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第25回 1/31(水)片山 杜秀先生

morihide_katayama.jpg『夕学五十講』2017年度後期のラスト講演を飾って頂くのは、1月31日(水)ご登壇
慶應義塾大学法学部 教授 片山 杜秀(かたやま もりひで)先生です。

生前退位を望まれる今上天皇のおことばが発せられ、それを受けて本年 平成29年天皇の退位等に関する皇室典範特例法が国会で成立しました。

まだ実感として湧きませんが、明治・大正・昭和とは異なる形で、平成は終わりを告げるようです。

ここ数年、私たち多くの国民のなかでも、象徴天皇について、天皇の公的行為について、継承について、そもそも現在の民主主義と天皇制の相性について・・・等、さまざまな形で思いをめぐらす機会が増えています。

今回は、政治思想史ご専門の片山先生とともに、幕末以降の状況を振り返り、近代日本と天皇をめぐる諸問題について考えていきます。

片山先生といえば、ご存じの方も多い、音楽評論家としてのもう一つのお顔もお持ちです。

先生がナビゲートされるFMラジオ クラシック音楽番組を楽しみにされている方も多いことでしょう。

驚異的な博覧強記を武器に音楽について語られる片山先生。
当日はご専門の政治日本史をベースに、熱くお話し頂けることと思います。(保谷)

片山 杜秀
慶應義塾大学法学部 教授
「近代天皇論~天皇制と民主主義~」

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第24回 1/30(火)本田 哲也さん

tetsuya_honda.jpg1/30(火)は、戦略PRプランナー、ブルーカレント・ジャパン株式会社 代表取締役社長の本田哲也さんです。

本田さんは、戦略PRのプロフェッショナルのなかのプロフェショナル。世界最大規模のPR会社フライシュマン・ヒラードの日本法人で経験を積んだのち、2006年スピンオフのかたちで、ブルーカレント・ジャパンを設立し代表に就任、現在に至ります。「世界でもっとも影響力のあるPRプロフェッショナル300人」(PRWEEK誌)に選出され、日本を代表するPR専門家と評されています。

戦略PRプロフェッショナル、戦略PRプランナー。肩書きとしては聞き慣れませんが、それがどういうミッションのプロフェッショナルなのかはイメージができ、戦略とPRという言葉が私たちのどんなビジネスにも通じるものだと感じさせます。
それに応えるかのように本田さんは、戦略的PRは "ビジネスパーソン必須のリテラシー"であると言い切ります。近著『戦略PR 世の中を動かす新しい6つの法則』はじめとする著書にもその視点があります。

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第23回 1/26(金)上野 水香さん

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1/26(金)は東京バレエ団プリンシパル、上野水香さんにご登壇いただきます。

プリンシパルは、バレエ団のトップ、最高位の呼び名です。上野水香さんは日本を代表するバレエ団、東京バレエ団のプリンシパル。活躍中の日本人バレエダンサーのなかで人気、実力ともにトップでもある方です。東京バレエ団の海外公演でも、もちろんプリンシパルとして参加、
世界でも活躍するとともに注目、評価されています。

私もファンの一人です。お会いできるというだけで興奮していますが、今回さらに特別も特別、上野さんのお話をじっくり伺えるとても貴重な機会です。

なんて可憐で、美しくて、素敵なんでしょう!
先日、東京バレエ団の公演で拝見して、上野さんのバレエとお姿にため息がでました。華奢で可憐で存在感があって、私のなかにあるお姫様のイメージそのもの。

そんな上野さんは踊りやお姿の美しさだけではなく、美肌でナチュラルに美しい方、としても評判です。キャリアやライフスタイルを考えると、かなり過酷な環境なのでは、と心配するのですが、美容雑誌のインタビュー、化粧品のCM出演などでもご活躍で、それらからはちっともそんなストレスを感じません。

こうしたインタビュー記事や、ご自身のホームページ、facebookなどを拝見していると、メッセージに芯があること、を感じます。意思をしっかりとお持ちで、美しさはその内から発せられているのでは、と感じます。
競争の激しいバレエの世界で、踊り続け、キャリアを積んでこられた道は、易しいものではなかったはず。そんな経験もふまえて、ますますお美しく、ますますご活躍である秘訣は、美しさにも表れているに違いありません。目の前のことへの取り組み方、パフォーマンスの出し方、続け方、私たちビジネスパーソンにもきっとヒントがあります。そして美へのヒントもあるのでは、とも、私は秘かに楽しみにしています。(湯川)

