[ メールマガジン ] 2006年08月08日
メールマガジン Vol.42
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Vol.42 [2006/08/08]
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★┐INDEX
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│1.ピックアップレポート 「昨今の「武士道」の流行をどう評価するか」
│2.夕学だより 「夢の実現で地域活性化を」
│3.今月の“1冊” 「茶色の朝」
│4.Learners' 交歓広場 「好奇心は“学び”の始まり」
│5.慶應インフォメーション
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みなさま、こんにちは!
慶應MCC通信【てらこや】編集局 の いぐさ です。
新規に登録をしていただいた皆さま、はじめまして!
慶應MCC通信【てらこや】は、月1回(毎月第2火曜日を予定)「学び」
を改めて見直すきっかけとなるようなさまざまな情報の提供を目的に、
発行しています。これから、どうぞよろしくお願いします。
今後配信を希望されない場合は、末尾のURLより配信停止のお手続きを
お願いいたします。
暦の上では既に立秋ですが、今年は長い梅雨だったせいか、夏はこれか
らという感じがします。今はまさに花火シーズンです。毎日どこかで花
火大会が開催されています。久しぶりに、夜空に輝く美しい大輪を眺め
ながら、日本の夏を楽しもうと思います。すでに夏休みをとられた方、
いま夏休み中の方、これからとられる方、怪我や病気にお気をつけにな
り、ぜひ思い出残る夏をお過ごしください。
さて、今月号の「ピックアップレポート」は、日本女子大学文学部教授
谷中信一先生にご登場いただきました。日本人の根底にある伝統的倫理
と武士道、さらに現代の日本社会における規範意識の変化とその背景に
ついて、例を織り交ぜながら、わかりやすく書いていただきました。
「夕学だより」は、東大阪市モノづくり親善大使、株式会社アオキ 代表
取締役 青木豊彦氏の講演「夢の実現で地域活性化を」の受講レポートで
す。メイドイン東大阪の人工衛星“まいど1号”に託した地域とモノづく
りの活性化への思いを感じられる講演です。
「今月の“1冊”」は、フランスでベストセラーになり、日本でも反響を
読んだ寓話『茶色の朝』を取り上げました。やり過ごさないこと、考え
つづけることの大切さを改めて実感します。
「Learners' 交歓広場」は、現在外資系企業にて調達業務に携っている
Y.F.さんにご登場いただきました。好奇心こそが学びの始まりだと、前
向きに楽しみながら学びつづけていらっしゃる姿がうかがえます。
では、さっそく Vol.42をお届けいたします!
ぜひ、ご一読ください!
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│1│ ピックアップレポート -ビジネスに効く「知」のサプリメント-
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第42回「昨今の「武士道」の流行をどう評価するか」
谷中信一(日本女子大学文学部教授、文学博士)
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<武子道も日本の伝統的倫理を抜きには語れない>
日本の伝統倫理の基本をなしている概念は、「恥」・「恩」・「世間」
の3つに整理できるとされている。これまでも「恥をわきまえているか
どうか」(つまり「恥知らず」、「恥さらし」、「恥を知れ」などの語)
が自他の行動を判断する主要な基準であった。
「みっともない」「はしたない」「見苦しい」「体裁が悪い」「不調法」
「恰好が悪い」などは皆そのバリエーションである。また「恥の上塗り」、
「旅の恥はかきすて」、「40過ぎの恥かきっ子」「恥も外聞もない」な
どという言葉もあった。
同様に、「人に恩義を感じるかどうか」(「恩返しする」「恩知らず」)
も自他の行動を倫理的に判断する主要な基準であった。「鶴の恩返し」
(鶴が命を救われたことの恩返しをする)「浦島太郎」(亀の恩返し)
「かさこ地蔵」(石地蔵の恩返し)「ごんぎつね」(狐の恩返し)など
の童話から人は受けた恩を必ず返さなければならないことを幼心に教え
込まれてきた。実は「親孝行」というのも、中国のそれとは意味が異な
り(中国では、祖先崇拝まで含む)、日本の場合は子供が自分を育てて
くれた親に対する恩返しを意味するのであった。
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│2│ 夕学だより -時代の“潮流と深層”を読み解く-
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「夢の実現で地域活性化を」
【講師】青木豊彦(東大阪市モノづくり親善大使、株式会社アオキ 代表取締役)
【日時】2006年5月23日(火) 18:30-20:30
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「メイドイン東大阪の人工衛星」の発起人、青木氏はコテコテの関西人
です。河内弁の親しみやすい語り口で、地元東大阪への思いを熱く語っ
てくれました。
さて、青木氏は本題に入る前、まず、青木氏の人生を変えることになっ
た、大切な方との出会いのエピソードを紹介してくれました。当時、
青木氏は30歳過ぎ。父親が経営していた工場(当時の社名は「青木鉄工
所」)に跡継ぎとして入社していました。
その頃、会社はダイキン工業の協力工場でした。そのダイキン工業で新
たにトヨタのカンバン方式が導入されることになり、青木氏の工場でも
