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受講者アンケートからⅡ

受講者アンケートの紹介のつづきです。
きょうは城取(進行役)についての苦情・クレームです。

・椅子への座り方(足の組み方)が行儀わるい。
椅子にあぐらをかいてるかのように見える、品の悪い足の組み方をしていたそうです。
たいへん申し訳ありません。 以後気をつけます。
ご指摘いただきありがとうございました。

・質問者を指名する際に、知り合いばかり優先しているのではないか
ご指名する際に、無意識にその方の名前を口にする時があるようです。お陰様で夕学も5年以上の歴史があり、常連の皆さまも多く、お知り合いにあった方もたくさんいらっしゃいます。
そういう方ばかりを優先しているのではないかとご指摘かと思います。恐らく手を挙げていらっしゃるにもかかわらず、ご質問いただけなかった方からのご意見かと思いますが、けっしてそういうつもりはありません。基本的に早く手をあげていただいたから順番にご指名しているつもりですが、間違うこともあったかと思います。お知り合いの方は、気づき易いので、ご指名することも多かったかもしれませんね。
また、いつも質問していただく方は、どういう質問をされるのかある程度想定ができることもあって、状況によっては、意識的に指名させていただくこともたまにあることは事実です。

それと、どうしても見えにくい角度があり、特にステージに向かって右側壁際でしかも後方に座る方が手を挙げたさいに気づかないことがあるそうです。よくスタッフにしかられております。

いずれにしろ、たいへん申し訳ありませんでした。

・コメントが的確でない
たまに、こういう趣旨のご指摘をいただき、反省をすることがあります。
是非、これからもご指摘ください。

受講者アンケートからⅠ

何回かに分けて、受講者アンケートについてお答え致します。
お褒めや激励のお言葉も多数いただいております。改めて感謝申し上げます。

ここでは苦言・クレームについて紹介し、お答えをしていきたいと思います。

・会場の温度について
5月から6月にかけては、たいへん多くの苦情をいただきました。
丸ビルホールは、自動温度調節機能も完備し、冷風の循環も考慮して吹き出し口を設計されているようですが、なかなか思うようにまいりません。 皆さんの様子(上着を着たり、腕をさすったり)を観察して、こまめに温度調節をしているつもりですが、至らぬ点があるようです。申し訳ありません。

講師に強いスポットがあたりますので、前方ステージ周辺の冷房温度は低めにしております。
特にステージに向かって右側、司会が立つあたりの壁面から冷風が出るようで、その周辺はかなり寒くなってしまいます。
全体的な傾向としても壁際(左右、前後)の温度が比較的低くなってしまうようですので、薄着の方、寒さが苦手な方はできるだけ中央にお座りいただくことをおすすめ致します。

・開始時間をもっと遅くして欲しい
これもよくいただく要望です。
ある人は「7時半」。ある人は「7時」。「6時45分でもいい」というご意見もあります。一方で少数ではありますが、「早くから来て待っているので、早くはじめて欲しい」という声もあります。
自前の会場であれば自由に設定できますが、格別の配慮をいただいて、イレギュラーな3時間枠でお借りしており、会場使用可能時間帯とそれに付随する料金も含めて、トータルに考えて現在の時間帯にしております。「顧客志向になっていないというお叱りをいけるかもしれませんが、けっして無視をしているわけではなく、いろいろな要素を考慮したうえで継続していることをご理解いただければと思います。
いくら便のいい丸の内とはいえ、会社から一定の時間がかかる方が多いことはよくわかっておりますので、都心内にもサテライト会場をいくつか用意できればと思うのですが、これからの課題です。

・最近内容の質が落ちたぞ!
企画者側としては、全体の受講者数が増えているということは、品質を評価いただけていると思いたいのですが、継続的に受講される方の中には、厳しいご指摘をされる方もいらっしゃいます。
正直言って、当初の依頼意図と講演の内容がズレることもありますし、思いのほか話すのが苦手だったという方もいらっしゃいます。当初に比べて、大学の先生の構成比率を少し落としているので、アカデミック色が薄くなったせいもあるかもしれません。
いずれにしろ、謙虚に受け止めて、心を新たにしていきます。


