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●第16回 7/21 (木) 鹿毛 康司さん

kage_kouji.gif7/21 (木) のご登壇は鹿毛さんは株式会社かげこうじ事務所 代表取締役、マーケター・クリエイティブディレクターの鹿毛 康司さんです。

「お客様の心に向き合う」をテーマにマーケターとして、そして、CM監督、プランニング、コピー、作詞作曲を手掛けクリエイティブディレクターとして、ご活躍です。

代表作はエステーの消臭力CM。

2011年4月、東日本大震災直後に放映された、「歌う男の子」、ミゲル少年の消臭力CMは、大きな話題となりました。ミュージシャン西川貴教氏とのコラボやシリーズ化に展開、CMと商品ともにヒット、市場シェアは2位から1位へ。企業への好感度も高まり、CMとともに同社の"コミュニケーション力ある企業"としての定評は現在も続きます。鹿毛さんは同社執行役員をへて2020年に独立、現在はコミュニケーションアドバイザーとしてかかわりながら、日経クロストレンドやAd-tech東京などのアドバイザリーボードメンバーを務め、大学院では教鞭もとられています。

鹿毛さんはインタビューで、このヒットCMを「テレビCMが自粛する中で何をすればいいか考えた」と振り返られています。そこで生まれたのが津波と地震で6万人が亡くなった、ポルトガルのリスボンの街を背景に、少年がラララとおおらかに歌う、このCM。西川氏もいち一早く共感し、反応した一人でした。

「消費者はわれわれよりも敏感だと思った」と、鹿毛さん。ご自身にとっても代表作であったことがわかります。私は商品とCMを知ってはいたもののその程度。今回、ヒットの背景にたくさんのエピソードや鹿毛さんの思いやしかけがあることを知りました。気づくとすっかり虜になっていました。顧客の気持ちを考えるマーケティングとはこういうことか、と実感しました。

同CMが心を動かした、日常へ戻ろう、というメッセージはいま、再び響いてきます。「心の理解」と、動画やSNSなど新しいツールを常に取り入れた、鹿毛さんのマーケティングの方法論。皆さんとじっくり伺って学びたいと思います。(湯川)

・鹿毛 康司(かげ こうじ)
・株式会社かげこうじ事務所 代表取締役
マーケター・クリエイティブディレクター
・演題「心がわかるとモノが売れる ~人は論理だけでは消費行動していない~」
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第15回 7/14 (木) 阿久津 聡先生

Akutsu_satoshi2.gif7/14 (木)は一橋大学大学院経営管理研究科 教授、阿久津 聡先生のご登壇です。

阿久津先生は、一橋大学商学部卒業、同大学大学院商学研究科修士課程修了(商学修士)をへて、カリフォルニア大学バークレー校 ハース経営大学院に、フルブライト奨学生として留学、MS(経営工学修士)とPh.D.(経営学博士)を取得されました。同校研究員、一橋大学商学部専任講師、一橋大学大学院国際企業戦略研究科准教授などを経て現職。現在、ビジネススクールで教鞭をとり、日本マーケティング学会副会長や企業の社外取締役などを務めるなど研究と実践に取り組まれています。

カリフォルニア留学、そこに健康というテーマへの関連を感じてなりません。

留学や生活を経験した友人知人の誰もから、カリフォルニアの地域・環境のすばらしさ、それが育む、健やかさや豊かさを聞きます。個人しかり、企業しかり、経営しかり。実感を伴っての健康経営ではないかと思うのです。

企業のブランディングや、経営理念による経営の考え方や言葉は広く認知され、重要視されてきました。阿久津先生はさらに、従業員の健康までを実現する「健康経営ブランディング」を提唱されます。

健康経営とはなにか。健康経営を企業ブランディングのなかでどう実践するか。具体的な社員の働き方やパフォーマンスにどう取り組むか。皆さんでご一緒にしっかり学び、いまとこれからの経営と価値実現を考えたいと思います。(湯川)

・阿久津 聡(あくつ さとし)
・一橋大学大学院経営管理研究科 教授
・演題「健康経営ブランディングのすすめ」
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第14回 7/8(金)小島 武仁先生

kojima_fuhito.gif7/8(金)は東京大学大学院経済学研究科 教授、東京大学マーケットデザインセンター センター長 小島 武仁(こじま ふひと)先生のご登壇です。

