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第17回 6/29(火)山田和樹さん 平野昭先生

yamadakazuki.jpghiranoakira.jpg第17回 6/29(火)は指揮者 山田和樹さんに、音楽評論家 平野昭先生を対談のお相手に、ご登壇いただきます。

山田和樹さん。
いま、もっともご活躍で人気の指揮者のお一人でいらっしゃいます。エネルギッシュな音楽、自然体でのびのびとした音楽指導、若手音楽家育成への注力など、私もファンの一人としてご活躍や発信を拝見しています。

2009年の第51回ブザンソン国際指揮者コンクールにて優勝、BBC交響楽団を指揮してヨーロッパ・デビュー、以降、世界の主要オーケストラと共演し、ご活躍です。

日本では、指揮者 小澤征爾さんの指名代役として指揮、その演奏の評価とともに、"あの小澤征爾さんに認められた若手指揮者"としてさらに広く知られました。現在、日本フィルハーモニー交響楽団正指揮者、読売日本交響楽団首席客演指揮者、東京混声合唱団音楽監督兼理事長、横浜シンフォニエッタの音楽監督としてもご活躍です。

そんな山田さんが指揮をめざしたきかっけは高校の部活動。神奈川県立希望ヶ丘高校のご出身、吹奏楽部で指揮をした楽しさであったそうです。実は、生まれも育ちも横浜の平野先生と、山田さんと高校同窓の私、以前から山田さんに特別なお親しみと敬意をもって、ご活躍をうれしく、誇らしく拝見していました。
山田さんも、平野先生の評やご著書をお読みでいらして、ご縁あって、今回の対談が実現しました。そんな平野先生だからこそ引き出していただけるお話もたくさんありそうで、楽しみです。

交響曲から合唱さらにオペラへとフィールドを広げてますますのご活躍の山田さんに、指揮について、音楽や表現について、さまざまなエピソードを、たっぷりお伺いしたいと思います。(湯川)

・山田和樹(やまだ かずき)
・指揮者 
プロフィールはこちら/オフィシャルサイトはこちら
・対談 平野昭(ひらの あきら)
・桐朋学園大学特任教授 静岡文化芸術大学名誉教授 音楽評論家 
プロフィールはこちら
・演題:「音楽を"指揮する"こと」

第16回 6/16(水)蟹江憲史先生

kanie.jpg第16回 6/16(水)は慶應義塾大学大学院 政策・メディア研究科 教授、蟹江憲史先生にご登壇いただきます。

蟹江先生は、SDGs研究の第一人者でいらっしゃいます。

国連におけるSDGs策定には、構想段階からご参画で、現在、日本政府や内閣府のSDGsについて、検討、調査、推進する委員もお勤めでいらっしゃいます。

また、「SDGsとは何か?」「SDGsで社会はどう変わるのか?」「日本の環境問題は?」など市民に向けてわかりやすく、解説や発信もしてくださっています。

ところで、SDGsとは何でしょうか。
2030年に向けて世界で目指す国際目標。目標は思想、理想でありますが、実現することも重要です。各国が、企業が、さらに個々人が、どういったことに、どう、取り組んでいくのか。蟹江先生はこれを「目標を掲げることで社会変革を起こそう、という新しいグローバルガバナンス」と表現されています。

研究の第一人者でかつ、実践に向けた共同研究や戦略策定にかかわられている蟹江先生のもと、SDGsとは何か、研究の最前線、そして、実践をめざした戦略や取り組みを
しっかり学びたいと思います。(湯川)

