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第1回 10/13(水)仲道郁代さん・岡田暁生先生

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夕学五十講 2021後期、本日より各回を順にご紹介してまいります。第1回は10/13(水)、ピアニストの仲道郁代さんが、音楽学者で京都大学教授の岡田暁生先生をお迎えしての対談講演です。

仲道郁代さんは皆さんご存じのとおり、実力・人気ともにトップのピアニストのお一人でいらっしゃいます。2018年からはベートーヴェン没後200年とご自身の演奏活動40周年の重なる2027年に向けて、10年間におよぶコンサートシリーズを自ら企画、展開されていらっしゃいます。作品の解釈、表現・技術の探求ははもちろんのこと、作曲当時の楽器や、作曲家の思いや哲学的概念にまで踏み込んだ研究姿勢もたいへん評価されています。

その仲道さんの探求心と好奇心に今回お応えくださるのが岡田暁生先生です。
西洋音楽史、とりわけ19世紀から20世紀初頭のピアノ曲とオペラをご専門とされ京大で教鞭をとるとともに、音楽評論、ご著書、メディア等幅広くご活躍でいらっしゃいます。『音楽の危機 《第九》が歌えなくなった日』(中公新書)で先月、第20回小林秀雄賞を受賞されました。

この1年半、コロナ禍で、ホールでのリサイタルやこれまでのような演奏活動ができませんでした。仲道さんも例外なく、それもシリーズが順調にスタートしたばかりのところでした。音楽とははなにか、演奏家には何ができるのか、改めて向き合い、内省し、思いを募らせたことが言葉や演奏から伝わってきます。リサイタル再開のステージでこう語られました。

「自分は幸いピアニスト。大好きなピアノを弾いていれば幸せだと思った」しかしそれは「違った」。「ステージで演奏してこそ、聴いてくださる皆さんがあってこそ。」

音楽とはなにか。音楽にはなにができるのか。私たちは音楽やピアノに何を聴いているか。時代や社会、メディアとともに音楽はどう変わっていくのか。いまだからこそ、そして仲道さんと岡田先生の対談だからこそのテーマです。皆さんとご一緒にこの即興的対話と探索、探求を楽しみにしたいと思います。(湯川)

・岡田暁生先生
・京都大学人文科学研究所 教授
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・仲道郁代さん 
ピアニスト
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・演題:「これからの音楽とピアノについて考える」