第19回(1/16) 末松千尋さん
第19回の講師は、京都大学MBA教授の末松千尋先生です。
末松先生はシステムエンジニア出身で、コンサルタント経験もある実務家肌の経営学者です。CALSに代表されるようなオープンシステムの研究者ですが、一方で、京都企業の研究者としても有名です。末松先生は京都企業の経営手法を「京様式経営」と名付け、革新的イノベーションを生み出す経営システムとして研究をすすめています。
確かに京都には、京セラ、ローム、オムロン、村田製作所、島津製作所などユニークな優良企業が数多くあります。しかもそれらの企業、実は京都出身者が起業したのではなく、他の土地の出身者がたまたま京都で起業したという共通点があるとか。閉鎖的な京都という街で、よそ者が仲間に加わるには、知恵が必要です。先人とは異なる新しい市場に、新しいやり方で入るしか道は残されていません。その地域性ゆえに花開いたのが、京都企業の代名詞ともなるイノベーションの精神だそうです。
京都企業を学ぶことは、何かグローバル市場で戦う多くの日本企業にとって、自らの原点を確認する機会になるのではないでしょうか。