・蟹江 憲史(かにえ のりちか)
・慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科 教授
・演題:「SDGsを"道しるべ"に社会の再構築を」
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第15回 6/10(木)西川悟平さん

photo_instructor_1072.jpg6/10(木)は7本指のピアニスト 西川悟平さんのご登壇です。

「7本指のピアニスト」のお肩書に、目を疑った方も少なくないことと思います。

ジストニアという難病にて両手の指が動かなくなったのは、西川さん24歳の時。

15歳から始めたピアノは高く評価され、ニューヨークへ渡米しデビュー。音楽家であれば誰もが憧れる世界のカーネギーホールにて定期的な演奏もするなど、華々しい音楽家としての道を歩み始めたその頃、「一生ピアノは弾けない」と医師より宣告されました。

その後、懸命なリハビリを重ね、動かなかった指は、やがて5本、今では7本まで動くようになり、ピアニストとして活動を再開できるという、傍から見ると数々の奇跡が起こっていらっしゃいます。

そこには、「最悪の出来事も、ちょっとした考え方と行動の違いで、最高の出来事に変わることがある」というモットーがあると仰います。

ニューヨークでの成功体験、アメリカンドリーム実現までのエピソードとともに、数々の奇跡を起こす生き方、考え方に迫ります。苦難の経験をも吹き飛ばす大阪弁の軽妙な語り口、ダイナミックな演奏の西川さんのお姿から、たくさんのパワーを頂けることでしょう。(保谷)

・西川 悟平(にしかわ ごへい)
・7本指のピアニスト
・演題「「7本指のピアニスト ~20年間ニューヨークで勝ち残った生き方~」
プロフィールはこちら
西川悟平オフィシャルサイトはこちら

第14回 6/8(火)萱野稔人先生&財務省若手官僚有志

photo_instructor_1068.jpg6/8(火)にご登壇いただくのは、哲学者、津田塾大学教授 萱野 稔人(かやの としひと)先生と、財務省若手官僚有志お二方です。

萱野先生の専門は政治哲学。

パリ留学時代には、哲学者スピノザやフーコーなどから、国家とは何か、権力とはどのような力なのか、ナショナリズムとはどのような現象なのか研究され、近年では、さらに広げ、現代社会で生じるさまざまな問題を哲学的に考察する公共哲学の分野で研究をされています。

一見すると私たちの日々の生活には遠いように感じる問題も、先生の明瞭なる切り口と解説は、さまざまなメディアでも定評です。

「夕学」にご登壇頂くのは2回目。前回は2013年、新進気鋭の政治哲学者として当時の日本と欧州のナショナリズムのあり方を比較されながら、縮小社会への適応力を高めることへの重要性について説いて頂きました。

2013年7月16日講演 「縮小社会への適応力が必要だ

今回は、財務省の若手官僚有志の方々とともに鼎談いただきます。

いま、新型コロナウィルス感染拡大に伴い、社会に大きな混乱がもたらされただけでなく、日本社会のさまざまな問題点が浮き彫りになってきているとも言われています。

そこには、国家、ナショナリズム、カネと権力・・・など、これまでは社会通念、慣習とされてきた考え方、価値観すら、原点に立ち戻り、いま私たちは正面から向き合うことが
求められているといっても過言ではありません。

いま、そして将来の日本に向けて、官僚の立場より社会を支え動かす使命ある財務省若手官僚の皆さんは、どのような問題意識を持ち、どのようにお考えになっているのでしょうか。

萱野先生との鼎談にて紐解いて頂きながら、日頃あまり接することのない若手官僚の皆さんの生の言葉をお伺いできますことを楽しみに、白熱した議論を期待したいと思います。(保谷)


・萱野 稔人(かやの としひと)
・哲学者、津田塾大学教授
  プロフィールはこちらです
・鼎談のお相手 財務省若手官僚有志2名
・演題:「鼎談・ポストコロナ時代の日本社会を描く」

