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第15回(6/13) 塩田明弘さん

第15回(6/13)の講師は塩田明弘さんです。
日本屈指のミュージカル指揮者として大活躍する塩田さん。一方で、ミュージカルの魅力、楽しみ方を普及することに熱心な啓蒙者でもあります。
塩田さんのコメントでは「熱心なミュージカルファンにも、まだミュージカルを見たことがない人にも、ミュージカルのいろいろな楽しみ方を教えてくれる講演です」とあります。
当日はパーカッション奏者による実演もあるとのこと。通常の夕学とはひと味異なり、エンタテイメント色たっぷりの2時間になりそうです。

第14回(6/12) 田口弘さん

第14回(6/12)はエムアウト社長の田口弘さんです。
田口さんといえば、ミスミの創業者として、これまでの経営の常識を覆した革新的な経営モデルを確立した方として有名です。
そんな田口さんが、ミスミの舵取りを自らスカウトしてきた三枝匡氏に引き継ぎ、数年前エムアウトという新会社を立ち上げました。社名の由来は「マーケットアウト」という言葉から来ています。
ミスミで具現化した「購買代理店」「持たざる経営」といったコンセプトを更に発展させて、消費者の論理で貫かれたビジネスを数多く産みだそうという試みだそうです。
田口さんの新たな挑戦についてお話を伺います。

第13回(6/6) 東儀秀樹さん

第13回(6/6)は、雅楽師の東儀秀樹さんです。
「家の技」として1300年にも渡って雅楽を世襲してきた東儀家。
雅楽は、ペルシャやインドとも交易し、世界最大の金銅制作物である「東大寺大仏」を作り上げた古代日本の最も輝かしい時代の雰囲気を今に伝える伝統芸能のひとつで、東儀家はその伝統継承を担ってきたことになります。
音楽というよりは、儀式といった方がふさわしく、「変えないこと、守り続けること」に価値のある無形文化といえるかもしれません。
そんな雅楽の世界に、ピアノやシンセサイザーを取り入れ、新たな可能性を切り開いている東儀さん。
「伝統を守りつつ、伝統を変える」 最も難しい課題に挑戦し続ける哲学をお聞きします。

第12回(6/1) 川勝平太さん

第12回の講師は、国際日本文化研究センター教授の川勝平太先生です。
安倍政権のスローガンである「美しい国」構想は、川勝先生が、かねてから提唱してきた「美の文明」論の影響を受けていると言われています。
数百年という壮大な時間軸で世界の文明を考える川勝先生にとって、いまの日本は、高度な科学技術が結晶したひとつの文明の転換点を迎えているように見えるそうです。かつての明治維新が、西欧モデルへの転換をはかり、いまに通ずる「力の文明、強い文明」へと舵取りしたように、いまこそ、自然と生活を調和させ、美を最高の到達点と考える「美の文明」への転換をはかるべきだという考えです。

川勝先生は、教育再生会議のメンバーとしても活躍されています。
今回も、歴史家ならではのマクロな視点から、国土、教育、社会のあり方を語っていただきます。

第11回(5/29) 中島隆信さん

第11回の講師は慶應商学部教授の中島隆信先生です。
中島先生は、経済学の実証研究を専門に研究されています。そう書くとなにやら専門的で一般人にはなじみの薄い世界のように感じてしまいますが、大相撲、宗教、障害者など経済学とは最も縁の薄そうな世界を題材に取り上げ、経済学的な思考法をつかって、そのメカニズムを解き明かすというユニークな本をいくつも著されています。
そこには、「経済学は、世の中の動きを自分の頭で考えるうえで、きわめて有効なツールとなりうる」という強い信念がおありのようです。
「完全市場下における合理的な経済人」を前提に構築されている経済学の考え方。そこには、「人はなぜ、どのように行動するのか」に関わる普遍的な原理があります。
社会をひとつのシステムとして捉え、さまざまな行為や現象の因果関係を、その原理に当てはめて考えてみると、伝統や因習という言葉で理解していた世界や事柄も、以外と合理的だったことに気づくこともあるかもしれません。

第10回(5/23)義家弘介さん

第10回(5/23)は、ヤンキー先生こと義家弘介さんです。
暴力事件、実親からの絶縁勧告、引きこもりetc。荒んだ生活の末に辿り着いた北海道の高校で、生涯の恩師に出会い、立ち直った経験を活かし、母校の教師として数々の子ども達を育ててきたヤンキー先生。
いまは、横浜市教育委員会教育委員として、内閣官房「教育再生会議担当室」室長として、その情熱をぶつけています。