同方式の導入を進めることになりました。青木氏は、面倒だなと内心思
いながらも、カンバン方式の指導のために来た先生を受け入れます。
ところが、青木氏の工場にやってきた先生は、青木氏に開口一番次のよ
うに言ったのです。
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│3│今月の“1冊” -慶應MCCスタッフからのおすすめ-
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『茶色の朝』
著者:フランク・パヴロフ; 絵:ヴィンセント・ギャロ;
訳者:藤本一勇; 日本語版メッセージ:高橋哲哉;
出版社:大月書店; 発行年月:2003年12月;
本体価格:1,000円(税込価格1,050円)
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タイトルからは、容易に内容が想像できない。表紙には、色とりどりの
花らしき絵が、子どものお絵かきのようなタッチで描かれている。帯に
は、「フランスの政治を動かしたベストセラー寓話」と書かれている。
そして、読者の言葉として「心うたれました、まさに今の私達への警告
の書」「これは現在進行形の物語ではないだろうか」などと、書かれて
いる。ますますこのタイトルの意味するものがわからないが、興味をそ
そられる。
しかし、一度読み終えてみると、何とも言えない不安と恐怖の感覚とと
もにそのタイトルにこめられた深い意味がよくわかる。
日本でも反響をよび、読まれた方も多くいらっしゃるのではないだろう
か。原作は、1998年にフランスで、わずか1ユーロ、11ページの寓話と
して出版されたものである。
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http://www.keiomcc.net/terakoya/2006/08/review42.html
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│4│ Learners' 交歓広場 -学びとキャリアを考える読者コラム-
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第9回「好奇心は“学び”の始まり」
Y.F
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私は“キャリア”の価値は年月ではなく、質で決まると思っている。そ
れには賞味期限があり、常に鮮度を保っていないと直ぐに価値は下がり、
売れ残る。だが“キャリア”は勉強して身に付くものではなく、経験が
全てだとも思っている。自分が体験してきたものから何を学んだか-そ
れに気付くか気付かないか、過去の経験を次の機会でどのように応用し
ていけるのか、その知識とバリエーションの多さが価値を生むのではな
いかと。そしてその鮮度を保つ1つの方法が“学ぶ”ことなのではない
かと。
私が学生だった頃、とにかく勉強が嫌いで宿題や勉強を強要されない、
試験のない大人が羨ましくて仕方なかった。ところが、いざその世界に
足を踏み入れてみると、強要もされない代わりにある意味、こちらから
アクションを起こしていかない限り何も教えてもらえない世界。自由で
ある中で自分の真価が常に問われている。
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http://www.keiomcc.net/terakoya/2006/08/hiroba42.html
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│5│慶應インフォメーション -「学び」のための慶應義塾関連情報-
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慶應義塾大学、およびその関連組織や団体による公開講座やセミナー等
の「学び」に関する情報、また慶應義塾関連の情報をお届けします。
詳細情報や問合せ先などは各Webサイトにてご確認ください。
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◆慶應義塾 デジタルメディア・コンテンツ統合研究機構
第5回 DMC国際シンポジウム
― 融合:文化創造社会に向けて ―
http://www.dmc.keio.ac.jp/symposium/2006aug/program.html
◇日時:2006/8/29(火)10:00-18:00
◇会場:慶應義塾大学 三田キャンパス 北館ホール
◇参加費:無料
◇申込締切:2006/8/21(月)
◇講演者:吉田和正(インテル 代表取締役共同社長)ほか
◆慶應義塾外国語学校 2006年10月期受講生募集
http://www.fls.keio.ac.jp/
◇募集言語:
英語/英会話/ビジネス・イングリッシュ/ドイツ語/フランス語/
スペイン語/中国語/ロシア語/イタリア語/インドネシア語/
アラビア語/朝鮮語/ベトナム語/タイ語
◇出願期間:
2006/8/7(月)-9/1(金) 郵送受付(必着)
2006/9/4(月)-9/7(木) 窓口受付
◆慶應義塾外国語学校「日吉特別講座」 2006年10月期受講生募集
http://www.fls.keio.ac.jp/hiyoshi/h_index.htm
◇募集言語・出願期間:
○英語
e-mailまたはFAXによる申込:2006/9/1(金)正午-9/7(木)16:00必着
○ドイツ語/フランス語/中国語/ロシア語
e-mailまたはFAXによる申込:2006/9/8(金)正午-9/15(金)16:00必着
窓口での申込:2006/9/19(火)-9/20(水)
◆慶應義塾大学 小泉信三記念講座
「清富の思想」
http://www.ora.keio.ac.jp/koizumikoza/h18_08shiozawa.html