※登壇者による講演60分、鼎談45分、質疑応答15分の構成です。

第13回 6/4(金)小出 伸一さん

photo_instructor_1073.jpg6/4(金)は株式会社セールスフォース・ドットコム 代表取締役会長 兼 社長 小出伸一さんのご登壇です。

昨年2020年3月世界経済フォーラムの年次総会であるダボス会議にてセールスフォース・ドットコム会長 兼 創設者、マーク・ベニオフ氏の議論は注目を集めました。

「従来の資本主義では、ビジネスの本分は、ただビジネスに専念することでした。ビジネスが世界を変えるためのプラットフォームとなるのが、新しいステークホルダー資本主義なのです」

途方もない格差が広がり、地球は危機的な状況をもたらすことになった、株主利益の最大化のみを追求してきた従来の資本主義はもはや機能していないことを警告し、企業のすべてのステークホルダーを重視する新しい資本主義「ステークホルダー資本主義」が社会全体にプラスの影響をもたらすことを訴えたのです。

セールスフォースは、アメリカに本社を置くCRMソリューションのグローバル企業ですが、そのなかでも人材やワークプレイスへの投資割合が大きいのが日本法人の特徴だそうです。

そこには、2014年より日本トップを務める小出さんの経営判断と信念があります。

コロナ禍もあり、人とのつながり方、ライフスタイル、学び方、働き方など、生活におけるすべての面において、私たちは大きな転換点にいます。

第4次産業革命ともいわれるいま、グローバル企業における経営の軸とともに、グローバルに通用するようなイノベーションがなかなか生まれないともされる現在の日本にあって、どのような経営判断、意思決定が為されているのか。

ビジネスを通じて世の中を、日本を変えようとするプロフェッショナル経営者 小出さんの信念、マインドより熱くお話し頂けることでしょう。(保谷)

・小出 伸一(こいで しんいち)
・株式会社セールスフォース・ドットコム 代表取締役会長 兼 社長
・演題:「ステークホルダー資本主義に基づくセールスフォース・ドットコムの経営」
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第12回 6/1(火)田中康平先生

tanaka.jpg第12回 6/1(火)は筑波大学生命環境系 助教 田中康平先生にご登壇いただきます。

テーマは恐竜

恐竜と聞くだけで、ワクワクしますね。そんなパワー、魅力、ロマンを恐竜は持っていると思います。田中先生のプロフィール写真の笑顔からも、それを感じます。田中先生はどんなきっかけがあって研究者になられ、これまでどんな恐竜との発見やエピソードがあったのでしょう。ますますワクワクしてきます。

田中先生は、恐竜の繁殖行動や子育ての研究を中心に、恐竜の進化や生態を研究されています。恐竜の卵化石を探して、世界中を飛び回り、ご活躍でいらっしゃいます。
ギネス世界記録認定、昨秋、ニュースもありました。田中先生ら研究チームが兵庫県内で発掘した恐竜の卵の化石が、「非鳥類型恐竜で世界最小」としてギネス世界記録に認定されたのでした。

このように、ここ数年でも発見や研究の進んでいる恐竜研究の最前線を含めて、今回の講演では、恐竜たちの進化やくらしをたっぷりと、ご講義いただきます。

ところで皆さんは、恐竜についてどれほどのことをご存じですか? 皆さん、恐竜について読み聞きされたのは、さいご、いつでしょうか? 
かつて地球を支配していた恐竜、その時代や地球を知ることは、大人の "教養" でもある、と思います。これは私の実感、しかし、お恥ずかしながらつい最近のことです。恐竜博士の5歳の甥に、博物館をガイドしてもらい、恐竜ってそうだったのか、恐竜ってこんなおもしろいのか、と初めてその魅力に出会いました。ぜひ、大人の恐竜講座へ、恐竜研究最前線講義へ、皆さんもお出かけください。(湯川)


・田中 康平(たなか こうへい)
・筑波大学生命環境系 助教
・演題:「恐竜研究最前線:恐竜の残した手がかりに私たちは何を見出すか」
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第11回 5/28(金)島田由香さん

photo_instructor_1074.jpg5/28(金)はユニリーバ・ジャパン・ホールディングス株式会社取締役・人事総務本部長 島田由香さんのご登壇です。

