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第6回10/22(木)小林 雅一先生

masakazu_kobayashi.jpg第6回10/22(木)は、KDDI総研 リサーチフェロー 小林雅一先生にご講演いただきます。

小林先生は、世界的に関心を集めている、AI(人工知能)研究の日本における第一人者のお一人でいらっしゃいます。

AIと聞くと私は映画 『A.I』 を思い出します。当時、少年型ロボットDavidの可愛さ、ひたむきさ、切なさにいちばん心打たれましたが、さまざまな意味で共感し考えさせられもした、程よい近未来感の作品だったと思います。故スタンリー・キューブリック監督の思いを引き継ぎ、スティーヴン・スピルバーグ監督が制作したことでも話題となりました。2001年の制作から15年。可愛いAI搭載ロボットの姿に"近づいていること"を感じます。

AIやAIを搭載した次世代ロボットが次々登場し、ますます注目を高めています。小林先生は、AIに対する日本の社会や一般企業の反応は、2012年にはまだ鈍かったのがここ数年、短期間のうちに急激に盛り上がってきた、と指摘されています。過剰期待ともいえる状況に、AIについて正しく理解すること、がまず大事だとおっしゃっています。今回の講演テーマでもある『AIの衝撃 人工知能は人類の敵か』ご執筆の意図ではないでしょうか。

AIが私たちにとって本当は何を意味するのか。小林先生からAIをめぐる実態、最先端の研究、そして先生のお考えをじっくりお伺いし、皆さんと考えたいと思います。(湯川)

小林 雅一
・演題「AIの衝撃 人工知能は人類の敵か」
講師紹介ページ

推薦図書『AIの衝撃 人工知能は人類の敵か』『クラウドからAIへ アップル、グーグル、フェイスブックの次なる主戦場


第5回10/21(水) 大竹 文雄先生

humio_otake.jpg10/21(水)は大阪大学社会経済研究所
教授 大竹文雄先生のご登壇です。

先生のご専門は労働経済学、行動経済学。

所得格差の実態、法人税の減税、男女差における行動特性、さらには「もし宝くじに当たったら」という論文・・・と、政策における問題から私たちの身近に起こっている事柄まで、経済学の視点より幅広く研究、論じていらっしゃいます。

"経済学の考え方"を知ることで、普段の私たちの行動が経済合理性からどれだけズレているか知ることができると、先生はおっしゃいます。

豊富な研究例とわかりやすい解説から、経済学へのセンスを磨き、経済学的思考法を身につけ、私たち誰もが持っている直感的判断が正しいか確認をしていきたいと思います。(保谷)

大竹 文雄先生
 ・大阪大学社会経済研究所 教授
 ・演題「経済学的思考法」
 ・講師紹介ページ

大竹文雄のホームページ

第4回10/16(金)坂下 玄哲先生

mototaka_sakashita.jpg10/16(金)には、慶應義塾大学ビジネススクール准教授 坂下 玄哲先生にご登壇いただきます。

坂下先生は、消費者行動論がご専門。いま注目され、これからますます活躍が期待されている、若き研究者でいらっしゃいます。

今回のテーマは「消費者行動とブランド・マネジメント」。つまりは、どうすればもっと売れるだろうか。どうすればよりたくさんの人に気に入ってもらい、選んでもらえるだろうか。どうすれば成長し続ける企業になれるだろうか。普遍的ともいえる問いに答えるべく続けられている研究でしょう。

一方で、選ぶ側買う側のニーズや行動は、ますます多様化し、広がるばかり。生活者をとりまく環境も、ビジネス環境も、どんどん変化がはげしくなるばかり。では、どうしたらよいのでしょうか。

坂下先生の論文やインタビュー記事を拝見すると、ユニークで現代的な視点をもって新しい研究に取り組まれていることがわかります。たとえば、オピニオンリーダーとオピニオンシーカー。たとえば、フランスと日本の母と娘の関係性の違い、その買い物へのインパクト。そこにヒントがあるのではないか、と期待しています。

消費者行動理論とブランド・マネジメント理論、坂下先生ご自身の最新のご研究とそこからの分析で、皆さんとじっくり、いま、では、どうしたらよいのか、を学びたいと思います。(湯川)

坂下 玄哲先生
・演題「消費者行動とブランド・マネジメント」
講師紹介ページ

第3回10/14(水) 為末 大さん

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10/14(水)にご登壇いただくのは
為末大さんです。

陸上トラック種目の世界大会で日本人として初のメダル獲得、男子400メートルハードルの日本記録保持者(2014年10月現在)として、日本を代表するアスリート。

2012年現役引退後、現在は、一般社団法人アスリート・ソサエティ為末大学 ランニング部Xiborg などを通じて、スポーツより社会、教育、研究に関する活動を行い、大人から子どもまで幅広く、動く喜び、学び続ける喜びを伝えていらっしゃいます。

