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第6回 10/23(水)青柳 直樹さん

naoki_aoyagi.jpg10/23(水)は株式会社メルペイ 代表取締役 青柳直樹さんのご登壇です。

「日本のお金を一緒に変えましょう」

株式会社メルペイのウェブぺージには、メルペイの事業は決済サービスから始まりますが、それは描く世界のほんの入り口にすぎず、そのフィールドはあらゆる金融サービスへ広がることが書かれています。

ちょうど、今年5月の『夕学五十講』には親会社となる株式会社メルカリ 小泉社長にご登壇いただき(青柳さんはメルカリの取締役でもいらっしゃいます)、小泉社長のお話からもメルカリに代表されるフリマアプリは個人の消費行動に変化を起こし、CtoC×デジタルの大きな力を実感したばかりです。

CtoC × デジタルが変える消費行動 小泉文明さん・山本晶さん

昨年(2018年)末より、さまざまな事業者がスマホ決済市場に参入し、日本のキャッシュレスは新たな時代を迎えていると言われています。今後、この流れがどのように人々の生活を変えていくのか、さまざまなプレイヤーのなかにあって、メルペイの存在は大きなものであること間違いありません。

「信用を創造して、なめらかな社会を創る」をミッションとしているメルペイが日本のお金を変えるまでやりきろうとしているその先にはどんな社会、私たちの生活を描いているのでしょうか。

メルペイの活動、将来構想を通して、日本のキャッシュレス社会のこれから、お金を取りまく私たちの未来の生活について考えていきましょう。(保谷)

・青柳直樹さん
・株式会社メルペイ 代表取締役
・演題: 「キャッシュレス社会とメルペイの戦略」
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※本講演は青柳氏の講演60分・対談30分・質疑応答30分の構成です。

■対談のお相手
佐々木紀彦氏(NewsPicks Studios CEO、NewsPicks 取締役)
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第5回 10/18(金)土屋 哲雄さん

tetsuo_tsuchiya.jpg10/18(金)は株式会社ワークマン 専務取締役 土屋 哲雄さんにご登壇いただきます。

皆さんはワークマンの店舗にいらしたことはあるでしょうか。

「他社と競うことなく、常にブルーオーシャン開拓を目指す」ことで急成長を遂げている作業服小売り大手のワークマンですが、いまや、優れた機能性と低価格の点からもプロ職人だけでなく一般客の利用も広がっており、WORKMAN Plus+(ワークマンプラス)として一般向け商品、店舗開発も進んでいます。

アウトドア向け、スポーツウェア、防水機能で雨風にも強いレインウェアとして・・・と、商品は「プロ職人向けのものと同じ」を特長とし、一般でも使いやすいように用途別にカテゴライズ、ブランディングしながら、アパレル業界に参入し新たなブルーオーシャンとしてシェア獲得を目指していらっしゃいます。

急成長、シェア拡大しているワークマンの背景にはどのような戦略、仕掛けがあるのでしょうか。

総合商社 IT関連にてのキャリア長く、2012年にワークマンに入社され、経営企画・情報システム、ロジスティクスを担う土屋さんより、ヒットの裏にあるさまざまな企業変革についてお話し頂きます。

高齢化による主要顧客の減少や競合するネット販売の台頭など、市場環境が大きく変化していくなかで、どのような手を打ちいまがあるのか。
実例を多く交えた現在進行形の経営論は、業界、企業を問わず多くの皆さんにとっての参考となることでしょう。(保谷)

・土屋 哲雄さん
・株式会社ワークマン 専務取締役
・演題:「ワークマンのビジネス変革と市場戦略」

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第4回 10/16(水)一條和生先生

kazuo_ichijo.jpg10/16(水)は一橋ビジネススクール 国際企業戦略専攻 専攻長/教授、IMD客員教授 一條和生先生のご登壇です。

デジタル技術が社会の基本インフラとなるなかで、企業の抜本的な変革が求められていますが、そのなかでも日本企業は後塵を拝しているとも言われています。

経営において、変えるべきことと変えるべきでないことを見誤ってしまうと、経営は危機に陥ることもあり得るのは言わずもがなです。

では、世界の名だたる企業は何を変え、何を変えずに、このデジタルトランスフォーメーション(DX)時代に立ち向かっているのでしょうか。

一條先生は、世界屈指のビジネススクールIMD(スイス、ローザンヌ)における教鞭をはじめとして、日本ならびに海外の一流企業のリーダーシップ育成プロジェクト、コンサルティングに携わり、リーダーシップ、企業変革のグローバルにおける動き、変遷をつぶさに見ていらっしゃいます。