ユニリーバは、すべての社員がいきいきと自分らしく働き、豊かな人生を送るための制度WAA(Work from Anywhere and Anytime)を2016年より展開しています。

WAAの発案者であり、自分らしい働き方の輪を広げる企業・団体・個人のネットワーク「Team WAA!」のオーガナイザーでもある島田さん。

女性エグゼクティブであり、ワーキングマザーであり、社会啓蒙者でもあるといういくつもの顔を持つ島田さんですが、そのお姿は常に自然体。まさにご自身が、新しい働き方、生き方の実践者であり、島田さんの姿よりモチベートされる方も少なくありません。

いま、多くの人がこれまでの仕事、組織に対する価値観から新たなフェーズへと踏み出し、社会はこの数年で大きく変化している転換期にあります。

そのなかにあって、個人と組織の関係はどのように変化していくのか。
すべての人が、互いに活かしあいながら、それぞれのライフスタイルを継続して楽しみ自分らしく生き、働くことができるために、「個人と組織の新たな関係」についてお話しいただきます。

学生時代よりモチベーションに関心があり、いまなお研究を続け実践していらっしゃる島田さんのお話は、これからの生き方・働き方のヒントとともに、何よりも生き生きと元気になるパワーを頂けることでしょう。(保谷)

・島田由香
・ユニリーバ・ジャパン・ホールディングス株式会社 取締役・人事総務本部長
・演題:「新しい生き方・働き方」
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第10回 5/27(木) 延岡健太郎先生

photo_instructor_1076.jpg5/27(木)は大阪大学大学院経済学研究科 教授 延岡健太郎先生のご登壇です。

延岡先生は2004年(当時は神戸大)、2013年(当時は一橋大)と3回目の「夕学」ご登壇となります。

先生が提唱されているのは一貫して「価値づくりの経営」。

80年代末、当時飛ぶ鳥を落とす勢いであった日本の自動車産業を研究しようと、アメリカの経営学界は日本の若手研究者を招聘するなか、延岡先生はMITスローンにて研究され、
現在に至るまで日本のものづくり経営、イノベーション研究の第一人者として牽引されています。

いま、当時と比べても、日本企業のものづくりは大転換期となっているように思います。

商品の機能やスペック以上に意味的価値が重要になっているいま、日本企業が再度世界で輝きを取り戻すためには、ユーザーの要望に迎合するのではなく、日本のものづくり哲学を世界に発信する「アート思考」が必要であると先生は強調されています。

世界で多くの受賞を誇るマツダの魂動デザインを参考に、日本企業のものづくりを長年にわたりつぶさに研究されている延岡先生より、アート思考によるものづくりとはどういうものか、その哲学、概念モデル「SEDAモデル」から紐解いていただきます。

マツダはまさに80年代に先生が在席していらした企業。ものづくりの変遷とともに、そこにある哲学、考え方は時代によっていかに変化し、何が残っているのかも含め時間軸を通して俯瞰できる機会にもなりますこと楽しみです。(保谷)

・延岡 健太郎
・大阪大学大学院経済学研究科 教授
・演題:「「アート思考のものづくり ~マツダ・魂動デザインとSEDAモデル~」
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第9回 5/21(金)篠田真貴子さん・本間浩輔さん

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5/21(金)ご登壇いただくのは、エール株式会社 取締役 篠田真貴子さんとZホールディングス株式会社 執行役員 本間浩輔さんです。

篠田さんは米国にてMBAを取得後、コンサルファーム、グローバルメーカーを経て、株式会社東京糸井重里事務所(現・株式会社ほぼ日)に入社、取締役CFOとして活躍ののち退任、1年間のジョブレス期間後、聴きあう組織づくりをミッションとしたエール株式会社の取締役となられています。