2020年9月東京大学に設立されたマーケットデザインセンターの所長に就任したのが気鋭の経済学者として注目を浴びる小島先生。

先生は、東京大学経済学部を卒業後、米ハーバード大学院、スタンフォード大学にて、ノーベル経済学賞受賞者らに教えを受け、共に研究活動を行ってきました。国際的に高く評価されながら、母校 東大のオファーにて17年ぶりに拠点を移し、日本での研究活動、人材育成、社会課題への取り組みに邁進されています。

2020年のノーベル経済学賞がマーケットデザインの一領域の研究者に授与されたことは皆さんの記憶にも新しいことと思いますが、人と人、人とモノ・サービスの最適な組み合わせを実現する方法・制度設計を研究し、社会実装につなげる「マーケットデザイン」は、近年の経済学で大発展を遂げています。

伝統的な経済学が市場制度を「与えられたもの」として分析することに主眼をおいてきたのに対し、マーケットデザインは、市場制度を「設計できるもの」と考えて、分析だけで満足せずにマーケット(市場)の望ましい制度設計を考えるのが特徴であり、そのための基礎理論が「マッチング理論」となるのです。

ここ数年、経済学の知見を社会やビジネスに生かす動きが日本でも本格化してきていると言われています。

小島先生のご専門である、人と人や人とモノ・サービスを適材適所に引き合わせる方法を考える「マッチング理論」と、それを応用して社会制度の設計や実装につなげる「マーケットデザイン」より、社会の仕組みでつくる幸せについて考える貴重な機会となりそうです。(保谷)

・小島 武仁(こじま ふひと)先生
・東京大学大学院経済学研究科 教授
東京大学マーケットデザインセンター センター長
・演題「幸せは社会の仕組みで作る:マーケットデザインの科学と実践」

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第13回 6/30(木) 門井 慶喜さん

kadoi_yoshinobu.gif6/30(木)のご登壇は作家、門井 慶喜さんです。

門井慶喜さんは大学事務職員を経て、2003年『キッドナッパーズ』でオール讀物推理小説新人賞を受賞し、作家デビューされました。2016年には『マジカル・ヒストリー・ツアー』で日本推理作家協会賞を、2017年には『銀河鉄道の父』で第158回直木賞三十五賞を受賞。

直木賞選考委員も務められいらした作家の阿刀田高さんが「2作目が大事、そこで本当の実力がわかる」とおっしゃっていました。門井さんの作品は、たびたび文学賞の選考候補に挙がっており、直木賞受賞は3度目での受賞。そこからも実力、評価、人気がよくわかります。喜びも特別であったことでしょう。

そして、話題となった近著の『東京の謎(ミステリー) この街をつくった先駆者たち』も、推理小説家・歴史小説家 門井さんならではの作品と面白さです。

ところで、門井慶喜さんというお名前は、いかにも歴史小説家か歴史家か、と感じますが、本名だそうです。

歴史好きになったのは高校生の頃、文学に目覚めたのは大学時代。と、インタビュー記事で拝見しましたが、驚いたのはその半端ないのめりこみ方。歴史小説やドラマなどはとにかく全て読む、見る。同志社大学 文学部文化学科文化史学専攻 (現・文学部文化史学科)へ進学すると、文学に目覚め、いろんな分野の本をとにかく「読みまくりました。あんな幸せな読書はないですね。」と振り返られています。また、高校時代、片道16キロ、往復2時間の自転車通学だったので、よく想像をされていたそうでした。

なるほど、と頷き、感心しました。
探求心、想像する力、物語を構成し、文章をつむぐ力、門井さんはやはり歴史小説家となるべくしてなられた方、ご自身で力を培われた方、なのでしょう。

今回はそんな門井さんに伺う、江戸・東京。
歴史とはわかっていることをつなぎ、わからないことを推理し、生きた時代を描くもの。あのときある決断や行動が違っていたら、いまはないかもしれない。歴史は推理と同じ、また、歴史は学ぶためにある、とよく言われます。門井さんに伺う江戸・東京、そこからの歴史的推理、示唆。小説の扉を開くときのようなわくわく感です。皆さん、ご一緒いたしましょう。(湯川)

