2009年度前期の予定をアップしました。
http://www.sekigaku.net/index.htm
今期は、4/13(月)の中谷巌先生(多摩大学)から、7/30(木)佐藤勝彦先生(東大大学院)まで全25回になります。
申込受付は、明日3/4(水)10:00からになりますので、お忘れなく!!
今期は、5つのテーマを掲げました。
1)資本主義はどこへ行く
リーマンショック以降、いったい資本主義はどうなるのだ!という議論が花盛りとなりました。
新自由主義への過度の傾斜がもたらす弊害がはっきりと見えてきたいま、私たちは資本主義とどう付き合っていくべきなのか。切り口を変えながら、5人の論客に登場していただきます。
・構造改革論者からの「転向宣言」が話題になった中谷巌先生には、その真相を
・辛口評論家佐高信さんからは、福澤諭吉論を通して、普遍的な思想家のあり方を
・世界で活躍する今北純一さんからは、グローバル人材論を
・金融危機の可能性をいち早く指摘した慶應の竹森俊平先生には、日本の進むべき道を
・グローバルな視点で公益と資本主義を結びつけようとする原丈人さんには、新産業論を
・コーポレイトガバナンス研究の第一人者上村達男先生には、株式会社のあり方を
それぞれお話いただきます。
2)強い企業の条件
トヨタ、松下、キャノン...これまで勝ち組とされてきた優良企業までもが、苦境に追い込まれた今回の経済危機。巷間いわれているように、輸出に頼る製造業モデルでは本当にダメなのでしょうか。
しかし、今回の危機の発生原因を考えると、次代の日本のモデルといわれていた金融立国構想に素直にうなずくことも出来ません。
未曾有の危機を迎えて、新たな道を模索する企業の皆さんと共に考えるべくこのテーマを設定します。
・注目される戦略論アプローチ「ブルーオーシャン戦略」を、専門家の池上重輔先生に
・危機こそ、次ぎに備える準備の時と檄を飛ばす堀場製作所の堀場厚社長には、独自の経営論を
・北京の感動から半年。教え子を通して夢を達成した宇津木妙子前監督に、あきらめない精神を
・消費者行動論を専門とするマーケティング学者清水聰先生に、ネット社会の新たな消費者像を
・品川女子学院を都内屈指の人気校に育てた漆紫穂子さんに、組織変革の軌跡を
それぞれお話いただきます。
3)思考と発想の方法論
仕事をする上でのコツ、勘どころ=方法論について考えようという人気シリーズ。
今期も思考、発想、表現法、コミュニケーションと多彩なテーマで、大活躍している方々をお呼びします。
・和田中学校の改革を経て、大阪の公教育変革にも挑戦する藤原和博さんに、「つなげる力」の重要性を
・日テレで大ヒット企画を生み出してきた五味一男さんに、誰にとっても有効な「メガヒット理論」を
・文章表現のスペシャリスト山田ズーニーさんに、こころを揺さぶる文章を書くコツを
・アサーションの専門家森田汐生さんには、上手なNoの伝え方を
・広告界のカリスマ箭内道彦さんには、サラリーマンへの熱いエールを
それぞれ紹介していただきます。
4)日本の歴史と文化
社会がグローバルになるほど、日本とは何か、日本人とは何かを明確に意識することが求められます。当たり前のように見過ごしてきたもの、深く考えずに置き去りにしてきたものの中に、日本の歴史と文化の真髄が隠されています。
・テレビでもおなじみ博覧強記の知の巨人荒俣宏さんには、博物学について
・仏教ルネッサンスを主張する宗教学者の上田紀行先生には、生きる意味と仏教への期待を
・江戸文化を紹介してきた山本博文先生には、徳川将軍と大奥について
・日本近現代史で数多くの著述を残してきた保阪正康さんには、昭和史と日本人論を
それぞれお話いただきます。
5)知を楽しむ
功利や便益のために知識を得るのではなく、知ることそのものを楽しむこと。それが豊かで深い教養につながります。文学・芸術から動物生態学、宇宙論まで、さまざまなジャンルの専門家から奥深い知の世界の入り口を紹介してもらいます。
・詩人の谷川俊太郎さん、覚和歌子さんのお二人から、朗読と語りを通して「言葉の力」を
・テレビでもおなじみの作曲家三枝成彰さんがライフワークとして取り組むオペラの魅力を
・サル学の専門家、京大の山極寿一先生が、ゴリラの生態からみる暴力の本質を
・作詞家として、作家として頂点を極めたなかにし礼さんが人生を変えたゴーギャンとの出会いを
・宇宙論の第一人者、東大の佐藤勝彦先生が、壮大で深遠な宇宙の歴史と未来を
それぞれお話されます。