・上野水香
・東京バレエ団 プリンシパル
・演題:「今を生きる 未来をつくる力」
講師プロフィールはこちら
東京バレエ団公式ホームページ http://www.thetokyoballet.com/

第22回 1/25(木)土井善晴さん

yosiharu_doi.jpg1月25日(木)は料理研究家 土井善晴さんにご登壇いただきます。

2016年秋に出版された著書『一汁一菜でよいという提案』は1年経ってもロングセラーの大ヒット。今なお、料理本第1位、多くの人が手に取り読んでいる一冊となっています。

そこで提案されているのは、
「日常の食事は、ご飯と具だくさんの味噌汁で十分。何も気負う必要はありません。基本となる食事のスタイルを持てば、生活に秩序が生まれ、気持ちに余裕もできて、そこから新たな暮らしの楽しみが生まれるのです・・・」
と、なんとも気が楽になる土井さんからのメッセージ。

日々忙しい現代を生きる私たちが、ホッと肩の荷をおろすことができるよう、現代にも応用できる日本古来の食のスタイル「一汁一菜」を通して、料理という経験の大切さや和食文化の継承、日本人の心に生きる美しい精神について記されています。

戦後の家庭料理研究の第一人者とも言うべき土井勝氏の次男として生まれ、料理学校やテレビ料理番組をはじめ様々なメディアを通して、和食の奥深さ、家庭料理の大切さを伝えていらっしゃる土井さん。

お父様譲りの丁寧で上品な話し方、独特な柔らかい関西弁のイントネーションからも、提案される家庭料理そのもののような温かさ、ぬくもりを感じます。

土井さんの温かなお話しより、「暮らしの中にある幸せ」を再発見できること楽しみです。(保谷)

土井 善晴
料理研究家
「和食を知らない日本人はいけないでしょう!」

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第21回 1/17(水)松村真宏先生

naohiro_matsumura.jpg1月17日(水)にご登壇頂くのは大阪大学大学院経済学研究科 教授 松村真宏先生です。

皆さんは、"Shikakeology-仕掛学-"をご存じでしょうか。

スタンフォード大学でもシンポジウムが開催され、講義でも用いられるほど、日本初のフレームワーク"仕掛学"は注目を浴びています。

「ついやってみたくなる」「ついしたくなる」には"仕掛け"があると言います。

相手に動いて欲しい時、無理やり動かすのではなく、自ら進んで動きたくなる仕掛けをつくれば、事はスムーズに運ぶのです。

仕掛学は人の行動を変える"仕掛け"を研究対象にした新しい学問分野であり、松村先生はその第一人者とも言うべき、仕掛けの教育・研究・社会実装に取り組んでいらっしゃる専門家です。

仕掛けは、魅力的な行動の選択肢を増やすことで、目的の行動に誘うことを狙います。

とは言え、言うは易く行うは難し・・・。

この世の中にはどのような"仕掛け"があり、私たちは自然に動いている(動かされている?)のでしょうか。

松村先生より、人を動かす"仕掛け"について、事例をふんだんにご紹介いただきながら、
その原理から発想法までお話しいただきます。

講演が終わる頃には、皆さんも新しい"仕掛け"が思いついているかもしれません!(保谷)

松村 真宏
大阪大学大学院経済学研究科 教授
「人を動かす『仕掛学』」

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第20回 1/16(火)瀬戸 健さん

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1/16(火)はRIZAPグループ株式会社 代表取締役社長 瀬戸健さんです。

RIZAPといえば。リズム音にのって、著名人が登場し、変身したかのようにスタイル抜群の "なりたい体" に変わるTV CM。インパクトがありました。驚きがあり、説得力もあって、RIZAPは誰もが利用するとまでにはいかないものの、誰もが知る存在、になりました。

実際に、RIZAP経験された方に直接お会いして、私は、なるほど!と納得しました。

その方は、もともとダンディで、中肉中背、スポーツもされていて、RIZAPに通ったと伺ったときは意外なほどだったのですが、筋肉質に引き締まって健康的で、ぐっと若返られていました。その生き生きとされている印象は、エネルギーを発している感じまでしました。

伺うと、外見だけでなく体調がとてもよくなり、気分もすがすがしいのだそうです。そして、短期間集中して体を鍛えますが、その間に得た知識やリズムでその後も、体調や気分も持続できる、とおっしゃっていました。