・門井 慶喜(かどい よしのぶ)
・作家
・演題「江戸・東京を作った先駆者たち」
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第12回 6/28 (火) 山根節先生

yamane_takashi.gif6/28 (火)のご登壇は慶應義塾大学名誉教授、ビジネス・ブレークスルー大学大学院経営学研究科 教授、山根 節先生です。

山根先生には、慶應MCCオープン当初からメインキャンパス、夕学五十講ともにご登壇いただいてきました。

「山根先生は単なる学者さんではなく、公認会計士の資格とキャリアを持ち、コンサルタント会社を経営していたこともある方。ソフトな語り口とおしゃれな装いは、会計の先生という固定観念を見事に打ち破ってくれます。精鋭が揃うKBSの中にあっても有数の人気教授です。」

とは2006年時の講師紹介。
ビジネスの潮流は?産業の構造は?
儲かっているのはどんな企業?etc
常に、時代の経営を読み解き、その"リテラシー"を私たちに伝えてきてくださった山根先生が、今回読み解くのはGAFAです。

GAFAは凄い、とは誰もが知っていますが、ではどう凄いのか、なぜ凄いのか、これからどうなっていくのか、自分の言葉で語れる方は少ないのではないでしょうか。GAFAは強い、そう分かってもそれを自分たちに引き寄せ考えたことのない方が多いのではないでしょうか。

「コンパクトにGAFAのスゴさと日本企業への提言について、お話しします。」と山根先生。優れていることも功罪も、これまでの成功もこれからの見通しも、山根先生のガイドでしっかり皆さんで読み解いていきましょう。5月には新刊も予定されています。(湯川)

・山根 節(やまね たかし)
・慶應義塾大学名誉教授、ビジネス・ブレークスルー大学大学院経営学研究科 教授・
・演題「GAFAの経営を読み解く ~その功罪、そしてこれからの日本~」
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第11回 6/23(木) 志村祥瑚さん

shimura_shogo.gif6/23 (木)は、マジックドクター、精神科医でマジシャン、志村祥瑚さんにご登壇いただきます。

志村さんは慶應義塾大学医学部卒業後、精神科医として活動しながら、ラスベガス世界大会優勝経験のあるマジシャンとしても活躍。さらにすごいことに、2つを融合、世界初の、マジックと精神医学を融合させたメンタルトレーニングを開発されるまでに。

これが国内外から高く評価され、2020東京五輪では新体操、カヌーのメンタルコーチを担当され、おおいに注目と話題を集めました。

オリンピックでの表彰台は叶わなかったものの、志村さんが指導された「新体操フェアリージャパン」は、2019年世界選手権では44年ぶりの総合銀メダル、史上初の金メダルに輝いています。現在、講演や研修の業務とあわせ、経営者・トップアスリート・芸能人のメンタルコーチを務め活躍されています。

そんな志村さんがめざすのは私たちの「マインドの解放」です。私たちの限界をつくっているのはほかでもない私たち自身。脳のはたらき。そこに、"マジックを用いたメンタルトレーニング"でアプローチします。皆さんご一緒にチャレンジしましょう!(湯川)

※本講演は、講演60分・質疑応答60分の構成です。
・志村祥瑚(しむら しょうご)
・精神科医・マジシャン
・演題「マジックと精神医学を融合した<脳の固定観念の外し方>」
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第10回 6/16 (木) 木下 達夫さん

Kinoshita_Tatsuo.gif6/16(木)は、株式会社メルカリ 執行役員CHROの木下達夫さんにご登壇いただきます。

メルカリ。
いまやどなたもご存じでしょう。お使いの方も多くいらっしゃると思います。

しくみをつくり、市場を生み出しました。私たち消費者の行動とマインドを変えました。企業としては、スタートアップから着実にビジネスモデルを実現し、新しい価値を創造し、成長した企業です。さらにいまグローバルフィールドへと躍進しています。

メルカリから夕学五十講には、2019年に2回ご登壇をいただいています。そのテーマがまさにメルカリが生み出し、リードしたもの。
キャッシュレス社会とメルペイの戦略
C2C×デジタルが生み出す新しい経済圏

今回のテーマは組織と人事。ご登壇いただく木下さんは、P&Gジャパン人事部、日本GEにて、採用・HRBP担当、人事部長、事業部人事責任者などを歴任してこられた、人事と組織のプロフェッショナルでいらっしゃいます。

創業の志や企業文化を大切にしながら、変化を受け入れ、成長していく。規模やフェーズは多様なれど実は、私たち多くの企業が悩みとして直面し、ときに致命的な問題にもチャンスにもなっているテーマではないでしょうか。リードするメルカリと人事のプロフェッショナル木下さんに学び、ご一緒に考えましょう。(湯川)

