[ メールマガジン ] 2007年10月09日
メールマガジン Vol.56
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Vol.56 [2007/10/09]
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★┐INDEX
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│1.ピックアップレポート 「未来への先導―2008年、創立150年を迎えます」
│2.夕学だより 「伝統と革新の融合を目指して~吉兆 総料理長が語る~」
│3.今月の“1冊” 「シャーロック・ホームズの秘密ファイル」
│4.Learners' 交歓広場 「「学びについて学ぶ」留学とキャリア」
│5.慶應インフォメーション
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みなさま、こんにちは!
慶應MCC通信【てらこや】編集局 の いぐさ です。
新規に登録をしていただいた皆さま、はじめまして!
慶應MCC通信【てらこや】は、月1回(毎月第2火曜日を予定)「学び」
を改めて見直すきっかけとなるようなさまざまな情報の提供を目的に、
発行しています。これから、どうぞよろしくお願いします。
今後配信を希望されない場合は、末尾のURLより配信停止のお手続きを
お願いいたします。
10月に入り、急に涼しくなりました。気温の急激な変化や安定しないお
天気で体調管理が難しい季節ですね。昨日東京では雨が降ったり止んだ
りとはっきりしないお天気でしたが、夕方のひととき、雨雲が切れ、急
に空が鮮やかなオレンジ色に染まりました。夕焼けの空を見るのも久し
ぶりでしたが、不自然なくらいのオレンジ色に包まれた風景は、とても
幻想的でした。
さて、今月号の「ピックアップレポート」は、来年2008年に創立150年を
迎える慶應義塾の記念事業のご紹介です。150年の歴史を踏まえ、新たな
時代の更なる飛躍のための出発点としてのチャレンジングな取り組みです。
「夕学だより」は、株式会社京都吉兆 取締役専務 徳岡邦夫氏の講演
「伝統と革新の融合を目指して~吉兆 総料理長が語る~」の受講レポ
ートです。徳岡氏自身の歩んできた人生とともに、伝統を大切に受け継
ぎながらも、革新的な取り組みを熱く語った講演です。
「今月の“1冊”」は、『シャーロック・ホームズの秘密ファイル』を取
り上げました。ファンをも納得させる、イギリスの女流推理小説作家に
よる名探偵シャーロック・ホームズのパスティーシュ(文体や設定、世
界観を模倣した作品)です。
「Learners' 交歓広場」は、現在、ペンシルバニア州立大学大学院に留
学し教授システム学を専攻し、「シリアスゲーム」という新たな領域を
切り開いている藤本徹さんに登場していただきました。
では、さっそく Vol.56をお届けいたします!
ぜひ、ご一読ください!
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│1│ ピックアップレポート ―ビジネスに効く「知」のサプリメント―
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第56回「未来への先導 ―2008年、創立150年を迎えます」
慶應義塾 創立150年記念事業室
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1.はじめに-創立150年を期して世界のリーダーを育む慶應義塾へ
慶應義塾は、1858年(安政5年)創立以来150年の歴史を刻み、来る2008
年に、日本の近代総合学塾として初めて、創立150年を迎えます。
慶應義塾は、日本とアジアの近代150年を先導してきた歴史と実績をもと
に、教育、研究、医療、社会貢献、国際連携、経営のすべてにわたり、
国際社会における影響力、発言力を持つ、世界のリーダーへと飛躍しま
す。
また、150年にわたる広範な人材育成と高いレベルの学問の蓄積をもとに、
世界のどこにいても自分で考え行動できる「独立の力」と、他者と協力
して生きていくことのできる「協生の力」を兼ね備えた、世界のリーダー
を育みます。創立150年記念事業は、これら二つの目標を実現するため、
2005年から10年にわたって展開しています。教育、研究、医療、社会貢
献、国際連携、施設等、すべてにわたる改革を通して、未来への先導者
たる学塾を創り出し、未来への先導者たる人間を育んでいきます。
▼ 続き(全文)はこちらから
http://www.keiomcc.net/terakoya/2007/10/report56.html
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│2│ 夕学だより ―時代の“潮流と深層”を読み解く―