対談のお相手、本間さんは、コンサルタントを経て、ベンチャーの創業に参画。同社がヤフー傘下入りした後は、ヤフーにて数々の人事制度改革に取り組まれました。社員の意識改革、組織変革をもたらすさまざまな施策の実行力、ご自身もまたMBA取得、カウンセリング、キャリア論といった絶え間なく学び変化し続けていらっしゃるお姿は、戦略人事プロフェッショナル実務家のお一人として社内外からの信望も厚い方です。

いま、人生100年時代を迎えて、「キャリアの節目をどのように過ごすか」は、私たちの大きな関心となっています。

長く働き続けることが必要となっている今、そして将来にあって、私たちは人生のなかで「働くこと」「キャリア」にどのように向き合えば良いのか。

篠田さんのキャリアの転機のお話をヒントに、キャリアの転機に関わる理論も交え、長い人生のなかで働き続けること、そしてそのデザインについて対談頂きます。

お二人が語り合い、お互いに耳を傾け合う様子から、私たちも自身の生き方、働き方について内なる声と対話するひとときになることと思います。(保谷)

・篠田 真貴子
・エール株式会社 取締役
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・本間 浩輔
・Zホールディングス株式会社 執行役員
 立教大学大学院経営学専攻リーダーシップ開発コース 客員教授
 法政大学大学院イノベーション・マネジメント研究科 兼任講師
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・演題:「キャリアの転機に向き合う ~聴くことで得たもの~」
※本講演は対談90分・質疑応答30分の構成です。

第8回 5/18(火)五木寛之さん

itsuki.jpg大ロングセラー『大河の一滴』、吉川英治文学賞受賞作『青春の門』、一時休筆し仏教史を学んでまで向き合われた長編小説『親鸞』。数々の話題作とご発信で、たいへんご活躍の五木寛之さん。この『夕学五十講』にも三度目のご登壇です。

出口が見通せないコロナ禍が続く中、社会全体が「抑鬱」状態に陥っているのではないか、と五木さんはおっしゃっています。しかし「鬱」という言葉にはプラスの意義がある、こうしたときだからこそやるべきことがある、とも。そのメッセージが今回の演題『再・学問のすすめ』にこめられており、その思いから今回の再登壇が叶ったのだと思います。

美術番組のアーカイブ放送で、五木さんが、ムンクの『叫び』についてコメントされているのを拝見しました。ムンクが『叫び』を描いたのは1893年です。

それまで宗教と科学はバランスをとって発達してきたが、近代は科学が先行し、心が病んだ時代。これは画家の幻想ではなく、時代そのものあり方を象徴している。そして、私たちが心に不安を抱き続けている限り、ムンクは関心を持たれ続けるだろう。
 
こうした内容でした。作家として社会、時代、人々、そして心を見つめ続けてこられた五木さんだからこその視点であり、表現であると感じました。今回の講演も皆さんとじっくりお伺いしたいと思います。(湯川)

・五木寛之さん
・作家
・演題:「再・学問のすすめ」
※本講演は、講演90分・質疑応答はありません。(20:00終了)
※本講演の見逃し配信はありません。
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第7回 4/28(水)斎藤 幸平先生

saito.jpg第7回 4月28日(水)は大阪市立大学大学院経済学研究科 准教授 斎藤 幸平先生です。斎藤先生はベルリン・フンボルト大学哲学科博士課程修了、博士(哲学)。経済思想・社会思想がご専門です。Karl Marx's Ecosocialism:Capital,Nature,and the Unfinished Critique of Political Economyによって、権威ある「ドイッチャー記念賞」を日本人初歴代最年少で受賞、世界で活躍される若き経済学者でいらっしゃいます。