その根底にある学術的背景は「知識創造理論」にて、まさに日本企業が得意とする知識創造より紐解いていかれます。

日本企業の得手不得手も熟知されているからこその最新事例を交えたお話より、デジタル時代における経営のあり方はどのように変化し、そこで活躍するリーダーには何が求められているのでしょうか。一條先生のシャープな解説より考えていきたいと思います。(保谷)

・一條和生(いちじょう かずお)
・一橋ビジネススクール 国際企業戦略専攻 専攻長/教授、IMD客員教授
・演題:「DX時代のリーダーシップ」

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第3回 10/11(金)千葉雅也先生

masaya_chiba.jpg10/11(金)は立命館大学大学院先端総合学術研究科 准教授 千葉 雅也先生にご登壇いただきます。

1978年生まれの若き、気鋭の哲学者でいらっしゃいます。フランス現代思想の研究と美術・文学・ファッションなどの批評を連関させて行う、という研究分野・スタイルからも、新たな時代の若き研究者でいらっしゃることを感じます。

今回のテーマは「働く大人のための「勉強の哲学」」。

夕学五十講はひとつの働く大人の学びの場、まさに、私たちのためのテーマです!
しかしながら、では、と、考えるのです。そもそも勉強とは何でしょうか。「勉強とは自己破壊である」と千葉先生はおっしゃっていますがさて、それはどういうことでしょうか。
そして、大人の勉強とは、本当の勉強とは、どういうことでしょうか。大人として何をどのように勉強したらよいのでしょう。

哲学者の先生ですのでジル・ドゥルーズ、ヘーゲルなどご研究領域やご著書はすこし難しく感じますが、今回はあえてあまり構えず、やわらかなマインドと姿勢で講演に臨んでみたい、と私も思っています。皆さんご一緒に、勉強の哲学、じっくり考えてみましょう。楽しみです。(湯川)

・千葉雅也先生
・立命館大学大学院先端総合学術研究科 准教授
・演題:「働く大人のための「勉強の哲学」」
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第2回 10/10(木)高木聡一郎先生

soichiro_takagi.jpg10/10(木)は東京大学大学院情報学環 准教授 高木聡一郎先生にご登壇いただきます。

「デジタル・トランスフォーメーション」(DX)という言葉が広く語られるようになり、ビジネスモデル、企業組織、さらに個人の働き方に至るまで、どのように関連し組み込んでいくのか、誰しもが他人事ではない時代が来ています。

しかし、このDXが意味するところは必ずしも明確ではなく、私たちの多くがぼんやりと捉えている、でも何かしなくては・・・と妙に急かされているというのが本音かもしれません。

高木先生の専門は情報経済学、デジタル経済論。情報技術の普及・発展に伴う社会への影響を、主に経済学の観点から分析していらっしゃいます。

特に、「デフレーミング」(フレーム、枠がなくなるという意味の造語)という概念で、デジタル化がビジネスや経済に与える本質的な影響を明らかにすることに取り組んでいます。

先生が研究する「デフレーミング戦略」とは、これまでの製品、サービス、組織などの「枠」を越えて、それらの内部要素をデジタル技術で組みなおすことによって、ユーザーにより最適化されたサービスを提供できるようにすることです。

ビジネスモデル、企業戦略、私たちの働き方、キャリア設計、学び方にいたるまで、あらゆることが変化しているいま、従来のサービスや組織といった「枠」がなくなる時代になっているとも言われています。

これまでの万人に受けるパッケージ化されたものから、ユーザーに個別最適化されたものに転換させ、企業という枠ではなく、より個人のスキルやリソースを重視しながらビジネス取引を行う時代において、「デフレーミング戦略」は欠かすことはできず、ビジネスにおける必須項目とも言えるのかもしれません。