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「伝統と革新の融合を目指して~吉兆 総料理長が語る~」
【講師】徳岡 邦夫(株式会社京都吉兆 取締役専務)
【日時】2007年7月10日(火) 18:30-20:30
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お店ではいつも白衣を着ている徳岡氏、今回の講演では、襟付シャツに
ノータイ、ジャケットを着て登壇されました。徳岡氏は、和服を着る機
会もあるそうですが、以前、林家こぶ平さん(現九代目林家正蔵師匠)
に間違えられたことがあるとか。テレビでもしばしば登場されています
のでお顔をご存知の方も多いと思いますが、優しい表情が印象的でした。
さて、世界的にも名高い日本料亭、「京都嵐山吉兆」の総料理長として、
同店の伝統を受け継ぎつつも、料理の面でも、また経営の面でも革新的
な取り組みをされてきた徳岡氏は、まず吉兆の歴史を語ってくれました。
吉兆の創業者は、徳岡氏の祖父にあたる湯木貞一(ゆき ていいち)氏で
す。湯木家は元々広島にルーツがあります。その昔、湯木家は、船で荷
物を運ぶ仕事をしていたそうです。ある時、広島で取れる「カキ」を船
で関西まで運んで、直接庶民に売るという商売を始めました。生のまま
ではなく、料理をして販売したのです。そのうち、この料理が人気を集
めるようになり、陸(おか)に上がって料理屋をやることにしました。
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http://www.keiomcc.net/terakoya/2007/10/sekigaku56.html
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│3│ 今月の“1冊” ―慶應MCCスタッフからのおすすめ―
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『シャーロック・ホームズの秘密ファイル』
著者:ジューン・トムソン ; 訳者:押田 由紀
出版社:東京創元社(創元推理文庫) ; ISBN:9784488272012
発行年月:1991年5月 ; 本体価格:720円(税込価格:756円)
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英国「シャーロック・ホームズ協会」に所属しているホームジアンである
友人は、毎朝BBCのラジオ放送で目覚める。ネット時代もなんのその、
愛機スカイセンサー5900のロッドアンテナが捉えたフェーディングだら
けの容認発音に頷きながら、年季の入ったクレイパイプを燻らせている
らしい。
「なあに、初歩的なことさ。」
毎朝の習慣を賞賛した私への、お決まりの台詞である。
彼はアルスターから引き出した懐中時計にちらっと目をやり、議論用の
ブライアーパイプを掲げながら続けた。
「いつロイズの地下金庫から、文箱が発見されるかわからないからな。」
とてもドラえもんで初めてシャーロック・ホームズを知った人間とは思
えない、なりきりようである。
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http://www.keiomcc.net/terakoya/2007/10/review56.html
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│4│ Learners' 交歓広場 ―学びとキャリアを考える読者コラム―
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第16回「「学びについて学ぶ」留学とキャリア」
藤本 徹(ペンシルバニア州立大学大学院博士課程)
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私は、ペンシルバニア州立大学の大学院で教授システム学(Instructional
Systems)を学んでいます。ペンシルバニア州は米国の北東部にあり、桑
田投手が在籍したパイレーツのあるピッツバーグ市と、井口選手が在籍
するフィリーズのあるフィラデルフィア市のちょうど中間辺りに位置す
る、ステートカレッジという(とても田舎の)大学街に大学のキャンパ
スがあります。2002年夏にこの街に移り住んで、早くも5年が経ちました。
教授システム学というのは、教育講座の設計や教材の開発などの「学ぶ
仕組みづくり」を体系的に行うための専門分野です。インストラクショ
ナルデザイナーを養成する大学院プログラムだと言った方がわかりやす
いかもしれません。当時インストラクショナルデザインという呼び方も
