「あえて二兎を追う」 島田亨さん
「金融危機」は世界をどう変えるかという論説のひとつに、「多極化時代」への変化が加速度を増すであろうという見解があります。
冷戦終結以降、20年近く続いてきた、米国の単独行動主義が限界に達し、米国一極集中時代から多極化へと政治経済の力学構造が変化するだろうというものです。
どうやら、それとよく似た現象が、プロ野球にも起きているようです。
「巨人戦の視聴率低迷をもって、野球人気の崩壊と言う人がいるが、それは誤りである。 野球人気が衰退したのではなく、巨人人気が衰退したに過ぎない」
「メジャー、高校野球、地方TVの野球中継等々、全てを合わせれば、視聴率はむしろ伸びている」
二宮清純さんはそう言います。
福岡に浸透したソフトバンク、札幌に根付こうとしている日本ハム、地道なファン獲得を続ける千葉ロッテ。 巨人、阪神の全国区球団だけでなく、地域密着型の球団経営、チームづくりを行う球団が力をつけてきました。
不思議なもので、次代を担う若手有望選手は、そういう球団から育っています。
本日の講師、島田亨さんが、球団社長兼オーナーとして率いる楽天野球団も、そんな多極のひとつになった球団です。