その過激な言動から、物議をかもすことも多い義家さんですが、荒廃した学校・教室・子ども達・教師達の実像を最もよく知る人間として、教育再生にかける熱意は人一倍かと思います。

第9回(5/22)高野登さん

第9回(5/22)はリッツカールトン日本支社長の高野登さんです。
リッツカールトンには、CSに関わるいくつもの伝説があります。
例えば、ホテルのプールサイドでプロポーズをしようとした男性がホテルマンに相談したら、シャンパン、花束、赤い絨毯を用意してくれた。
例えば、はじめて宿泊した客が朝食にオムレツを注文したところ「卵料理お好きではないとのことですがよろしいですか」と聞いてきた。事前にWEBをつかって彼のプロフィールを調べてあり、卵が嫌いという情報を入手していたらしい。  ....などなど。


ものの本によれば、その秘密は、徹底した価値観の共有化と制度化された権限委譲システムにあると言われています。さて、その真実や如何に。
日本支社の立ち上げに参画し、間近に迫った「リッツカールトン東京」開設の総指揮をとる高野さんに伺います。

第8回(5/18)笹沼泰助さん

第8回(5/18)はアドバンテッジパートナーズ代表の笹沼泰助さんです。
NHKでプライベートエクイティファンド(PEファンド)を題材にとった「ハゲタカ」というドラマが放映されているのをご存じでしょうか。90年代後半~2000年代のはじめにかけて、世界中の投資家から集めた資金をつかって不良債権を買い取ったり、破綻企業を買収する一部の外資系ファンドが突如注目されたことがありました。
「日本を買いたたき、バラバラに分解して売り払う」
彼らの行為がそう見られたこともあります。

しかしながら、多くのPEファンドは、自らリスクを取りながら、破綻した企業の個別事業の戦略再構築や、収益性改善計画の立案をすることで、企業再生を担ってきました。彼らの得る利益が大きいのは、とったリスクの裏返しに過ぎないのであって、日本の銀行では絶対にできない、極めて重要な役割です。
本格的なM&A時代を迎えて、事業再編や経営の立て直しのために大企業がPEファンドと連携しながら事業・企業の売買収を行うことが、経営戦略上の選択肢として当たり前になりつつあります。
アドバンテッジパートナーズは、そんなPEファンドの代表として、いまもカネボウやダイエーの再建に関わってます。
黎明期から今日まで、日本のPEファンドの全てを知る笹沼さんから、案件タイプの変遷、世界の投資家の動き、ファンドマネージャーの重要性、日本経済へのインパクトなどをお聞きします。

第7回(5/15)手嶋龍一さん

第7回(5/15)は外交ジャーナリストの手嶋龍一さんです。
個人的な話で恐縮ですが、この半年間で読んだ本の中で『インテリジェンス 武器なき戦争』(幻冬舎新書)ほど面白かった本はありません。外務省のラスプーチン佐藤優氏と手嶋さんの対談本です。
恥ずかしながら、私は、外交用語でいうところの「インテリジェンス」という概念を、この本ではじめて知りました。そして、「本当にこういう世界があるのだ」と驚きました。
諜報活動や情報戦争というと007や落合信彦の小説を連想してしまいますが、実は外交の世界では絶対に欠くことができない、高度でセンシティブな知的戦略だそうです。
手嶋氏によれば、日本は諜報・情報分析に携わる機関が複数存在してはいるものの、縦割り組織の傘下で情報が分断されてしまい、統合的な戦略になっていない点で致命的な欠陥があるとか。
彼の指摘は、日本版「NSC(国家安全保障会議)」創設という形で表出しようとしています。
真に国家の安全保障に役立つインテリジェンスのあり方とは何か、そうしたインテリジェンスを担う人材をどのようにして育てていくべきかを考える時間になればと思います。

第6回(5/10) 太田光代さん

第6回(5/10)は、タイタン社長の太田光代さんとアナウンサーの八塩圭子さんの対談です。
太田光代さんは、爆笑問題太田光さんの奥さんです。
爆笑問題の売り出しには、元芸人でもある奥さんのプロデュース能力が大きかったということは有名な話です。
夫の才能を信じ、不遇時代にはコンビニバイトで生活を支えた「糟糠の妻」的な側面と、毒舌でならす太田光氏の首根っこを掴んで「つべこべ言わずにやれよ」と叱咤する「豪腕」を併せ持つ異能のマネージャーのようです。
タイタンは、規模は小さいながらも、橋本弁護士や元フジテレビアナウンサーの山中さんなど、異色のタレントも抱え、注目の芸能プロダクションです。

フリーアナウンサーとして活躍しながら、関西学院大助教授としてマーケティングを教える、これまた異能の人、八塩圭子さんが太田さんから何を引く出すことができるのか。興味津々です。