今回のテーマは「禅とハードル」について。

25年間の競技人生を通して培った、行為に没頭すること、集中することの心地よさについて、禅を体験することによっての改めての気づきが多いとおっしゃいます。

なぜ、走るのか。
なぜ、生きるのか。

現役時代より禅の世界に高い親和性を感じていたという為末さん。
さまざまな情報とすぐにアクセスでき、つながり、果てしなく選択肢を拡げることのできる時代だからこそ、絞り込むこと、没頭することの重要性についてご経験をもとにしたお話、楽しみです。

2015年度後期は本日8/26(水)より受付開始しております。(保谷)

為末 大さん
・演題「禅とハードル」
講師紹介ページ

為末大・侍オフィシャルサイト

第2回10/6 (火) 中園 ミホさん 

こんにちは。慶應MCC保谷です。
『夕学五十講』2015後期もどうぞよろしくお願いいたします。

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第2回10/6(火)にご登壇いただくのは
脚本家 中園ミホさんです。

「やまとなでしこ」(2000年)、「ハケンの品格」(2007年)、最近では「ドクターX〜外科医・大門未知子」(2012~14年)、「花子とアン」(2014年)、「Dr.倫太郎」(2015年)等々・・・、中園さんによる脚本のドラマはどれもがその時代を切り取り、話題になっているものばかり。

高視聴率を生み出す脚本の裏には、ドラマの舞台となる各現場を訪れ、登場人物となりそうな人々に可能な限り出会い話す「取材の中園ミホ」と呼ばれるほどの取材を重ねていらっしゃるとのこと。だからこそ、どの登場人物達も私たちの実生活に存在するかのように思え、台詞一つ一つもリアルで、各現場の本音が埋め込まれている所以なのでしょう。

広告代理店、占い師、コピーライター、そして脚本家とご自身も数々の職業を経験し、子育てに仕事にと多彩なご経験をされている中園さんより、「脚本家の視点」から"いま"を切り取りお話しいただきます。

2015年度後期は8/26(水)10:00より受付け開始です。
(保谷)

中園ミホさん
・脚本家
・演題「脚本家の視点から」
講師紹介ページ

15後期が始まります。第1回 10/2(金) 川村隆さん。

takashi_kawamura.jpg皆さん、こんにちは。慶應MCCの湯川です。

いつも『夕学五十講』にご関心をお寄せいただき、お越しいただき、ありがとうございます。
お待たせしました。次期「15後期」の予約を今週8/ 26(水)受付開始です。どうぞご期待ください。

本日より、恒例の講師講演紹介も始めたいと思います。いつもはレビュアーがリレーで講演をレポートしているこの「夕学リフレクション」のコーナーですが、講演が始まるまでの間、私たち進行役の湯川と保谷が各回をご紹介していきます。

第1回 10/2(金)にご登壇いただきますのは、(株)日立製作所 相談役 川村隆さんです。

会長兼社長として、抜本的改革をおこない、どん底から過去最高益の日立へ、そして世界に躍進する日立へと"復活"させた、川村さん。それを実現したのは、「最終責任者=ラストマン」の覚悟であり、ビジネスパーソン一人ひとりが持つべき意識だと、力強く語ります。

ラストマンとは。ラストマンの生き方とは。企業の使命とは。川村さんより直接に、じっくりと、お伺いしたいと思います。(湯川)

・川村隆さん
・(株)日立製作所 相談役
・演題「ラストマンの生き方」
講師紹介ページ
 ※講演60分、質疑応答60分の構成です。

・著書『ザ・ラストマン 日立グループのV字回復を導いた「やり抜く力」』『異端児たちの決断 日立製作所 川村改革の2000日

自身の歪みに気が付いた「『昭和天皇実録』から何を読み解くか」 保阪正康さん

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私は個人的な関心から、ここ数年ほど戦争の歴史を調べてきた。具体的に言うと、1931年の満洲事変から1945年までの終戦までの間に何が起きていたのかを知るために、様々な資料を読んだり、各地の記念館を訪ねたりしてきた。

ゆえに、昭和天皇がどのような状況の中でどんな決断を下してきたかということについて多少の知識がある。これまで得た知識からは、昭和天皇は平和主義的な人であるとの印象を強く抱いてきたし、それが一般的な見方だと思ってきた。

しかし、保阪さんは講演の中で違う見方を示した。
「昭和天皇は好戦的でもなければ平和主義者でもない」。

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