2010年創業からわずか3年で、売上高100億円を突破。関連事業を広げ、グループで成長を続けています。さらに、以前大ヒットした豆乳クッキーも瀬戸さんの開発・販売であったことを知り、過去に成長と成功の地盤があったのだな、と思いました。

そんな瀬戸さんの講演タイトルは、「失敗力」。
実は、瀬戸さん自身、過去には落ちこぼれで、きっかけがあって、「人は変われる」を実感した方でもあるのだそうです。人は変われる。なりたい自分になれる。結果にコミットする。力強いメッセージの背景にある体温ある物語が伺えそうです。(湯川)

・瀬戸 健
・RIZAPグループ株式会社 代表取締役社長
・演題:「失敗力」
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RIZAPグループ株式会社: https://www.rizapgroup.com

第19回 1/11(木)岡本 哲志先生

satoshi_okamoto.jpg新しい年を迎えての1回目は、岡本哲志先生です。

東京の町歩き、江戸東京、といえば岡本先生。東京歴史散歩、古地図で歩く、東京路地裏ブラ歩き、など、たくさんあるご著書のタイトルからも、岡本さんの研究領域と専門性が一目でわかります。「ブラタモリ」で岡本先生をご存じの方も多いのではないでしょうか。キーワードは江戸東京と歴探。

東京といえばもちろん、東京。誰もが知っている東京です。人、情報、新しいこと、さまざまなものが集まる大都市。世界のなかでももっともよく知られる町。そして、江戸に始まる東京。

では、どれほどに、"江戸-東京"を知っているか、と問われると私もどきりとします。
江戸の繁栄を象徴する日本橋。創業を江戸時代にさかのぼる老舗の名店。世界に誇る浮世絵。たくさん思い浮かぶのですがそれらが、歴史の流れの中で、どこかでグラデーションがぐっとぼんやりして、つながらなくなります。
江戸から東京への都市形成を、地歴探訪の岡本先生から学ぶことは、東京の魅力を発見するわくわくする時間になりそうで、楽しみです。(湯川)

・岡本 哲志
・岡本哲志都市建築研究所 代表
・演題:「江戸からTOKYOへ~東京の都市形成史~」
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第18回 12/15(金)近藤 宣之さん

nobuyuki_kondo.jpg12月15日(金)は株式会社日本レーザー 代表取締役社長 近藤宣之さんにご登壇頂きます。

日本レーザーのホームページには、近藤社長の「夢と志の経営」として、下記の通り熱いメッセージが掲載されています。

「私は社長として、まず社員が満足できる企業を目指して経営しています。
それが結果的に、お客様のご満足につなげると信じているからです。
どうか当社の社員の成長に繋がるような厳しいご注文やご意見をお願い致します。
社員の成長が企業の成長であると確信しているからです。」

社員を大切に、顧客満足第一...など、多くの企業で言われることですが、体現していくことはそう容易いことではありません。

単に"大切に"ではなく、「ありえないレベルで人を大切にしたら23年連続黒字になった仕組み」とはどのようなことなのでしょうか。

経営破綻後、24年間連続黒字経営を続けている近藤さんの経営理念と経営手法、さらには、進化する日本的経営について、じっくりとお話し頂きます。

働き方改革の打ち手にお困りの企業も多い昨今。
社員の働き甲斐を向上しつつ、生産性も高めていくにはどうするのか、近藤さんの経営手法には参考になること数多くありそうです。(保谷)

近藤 宣之
株式会社日本レーザー 代表取締役社長
「社員をとことん大事にする経営~黒字経営を継続するためのマネジメント~」

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第17回 12/14(木)礒﨑 敦仁先生

atsuhito_isozaki.jpg12月14日(木)にご登壇いただくのは慶應義塾大学法学部 准教授 礒﨑敦仁先生です。

相次ぐミサイル発射に核実験...と、いま北朝鮮で行われていることは、対岸の火事とは言えないほど、私たちの日常生活までをも脅かそうとしています。

いま、北朝鮮では何が起こり、これからどうなっていくのか。

この「近くて遠い国」へは単なる政治的関心ではなく、日本で暮らす私たちの多くが自分事ととして不安なまなざしで見つめるようになってきています。

国連加盟国の8割以上と国交を有していながら、「孤立」していると称される北朝鮮の姿。

韓国より経済的優勢を誇った時期、また、日本との関係においても当時の現職都知事が平壌を訪問し金日成主席を絶賛したという、今では信じられないような過去もあります。

厚いベールに覆われた北朝鮮の実像を、6年目に突入した金正恩政権を通して、新進気鋭の礒﨑先生とともに読み解きます。(保谷)