第5回(5/9) 林望さん

第5回は、「リンボウ先生」こと作家の林望さんです。
リンボウ先生は、書誌学、国文学の研究者として芸大で教鞭も執った方ですが、作家、エッセイストとしても多くのファンをもつ方でもあります。専門の日本の古典や古文書から、留学経験に基づいた英国紹介、更には音楽、芸術から自動車評論までこなすマルチ文化人です。

夕学2度目の登壇の今回は、日本人のアイデンティティーを見つめ直す意味で、古典文学の魅力、ひいては日本語の魅力について語っていただけるそうです。
「愛国心」という言葉を目にする機会が増えましたが、その前に「日本とは、日本人とは何か」をじっくりと考えることこそが大切ですね。

第4回(4/26) 淡輪敬三さん

第4回目(4/26) はワトソン・ワイアット社の淡輪敬三社長です。
日本を代表する人事・組織コンサルティングファームとして高い評価を獲得しているワイアット社。
慶應MCCも川上真史さんや河合太介さんなど、ワイアット社のコンサルタントにプログラム講師をお願いしています。
彼らのお話を聞くとワイアット社の強みは、各コンサルタントの能力の高さはもちろんのこと、プロフェッショナルが活き活きと活躍できる組織づくりのために心を砕く淡輪社長の組織マネジメント能力によるところも大きいようです。
そんな淡輪さんに、今回お話いただくのは、「多様性」です。
グリーバリズムと人口減少社会の進展を受けて、日本人・男・正社員を前提に構成されてきた伝統的な日本の組織構造が、少しずつ揺らいできています。
「多様であることが強みになる経営とは何か」を考えてみたいと思います。

第3回 鈴木光司さん

第3回は作家の鈴木光司さんです。
「リング」「らせん」シリーズの大ヒットで日本を代表するホラー作家となった鈴木さん。
その後「リング1,2」は、スピルバーグの目にとまり、ハリウッドでリメイクされたのは皆さんもよくご存じのことかと思います。
一方で鈴木さんは、下積み時代から、子育てパパとして作家と育児の2足の草鞋を履きこなしてきたことでも有名です。
4年前の夕学では、その時期の子育て論を語っていただき大好評でした。
鈴木さんは、作家として世に出てからも、育児・教育への関心の高さは変わらず、今度は、二人の娘さんの教育に関わる中で感じてきた学習論をまとめ「なぜ勉強するのか」という本を出されました。
今回は、子育てシリーズの第2弾として、その本のコンセプトにちなんだお話をいただく予定です。

第2回 田村次朗さん

第2回目は慶應法学部の田村次朗先生です。
田村先生が,夕学において交渉学についてお話するのは、4年ぶり2回目になります。
メインキャンパスで田村さんが担当する交渉力のプログラムは、お陰様でMCCの看板講座のひとつになりました。企業内研修でも引っ張りだこになっています。
スティルパートナーズの明星食品やサッポロビールへのTOB交渉や6カ国協議における北朝鮮の瀬戸際戦略交渉等々、国際交渉のニュースを聞く度に、グローバルメソッドとしての交渉学が求められる時代がやって来たことを痛切に感じます。
この機会に、皆さんも一度「交渉とは何か」を勉強してみたら如何でしょうか?

第1回 丹羽宇一郎さん

きょうから、いつものように講師の皆さんについて、1日1人ずつ、簡単な紹介&依頼した理由等々を書いていきます。

今期の第一回を飾っていただくのは、伊藤忠商事会長の丹羽宇一郎さんです。
経済財政諮問会議に民間議員に続いて地方分権推進委員会の委員にも名前があがり、財界を代表して政策提言を行うことがぐっと増えてきました。
経営実績はもちろんのこと、一個人としての生き方、働き方に明確な持論を持っていることに加え、歯に衣着せぬ思い切った発言や、率直な物言いの中にも、人間的な懐の深さや情のようなものを感じさせてくれる方です。 日本のリ・オリエンテーション(再方向付け)を語っていただくにはピッタリの方ですね。

講師紹介ページはこちら

予約開始1日目にして満席マークが灯ってしまいましたが、是非あきらめないでください。
これから予約変動が激しくなりますし、当日の変更もかなりあります。
狙いの回は、朝一番でチャレンジしてみることをおすすめします。

