会議の休憩時間中、共に出席した同僚がこんな一言をつぶやいたら、あなたはどう思うだろう?

「私、『日本狼アレルギー』かもしれないんです」

私なら、「!」が頭の中で小刻みに点滅を始めるだろう。
・・・危ない。結構ヤバい。
もし彼女が真顔で言っていたとしたら、「疲れているみたいだから、仕事を少し休んだら?」とアドバイスするかもしれない。

あるいは、こんなケースはどうか。
満員電車の中、すぐ後ろにいる男性が小さな声で囁いた。

「鈴虫の匂いがする」

背筋が寒くなる。軽く戦慄が走る。ちょっとしたホラーだ。
私なら次の駅で降りるだろう。多少無理をしてでも、満員電車の人込みをかき分けて離れた場所に移動するかもしれない。自分の背中に、かすかな熱を帯びてくる感じがする。

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