礒﨑 敦仁
慶應義塾大学法学部 准教授
「北朝鮮の虚像と実像」

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第16回 12/6(水)石川 康晴さん

yasuharu_ishikawa.jpg12/6(水)は株式会社ストライプインターナショナル 代表取締役社長兼CEO 石川康晴さんにご登壇いただきます。

皆さんは、「earth-music&ecology(アース・ミュージック&エコロジー)」というアパレルブランドをご存じでしょうか。

丸の内にいらっしゃるビジネスパーソンの皆さんには少し縁遠いかもしれませんが、今や、若い女性に圧倒的な人気を持つカジュアルブランドとして10代~20代の女性に支持されています。

女優 宮崎あおいさんが出演し「earth-music&ecology(アース・ミュージック&エコロジー)」と語りかけるようなテレビCMといえばおわかりになる方も多いのではないでしょうか。

1970年生まれの石川社長が故郷 岡山に現在の会社ストライプインターナショナルの前身を創業したのは1994年23歳の時。

その後、売上高は10年で20倍以上となるほど成長を果たしていらっしゃいますが、背景には、創業以来「路線転換」を繰り返してきたというひたむきなるイノベーションへの挑戦があるそうです。

今回は、さまざまなイノベーションをおこし事業継続をしてこられた石川社長より、これまでの成長の軌跡、そしてさまざまな「路線転換」事例と背景について、具体的にお話しいただきます。

石川社長の挑戦より、私たちのビジネスの更なる成長へのヒント、イノベーションの芽はどこにあるのか、たくさん見出していきたいと思います。(保谷)

石川 康晴
(株)ストライプインターナショナル 代表取締役社長兼CEO
「ストライプインターナショナルのイノベーション」

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第15回 11/30(木)渡邊 克巳先生

katsumi_watanabe.jpg11/30(木)にご登壇頂くのは、早稲田大学理工学術院 教授 渡邊克巳先生です。

私たちは「悲しいから泣く」のか「泣くから悲しい」のか。

人の心の働きについて、私たちの興味関心は尽きません。

渡邊先生は、人間の心という主観的な現象に対して、認知科学・心理学・脳神経科学などの専門分野より、最先端の方法を用いて、心をつくり出している意識的・無意識的過程の科学的解明という今最も話題となるテーマについて研究していらっしゃるお一人です。

先生は、「私たちが確実なものと信じているこの世界が、かなり危ういものであるということを綿密な実験によって示し、それにもかかわらず、それなりに安定した日常生活を可能にしているものは何なのかに興味がある」とおっしゃいます。

私たちの好みや感情といった個人的かつ主観的体験が、どのように外界や他者に影響を受けているのか...。

日常において気にすることは少ないかもしれませんが、私たちの心は幾重にも折り重なるような意識的・無意識的過程の相互作用によって為されています。

普段、無意識で選択している好みや感情といったものに注目しながら、人の心の働きについて、渡邊先生とともに理解を深めていきます。(保谷)

渡邊 克巳
早稲田大学理工学術院 教授
「意識 vs 無意識:知らずにやっていること、知っててやらないこと」

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第14回 11/28(火)米倉 誠一郎先生

seiichiro_yonekura.jpg11/28(火)にご登壇いただくのは法政大学大学院イノベーション・マネジメント研究科教授 米倉誠一郎先生です。

イノベーターを数多育て、ベンチャーの応援団と自認し、多くの経営者から熱い支持を受ける米倉先生。

今や、イノベーションを核とした企業の経営戦略と発展プロセスを中心に研究していらっしゃいますが、本来のご専門は歴史学。

日本人は創造的ではないと言う人がいるが、本当にそうなのだろうか?と、先生は投げかけます。

近代日本の黎明期にイノベーティブに時代の荒波を乗り越え、独創的な経営行動と組織設計をした明治の企業家達を目の当たりにして、近代日本の建国の姿がいかに創造的であったか、先生は研究を続け確信をしていらっしゃるのです。

経済成長の創案者ともいわれる経済学者シュンペーターは、イノベーションの実行者を「企業者(entrepreneur)」と呼び、まったく新しい組み合わせで生産要素を結合し、新たなビジネスを創造する者として定義しました。