◇日時:2006/8/18(金)17:10~18:40
◇講師:塩澤修平(慶應義塾大学経済学部長)
◇会場:慶應義塾大学三田キャンパス 西校舎519番教室
◇参加費:無料
◆慶應義塾大学 入学センター
「オープンキャンパス2006」
http://www.admissions.keio.ac.jp/meeting/oc06.html
◇日程:2006/8/18(金)、8/19(土)
◇会場:慶應義塾大学 各キャンパス
(日吉キャンパス/矢上キャンパス/湘南藤沢キャンパス)
※対象学部により日時、会場が異なります。詳細はWebサイト
にてご確認ください。
◇申込:不要
◇内容:慶應義塾大学入学希望者に、キャンパスを公開し、各学部担
当教員による学部説明、模擬授業、個別相談(学生生活・奨
学金・留学・課外活動・就職など)、キャンパスツアー、
資料配布などを行います。
◆慶應義塾大学 2006年度日吉キャンパス公開講座
http://www.hc.keio.ac.jp/chair/2006/
◇日時:2006/9/30~2006/12/2 毎週土曜日全10回 13:00-16:15
◇会場:慶應義塾大学 日吉キャンパス 第 4校舎 B棟 J14番教室
◇定員:300名(先着順)
◇申込受付期間:2006/8/9(水)~2006/9/8(金)(必着)
◇受講料:8,000円(全10回)
◆慶應丸の内シティキャンパス開講プログラム http://www.keiomcc.com/
『企業財務プロフェッショナル養成講座』▼新規開講▼
http://www.keiomcc.com/program/fin/
9/14-11/16 全10回 講師:高橋文郎 他
『Global Communication Programs』【ベルリッツ・ジャパン株式会社共催】
http://www.keiomcc.com/program/gcp/
「Global Meetings」 :8/18(金)、19(土)、10/19(木)
「E-mail Writing」 :9/8(金)、9(土)、11/9(木)
「Global Presentations」 :9/29(金)、30(土)、11/29(水)
『人事制度構築プロジェクトリーダー講座 』
http://www.keiomcc.com/program/jis/
8/29-10/17 全4回 講師:原田浩正
『日経マーケット総合面を「読み・解く」』
http://www.keiomcc.com/program/mon/
9/5-10/24 全6回 講師:金子 隆
『新事業創造コース』
http://www.keiomcc.com/program/kis/
9/15-12/7 全7回 講師:奥村昭博、中村 洋、岡田正大
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【編集後記】
慶應MCC通信【てらこや】Vol.42 は、いかがでしたでしょうか?
『生活はアート』という書籍をご存知でしょうか?
そのタイトルと、かわいい装丁に惹かれて、思わず購入したのですが、
そのまま読まずに本棚に眠っていました。最近ふとしたきっかけで、再
び手にとり、読んでみました。
著者は、パトリス・ジュリアンさん。料理研究家でもあり、レストラン
のオーナーでもあり、作家でもあり、アーティストでもあり、多様な顔
をもつフランス人です。ライフスタイルデザイナーとしても広く活躍さ
れています。お料理の好きな方、ライフスタイルにこだわりをもってい
る方は、よくご存知でしょう。そして、この書籍を読まれた方も多くい
らっしゃると思います。
もともとフランス大使館の職員として来日し、その後自ら手を挙げて東
京日仏学院(日本とフランス両国の文化交流を目的としたフランス政府
の語学学校)の副学長を務めた後、日本に留まりたいと、周りの反対を
押し切って公務員を辞め、レストラン「サントル・フランセ・デ・ザー
ル」という小さな一軒家レストランを開きます。その過程や日々のエピ
ソード、彼の生き方、価値観などが、読みやすい素直な文章で語られて
います。
生活の達人と言われるように、日常の些細なことに意味をもたせて日々
の生活を素敵にエンジョイしている、そして、自分を大切にしながらも、
周りを大切にしている、そんな彼の生き方を通して、自分らしくナチュ
ラルに生きること、生活を楽しむことの本当に意味やヒントが得られます。
フランス語で、ライフスタイルと言うとき、「アール・ド・ヴィーヴル」
といって「生活のアート」と表現するそうです。アートとは特別のこと
ではなく、日常なのです。どれだけ楽しめるか、スタイルをもてるか、
どんなことにも工夫ができるし、クリエイティブになれるというのです。
パトリスさんは、イージーなことが楽しいことではない、コツコツと絶
えず積み重ねることで感じる心地よさ、内からにじみ出てくる充実感こ
そが楽しいことだといい、さらに、ちょっとした手をかけることを厭わ
ない、忙しいときにこそ心を費やす、工夫をこらすことで、何倍も気持
ちが豊かになる、とおっしゃいます。
楽しもうとする気持ちを常にもっていること、それが毎日の生活を輝か
せるのですね。
肩からすうっと力の抜ける、気持ちが穏やかになれる優しい本です。
ぜひ、夏休みにでも、気軽にお手にとってみてはいかがでしょうか?
『生活はアート』
http://item.rakuten.co.jp/book/828894/
それでは、また来月もこの場所でお会いしましょう!
( いぐさ )
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慶應MCC通信 【てらこや】
■ 編集 :慶應丸の内シティキャンパス【てらこや】編集局
info@keiomcc.com
■ 編集長:いぐさ
■ 発行 :株式会社 慶應学術事業会
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