「サッカーで地域の問題を解決する」 村林裕さん
「FC東京は、東京に根ざしたうえで、世界を目指すことを目標にしています」村林さんの講演はFC東京の大きなビジョンから始まりました。あまりに有名な「Jリーグ百年構想」は、1960年代、川渕さん達当時の日本の代表選手団がドイツを訪れた際に、国内の至るところに存在する美しい芝生のグラウンドとそこに集う草の根サッカーファンが楽しそうにボールを追いかける姿に驚嘆したことに端を発すると言います。山の頂を高くするためには、底辺の裾野を出来る限り幅広くしよう。そのための長期ビジョンが「Jリーグ百年構想」です。
とはいえ、大きな夢やビジョンは、人を惹きつける魅力があることは確かですが、それを実現するための実現可能な具体的活動プランや仕組み・組織が伴わなければ、絵に描いた餅に終わります。日本のサッカー界には、構想家と同時にそれを実現するための実務部隊に希有な人材が揃っていたことは間違いないでしょう。村林さんは、紛れもなくその一人です。