・木下 達夫(きのした たつお)
・株式会社メルカリ 執行役員CHRO
・演題「グローバルテック企業を目指すメルカリの組織文化と人事の挑戦」
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第9回 6/10(金)稲見昌彦先生

inami_masahiro.gif6/10(金)は東京大学先端科学技術研究センター 身体情報学分野 教授、慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科 客員教授の稲見昌彦先生のご登壇です。

コロナ禍でDXが加速するなかにあって、その遥か先を行く研究者として稲見先生は注目を浴びています。

稲見先生が取り組んでいるプロジェクトはその名も「自在化身体プロジェクト」。

身体を情報学的に研究している先生は高度情報化社会にふさわしい身体像を求めて、人間拡張工学を駆使し、テクノロジーを使い肉体の限界突破を図っているのです。

「透明人間になれるマント」から、「第3、第4の腕」「集中力が見える眼鏡」・・・などなど、まるでSF小説やアニメにでも出てきそうなものばかり。夢が膨らむとともに、テクノロジーを使えば生身の人間ができないこともできると、さらなる人間の可能性に期待が高まります。

いま、私たちはSociety4.0とも言われる情報化社会に生きています。情報化とは脱物質化、脱身体化とも言え、リモートワークの実施は日常的なものにさえなっており、情報ツールを介したコミュニケーションにおける身体性の喪失から生まれる問題にも遭遇しているのが現状です。

「新しい身体は生まれもった肉体にとどまらない。自在化身体によって、昨日できなかったことが今日できるようになる。」

稲見先生が提唱する自在化身体とはどのようなものなのか、テクノロジーが拡げる人間の可能性についてお話し頂きます。現在、そして未来の私たちの身体はどのように変化、進化していくのか、稲見先生のワールドから新たな身体との出会いを楽しみにしたいと思います。(保谷)


・稲見昌彦(いなみ まさひこ)先生
・東京大学先端科学技術研究センター 身体情報学分野 教授
慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科 客員教授
・演題「テクノロジーが拡げる人間の可能性」

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第8回 6/7 (火) 大野 裕之さん

oono_hiroyuki.gif6/7 (火)は脚本家で、日本チャップリン協会会長、大野 裕之さんにご登壇いただきます。

大野さんは京都大学在学中にミュージカル劇団とっても便利を旗揚げ。以来、脚本家・演出家としてご活躍であると同時に、日本チャップリン協会会長や、日本においてチャップリンの権利の代理店もお務めになるなど、チャップリンを日本で担っている方です。

今回のテーマはそのチャップリンと、あのディズニー。

どなたもが、その名を、代表作を、イメージやキャラクターを、そして偉業をよくご存じのことでしょう。
映画史のなかで最も重要な人物と評される喜劇王チャップリン。ミッキーマウスの生みの親、エンターテイメントの巨大市場と世界的企業を生み出したウォルト・ディズニー。このお二人をご自身もエンタメ業界でご活躍の大野さんが見つめ、研究されており、ビジネスへのヒントの視点ももってご講演いただきます。

「キャラクター・ビジネスを発明した」と大野さんは2人を評されます。いまでこそその重要性が認知される著作権ですが、そのきっかけと礎をつくったのはこの2人、さらにビジネスに育てたのも、守ったのもこの2人です。イノベーションや新しいビジネスのチャンスは、どの時代でも誰もが探し、目指しているテーマ。いまの私たちにとっては別次元、別世界の存在ともいえるお二人ですが、私たちにとっての発想やビジネスのヒントもあることでしょう。またさらに、大野さんが見つめる2人の人生劇から、チャップリン映画やディズニーワールドの新たな楽しみ方に出会えるかもしれない、と楽しみに思っています。皆さん、ご一緒いたしましょう。(湯川)