昨秋出版された『人新世の「資本論」』が、たいへん注目を集めています。
これまでの資本主義の限界を示し、新時代に世界はどうあるべきか、を訴える本書は2021年新書大賞を受賞。このことからも、どれほど、いま重要なテーマであるか、私たち一般市民にとっても身近かつ重要となっているか、がわかります。SGDsの登場は2015年9月の国連サミット。世界で目指す国際目標として紹介され、日本の取り組み、企業としての取り組みが始まり、さらに個人の取り組みや意識へと広がってきました。政治であり、環境問題であり、経済学であるこのSDGsを資本論、思想・哲学、というテーマで学ぶ機会です。

斎藤先生は、"迫りくる人新世の気候危機を前に、より大胆なアイデアが必要" と訴えられています。皆さんとじっくりご講義で学び、考えたいと思います。(湯川)

・斎藤 幸平先生
・大阪市立大学大学院経済学研究科 准教授
・演題:「人新世の危機とSDGsというアヘン」
講師プロフィールはこちらです

第6回 4/21(水)中邑 賢龍先生

photo_instructor_1079.jpg4/21(水)は東京大学先端科学技術研究センター 教授 中邑 賢龍(なかむら けんりゅう)先生のご登壇です。

中邑先生のご専門は人間支援工学といわれる分野。心理学、工学、教育学、リハビリテーション学だけでなく、デザインや芸術などの学際的・社会活動型アプローチによりバリアフリー社会の実現をめざしていらっしゃいます。

先生が強調されているのは、個性重視や多様性理解が叫ばれるものの、これまでの学校や会社は効率重視のため均質な人材養成を行ってきているのではないかとの視点です。
均質ななかでは、破壊的イノベーションは生まれにくく、異質性、多様性が異才となっていくからこそ、イノベーションが創出されるのだと先生は仰います。

中邑研究室で取り組んでいる「異才発掘プロジェクトROCKET 」はまさに、志ある特異な(ユニークな)才能を有する子ども達が集まる部屋、空間です。ここでは、ユニークな子ども達が彼ららしさを発揮できる場として活動しています。

テクノロジーで一人一人をエンパワメントするだけでなく、社会の多様性への理解、しくみの設計も含め、異才を発揮しイノベーションを創出するためのお作法とは。多様性、イノベーションが命題となっている私たちビジネスパーソンにとって貴重な機会となることでしょう。(保谷)

・中邑 賢龍(なかむら けんりゅう)
・東京大学先端科学技術研究センター 教授
・演題:「異才を活かし、イノベーションを創出する作法」
プロフィールはこちらです

第5回 4/20(火)田端 信太郎さん

tabata.jpg4月20日(火)は、田端大学 塾長 田端 信太郎さんです。現在、オンラインサロン「田端大学」塾長を務め、"「個人の時代」に向けた「学び」と「共助」のプラットフォーム"を運営・活動されています。

田端さんのお名前やご活躍を別のところでご存じの方もたくさんいらっしゃると思います。

慶應義塾大学在学中の1990年代はまさにインターネットが開花した時代、ご自身でウェブサイトを制作し、月30-40万を売上げていたそうです。卒業後NTTデータに入社、次のリクルートではフリーマガジン『R25』を立ち上げ、ライブドア執行役員メディア事業部長、LINEでは上級執行役員、スタートゥデイ(現ZOZO)コミュニケーションデザイン室長など、日本のインターネット企業と時代を代表するフィールドで、重要な役割を担い、活躍されてきました。インフルエンサー、起業家、投資家、YouTuberといったお顔でも知られます。

そんな田端さんだからこその思い、時代の目、志があり、戦略と実践があっての田端大学であることでしょう。そして、そんな田端さんにお会いしてみたい、直接お話を聞いてみたいという思いもわいてきます。「個」としての力が求められるいまの時代、私たち一人ひとりへのヒントや応援がありそうです。皆さんでたっぷりお伺いしましょう。(湯川)