・アンケートのフィードバックをして欲しい
貴重なご意見をいただきながら不十分で申し訳ありません。このブログでも定期的にフィードバックしていきます。
会場で報告するべきだという意見もおありでしょうが、以前そうした際に「前置きが長すぎる」というご意見もいただいたこともあり、ブログでの報告とさせていただきます。


今期の夕学がすべて終了しました。

4月6日に立花隆さんの講演でスタートした『夕学五十講』2006年前期も昨日が最終回。いつもながら、あっという間の25回でした。今期も多くの方からお叱り、激励を受けながらなんとか終えることができました。改めて御礼を申し上げます。
サテライトをご覧いただいた皆さまもありがとうございました。

来期の予定も着々と決まっています。26日現在で22人まで決まりました。
会場にいらした皆さまには速報版をお渡ししましたが、正式な告知は9/1の予定です。申込は9/4からスタートします。
改めてご案内しますが、来期も是非ご期待ください。

このブログは今月一杯は、皆さまからいただいたアンケートについてのお答えやお知らせなどを行い、
8月はお休みさせていただく予定です。

それでは。

醒めているから見えるものもある 田勢康弘さん

田勢さんは政治記者一筋に38年。“日経の良心”とも言われた名政治ジャーナリストの一人です。政治記者というと、番記者から政界入りした先達(河野一郎氏、田中六助氏等)や政治家以上に政治家的な強面評論家(細川隆一郎氏、三宅久之氏等)を思い浮かべてしまいますが、田勢さんの場合、政治に極めて近いところにいながら、どこか醒めた目で、冷淡に政治を見てきたその立ち位置に特徴があるようです。それは、あるべき政治と現実の政治の埋めがたい溝の深さに、静かな怒りを燃やしてきたジャーナリスト魂ともいえるかもしれません。

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「民を主役にしつつ官が支える社会」 山口二郎さん

山口先生によれば「私は小泉政権に対する批判的な論評を、最も多く発表してきた学者の一人」だそうです。昨年夏の郵政民営化解散で小泉自民党が圧勝した影響もあって、しばらくの間、「まったくお座敷がかからない」状況だったそうですが、今年に入って以降、ライブドア事件、耐震偽造事件、村上ファンド事件と続く社会事件が続き、小泉改革が指弾してきた「官のモラルハザード」だけでなく、実は「民のモラルハザード」も同時に起こっていたことが判明したことで、コメントを求められることが多くなったそうです。
「官」か「民」かという不毛な二元論ではなく、「民を主役にしつつ官が支える」市民社会を提唱する山口先生の主張が改めて注目されているということかもしれません。

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受講者の声 7/19 羽生善治さん

2件ありました。
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「読み」と「大局観」で勝負する 羽生善治さん

満席の聴衆で埋め尽くされた羽生さんの講演は将棋の歴史を紐解くことからはじまりました。
将棋の原型となる「チェトランゲ」というゲームが生まれたのは紀元前2千年頃のインドだそうです。その後このゲームは長い年月をかけて世界に広まりました。伝播の過程では、各国ひとつのゲームといってもよい程に、国ごとに異なったゲームとして定着したようです。それゆえにその国の文化や風土を色濃く反映しながら発展してきました。
平安時代に輸入された日本の将棋が現在の形に完成したのはおよそ400年程前でした。他国と比べて際だった特徴は「駒数や盤面が少なく小さい」という点と「取った駒を再利用できる」という2点に集約されるそうです。羽生さんは、これを「無駄を極力省き、全てを言わずに言いたいことを表現する侘びさびの文化や和歌の価値観に通ずるものがある」言います。シンプルになる一方で、取った駒を使えるようにすることで、打ち手が飛躍的に増え、ゲームとして面白みが増しており、日本文化の深みを感じさせてくれるとのこと。
江戸時代以降、家元制度のもとで、勝負というよりは、芸術として継承されてきた将棋が、再び真剣勝負の世界に戻ったのはそれほど古いことではないそうです。勝負としての将棋は、坂田三吉に代表されるように、知的技能というよりは、人対人の人間力を競い合う戦いとして発展してきたそうです。
そしていま、将棋はITをフル活用した綿密な情報収集と論理的分析に拠った体系的なアプローチが主流になっているそうです。
このような歴史的背景を受けて、羽生さんが考える「現代の将棋の戦い方」へと講演は進んでいきました。