・大野 裕之(おおの ひろゆき)さん
・脚本家、日本チャップリン協会会長
・・演題「ディズニーとチャップリンの文化経済史 ~キャラクタービジネス事始め~」
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第7回 6/1(水)岩佐 琢磨さん

iwasa_takuma.gif6/1(水)にご登壇いただくのは株式会社Shiftall代表的取締役CEO岩佐 琢磨さんです。

Shiftall(シフトール)は、パナソニックのグループ会社、IoT分野のユニークな家電製品を次々と開発しています。

岩佐さんは、2003年新卒でパナソニックに入社し、デジタルカメラやレコーダーのネット対応サービス開発に携わった後、ものづくりベンチャー企業として、ハードウェアスタートアップCerevo(セレボ)を起業。その後、2018年に、Cerevoの子会社としてShiftallを設立し、株式をパナソニックに売却し完全子会社化したことで、同社に戻るというキャリアの持ち主。まさに、大企業もスタートアップも知りながら、動きの速いコンシューマー・テックに携わっていらっしゃいます。

2021年ShiftallはVRメタバース・ビジネスへと参入しました。

SNSの次に来るのはVRメタバースとも言われるほど、さまざまなVR(仮想現実)技術によりメタバース(Metaverse)の世界が注目を浴びています。

最新のVRデバイスを使ったメタバース体験は、本当にバーチャル空間に「住んでいる」感覚にもなるとのことですが、実際はどうなのでしょうか。

当日は、この1年間、メタバースの体験から一体何を感じ、具体的に何を楽しんでいるのか、岩佐さんのご体験も交え、その実態についてお話しいただきます。

Shiftallは将来パナソニックが進出すべき市場にいち早く参入し、実践的に調査、研究開発する役目も担っていらっしゃいます。これからさまざまな企業がメタバースにおけるビジネスの機会に着目しているなか、先駆者としての感触、実感もお伺いできますこと楽しみです。(保谷)

・岩佐 琢磨(いわさ たくま)さん
・株式会社Shiftall代表的取締役CEO
・演題「VRメタバースの中で人は何を感じ、どう楽しんでいるのか」
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第6回 5/27 (金) 藤原 辰史先生

Fjihara_tatsushi.gif5/27 (金)は京都大学人文科学研究所 准教授、藤原 辰史先生にご登壇いただきます。

藤原先生は、「食べるもの」と「食べること」から歴史学を組み建て直すことを目指されている研究者でいらっしゃいます。ご出身は北海道、京都大学の総合人間学部、人間・環境学研究科で学ばれたのち、東京大学農学生命科学研究科講師経て、現在に至ります。

ご専門は歴史学、特に農業史と環境史。学業のご経歴から人と農業へのご関心、そこからの歴史学、と感じますがしかし、はじめてご著書でプロフィールを拝見したときは、こんなユニークな研究者がいらっしゃるのか、と思いました。

主なご著書は『ナチス・ドイツの有機農業』(第1回日本ドイツ学会奨励賞)、『ナチスのキッチン』(第1回河合隼雄学芸賞)、『給食の歴史』(第10回辻静雄食文化賞)、『分解の哲学』(第41回 サントリー学芸賞)など。数多く受賞もされており、農業、文学、食、それぞれの分野から評価され注目されていることもわかります。

そんな先生にお話いただく今回は、地球思想。あらゆることを「生産」ととらえ続けてきた私たちの思想に疑問を投げかけ、先生のご研究である歴史と思想の視点、分析概念を用いて解説いただきます。皆さん、新しい視点で考える歴史、生きる、未来、ご一緒いたしましょう。(湯川)

・藤原 辰史(ふじはら たつし)先生
・京都大学人文科学研究所 准教授
・演題「生産から分解へ ~土壇場の地球思想を求めて~」
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第5回 5/17(火)本間浩輔さん

kousuke_honma.jpg5/17(火)はZホールディングス株式会社 シニアアドバイザー、株式会社パーソル総合研究所 取締役(社外)本間浩輔さんのご登壇です。

多くの企業組織で、上司と部下との間で行う1対1の対話「1on1」が広がっています。上司と部下相互のコミュニケーションが活発になり理解が深まるのは喜ばしいことですが、やり方だけを真似ても大切なことは組織に残っていきません。

本間さんは、ヤフーの人事トップとして、さまざまな人事制度改革に取り組み、その一環として「1on1」を導入し組織に根付かせてきました。

共著『ヤフーの1on1-1部下を成長させるコミュニケーションの技法』が出版されたのは2017年。この5年間で、瞬く間に多くの企業組織に「1on1」が広がっているとともに、心理的安全性の高まり、コロナ禍による在宅勤務の推進など、働く人の意識、働き方も大きく変わり、1on1に求められる機能、使われ方も変化してきています。