・田端 信太郎
・田端大学 塾長
・演題:「「個人の時代」に向けた「学び」と「共助」のプラットフォームとしてのオンラインサロン」
プロフィールはこちらです。

第4回 4/15(木)高岡 浩三さん

kouzo_takaoka.jpg4/15(木)ご登壇頂くのはケイアンドカンパニー株式会社 代表取締役 高岡浩三さんです。

高岡さんは、言わずと知れた日本を代表するマーケッター、そして日本を代表する経営者のお一人でいらっしゃいます。

ネスレでは、「キットカット」を"きっと勝つ"として売り出し、すでに認知度や販売力ともに飽和状態にあった商品が、さらに爆発的なヒットとなり受験キャンペーンとして成功させました。

また、マーケティングや製造部門のみならず、人事や営業など管理部門も含め、あらゆる部門に「マーケティング」を採り入れ、利益率の低い日本の食品業界において、新しいビジネスモデルを構築し、グローバルに通用する成熟先進国におけるビジネスモデルの構築に注力されました。

そこには、マーケティングの達人として仮説より丁寧に検証しながら施策を成功させるプロセスとともに、スタッフ、メンバーを育て成功体験を経験させ、大きなイノベーションへと導く経営視点もお持ちです。

いま、世界のあらゆる企業がイノベーションに飢えていると言われます。
そもそも、このイノベーションとは何なのか。

マーケティング思考を持ち、かつ組織を率いてきた高岡さんだからこそわかる、企業、組織としてイノベーションを創造するプロセスを解説いただきます。

なんと、この高岡さんの実績に基づくセオリーは、マーケティングの世界的権威 フィリップ・コトラー教授からもお墨付き、世界でも初めてのイノベーション理論と実践になるとのこと。直接、高岡さんよりお話をお伺いできる貴重な機会となること間違いありません。(保谷)


・高岡浩三
・ケイアンドカンパニー株式会社 代表取締役
・演題:「マーケティング思考とイノベーション」
プロフィールはこちらです。

第3回 4/13(火)石川善樹先生

yoshiki_ishikawa.jpg第3回4/13(火)は公益財団法人Well-being for Planet Earth 代表理事、予防医学研究者の石川善樹先生です。

「Well-being」「よりよく生きる」 

この言葉や考え方がここ数年で、ぐっと広まり身近になったことを感じます。人がよりよく生きるとは何か、をテーマに学際的研究を続けられている石川先生のご活躍と貢献があってのことと感じます。

私たちはこの一年、コロナ禍で、生活や仕事の仕方を変えることを求められ、強いられ、また、自ら変えてきました。生活の質という言葉もよく聞こえました。自分が大事にしたいものは何か、自分がこだわってきたものは何か、そのなかで手放せるものは何なのか、考え直す期間となった方、多くいらっしゃることと思います。私もその一人です。

石川先生には2018年に夕学五十講に初登壇いただきました。そのときのテーマは、人生100年時代によりよく生きるとは何か。一生を25歳ごとの春夏秋冬に分けると、50-75歳は若者ではないが、シニアでもない、人生100年時代では50歳からが輝く『サード・エイジ』なのです、と石川先生。その年齢に近づきつつ、生きにくさや疲れを感じていた私は、この表現を眩しさと重さをもって受け止めたことを覚えています。そして、自分のことだけを考え精一杯だった自分の小ささにいま、気づきます。

目線を広く、大きく持とう、社会のなか、地球のうえで、世界で生きている私たちのウェルビーイングを考えよう、今回の演題から石川先生のメッセージを感じます。不安や緊張がいぜん日々を覆っていますが、私たちはさらにその先、希望と意思をもって、自分たちのウェルビーイングを考えるときなのでしょう。石川先生のお考えをじっくりお伺いし、皆さんとご一緒に考えたいと思います。(湯川)

・石川 善樹(いしかわ よしき)
・公益財団法人Well-being for Planet Earth 代表理事
・演題「これからの日本と地球を考える視点:ウェルビーイング」
プロフィールはこちらです
2018年講演のリフレクションはこちら

