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M1層のホンネを掴む 藤井大輔さん

“人材輩出企業の雄”と言われるリクルート社からは、多くの起業家や社会イノベーターが産まれています。
夕学にも多くのリクルート出身者・現役社員が登壇してきました。指折り数えてみたら、今期の藤井さん、大久保さんを含めてその数なんと7人。夕学にとっても、リクルートは、実務家講師の最大の供給源です。一民間企業としては特出すべき実績になります。

本日の講師、藤井大輔さんもリクルート遺伝子の伝承者として、その系譜を継ぐ者のお一人です。
リクルートが年に一度行う新事業開発コンテスト「Newリーグ」から生まれたM1層向けのフリーマガジン構想を『R25』という形にして実現し、大成功を収めた若き編集長です。

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奥-井ノ上3rdメモリアルフォーラム 日本の外交戦略への提言

きょうの「夕学五十講」は特別編でした。
3年前の11月29日にイラクで凶弾に倒れた二人の外交官、奥克彦さん・井ノ上正盛さんの遺志を受け継ぐべく、サントリーラグビー部監督の清宮克幸さんをはじめ、生前お二人と親しかった方々が立ち上げたNPO法人「奥-井ノ上イラク子ども基金」の主催する「奥-井ノ上3rdメモリアムフォーラム」を夕学の一環として開催したものです。

開催の経緯は、7/5のブログ(清宮さん登壇の回)に書かせていただきましたが、二人の外交官が命の代償に残した、平和への願いをこめた「志」を受け継いだ素晴らしい企画だったと思います。
「奥-井ノ上3rdメモリアムフォーラム」は毎年一回、お二人の命日に時を合わせて、日本の外交戦略について議論を深めることを目的に開催されています。
今年は、イラクへの自衛隊の復興支援活動がとりあえずの収束をみたこともあって、イラクが残した課題をどう考えるべきかを主眼に企画されたそうです。
毎回フォーラムでは、一方の意見を声高に主張する場ではなく、できるだけ多面的な議論が展開できるように、さまざまな立場の論客をパネリストに招いています。
今回は、第一部で、現役自衛官の本音の意見もお聞きできましたし、第二部では、市民・財界・政府と異なる三者の立場を代弁するお三方の熱のこもった議論もありました。
司会の黒岩祐治さんのメリハリの効いたプロフェッショナルな進行もあって、聞きにくいこともズバリと聞いていただき、パネリストの方も飾ることなく、本年をぶつけ合っていただいたと思います。
多角的な議論を行うというフォーラムのねらいは十分実現できたのではないでしょうか。

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受講者の声

4件ありました。
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「五感と実質価値を提供する」 須藤実和さん

東大理学系の大学院でバイオを学んでいた須藤実和さんが、畑違いのマーケティングの世界に飛び込んだ理由は「化学を社会にPRする」という夢を抱いたからだそうです。
博報堂で広告実務を経験した後、外資系コンサルティングファーム、ベンチャーキャピタルで会計や企業投資のキャリアを積み、戦略系コンサルで経営戦略、新事業創造に携わり、今春からは大前研一さんのもとで人材開発支援活動を中心に活躍を始めました。
華麗なキャリアに加えて、相手を優しく包み込むような、柔らかな対人能力はトップコンサルタントに不可欠な要素かもしれません。
控え室でお聞きしたところでは、須藤さんは、個人の活動として、来春オープンを目指して、飲食系の新規ビジネスの立ち上げにもコミットしており、リアルビジネスへの関心も強く持っていらっしゃるようです。

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「投資はマーケティングである」 小幡績さん

1400兆円を越えるとも言われる個人の金融資産を、いかにしてリスクマネー(株式、投資信託等)に振り向けるかということは、いまや国家的な政策課題だと言われています。
団塊世代のリタイアを目前にして、彼らをターゲットにした資産運用・資産管理セミナーも花盛りです。そして、そういう場で、株を始めたい人へのプロのアドバイスとして必ず言われるのが、
・業績の良い会社を選ぶ
・よく知っている会社、応援したい会社を選ぶ
・できるだけ長期で保有する
といった原則論です。
小幡先生は、これらをすべて「それは誤りである」と真っ正面から否定します。それは挑戦的とも言えるほど刺激的なメッセージです。

株価は、様々な要因で激しく上下している。長期保有は、24時間365日間株価下落リスクに晒されていることになるので不健康。「いまは下がっていても、いつかは上がる」というがそれなら国債を買った方がよほど着実のはずだ。

よく知っている会社ほど大局が見えないものだ。お気に入り商品や上得意店舗があったとしても、それが会社の業績を保証するわけではない。ファンであるゆえに眼鏡が曇ることの方が多い。

配当で回収などと言うが、とんでもない。高配当企業(例えば武田薬品)でも配当利回りは1.5%程度、回収に70年はかかる。不動産投資なら5%が確実だ。

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「人の心に届く音楽を」 千住明さん

千住三兄弟のお母様、千住文子さんの著書『千住家の教育白書』には、明さんの「はじめての作曲」にまつわるエピソードが綴られています。

 