テーマ5「エンタテイメントビジネス」

工業化社会から知識社会へのパラダイムシフトは「より楽しく、より心地よく」というエンタテイメント性の価値観が起点になる新しい社会への変革を促すだろうと言われています。
仕事から家庭まで社会生活全てにおいて、エンタテイメントを隠し味として埋め込んだ新たなモノ・コトを創ること、ここではそれを「デザイン」と呼びたいと思います。
社会に、ビジネスに、暮らしの中に、人生に、エンタテイメントをデザインした、より楽しく、より心地よい生き方を考えたい。そんな思いを込めたテーマです。

このテーマでは、
爆笑問題太田光氏の奥さんで、タイタン社長の太田光代さんと八塩圭子さん対談を通して、マネジメント論を
ミュージカル指揮者の塩田明弘さんからは、ミュージカルを楽しむ方法を
ニッポン放送の亀渕昭信さんからは、ラジオの魅力を
オーボエ奏者の茂木大輔さんからは、クラシック鑑賞法を
京都吉兆4代目、徳岡邦夫さんからは、伝統と革新の両立を目指す和食の挑戦を
旭山動物園の小菅正夫園長には、動物園経営の革新を
それぞれお話いただきます。

テーマ4「キラリと光るひと」

さまざまな世界で、キラリと光る独自な領域を切り拓いていたり、ユニークな活動をしている人達に来ていただいて、その着眼点や基本思想についてお聞きしようという企画です。

このテーマでは
作家の鈴木光司さんには、子育て経験に基づいた教育論・学習論を
作家の林望さんには、日本人のアイデンティティとしての教養論を
雅楽師の東儀秀樹さんには、海外や他ジャンルとのコラボに挑戦し続けるモチベーションを
スポーツライターの金子達仁さん&戸塚啓さんには、日本サッカーへの辛口批評を
それぞれお話いただきます。

テーマ3「組織と仕事の方法論」

定番の人気テーマを今期も続けます。
仕事のやり方だけでなく、組織の作り方、経営の勘ドコロのつかみ方などを網羅した実践的な方法論を学ぶシリーズです。

このテーマでは、
・慶應の田村次郎教授には、戦略的交渉学について
・慶應の中島隆信教授には、社会のさまざまな現象や問題を読み解くツールとしての経済学のメソッドを
・サイエンスライターの竹内薫さんには、ベストセラー「仮説力」のコアな考え方を
・ジャーナリストの池上彰さんには、世界地図の違いから読み解けるニュースの本質を
それぞれお話いただきます。

テーマ2「発想転換の経営学」

経営学が生まれて100年。
いまや、その対象は、企業だけでなく、政府組織、自治体、病院、学校、NPOに至るまで大きく広がっています。
しかし、その原点は、「環境の変化に対応する創造的な適応」であることは変わりません。
大衆消費社会の到来に適応した「フォードシステム」も、見込み生産から受注生産へのパラダイムシフトを可能にした「トヨタのカンバン方式」も、世界のIT社会を制覇した「マイクロソフトのディファクト戦略」も、WEB2.0時代に先鞭をつけた「グーグルモデル」も、およそすべてのイノベーションは、時代の変化に適応するための発想転換から生まれました。
そんな経営の原点を見つめ直すテーマです。

このテーマでは、
ワイアット社の淡輪敬三代表に、多様性を活かす経営について
アドバンテッジパートナーズの笹沼泰助さんには、M&AにおけるPEファンドの意義を
リッツカートンの高野登日本支社長に、伝説と感動を生むサービスについて
前ミスミ会長でエムアウトを起ち上げた田口弘さんには、マーケットアウトビジネスという新会社のコンセプトを
一橋大の伊丹敬之教授には、含蓄に富んだ経営者論を
早稲田ビジネススクールの山田英夫教授には、好業績企業のKFSを
それぞれお聞きします。

テーマ1「リ・オリエンテーション日本」

政策系のテーマは、この一年「日本の胎動」「復活ニッポンの死角」と続いてきました。
いまもって、日本は構造的変革期であるという認識は変わりませんが、論点が「壊すこと」から「創ること」へと変わりつつあるということは間違いないのではないでしょうか。
政治構造、経済システムなどの大きなテーマはもちろんのこと、安部政権誕生以降に、特に大きな議論になってきた「教育」「外交」「地方」などを取り上げて、それぞれの領域で、明快な意見をもった5人の論客に語っていただきます。

丹羽宇一郎さんには、新たな社会のあり方と働き方について
手嶋龍一さんには、佐藤優さんとの共著で大反響を呼んだ「インテリジェンス」のお話を
義家弘介さんには、学校現場の目線に立脚して、教育再生に掛ける思いを
川勝平太さんには、壮大な歴史の流れを見据えた、新たな国家像を
浅野史郎さんには、滋賀や宮崎で登場した萌芽を踏まえて、これからの地方自治のあり方を
それぞれお聞きします。