教育分野では少しずつ広まっていましたが、一般にはほとんど普及して
ない分野(今も普及してませんが)でした。
▼ 続き(全文)はこちらから
http://www.keiomcc.net/terakoya/2007/10/learners56.html
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│5│ 慶應インフォメーション ―「学び」のための慶應義塾関連情報―
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慶應義塾大学、およびその関連組織や団体による公開講座やセミナー等
の「学び」に関する情報、また慶應義塾関連の情報をお届けします。
詳細情報や問合せ先などは各Webサイトにてご確認ください。
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◆慶應義塾大学大学院経営管理研究科 オープンハウス
http://www.kbs.keio.ac.jp/openhouse
(詳細は10/11に上記URLに掲載予定)
◇体験授業/説明会
日時:2007/11/10(土)10:00-12:00
会場:慶應義塾大学三田キャンパス 大学院校舎1階311号室
内容:ケースメソッド体験授業:「片岡物産(A)」
説明会:MBAコース概要説明、Q&Aセッション
◇授業見学会
日時:2007/11/20(火)-11/22(木)10:45-12:15/14:45-16:15
会場:慶應義塾大学大学院経営管理研究科キャンパス(日吉)
内容:授業見学、懇談会(同校教員によるQ&Aセッション)
定員:各回15名
◇紹介ビデオ配信
http://www.kbs.keio.ac.jp/kbsvideo/index.html
◆慶應義塾大学大学院経営管理研究科・ビジネススクール
「モノづくりワークショップ2007」
http://www.kbs-monozukuri.jp/
◇日時:2007/10/26(金)14:00-17:00(受付開始13:30)
◇会場:慶應義塾大学 三田キャンパス 北館2階 北館ホール
◇参加費:2,000円(事前振込み)
◇テーマ:「中堅中小企業における改善活動と人材育成
~日本のモノづくりの明日のために~」
◆慶應義塾創立150年記念講演会「学問のすゝめ21」
http://gakumon21.keio150.jp/
◇京都会場開催「文化の継承―変わりゆくもの 変わらないもの―」
http://www.gakumon21.jp/kyoto/
日時:2007/10/27(土)13:30-17:30(12:30開場)
会場:国立京都国際会館 メインホール
主催:慶應義塾 共催:京都新聞社 後援:京都府、京都市
特別協力:京都慶應倶楽部
参加費:無料、事前申込制(応募者多数の場合抽選)
講演者:朝吹 亮二(慶應義塾大学 法学部教授)
中村 翫雀 (歌舞伎俳優)
千 宗守(茶道 武者小路千家 第十四代家元)
◇8/5開催・東京会場、8/19開催・福岡会場の様子を動画で配信中
http://www.gakumon21.jp/tokyo/
http://www.gakumon21.jp/fukuoka/
◆慶應義塾創立150年記念「復活!慶應義塾の名講義」シリーズ
宮家 準 慶應義塾大学名誉教授(文学部)講義
「「いのち」と「こころ」―死を見つめて今を生きる―」
http://keio150.jp/events/kougi.html
◇日時:2007/10/27(土)16:00-17:30(15:30開場)
◇会場:慶應義塾大学 三田キャンパス 西校舎517番教室
◇参加費:無料、申込不要
◆創立150年塾生スタッフ企画 先導者シリーズ「池上 彰 講演会」
http://keio150.jp/events/2007/20070601.html
◇日時:2007/10/26(金)18:15‐19:45(17:45開場)
◇会場:慶應義塾大学 日吉キャンパス 第4校舎J11教室
◇参加費:無料、申込不要
◆慶應義塾大学アート・センター
油井正一没後10年「アスペクト・オブ・ジャズ2007――佐藤允彦と仲間たち」
http://www.art-c.keio.ac.jp/event/log/285.html
◇日時:2007年10月18日(木)18:00-20:00(17:30開場)
◇会場:慶應義塾大学三田キャンパス 北館ホール
◇出演:佐藤 允彦(piano)、山口 真文(sax)
加藤 真一(bass)、村上 寛(drums)
◇入場料:無料・事前お申込み不要
◆慶應義塾大学 新川崎タウンキャンパス(K2タウンキャンパス)
「オープンキャンパス」http://www.k2.keio.ac.jp/oc.htm
市民・企業関係者・学生等向け先端プロジェクト公開
2007/11/17 (土)13:00-17:00、申込不要、入場自由
