[ ファカルティズ・コラム ] 2005年09月13日
読者から質問をいただきました。
【質問】
いつも、ひと時の息抜きとして読ませていただいております。
ところで、今回の ファカルティズ・コラム
「“質疑応答”、噛みあってますか?」
を最後まで読んでふと疑問に思ったのですが、
「そもそも本当に質問がしたいのだろうか?主張したいことがあるのでは?」と考えてみて、「質問の顔をした主張」であると気がついた場合にはどの様な対応が一般的にスマートなのでしょうか。(特に大勢の前でのプレゼン等の場合、質問された方を相手に「あなたはこの様な事をいっているのかも知れませんね、それについては~~」などと始めてしまうと、議論となり他の方の質疑応答の時間が...、というケースがあるものですので)。
これからのコラムの中で、是非その辺りの点についても豊富なご経験から来るアイディアを共有していただければ幸いです。
今後とも、よろしくお願いいたします。
【回答】
桑畑@慶應MCCです。
コラムへの感想ありがとうございます。
さて、
>「そもそも本当に質問がしたいのだろうか?主張したいことがあるのでは?」
>と考えて、みて「質問の顔をした主張」であると気がついた場合には
>どの様な対応が一般的にスマートなのでしょうか。
というご質問ですが、シチュエーション(会議 or プレゼン/大人数 or 少人数)や、オーディエンス及び質問者のキャラクター等で、対応の仕方が違ってくるので、「これが正解」というものはありません。
ですが、「質疑応答の位置づけ」によって、ある程度のパターン化は可能だと思います。
(1)「不明点を確認する場」の場合
◇まず質問のコンテンツ部分を「~というご質問ですね」と確認した後、「ご質問の意図を教えていただけますか?」と逆に問いかける。
◇実は質問というより主張であることが質問者から説明されたら、「なるほど。たいへん貴重なご意見をありがとうございます。ですが、この場では~」とやんわりと議論を避ける。
◇時間的に問題があり、質問者と議論する意味がないのであればそのまま。
◇時間に余裕があり、議論に意味があれば質疑応答の最後で先ほどの主張に対する自分の意見を述べる。
(2)「議論する場」の場合
◇「ご質問というより、~ということをおっしゃりたいということだと解釈したのですが?」と返し、それが当たっていればそのまま議論に突入。
どちらかというと、(1)は「講演」や「説明会」等、プレゼンが『共有』を目的としているケース。(2)は「会議」や「商談」等プレゼンが『説得』を目的としているケースという言い方もできるでしょう。
少しでもご参考になれば幸いです。




