11/6 金原亭馬生「落語に学ぶ江戸の粋」 一覧


「神ならば 出雲の国に行くべきに 目白で開帳 やぼの天神」

江戸時代後期に、他の神々は出雲へ行かれて十月は神無月になるというのに、谷保天満宮はその月に目白で開帳したことを、何と野暮=谷保な天神さんだ、というわけで俗語の野暮天の語源になったという。
1000年以上続く有名な天神様。太田蜀山人(しょくさんじん)という狂歌師がよんだという、まくらでキックオフです。
落語って本題に入る前のまくらがキーワードで、なんだか気持ち良く麻酔を打たれ、魔法の世界に足を踏み入れ、気がついたら自分も同じ舞台に一緒にいるような一体感に段々なっていく。
このまくらの時間が私は本題よりも印象に残る場合がままあったりもします。

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「粋」ってステキで心を揺さぶられる言葉だと思う。
でも「粋」って具体的に言うとどういうことだろう?
馬生さん曰く、「粋」は「意気」が変化したもの。
そして反対語は、「野暮」。
「野暮」、か。野暮にはなりたくないな。
「野暮」ってどういうことかというと、欲張ること、また、欲望を露わにすること、だそうだ。
何気ない自慢話、を頭に思い浮かべると、なるほどな、と思う。
その反対と考えると、「粋」ってどういうことか少しずつ見えてくる。
そこで、ハタ!と気づいた。
そうか、私は粋に生きたい、と潜在的に思っていたのか。
常日頃漠然と心がけていること、に形がついた気がした。

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