独り歩きすらしている感のある「1on1」について、戸惑いすら感じること、本間さんは仰います。

いま求められている「1on1」とは何か。
この5年間を振り返り、いまをみつめ、これからにいかに繋げていくのか、組織と個のコミュニケーションについて、いま、そして将来に向けて改めて考えていきたいと思います。(保谷)


・本間浩輔(ほんま こうすけ)さん
・Zホールディングス株式会社 シニアアドバイザー
株式会社パーソル総合研究所 取締役(社外)
・演題「1on1再考~いま求められている組織と個のコミュニケーション」

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第4回 4/21(木)平井 一夫さん

hirai_kazuo.gif4/21(木)のご登壇はソニーグループ株式会社 シニアアドバイザー 平井一夫さんです。

ソニーを再生したトップ、平井さん、皆さんご存じのとおりです。ソニー本社の代表執行役社長兼CEO就任、実績とともに、中期経営計画の達成と最高益を節目とした、鮮やかな退任も印象に残っていますが、それまでのキャリアと、その経営再生がすでに3度目であったことはご存じない方もいらっしゃるかもしれません。

ソニー入社はCBS・ソニー(ソニー・ミュージックエンタテイメント)から。米国法人へ転身、北米プレイステーション事業を大きく拡大。ソニー・コンピュータエンタテインメント アメリカ(SCEA)とソニー・コンピュータエンタテインメント本体(SCE)の二社を再生。

異端のキャリアで、組織の本業事業とは縁のない、異端のトップとして困難に立ち向かった方、でもあります。

それをご自身でも語られている著書『ソニー再生 変革を成し遂げた「異端のリーダーシップ」』のなかで平井さんは

「私は目の前にある課題が大きいほどやる気が出るタイプです。」

とおっしゃっています。力強い一行、印象的でした。だからこそ、3度もの経営再生を達成されたのだ、現在さらに子どもたちの未来に向け新たな問題に取り組まれているのだ、と納得します。

では、そのやる気を生かし課題を解決するための方法論は。これは決して異端ではなく私たち多くの経営者・ビジネスパーソンにとっても、日本再生にとってもヒントがあるに違いありません。皆さんで平井さんに「ソニー再生のリーダーシップ」、じっくりお伺いいたします。(湯川)

・平井 一夫(ひらい かずお)さん
・ソニーグループ株式会社 シニアアドバイザー
・演題「「ソニー再生」のリーダーシップ」
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第3回 4/19(火)石山恒貴先生

nobutaka_ishiyama.jpg4/19(火)は法政大学大学院政策創造研究科 教授 石山 恒貴先生にご登壇いただきます。

いま、石山先生の著書『会社人生を後悔しない 40代からの仕事術』を読む人、読み返す人が続出していると言われています。

多くの企業でジョブ型の導入、リモートワークによる働き方の変化、人生100年時代となり仕事人生の長期化・・・など。
ここ1-2年でも、社会の変化、働く人の意識は大きく変わっており、これまでの仕事への価値観、キャリアへの考え方では、これからの仕事人生に太刀打ちできないと考えるミドル・シニアが増えていることの現れかと思います。

生涯活躍を続けるために、年齢にかかわりなく成長を続けていくためにはどうしたら良いのでしょうか。

石山先生は、「ジョブ・クラフティング」の考え方を欠かすことはできないと仰います。

働く人が主体的に、自らに望ましい方向へと再創造していくジョブ・クラフティング。

聞くだけでワクワクしてきますが、そう容易いことではありません。

いくつになっても、仕事に意味を見いだし、成長への意欲が高まるジョブ・クラフティングの考え方、さらには実践へのコツについて、石山先生よりお話し頂きます。

いま、ミドル・シニアの方々はもちろん、これからの仕事人生を幸せに生きたいと思うすべてのビジネスパーソン皆さんにとって欠かすことのできない講演となることでしょう。(保谷)

・石山 恒貴(いしやま のぶたか)先生
・法政大学大学院政策創造研究科 教授
・演題「ジョブ・クラフティング~ミドル・シニアの仕事の再創造~」
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【新規開講プログラム】
慶應MCC 先端・専門プログラム
ジョブ・クラフティング』6/13(月)開講します

