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第20回 7月3日(金) 白井聡さん

photo_instructor_761.jpg第20回 7月3日(金)は、若き政治学者白井聡先生にお越しいただきます。この春から京都精華大学の教壇に立つご予定と伺っています。

白井聡という名前は、2013年に上梓された『永続敗戦論――戦後日本の核心』とともに世に知れ渡りました。
白井先生は、この本の中で、日本は戦後70年「敗北を否認」してきたのではないか、と喝破しています。八・一五を「終戦の日」と呼び慣わすことに象徴されるように、「敗戦」を「終戦」と呼んで敗北の事実を曖昧化する。負けたことを曖昧にすることで、敗戦をもたらしたかつての構造をそのまま継承する。それが戦後日本社会の本質ではなかったかという指摘です。

この本は、日本人の無自覚的「敗北否認」意識を核にして、今日の社会的・政治的危機を見事に説明してみせたことから大きな話題となり、いくつもの賞を受賞されました。二年越しのベストセラーとなり、社会科学系の本としては異例の数十万部のセールスを更新し続けていると聞きます。

この本は、民主党政権の迷走と3.11原発事故をきっかけに執筆したと白井先生はブログにお書きになっていますが、上梓後に登場した安倍政権による安全保障政策の転換、日中・日韓関係の更なる悪化などをみると、ある意味で社会予言の書でもあったような気がします。

そこで今回は『永続敗戦論』が出た後の二年間を白井先生はどう見てきたのかを解説していただくことを含めて、戦後日本社会の本質についてお話いただくことにします。

・白井聡先生
・演題:その後の『永続敗戦論』

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