近代日本を建国した彼らはいかにイノベーターであり、それはいかに現代の私たちのなかで生き続けているのか。

時代を俯瞰しながら近代、いま、そして未来へ。米倉先生とともに、ワクワクする旅をご一緒します。(保谷)

米倉誠一郎
法政大学大学院イノベーション・マネジメント研究科教授
一橋大学イノベーション研究センター特任教授
日本元気塾塾長
「イノベーターたちの日本史:近代日本の創造的対応」

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第13回 11/22(水)中原淳先生と為末大さん

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第13回11/22(水)の講演は、東京大学大学総合教育研究センター准教授の中原淳先生と、為末大さんの対談講演です。

中原先生は、「大人の学びを科学する」をテーマに、働くビジネスパーソンの成長や育成を研究されています。
為末大さんは、陸上トラック種目世界大会における日本人初のメダル獲得者。男子400メートルハードルの日本記録をつくられた、日本を代表するアスリートです。プロ転向の後2012年に現役から引退されてからはスポーツの枠にとどまらず幅広く教育や社会、研究にかかわる活動をされています。

今回この"お2人の対談"というところが特別なことで、楽しみなところで、先生方のチャレンジでもあります。

中原先生と為末さんにはともに、これまでにも『夕学五十講』にご登壇いただきました。前回のご登壇では、中原先生はJAXAで宇宙飛行士の選抜・育成に携わる山口孝夫さんと対談されました。為末さんの演題は「禅とハードル」。このように、中原先生は、さまざまな分野の専門家の方と人材育成について研究しコラボされ、為末さんは、言葉や活動で活躍のフィールドを広げられていますが、今回はまたなぜこのお2人の対談なのでしょうか。

前回ご登壇の夕学リフレクションはこちら
「中原淳氏と山口孝夫氏に聴く、宇宙に選ばれる条件」
「内省的実践家 為末大さん」

これが今回のテーマそのものでもあります。

働き方や企業と個人の関係が変わってきました。これからのビジネスパーソンは、"長期にわたる仕事人生を生きていく"ことになります。これはとても大きなことです。

いついつまでがんばれば、という期日をひとつのゴールにすることに、私たちは慣れています。長期ですとか、定年がなくなりますよと言われても、実感がわかず想像がつきません。私も覚悟ができていないのはもちろん、そのことについてじっくり考えることもできていませんし、あまりのスケールに圧倒されている感さえあります。

これまでとは異なる悩みや不安が生まれます。これまでとは異なるチャレンジや成長が求められます。これまでキャリアや人生について考えてきたのとは違うことを、それも自分で、考えなければならなくなります。それが、いかに完走するか、いかにうまくリセットするか、に凝縮されています。

そのヒントをアスリートの人生に探ってみようという中原先生と為末さんの試みの場を、今回ご一緒して、そして、ご一緒に考えたいと思います。(湯川)

対談(対談を含む講演90分・質疑応答30分の構成です)
・中原 淳
 東京大学 大学総合教育研究センター准教授
・為末 大
・演題:「仕事人生のリセットボタン:長期間労働時代をいかに完走するか?」

中原 淳 講師プロフィール
東京大学 中原淳研究室 http://www.nakahara-lab.net/
為末 大 講師プロフィール
為末大・侍オフィシャルサイト http://tamesue.jp/

第12回 11/21(火)藤野英人さん

hideto_fujino.jpg第12回 ご登壇いただくのは、レオス・キャピタルワークス株式会社 代表取締役社長・最高投資責任者 藤野英人さんです。

ひふみ投信
皆さんこちらのほうでご存じではないでしょうか。
藤野さんは、「資本市場を通じて社会に貢献する」という理念のもと、ファンドマネージャーから転身してレオス・キャピタルワークスを創業。運用する「ひふみ投信」「ひふみプラス」が高パフォーマンスで評価されまた話題となりました。

投資とは何でしょうか。

投資や資産運用が一部の限られた資産家の方のものではなく、私たち誰もがかかわるものとなったこれからの時代、投資の本質も理解しておくべきリテラシーのひとつといえるのかもしれません。しかし、そう思いつつも私自身、投資とは何か、問われると実感はなくなんとなくイメージする程度です。皆さんはいかがでしょうか。

