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平井 一夫「「ソニー再生」のリーダーシップ」

やり抜く

平井 一夫

「SONY」への私の思いは郷土愛に近い。だからソニーが様々なビジネスに進出してその姿を変えると、地元が再開発してしまったのと同類の感慨を、良きにつけ悪しきにつけ持つ。「ええっ、こんなに変わったの?」「へえー」この二つはその時々で様々なイントネーションを帯びる。

ソニーは現在、エレクトロニクス、エンタテインメント、金融の3分野のビジネスを行っている。「世代、国、ビジネスによって関わりが違う」と平井一夫氏がいわれるように、中年の私にとっては何よりもまずウォークマンなどの音響関係エレクトロニクスが「SONYの姿」である。そんな多業態のソニーはグループ全体で11万人の社員が働いているそうだ。社員の見る方向がバラバラになることも多いのでは?との心配もよぎる。その辺りはどうなのでしょう?

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石山恒貴教授に聴く、ミドル・シニアの地図の描き方

石山恒貴

みなさんこんにちは。「ミュージック・リフレクション」の時間です。

毎回、一曲の歌詞を掘り下げるこの番組、前回は尾崎豊の『十七歳の地図』を取り上げました。当時、尾崎は正真正銘の十七歳。そこには青春を悩み生きる等身大の青年の姿がありました。

さて今回取り上げるのは、爆風スランプの『45歳の地図』です。作詞とボーカルを担当するサンプラザ中野の45歳の時の作品、ではありません。会社に人生を捧げた中年サラリーマンの悲哀を歌ったこの曲に、当時29歳のミュージシャンである中野の姿はありません。
ではなぜ、主人公は「45歳」だったのか。
ほとんど理由なんかなさそうなこの数字に、いや実は深い意味があるのかも。と思ったのは、先日、法政大学大学院の石山恒貴教授の講演を聴いてからです。
でも、そのお話をする前に、まずは曲に行きましょう。爆風スランプ、『45歳の地図』。
大人の事情により歌詞全文は検索サイトでご覧ください。ではどうぞ。

(曲、3分47秒)

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井手 英策「幸福のための財政改革~ベーシックサービス~」

熱い人

井手英策

とにかく熱い講演だった。税制のような硬いテーマはとかく聴く者が覚悟を強いられるような気がするけれど、そうしたことは少しも感じずにあっという間の90分なのである。なぜに井手英策氏はここまで熱いのか。講演の中で明かされた理由は後述しよう。

講演は日本の現状分析から始まる。日本の社会保障は「全体としてはまあまあ」だが、現役世代にとっては自己責任社会。別に貧困層だけがという訳ではなく、富裕層も含めて病気や事故など、不測の事態が起きるかもしれない不安の中に生きているという。どういうことか。「現役世代にとって自己責任社会」とは、子供の学費、住宅、老後の備え、こうした将来の不安に自己負担(貯金)で賄うのが今の日本だと。有名な北欧の、(税の)高負担・高福祉とはよく聞くけれど、哀しいかな日本以外の実態を知らぬ身にとっては長年刷り込まれた日本の制度は「そういうものだろう」との思いがしなくもない。

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第17回 7/26(火)坂本 崇博さん

sakamoto_takahiro.gif7/26(火)はコクヨ株式会社 働き方改革プロジェクトアドバイザー、合同会社SSIN 代表 坂本 崇博さんのご登壇です。

「どれだけ仕組みが変わったとしても、みなさんが変わらなければ何も変わりません」

多くの企業は、仕組みで働き方改革をし、社員のイノベーションを起こそうと躍起になっていますが、仕組みではイノベーションは起こらず、イノベーションを起こすのは「人」であると坂本さんはきっぱりと言い切っていらっしゃいます。

それは、何よりも、ご自身の経験によるものからなのでしょう。

営業職でコクヨの大阪本社に入社した坂本さんは、入社4年後に新規事業の開発の部署に異動となります。生来、生産性の向上、効率化に関心があったこともあり、もっと付加価値の高いことに時間を割くためにはどうすればよいのか。書類やサーバーの整理整頓、会議の効率化に向けたルールづくりなど、社内のみならずお客様の要望に応え社外にまで伝えるようになっていったのが、新規事業として"働き方アドバイザー"の仕事のスタートだったそうです。

その後、クライアント先に常駐しながら資料作成を代行するセンター(ナレッジコンシェルジュ)としてアウトソーシング事業となり、さらに進化し別会社立ち上げ、今では、個人の活動としても働き方アドバイザーを進めていらっしゃいます。

まさに、自らが働き方を変え、新たなビジネスを創造し、"真の働き方改革"へとつなげているのです。

コロナ禍が大きな後押しとなり、いま多くの企業では社員の働き方は変化していると言われています。ただ、それは単にリモートワークの導入など仕組みであり、表面的な事に過ぎないのかもしれません。

「かたち」だけではなく、私たち働く人ひとりひとりが自らの「働き方」を「改革」するためには何が必要なのでしょうか。坂本さんの今あるお姿、これまでのご経験より、もっとイキイキと働きたい、生きていきたい私たちへ大きなヒントを示して頂けることでしょう。(保谷)

・坂本 崇博(さかもと たかひろ)さん
・コクヨ株式会社 働き方改革プロジェクトアドバイザー、合同会社SSIN 代表
・演題「これからの時代の働き方改革の重点課題とその失敗・成功事例と推進ノウハウ」

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