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「真剣勝負の経営教育に生きる」 一條和生さん

夕方6時前、丸ビルの一階エレベータ前で、偶然一條先生と一緒になりました。細身の身体にフィットしたグレイのスーツにピンクのシャツを合わせたクールビズスタイルです。いつもながらのお洒落な装いを話題にしながらお声をかけたところ、ニコニコと頭を下げるだけで声を発しません。エレベータの中でようやく絞り出された声がすっかり枯れていて吃驚。スイスと日本を年間20回以上往復する激務もあって体調を壊されたとのこと。
最高のパフォーマンスを出すことを信条とされている一條先生としては、忸怩たる思いもあったかと思います。会場内のマイクがどこまで自分の声を拾ってくれるか、そればかりを心配されて講演ははじまりました。

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「“言霊”としてのULTIMATE CRUSH」 清宮克幸さん

3週間程前のことでしょうか。「きょう、そちらの事務所に伺ってもいいでしょうか」というお電話が清宮監督自身からありました。なにか粗相をしてしまったのか、と一瞬青くなりましたが、「ご相談したいことがあるので…」とのこと。
MCCのオフィスに現れた清宮さんが相談されたのが、清宮さんが代表を務めており、きょうの講演でも紹介された「奥-井ノ上3rdメモリアルフォーラム」の案件でした。必要だと判断したら躊躇せずに即行動する。そのフットワークの軽さに、何かの記事で読んだ関東学院大学ラグビー部春口監督が語る清宮監督にまつわる逸話を思い出しました。
2001年低迷を続ける早稲田ラグビーの復活を期して監督に就任した清宮さんが、まずやった事は、横浜市郊外にある関東学院の練習グランドに単身乗り込み、練習試合を申し込むことだったそうです。春口監督と清宮監督は旧知の仲だったとはいえ、伝統ある早稲田の監督が自ら新興チームを訪れ、試合を申し込むということは、従来の常識では考えられなかったことだそうで、春口監督は、その行動力と柔軟性に「清宮早稲田」への脅威を感じたとか。その予感どおり、以降、両大学は大学ラグビー日本一をめぐる熾烈な戦いを繰り返しすことになりました。

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受講者の声 7/5 清宮克幸さん

3件ほどありました。
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「私を守りつつ公にかかわる」 ソーシャルアントレプレナー 金子郁容さん

「ヒデ(中田英寿)の潔さと日銀総裁の往生際の悪さ」
対称的な二人の引き際に、金子先生は、現代の日本社会に起きている変化の萌芽を感じるそうです。中田選手は、日本のサッカー界に異質性を持ちこもうとした選手です。群れない生き方、明確な自己主張、相手にレベルを無視した強いパス等々、中田選手が持ち込んだ異質性は日本人的集団には違和感を与えるものでした。ただしその異質性は国際社会で日本人が克服しなければならない普遍的課題でもありました。
一方で、今回の引退発表で見せた潔さは、武士道にも通ずる日本的価値観と近いものがあります。かつての日本人はこうだったはずだという懐かしさにも似た感情を想起させます。
「日本的でなかった中田選手が、最後に見せた日本的な価値観」金子先生はそこに、国際人としての日本人の新しい人間像を感じるそうです。“「公」に積極的に関わりながらも「私」を失わない力強さ”のようなものでしょうか。そしてそれはきょうのテーマ「ソーシャルアントレプレナー」の姿と同じだと金子先生は考えています。

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