第18回 土屋賢二さん
第18回(6/14)の講師は哲学者で、お茶の水女子大教授の土屋賢二先生です。
土屋先生の文壇デビュー作『われ笑う、ゆえに我あり』の書き出しは、「以前から書きためていたものがかなりの量になり、しきりに出版を勧めてくれる人が周りにいなかったので、自分から交渉した結果がこの本である...」という一文からはじまります。斯くのごとくに、土屋さんの文章は、言葉や表現のひとつひとつを切り取ってみると、きわめて真面目な文章を、その組み合わせを変えることで、噴飯もののウィットに富んだ文に仕立て上げてしまうところに特徴があります。
また、そのユニークさは、文章だけでなく行動全般に共通するようで、文庫版の解説を読むと、その出版交渉に一役かったのが、教え子である柴門ふみさん(漫画家)で、柴門さんは、卒業以来20数年間、毎年のように年賀状に「はやく先生に恩返ししろ」と書き送ってきた恩師に対して、ようやく報いることができたと書きつづっています。 笑う哲学者たる所以です。
その土屋先生が、『ツチヤ教授の哲学講義』という哲学に縁のなかった人向けの啓蒙書を著しました。今回は、そのエッセンスをお話いただく予定です。とはいえ、どんなことも裏を読み、ひねって理解することを旨とするという土屋先生がどんなお話をするか。それは話しはじめるまで分かりません。

コメント
城取さんこんにちは
いよいよ来週から開講ですね。毎日、講師の方の紹介を楽しみに読ませていただいています。
つい先日(3/22)、岡山県立図書館のHPを開いたところ、土屋先生の公開哲学講座の案内を発見!!すぐに申込みをしました。(プロフィールをみて知ったのですが、土屋先生は岡山県出身だったんですね)
和田裕美先生に続いて抽選に当たり、土屋先生のお話を直接うかがうことができれば・・・と期待がふくらみます!
岡山県立図書館→http://www.libnet.pref.okayama.jp/
(和田裕美先生の講演記録もアップされていますのでご覧下さい)
Posted by: 宮本 | 2006年03月27日 20:29
先日4月30日、土屋先生の公開哲学講座を聞いてきました。
今回は抽選にハズレたのですが、キャンセル待ちをしてかろうじてもぐりこむことができました。
最初、土屋先生の哲学者らしからぬ印象に驚きましたが、先生は大変な照れ屋で、城取さんが書かれていた「噴飯もののウィットに富んだ文に仕立て上げてしまう」のは照れの裏返しかなあと思いながらお話をうかがいました。
夕学での講演もますます楽しみです。
Posted by: 宮本 | 2006年05月02日 11:27
宮本さん
ご報告ありがとうございます。
土屋先生はシャイな方なのですね。お会いするのが楽しみです。
予約もぐんぐん伸びてきて満席の届きそうな気配です。
Posted by: 城取 | 2006年05月08日 13:35