「オープンセミナー」http://www.k2.keio.ac.jp/seminar.html
(1)「フォトニクスポリマーが拓く 人にもどるIT社会」
小池康博(慶應義塾大学理工学部教授)
2007/11/17(土)10:30-12:00、参加費1000円(資料代・税込)
(2)「ウエットプロセス・ナノコーティングと実用化」
白鳥世明(慶應義塾大学理工学部准教授)
2007/11/17(土)14:30-16:00、参加費1000円(資料代・税込)
◆慶應義塾大学 グローバルセキュリティ研究所(G-SEC)
「G-SECニューズレター」No.3 発行のご案内
http://www.gsec.keio.ac.jp/newsletter/index.html
「G-SECニューズレター」は、ポリシーウオッチ、市場ウオッチ、環境
ウオッチといった視点から慶應義塾発のウォーニングの発信をめざして
います。今号は「座談会:政党系シンクタンクへの期待」(鈴木崇弘氏:
シンクタンク2005・日本、坂田顕一氏:公共政策プラットフォーム)を
特集しています。
◆慶應義塾大学大学院
システムデザイン・マネジメント研究科/メディアデザイン研究科
創立150年記念シンポジウム
「Design the Future ~協生と創造~」
http://keio150.jp/events/2007/20071030.html
◇日時:2007/10/30(火)13:00-18:30
◇会場:慶應義塾大学 三田キャンパス 北館ホール
◇参加費:無料、事前申込(締切10/16)
◇定員:240名
◇後援:日本経済新聞社
◆慶應義塾大学大学教養研究センター特定研究
平成17年度 文部科学省 学術フロンティア推進事業「超表象デジタル研究」
バリアフリーキャンパス構築プロジェクト 第6回セミナー
「発達障害のある青年の就労支援-大学における支援に期待したいこと-」
http://psylab.hc.keio.ac.jp/event/2007/bf/hattatsu_6th.html
◇日時:2007/10/12(金)17:30-19:00
◇会場:慶應義塾大学日吉キャンパス 第4校舎B棟 J19教室
◇講師:向後 礼子(精神保健福祉士・臨床発達心理士・学校心理士)
◆慶應義塾創立150年記念事業未来先導基金2007年度プログラム
バリアフリー・ユニバーサルデザイン支援の仕組み構築(試行)と
未来先導的リーダー育成の教育プログラムの開発
◇会場:慶應義塾大学日吉キャンパス
◇参加費:無料
(1)公開セミナー 2007/10/19(金)18:15-19:45
「“点字力”で切り開くフリーバリア社会
―― 座頭市流フィールドワーカーのおもろい触文化論 ――」
講師:広瀬 浩二郎(国立民族学博物館、全盲)
http://psylab.hc.keio.ac.jp/mirai/2007/seminar1/2nd_hirose.html
(2)ワークショップ 2007/10/20(土)10:00-12:00/13:00-15:00/15:00-17:00
「暗黒の中での“さわる”体験型ワークショップ『手学問のすゝめ』
―― あの手この手でタッチ、キャッチ、リッチ!――」
講師:4名の視覚障害者が暗黒の中で触る世界をナビゲート
http://psylab.hc.keio.ac.jp/mirai/2007/ws/1st_touch.html
(3)講演会 2007/10/22(月)18:15-19:45
「不可能を可能にするモノづくりの達人 加藤 源重
―― 勇気は出すもの!行動は焦らず一歩から・・・――」
講師:加藤 源重(福祉工房あいち)
http://psylab.hc.keio.ac.jp/mirai/2007/seminar1/3rd_kato.html
◆慶應丸の内シティキャンパス開講プログラム http://www.keiomcc.com/
『目に見えるロジカル・シンキング』
http://www.keiomcc.com/program/vlt/
2007/10/12-10/26 全3回 講師:桑畑幸博
『会計情報から経営を読み解く』
http://www.keiomcc.com/program/acc/
2007/10/24-12/13 全6回 講師:山根 節、太田康広、坪井信行
『個を活かす人材マネジメント』
http://www.keiomcc.com/program/hrs/
2007/11/1-12/13 全4回 講師:川上真史
『ビジネスプロフェッショナルの経営戦略(1)』
http://www.keiomcc.com/program/str/
2007/12/6-2008/2/7 全5回 講師:山田英夫、高山信彦
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【編集後記】
慶應MCC通信【てらこや】Vol.56 は、いかがでしたでしょうか?