投資とは、ポジティブで素敵な行動です。

と、藤野さんはおっしゃいます。ファンドマネージャ-として30年近く、たくさんの経営者と向き合ってきた経験から、信念をもち、起業され、ファンドを運用されている藤野さん。次世代への投資のためと大学などで教鞭もとられています。「ポジティブで素敵」とは、ご自身の実感でもあり、願いでもあるのだと思います。投資とは何か、藤野さんのお話でじっくり学び、考えてみたいと思います。(湯川)

・藤野 英人
・レオス・キャピタルワークス株式会社 代表取締役社長・最高投資責任者
・演題:「投資の本質~人の可能性に投資する~」
レオス・キャピタルワークス株式会社 オフィシャルサイト 
http://www.rheos.jp/

第11回 11/16(木)魚住 りえさん

rie_uozumi.jpg11/16(木)にご登壇いただくのは、フリーアナウンサー、ボイス&スピーチデザイナー魚住りえさんです。

魚住さんといえば、日本テレビ局アナ時代の華やかさとともに場を和ませ、報道、バラエティ、情報番組と、ジャンルを問わずに幅広く担当されている様子。
独立後は、フリーアナウンサーとして、わかりやすく安定ある語り口によるナレーションの数々・・・と、着実にキャリアを積まれ、第一線で活躍し続けていらっしゃるお姿はご存じの通りです。

今や、魚住さんのお肩書きには、アナウンサーとともに"ボイス&スピーチデザイナー"が加わっていらっしゃいます。

処女作『たった1日で声まで良くなる話し方の教科書』は15万部のベストセラー。
続く新著『たった1分で会話が弾み、印象まで良くなる聞く力の教科書』も好評にて累計20万部を突破されています。

著作には、およそ30年に渡るアナウンス技術を集結した「魚住式スピーチメソッド」をわかりやすく、あますところなく公開していらっしゃるのですから、その人気も納得です。

相手に伝わる話し方、相手の魅力をさらに引き出す聞き方について、魚住さんのスピーチメソッドより、私たちもすぐに実践できるよう教えていただきます。(保谷)

魚住りえ
フリーアナウンサー、ボイス&スピーチデザイナー
「相手に伝わる話し方、相手を引き出す聞き方」
 ※本講演は講師スケジュールの関係で講演60分、質疑応答15分の構成です

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第10回 11/14(火)浅田 次郎さん

jiro_asada.jpg11/14(火)にご登壇いただくのは、作家 浅田次郎さんです。

吉川英治文学新人賞を皮切りに、多数の文学賞を受賞され、1997年『鉄道員(ぽっぽや)』で直木賞受賞。日本ペンクラブ会長をはじめ直木賞などさまざまな選考委員を歴任され、日本を代表する大作家のおひとりでいらっしゃいます。

浅田さんのご経歴は多彩。
陸上自衛隊に入隊、除隊後はさまざまな職に就きながら投稿生活を続け、1991年、40歳の時に作家デビューされました。

この多彩なご経歴が、作品にも反映されているのでしょう。

一人の作家からの作品とは思えないほど、悪漢、歴史、ユーモアに富む現代ものまで縦横無尽に駆け巡りますが、いずれも、人間の機微を丁寧に描き、心の琴線に触れ、ホロリとするものばかりです。

浅田さんは、昨今は読み書きが変質しているのではないかと私たちに問いかけます。
読むこと、書くこと、生きることとはなにか。小説家のお立場よりお話しいただきます。(保谷)

・浅田次郎
・作家
・演題:「読むこと 書くこと 生きること」

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第9回 11/7(火)佐々木 宏さん

hiroshi_sasaki.jpg11/7(火)にご登壇いただくのは、クリエイティブディレクター 佐々木宏さんです。

携帯電話会社の白い犬のお父さん、鉄道会社の「そうだ 京都、いこう」・・・等々、佐々木さんのCM作品は誰もが知っているもの、思わず見入ってしまう作品ばかり。

さらに、皆さんの記憶に新しい演出作品は、昨年2016年夏リオオリンピック閉会式の五輪旗引き継ぎセレモニーにての数々の演出。スーパーマリオ姿の安倍首相登場には、世界中の人が度肝を抜いたことでしょう。

"周囲に恵まれ、さまざまなたのしいCMキャンペーンに関わった26年間の広告代理店生活。"
48歳で独立後は、"さまざまな波乱万丈に見舞われるも、「かえって 良かった」をキーワードに、ヘラヘラ乗り越え、現代に至る。"と、ご自身のプロフィールに記載されています。

