「結び」に込められた持論 佐山展生さん
佐山展生氏に初めてお会いしたのは、2003年の秋頃と記憶している。MCCで『実践M&A』というプログラムを共催しているMIDCの酒井雷太氏が、講師の一人として紹介推薦していくれた。
当時、佐山さんは、ユニゾン・キャピタル代表として、勃興期にあった日本のM&A業界でも注目される存在であった。バイアウトファンドという新しい投資形態を日本に持ち込み、東ハトやアスキー等への投資とEXITが成功したことで話題になっていた。
2004年秋には、夕学にも登壇していただき、「M&Aと企業再生」という演題で講演をしていただいた。
佐山さんは、その後M&Aアドバイザリーという、これまた日本では聞き慣れない業務に特化したGCAを立ち上げた。
阪急・阪神買収騒動では、阪急・阪神側のアドバイザーとして、あの村上世彰氏と真っ向対峙した。 ワールドのアドバイザーとして、非上場化という斬新な企業再建策を成功させた。 ほどなくして一躍、時の人となり、テレビ等でお顔を拝見するようになった。