今シーズンで、プロ野球東京ヤクルトスワローズの古田敦也選手兼任監
督が引退します。10月8日のヤクルトの本拠地である神宮球場最終戦の
引退試合とその後の引退セレモニーは、ニュースでも大きく取り上げら
れました。
私は、この引退試合の前日の試合を神宮球場に観にいきました。7回裏
古田選手は代打で登場しました。ヤクルト側ファンだけでなく、神宮球
場に来ている誰もが、今か今かと待ちわびた「代打オレ」です。代打の
アナウンスが流れると同時に、敵も味方も関係なく、球場全体が、大き
な歓声とともに「古田コール」に包まれました。私も思わず「ふるた~」
と大きな声で叫んでいました。この雰囲気には、見ているだけの私でさ
え、熱いものがこみ上げ涙がでてきました。古田選手はどんな気持ちで
打席に立ったのでしょう。この試合では、2安打1得点の奮闘を見せてく
れました。
きっと引退試合は、この何倍もの感動と感激、興奮と歓声だったことで
しょう。
「めがねをかけた捕手は大成しない」といわれながら、野村監督(現東
北楽天ゴールデンイーグルス監督)の指導のもと、球史に残る名捕手と
なり、球界を越えた人気者になりました。
MVP、ベストナイン、ゴールデングラブなど数多くのタイトルを受賞し、
2005年には、大学・社会人卒の捕手としては初めて2000安打を達成。攻
守にわたりチームの軸として活躍し5度のリーグ優勝、4度の日本一にも
導きました。2006年には、29年ぶりの兼任監督となりました。
2004年の球界再編時に日本プロ野球史上初のストライキを決行した際の、
選手会会長として戦う勇姿は、いまも記憶に新しいです。何よりもファ
ンを大切にしてきた古田選手にとっては、ぎりぎりの苦渋の選択だった
に違いありません。この姿勢と行動は、野球ファンはもちろん、野球に
関心のない人々の心も動かしました。
「また会いましょう」と締めくくった引退試合後のセレモニーでの挨拶、
フェンスによじ登り帽子をとって歓声にこたえる姿は、常にファンを大
切にし、感謝の気持ちを忘れずに歩んできた古田選手監督らしい清々しい姿
でした。
いつでも全力で戦う古田選手の姿は、素直に「私もがんばろう」と思わ
せてくれます。その気持ちをこれからも忘れないようにしたいと思います。
それでは、また来月もこの場所でお会いしましょう!
( いぐさ )
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慶應MCC通信 【てらこや】
■ 編集 :慶應丸の内シティキャンパス【てらこや】編集局
<mailto:info@keiomcc.com >
■ 編集長:いぐさ
■ 発行 :株式会社 慶應学術事業会
〒100-0005
東京都千代田区丸の内2-5-2 三菱ビル10階
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