「(明氏が)小学校の高学年になったある日、私はランドセルの中に投げ込まれていた紙を見つけた。  小さい字で書かれた楽譜のようなものだったが、いつものマンガであろうと見過ごしていた。
 数日後、担任の先生から電話がかかってきた。
 「アキラ君が私の還暦祝いに作曲をしてくれました。いま私の娘にピアノで弾いて聞かせてもらったとこ ろです」
           <中略>
 楽譜といえるかどうか。それでも人間の心を表現する歌、一つの言葉であったのではないか。
 “先生おめでとう。元気でいてね。うれしいよぼくは。心配だよ僕は。先生おじいさんにならないでね”
 このような先生に対するお話であったと思う。
 楽譜に似せた形で語ったアキラは、その時初めて曲を書いた。」

母親だからこそ見届けることができた、いまをときめく作曲家千住明さんの原点です。

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モティべーションの持論アプローチ 金井壽宏さん

金井先生にご面識を得て、折りに触れていろいろなご相談をさせていただくようになってから、もう5年近くになります。
5年の間に、私の方は、肉体的にも、精神的にも「くたびれて来たなァ」と思うことが多いのに、金井先生は、年を取るどころか、どんどん若くなる感じで、どうみても50歳を過ぎていらっしゃるようには見受けられません。
昨夜お聞きしたところによれば、金井先生は「神戸の服地屋の倅(先生談)」だそうで、着るものにはこだわりを持つお母様に育てられ、「子どもの頃は半ズボンも別注品だった」とのこと。
オシャレのセンスは、しっかりと受け継がれて、金井先生の若々しさを一層際だたせているような気がします。

今回の夕学は、「金井先生のお話を聞いて元気になりたいのですが...」とお願いに対して、「城取さんにピッタリの本が出るから、その話でいきましょう」とい快諾いただいたことで実現いたしました。

金井先生は、かねてから「リーダシップ」「キャリア」「モチベーション」の3つの研究テーマを深く追い続けていらっしゃいますが、今回は「モチベーション」を取り上げ、ここ数年、各テーマに横串を差すようにして取り組んでいらっしゃる「持論アプローチ」と結びつけた新しいモチベーション論をお話しいただきました。

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受講者の声

受講者のブログが3件ありました。
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「資産インフレ時代の運用哲学」 藤巻健史さん

藤巻健史さんの弟さんで夕学にも登壇していただいたことがある藤巻幸夫さんが、鈴木敏文会長に請われて、IYグループの衣料品部門大改革に奮闘中であることはよく知られたところです。実は、お兄さんである健史さんが、それに一役買うべく、自らCMモデルに志願したという逸話があるそうです。破れをガムテープで修繕した紙袋を両手に提げて、さえない姿で歩く健史氏が、イトーヨーカ堂の服を着たとたんにファッショナブルに変身していくという案で、モデルのみならず企画も健史氏が考案したものとか。話題沸騰間違いなしであったであろう、このCM案、残念なことに幸夫氏によって「丁重にお断りをされた」とのことですが、そこは仲の良いフジマキ兄弟。CMはかないませんでしたが、健史氏をモデルにするという案は実現しました。
夕学五十講に現れた藤巻健史氏は、ロンドンストライプの紺のスーツに薄紅ストライプのクレリックシャツ。ネクタイも見事にコーディネイトされた鮮やかな赤色というオシャレな装いでした。一式を、幸夫氏がイトーヨーカ堂商品からコーディネイトし「全部で4万800円也!!」とのこと。
会場は一気にリラックスした雰囲気に変わり、「つかみはOK」とばかりに講演ははじまりました。

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「食育の伝道師」 服部幸應さん

服部幸應さんが稀代のTVプロデューサーであることは衆目の一致するところでしょう。
料理番組を“情報番組”から“エンタテイメント”に変えることに成功した方です。
もちろんそれまでにも、グルメ番組や大食い番組はありましたが、どちらかといえば出来上がった料理や食べる行為がメインで、料理を作るプロセスが表にでることは少なかったように思います。調理場面が主役になるのは、NHK「きょうの料理」の流れをくむ奥様向けの献立情報提供番組くらいで、ゴールデンタイムを飾ることはあり得ませんでした。

服部さんが出演・企画・監修として関わった多くの料理番組は、料理を作るプロセスをメインコンテンツに据えています。
それでいて『料理の鉄人』では、厨房の奥に隠されていたプロの技術を、
『ビストロスマップ』ではアイドルの意外な小器用さを、
『愛のエプロン』では「おいおい、本当かよ~」と嘆息をつきたくなるような芸能人の素の姿を、
それぞれ見事なエンタテイメントに仕上げて披露してくれました。
番組で見せる服部さんの博識や巧みなコメントは、絶妙な調味料として番組の味を引き立たせていました。
そんな服部さんのもう一つの顔が、「食育」の伝道師としての活動にあります。

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