ、世界のビーコン（航路標識）となる、すなわち世界の国々が英国を「目標」とするような国にしていくために、長期政権の間、やはり揺るがぬ信念を貫いています。山本氏は、このような優れたリーダーたち、言い換えると‘ベスト＆ブライテスト’が日本の政界にも集まる仕組みがぜひとも必要だと考えています。

講演最後の30分は、山本氏が日本のベスト＆ブライテストの1人と高く評価している参議院議員、田村耕太郎氏を壇上に招いて、対談されました。田村氏は派手なファッションで知られる、40代の若手政治家です。一般企業で働き、またMBAを取得、海外留学の経験もある田村氏。大阪日日新聞の社長も務めました。田村氏は、そもそも、政治家になることはまったく考えたことがなかったとのこと。しかし、一定の国家予算を元に国を運営していくという政治家の仕事は、事業経営に通じるものがある。だから、自分の経営者としての経験が活かせると考えたことが、政治家に転じたきっかけになったそうです。こうしたご自身の経験から、田村氏は、ベスト＆ブライテストの政治家候補として、若手のオーナー型経営者が有望だと期待しています。自分が経営する事業からの収入があれば、政治家専業と違って落選を恐れることなく、思い切った政策を打ち出すことができるからです。

山本氏は、田村氏との対談の締めくくりとして、明快なビジョンと改革を断行できる勇気を持ち、また、素早い行動力、そして歴史の流れが読める優れたリーダーの必要性を強調して講演を終えました。


<p class="detail">主要著書<br>
『<a href="http://pt.afl.rakuten.co.jp/c/01272a43.86f206a3/?url=http://item.rakuten.co.jp/book/4435805/" target="_blank">政論！ 山本一太vs次世代を担う政治家たち</a>』クリーク・アンド・リバー社、2007年<br>『<a href="http://pt.afl.rakuten.co.jp/c/01272a43.86f206a3/?url=http://item.rakuten.co.jp/book/4086877/" target="_blank">なぜいま安倍晋三なのか</a>』リヨン社／二見書房、2006年<br>『<a href="http://pt.afl.rakuten.co.jp/c/01272a43.86f206a3/?url=http://item.rakuten.co.jp/book/1506549/" target="_blank">私が総理になったなら 若き日本のリーダーたち</a>』角川書店／角川グループパブリッシング 、2002年</p>
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    <title>“朝”のもつ力を感じて</title>
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    <published>2010-01-12T04:15:07Z</published>
    <updated>2010-01-12T06:08:28Z</updated>
    
    <summary>　新しい年が始まりました。 　皆さんはどんな新年のスタートをお迎えになったでしょ...</summary>
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            <category term="020今月の“１冊”" />
    
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        <![CDATA[　新しい年が始まりました。
　皆さんはどんな新年のスタートをお迎えになったでしょうか。私はと言えば、元日と言えども惰眠を貪り気がつくと日が昇っている例年から、今年は一念発起し初日の出を拝むことができました。それも、我が家のマンション屋上から…。幸運にも周りをさえぎるものがなく、10階という高さから見る日の出は、地平線より姿を覗かせたかと思うと刻々と全景を見せ大地を照らし始め、その光景はどこか神秘的で力強いものでした。そしてまた、朝日の強い光に反射してオレンジ色に光る建物のガラスがキラキラと輝き、なんとも美しかったです。旅先の海辺で見る朝日も、山上から見る朝日もそれはそれで素晴らしいものですが、自宅のドアを開けた数秒でこんなに綺麗な日の出を見ることができるとは…新年早々とっておきの場所を見つけることができたような嬉しい2010年の幕開けとなりました。

　私の好きな詩集に『<a href="http://pt.afl.rakuten.co.jp/c/01272a43.86f206a3/?url=http://books.rakuten.co.jp/item/1688826/" target="_blank">あさ/朝</a>』（谷川俊太郎/文　吉村和敏/写真）があります。言葉の魔術師とも言われる谷川俊太郎さんの“朝”にちなんだ詩と、プリンス・エドワード島をはじめとしたカナダの美しい自然のなかの“朝”を映し出した吉村和敏さんの写真の数々。]]>
        <![CDATA[右からページをめくると詩集に、左からめくると絵本になっているという斬新な作りであるとともに、写真集としての価値もあり、大人から子どもまで楽しむことができます。同じ詩を何度読んでも、同じ写真を何度見ても、本を開くたびに新たな味わい深さを感じることのできる1冊――この本に出会った時、えも言われぬ嬉しさを感じたのは言うまでもありません。日々誰もが見ている景色や感じていることに新たな息吹を注ぎ一行一行に優しさが込められた詩、朝日の光線までもが映し出され木々の葉一枚一枚にまで魂が描き出されているような写真の数々…作品が素晴らしいこともさることながら、それらをさらに引き立てているのは、“朝”を題材にしているからでしょうか。

