「なぜ、どうしてを問うことの意味」 中島隆信さん
中島隆信先生は、大相撲、宗教、障害者など、一見、経済学とは縁の遠そうな世界を題材に取り上げ、経済学的な思考法をつかって、そのメカニズムを解き明かすというユニークな本をいくつも著されています。
「人間として生きている全ての人々が、経済学の考え方を身につければ、世の中はもっと暮らしやすくなる」
という強い信念に支えられてのことです。
経済学的にいえば、「経済学の考え方を身につければ、社会全体がもっと得をする」ということでしょうか。
およそ全ての社会現象は、それを引き起こす人間の「動機」が背後に隠されています。
「それは自分にとって損か、得か」という合理的な判断の積み重ねに他なりません。
だとすれば、なぜ損なのか、どこが得なのかを明らかにすることで、社会現象発生のメカニズムがわかる。更には、その社会現象に問題があるとすれば、問題を解決するための糸口も見えてくる。
中島先生が、主張されたいのは、そういうことではないでしょうか。