その姿からは、肩の力が抜け自然体ながらも、リオ閉会式東京プレゼンテーションの件では地球を3周したなど、良い作品を創作するための情熱とエネルギー、妥協しない姿勢がビンビン伝わってきます。

CM制作のあれこれ、そして日本が、私たちがさらに輝くには...佐々木さんならではの切り口をたっぷりと、広告クリエイティブの第一線で活躍し続けるお姿より、東京五輪と日本への想いを通して、創作の原点についてお話しいただきます。(保谷)

・佐々木 宏
・クリエイティブディレクター
・「リオ閉会式とCM四方山と近頃ジャパンに、ひとこと。キーワードは『とんちとセンス』」

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第8回 11/6(月)安田洋祐先生

yosuke_yasuda.jpg11月6日(月)は若手経済学者としてご活躍の安田洋祐先生にご登壇いただきます。

安田先生は大阪大学大学院経済学研究科で教鞭をとるほか、"一般向け"にも積極的に情報発信されていらっしゃいます。安田先生のお名前やお顔をメディアでご存じの方も多いのではないでしょうか。私もそうでした。

東京大学経済学部を卒業生総代として卒業。プリンストン大学で博士号取得。ご専門はゲーム理論とマーケットデザイン。そのマーケットデザインは2012年に、理論と実践に対してノーベル経済学賞が授与された新しい分野です。

さわやかで、やわらかな雰囲気の先生でいらっしゃいますが、プロフィールからは堅くて気難しそうな学者先生を思わずイメージするな、とギャップを感じました。

けれども、そもそものイメージが間違っているのかもしれない、と今回思いました。経済学と聞くとつい難しい理論だと思い、マーケットデザインは一部の戦略部門やマーケット部門の方々が考えることだと思ってしまうのですが、私たちの企業組織での仕事、私たちの日々の消費生活そのものも経済でありマーケットなんですね。マーケットデザインのこと、よくわかっていません。安田先生の講義でこの機にしっかり皆さんと理解したいと思っています。(湯川)

・安田洋祐
・大阪大学大学院経済学研究科 准教授
・演題:「「『マーケットデザイン』って知ってますか?」
講師HP:https://sites.google.com/site/yosukeyasuda/jp
tiwtterやブログなどへのリンクもこちらでご覧いただけます。

第7回 10/31(火)金原亭馬生師匠・荻野アンナ先生

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10月31日(火)は落語家 金原亭馬生師匠と作家、慶應義塾大学文学部 教授 荻野アンナ先生にご登壇いただきます。

アンナ先生は、フランス文学 ラブレーの研究者、芥川賞をはじめ数々の賞を受賞されている文筆家でもありながら、"金原亭駒ん奈"という噺家のお名前もお持ちであることご存じでしょうか。

11代目馬生師匠に弟子入りされ、二つ目として高座にも上がっていらっしゃいます。

師匠として、落語協会理事として弟子や若手の育成に努め、落語界を今や牽引していらっしゃる馬生師匠は、人育てにおいて一家言お持ちです。

口伝の芸として、師匠から弟子に話芸の奥義を伝え、時に口だけでなく、見習いとして師匠の鞄持ちから身の回りのお世話まで、師匠の生活すべてを身に染み込ませることで修行していく落語の世界ですが、これまでの伝え方、教え方では通用しない点もたくさんあるとおっしゃいます。

そう簡単に江戸の文化や生活を肌身で感じることのない"現代っ子"の若手育成に、師匠はどのようなまなざしを持ち、ご自身の芸を伝えようとしているのでしょうか。

自らも大学教員として教育者であり、門下の一門として師匠の教えを仰いでいらっしゃるアンナ先生とともに、普段はなかなかお伺いすることのない「落語家の人育て」について掘り下げ、対談いただきます。

当日のさらなるお楽しみは馬生師匠の一席。

今回は、高座としては珍しく、事前に演目を決めて下さり、なんと大ネタ中の大ネタともいわれる「百年目」をご披露いただけるそうです。大旦那と番頭の掛け合い、師匠がどのようにお噺しされるか今からワクワクしています。(保谷)

・金原亭 馬生 落語家 
   講師プロフィールはこちらです
・荻野 アンナ 作家、慶應義塾大学文学部 教授
   講師プロフィールはこちらです。

・演題:「落語家の人育て」
  ※本講演は対談と落語一席の講演90分、質疑応答30分の構成です