第2回 4/12(火)井手英策先生

ide_eisaku2.gif4/12(火)は慶應義塾大学経済学部 教授 井手英策先生のご登壇です。

コロナ対策によって我が国の財政赤字はさらに増大しています。加えて、所得格差の拡大によって生活に困窮する人達が数多く生み出されています。

足下だけでなく未来に目を向けても、人口減少、経済の停滞、将来不安の増大・・・と、私たちが生きていくのは「縮減する世紀」とさえ言われています。

井手先生は、2018年、「医療、介護、教育、障がい者福祉のすべてが無償。貯蓄ゼロでも不安ゼロな社会」を実現するための方法「ベーシックサービス」を掲げ、消費税増税の必要性に切り込み、賛否両論を巻き起こしました。

そう遠くない未来にいつかやってくるだろうと思われていた"不安"は、いま多くの人にとって自分事になりつつあるのが現状です。

なぜ忌み嫌われる「消費増税」が「格差なき社会」につながるのでしょうか。
財政的に実現可能な社会保障改革はあり得るのでしょうか。

生きるため、暮らすために必要なサービスの実現を意味する「ベーシックサービス」という概念を論点に据え、これからの社会のあり方について財政システムの観点より、井手先生より熱くお話し頂きます。

未来は常にいまの延長線上にある・・・
井手先生が描いていらっしゃる幸福な社会をともに描きながら、私たちが今なすべき事を考えていきたいと思います。(保谷)

・井手 英策(いで えいさく)先生
・慶應義塾大学経済学部 教授
・演題「幸福のための財政改革~ベーシックサービス~」
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第1回 4/5(火)安宅 和人さん

kazuto_ataka.jpg 今期の第1回は、慶應義塾大学環境情報学部 教授、Zホールディングス株式会社 シニアストラテジスト の 安宅和人さんにご登壇いただきます。

安宅さんは脳神経学者であるとともにビジネスやマネジメントにも精通し、研究・教育・ビジネスと複数の知を横断しながら活躍されています。

安宅さんのご活躍をメディアで、ご著書で、ご発信でご存じの方も多くいらっしゃることと思います。ご活躍分野とご専門はさることながらキャリアも多彩です。

マッキンゼー入社後、イェール大学脳神経科学プログラムに入学し、3年9か月という短期間で学位取得(Ph.D.)、マッキンゼーに戻ったのち2008年ヤフー入社、2012年より現職。2016年春から慶應義塾大学SFCにて、データドリブン時代の基礎教養について教鞭を取られ2018年より現職に。ビッグデータ、AIの進化と人間社会の未来を語ることのできる識者として、さまざま政府の委員やプロジェクトなどにも携られています。

そんな安宅さんに今回は未来について語っていただきます。

『夕学五十講』には前回、3年前2019年にご登壇いただき、AIXデータの時代、日本の再生とこれからの人材育成についてご講演いただきました(夕学リフレクション「安宅和人氏に聴く、平成日本の彷徨とシン・二ホンの咆哮」はこちら)。

私たちはこの3年さらなる変化を経験しました。いま世界情勢は不安定になり未来への不安は高まっています。私たち人類が置かれた状況を、安宅さんとともにじっくり見つめ、そしてご一緒に、未来について考えまいります。(湯川)

・安宅和人(あたか かずと)さん
・慶應義塾大学 環境情報学部教授、Zホールディングス株式会社 シニアストラテジスト
・演題「残すに値する未来を考える」
 講師プロフィールはこちら

 2019年前期ご登壇時の夕学リフレクションはこちら
 

夕学五十講&夕学オンライン 22前期 受付開始

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夕学五十講&夕学オンライン 2022前期、開催スケジュールをアップ、受付開始いたしました。今期は全17講演、多彩な講師にご登壇いただき、丸ビルホールとオンラインにて開催します。

当日の丸ビルホールでのご受講は  → 夕学五十講
当日のライブ配信でのご受講は  → 夕学オンライン
後日のアーカイブ視聴  → 見逃し配信サービス

丸ビルホールの会場では感染症対策をとって皆さまをお待ちしています。会場受講・オンライン受講ともに見逃し配信サービス(指定期間内でのアーカイブ視聴)がありますので、聴きたい講演、ご関心ある講演、どうぞ逃すことなくご予定・ご予約ください。(湯川)

今期も進行役は 保谷・湯川が担当いたします。このブログで、これより各回を順にご紹介してまいります。
"時代の潮流と深層を読み解く" 夕学五十講&オンライン、今期もたくさんの皆さまとご一緒できますことを
楽しみに、ご参加・ご予約をお待ちしております。(湯川)