第2回 4/8(木)夏野剛先生

takeshi_natsuno.jpg4/8(木)ご登壇いただくのは慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科 特別招聘教授、株式会社ドワンゴ 代表取締役社長 夏野剛先生です。

夏野先生は、現在、慶應大学の特別招聘教授のほか、株式会社ドワンゴの代表取締役社長をはじめ、複数の企業の取締役の兼任、さらには経済産業省の未踏IT人材発掘・育成事業の統括プロジェクトマネージャーなど、官民問わず、社会全体がテクノロジーを基盤にさらにより良くなるよう幅広く活動をされています。

さまざまに活動、提言をされている夏野先生の姿には、NTTドコモ在籍中にはi-modeを生み出し一兆円を超える利益をもたらすだけでなく、絶対に難しいと言われていた『ニコニコ動画』の黒字化など、さまざまな企業、事業での実績の裏打ちがあります。

今回のテーマは、アフターコロナの企業経営について。
いま、コロナ禍を経て、世界は、社会は大きく変容している大転換期にあると言われています。そのようななか、企業はどうあるべきなのか。経営はいかに舵取りをしていくべきなのか。

いま、そしてこれからの企業経営はどうなっていくのか。
これまでのご経験をもとに、業界、業種を広く俯瞰しながら、ビジネスパーソンであれば誰もが着目するアフターコロナの企業経営について解説いただきます。(保谷)

・夏野 剛先生
・慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科 特別招聘教授
株式会社ドワンゴ 代表取締役社長
・演題「アフターコロナの企業経営」
講師プロフィールはこちら

第1回 4/6(火)竹中平蔵先生

photo_instructor_1066.jpg 本日より夕学五十講 2021前期、各回を順にご紹介してまいります。司会進行は 保谷・湯川 が今期も担当いたします。皆さま、どうぞよろしくお願いいたします。会場で、オンラインで、お待ちしております。

さて、第1回は4/6(火)、慶應義塾大学名誉教授 竹中平蔵先生です。
ポストコロナの日本経済、どなたもご関心ごとと思います。そして日本経済についてお伺いするなら竹中先生でしょう。皆さまご存じのとおり経済、政治、政策をご専門としてご活躍でいらっしゃいます。

夕学五十講へは最多数の登壇で、今回は2年ぶりです。前回の2019年の講演では「日本経済の機会とリスク」と題して、平成の時代に起きてきた海外の出来事について日本人は検証を行っていない、と警鐘を鳴らしつつ、日本経済の可能性を感じさせてくださいました。前回の夕学リフレクションはこちらでお読みいただけます。

前回より2年、コロナという危機、そして、ポストコロナへ。
パンデミックの後は常に、前と大きく異なる社会が実現します。いま日本はどんな課題に直面しているのか、ポストコロナにはどんな課題が、そして、新しい可能性が待ち受けているのか。竹中先生よりじっくり伺います。(湯川)

・竹中平蔵先生
・慶應義塾大学名誉教授
・演題:「ポストコロナ:日本の新しい課題」
講師プロフィールはこちらです。

2021前期 3/18(木)10時 受付開始です

皆さま、いつも夕学五十講にご関心をお寄せいただきありがとうございます。
2021年度前期の夕学五十講は、4/6(火)を初回に、全21回、開催予定です。予約受付開始は3/18(木)10時開始です。

今期も、予約講演を後日配信でご視聴いただける【見逃し配信サービス】と
オンラインでライブ視聴いただける【夕学オンライン】 もございますので、どうぞ安心してご予定・ご予約ください。また、会場丸ビルホールでは感染拡大防止対策を徹底して皆さまのご来場をお待ちしています。

2021前期の講演スケジュール
見逃し配信サービスのご案内
夕学オンラインのご案内
新型コロナウイルス感染予防の対応について

事情により講演者・日程等が変更となる場合がございます。最新情報は夕学五十講のウェブサイトにて随時お知らせしてまいります。