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ヒトを人間たらしめるもの 長谷川眞理子さん

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今回の夕学では「認知の進化と感情の進化」と題し、総合研究大学大学院学長の長谷川真理子先生が講演をされた。

長谷川先生は自然人類学がご専門。この自然人類学とは、「ヒト」という動物を生物学的に研究する学問のことである。また10年ほど前からはご自身の専門を超え、心理学、文化人類学、社会学、経済学の専門家らとともに、「ヒト」について多角的に研究する学際的な場をも創設してこられた方だ。

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AIとか、ビッグデータとか。 宮田裕章先生

宮田裕章大変失礼ながら、私は宮田裕章先生のことを存じ上げないままに今回の講演に出席したので、登壇された先生のビジュアルに驚いた。銀色の髪。オシャレな服。ブーツ。まるでミュージシャンのような雰囲気の宮田先生の姿に、一瞬、自分は別の講演に来てしまったのかと思ったほどだ。
先生曰く、これは多様性の表現の一つ。多様性と言葉で言いながらアカデミックの世界の人間は同じような服装ばかりしている、だから自分は少し違う服装をしているの、とのこと。

さて宮田先生のご専門は、ヘルスデータサイエンス、医療の質、医療政策。
私はというと、まったくもって門外漢。今回の濃密な講演を聞き終えての率直な感想は、果たして何割理解できたかな?いやほとんど理解できなかったというのが正しい認識ではないかな?というもの。
なので以下のレビューは、かなり私のバイアスがかかっていることをあらかじめお断りしておきます。ごめんなさい。

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玉川 太福「浪曲というエンタテイメント」(曲師:玉川みね子)

玉川大福

「浪曲」という新たな世界との出会い


生まれて初めて「浪曲」に触れた。まさか夕学で浪曲を聞く(見る、というべきか?)ことになるとは思わなかった。玉川太福さんの講演でのことである。

今回の講演は大変に贅沢な内容で、前半30分で浪曲の成り立ちについて解説され、後半60分では浪曲の演目を披露してくださった。しかも新作と古典の二本立て。なんとも豪華だ。

浪曲とは別名「浪花節」。恥ずかしながら、私はこの日まで二つを別物と認識していた。というか、浪曲のことを全く知らなかった。
浪曲とは、おじいさんが朗々と歌い上げるもの(今思えば「詩吟」か何かと勘違いしていたのかもしれない)で、浪花節のほうは、義理人情を題材にお涙を誘うような...歌?演歌の一種なのか?いや関西の民謡か?確か三味線も使っていたような。
・・・という程度のひどい認識であった。

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千葉 雅也「働く大人のための「勉強の哲学」」

千葉 雅也台風19号が吹き荒れた日の前夜、千葉雅也先生は、大人が勉強することの意義について語ってくださった。

同調圧力から自由になるためのスキル、あるいは覚悟

勉強とは自分に新しい知識やスキルをプラスするものであり、つまりは「足し算」だととらえる発想は「よくある勉強観」である。
それに対し、「深い勉強」とは自己破壊であり、ラディカルに「変身」することである、と千葉さん。無論、千葉さんがオススメするのは後者の勉強だ。

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ストッパーのはずし方 太田光代さん

太田光代今回の講師である太田光代さんは、爆笑問題などが所属する芸能事務所の社長さん。言わずと知れた太田光さんの奥様である。会場に入ってきた太田さんを見てまず思ったことは、「美しい人だ」ということ。スッと立つ姿も、ゆっくりと歩く姿も自然に視線を持っていかれてしまう。話しはじめると声もゆったりと落ち着いていて素敵だ。

今回のテーマは「タイタンの学校のすすめ」。太田社長が経営されている株式会社タイタンでは、2018年に学校を開設した。この「タイタンの学校」には芸人をめざす「芸人コース」と、一般向けの「一般コース」という二つのコースが用意されている。

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