高木先生は、NTTデータにて勤務され、社会人経験ののち学び直し大学院に進学し研究者となられ、今ではロンドン大学University College Londonをはじめとして、ブロックチェーン研究も進める第一人者でいらっしゃいます。
先生ご自身のキャリアもまた枠のない生き方であり「デフレーミング」と言えるのかもしれません。

今回はデフレーミング戦略より、ビジネスモデルから企業組織、私たち一人ひとりの働き方まで、変化の本質をさまざまな事例と共にお話し頂けるとのこと、変化を肌で感じる講演、楽しみです。(保谷)

・高木 聡一郎(たかぎ そういちろう)
・東京大学大学院情報学環 准教授
・演題:「デフレーミング概念で読み解くデジタル・トランスフォーメーション(DX)の本質」

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2019年度後期スタート 第1回 10/2(水)楠木建先生

慶應MCC『夕学五十講』2019年度後期がはじまります。
司会担当の湯川、保谷が本日より各回の講師紹介をいたします。

今期も多彩な講師陣による『夕学五十講』。講演が一段と待ち遠しくなる各講師のエピソードなど、こちら講師紹介もどうぞお楽しみください。
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ken_kusunoki.jpg10/2(水)今期のスタートを切って頂くのは一橋ビジネススクール 教授 楠木 建先生です。

楠木先生に『夕学五十講』ご登壇いただくのは今回でなんと6回目、ご登壇回数最多記録となります。直近でご登壇頂いたのは2016年4月でした。

 2016年4/14登壇 「楠木建教授に聴く、日陰に輝くクオリティ企業のすすめ

企業の「稼ぐ力」が一段と注目されていた当時、企業経営のゴールとも言える長期利益の源泉について、オポチュニティ企業(長期利益の源泉を事業を取りまく外部環境の機会から生み出す企業)とクオリティ企業(その事業が内部で創りだす独自の価値より生み出す企業)に対比させながら、日本企業の競争戦略における指針についてお話し頂きました。

先生の持論はいつにおいてもシンプルです。それは、「好き」か「嫌い」か。
自身が胸の内に秘めている「好き嫌い」という感情に素直に行動すべきであり、それが最良の選択になるというのです。答えは誰しもの中にあり、1人1人の個人がつくる組織、企業も同じく「好き嫌い」という感情を大切にすべきとおっしゃいます。

ビジネスや経営においては、とかく「良し悪し」というインセンティブが優先され、「好き嫌い」どころか、ともすれば感情を表に出すことは避けられたりもしがちです。

「好き」という感情が、強い衝動となって自らが動き、周りを巻き込み動かす原動力となりえます。そして、その個人が組織となって事業を創り動かし、さらに企業を動かすのでしょう。

「好き嫌い」を大切な軸として、昨今の競争戦略、優れた経営者の条件、ひいては働き方改革に至るまで、楠木先生に多いに論じて頂きます。(保谷)

・楠木 建(くすのき けん)
・一橋ビジネススクール 教授
・演題:「すべては「好き嫌い」から始まる」

講師プロフィールはこちらです

演題と同じ表題である先生の近著『すべては「好き嫌い」から始まる』、さらに、個人の働き方・生き方相談本とも言える『好きなようにしてください』も講演前に一読いただくのもお勧めです。

古くて新しいアジア・太平洋戦争 吉田 裕さん保阪正康さん

吉田 裕保阪正康歴史とは思い出すもの、と批評家・小林秀雄は言った。真意はいずこにありやと考え続け腑に落ちた実感はまだないが、それでも夏には、いやがおうにも戦争を〝思い出す″。

8月15日の敗戦記念日に前後して放たれるテレビのドキュメンタリー番組や映画、マンガ、アニメ、小説――幼少期から中年になるまで、相当量の戦争コンテンツを浴び、それなりに知識を蓄積した気になっていた。しかしながら、いまだ日本の近現代史・軍事史が緒についたばかりの若い学問で、にもかかわらず研究のための史料は先細る一方という。愕然とした。

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