国立科学博物館人類研究部長の篠田謙一博士は、開口一番
「ホモ・サピエンスとは賢い人という意味ですが、どうなんでしょうか?」
との問いかけで始まった、人類史の流れの始まりです。
20世紀後半から始まった分子生物学の発展により、従来の化石に頼った方法とは比較にならない精度で明らかになっている、人類の起源と拡散の経路の話の中で、ド素人の私にも共感出来る、博士の本音の「問いかけ」が随所に根底にありました。

ひとりの体には60兆の細胞があり、髪の毛1本、唾液一滴のひとつひとつの全てに同じ遺伝情報がある。


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