　本書のあとがきのなかで、吉村さんはこのように記しています。
<blockquote>「朝にはただ美しいだけではない、不思議な力が隠されているような気がしています。
澄み切った大気の中で、地上のすべての生命が光の恵みとともに再生していく姿を見つめていると、たまらない愛おしさで心が満たされていくのです。同時に、昨晩まで感じていた心の悩みや戸惑いがフッと消え去り、今日も一日頑張って生きてみようという活力のようなものが漲ってきます。」</blockquote>

　私がこの本に出会ったのは昨年のことです。
　自分自身のなかでいろいろな事が複雑に絡み、普段であれば簡単に解決できるような事でさえも、勝手に大ごとのようにとらえてしまい、小さな心のひっかかりがいくつにも重なっていた時でした。傍目にはそう見えていなくとも、自分の力ではどうすることもできないように思い込み、すべての事を投げ出してしまいたくなっていた時でした。表紙の写真を見ているだけでもその美しさに癒され、幼い頃から慣れ親しんだ谷川俊太郎さんの詩ということで、迷うことなく購入した本です。

　「どんなことも時が解決してくれる」とはよく言ったもの。今となってみれば、昨年のあの頃、自分は何にあんなに悩み独り苦しんでいたのだろうと、今から思うと赤面したくなるようなちっぽけなものなのですが、渦中にあるときにはどんなこともマイナスに考え、落ち込んでしまうものです。その時、この本のページをめくると、気持ちが落ち着き、自分がどんな状態にあろうが、いつでもやってくる“朝”に、そしてその持つ力にハッとするほどに気づかせてくれたのでした。前の日にどんなに嫌なことがあり悩みや心配事があっても、一晩過ぎ、朝が来るとまた新たな気持ちになるから不思議です。晴れていて、朝日が昇ってくるところを見ることができた日などはなおさらのこと。朝日を見ながら、また今日も新しい1日が始まる、気分を入れ換えて頑張ろうと力が漲ってくるから、朝の持つ力は偉大です。

　今年も新しい朝は何度となくやってきます。あなたにもわたしにも、世界中のどこにいても、どんな状態にあっても同じように。

　当たり前のことだけれども、この当たり前のことに感謝し、昨日とはまた違う少し成長した自分に出会うことを楽しみにしながら…朝のもつ偉大な力を感じつつ、今年もたくさんの朝日を浴びていきたいと思います。
　そして、繰り返されることが当然と、その素晴らしさを見過ごしてしまっていたなか、大切なものとして改めて気づかせてくれた私の悩みやもがきにも今は感謝しています。自分のなかの葛藤も決して悪いものではなく、今までの凝り固まった古いものと新しいものが喧嘩をするがごとく、何か新しいことに気づき、新しい自分に出会うときには不可欠なものではないかと感じます。

　最後に、本書のなかで私の好きな詩の一節を。
<blockquote>繰り返すものはどうしていつまでも美しいのだろう

朝の光もあなたの微笑みも

いま聞こえているヘンデルも……

一度きりのものはあっという間に古びてしまうのに</blockquote>

　谷川俊太郎「朝の光」より


　今年も朝のもつ力を身体全体で感じ、たくさんの素敵な“朝”をお迎えください！

（保谷 範子）

<p class="detail">
『<a href="http://pt.afl.rakuten.co.jp/c/01272a43.86f206a3/?url=http://books.rakuten.co.jp/item/1688826/" target="_blank">あさ/朝</a>』谷川俊太郎/詩、吉村和敏/写真、アリス館、2004年、ISBN: 9784752002772<br>
「写真家・吉村和敏のブログ」　<a href="http://kaz-yoshimura.cocolog-nifty.com/blog/" target="_blank">http://kaz-yoshimura.cocolog-nifty.com/blog/</a></p>

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    <title>Twitterはじめました</title>
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    <published>2010-01-12T03:53:54Z</published>
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            <category term="030ファカルティズ・コラム" />
    
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        <![CDATA[2009年11月20日　Twitterはじめました
　<a href="http://www.keiomcc.net/faculty-blog/2009/11/twitter.html" target="_blank">http://www.keiomcc.net/faculty-blog/2009/11/twitter.html</a>

2009年12月6日　「見えなくなる化」が進行中？
　<a href="http://www.keiomcc.net/faculty-blog/2009/12/post_138.html" target="_blank">http://www.keiomcc.net/faculty-blog/2009/12/post_138.html</a>

2009年12月12日　「競争優位」とは？
　<a href="http://www.keiomcc.net/faculty-blog/2009/12/post_139.html" target="_blank">http://www.keiomcc.net/faculty-blog/2009/12/post_139.html</a>

2009年12月19日　『戦略的休憩』の考察
　<a href="http://www.keiomcc.net/faculty-blog/2009/12/post_140.html" target="_blank">http://www.keiomcc.net/faculty-blog/2009/12/post_140.html</a>

2009年12月24日　女子校で戦略論の講義
　<a href="http://www.keiomcc.net/faculty-blog/2009/12/post_141.html" target="_blank">http://www.keiomcc.net/faculty-blog/2009/12/post_141.html</a>


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