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第22回 清宮克幸さん

第22回(7/5)の講師はラグビーの清宮克幸さんです。
この数年、大学スポーツ界の大きな話題のひとつに、早稲田ラグビーの復活あります。その立役者が清宮監督でした。2月の日本選手権でトヨタに勝利した際の清宮監督の自信に溢れた表情には、やるべき事をやり、果たすべき責任を果たした男の誇りのようなものが滲みでていたように思います。
その復活劇のスタートが、5年前就任早々の清宮監督が、当時の大学No1関東学院大学に自ら赴き、春口監督に練習試合を申し込んだところから始まったという話はあまりに有名です。

この春から古巣のサントリーに戻って指揮を執るという清宮監督に、早稲田復活にかけた思いとラグビーを通して学んだリーダーシップの本質を語っていただきます。

第21回 金子郁容さん

第21回(7/4)の講師は、慶應SFC教授の金子郁容先生です。
「ネットワーク社会」、「コミュニティーソリューション」など、新たな社会システムのあり方をいち早く提唱してきた金子先生。今回は、ボランティアとも、いわゆるベンチャーとも違う、新しい「生き方」としてのソーシャルアントレプレナーについてお話いただきます。
金子先生は、ボランタリーな組織原理に大きな関心を持つ一方で、慶應幼稚舎長を務めたことをきっかけに、コミュニティースクールなど初等教育の分野にも積極的な意見発信をおこなってきました。ソーシャルアントレプレナーは、その延長線上にある、自律的な社会構築のモデルなのかもしれません。日本でも萌芽的に始まっているという事例とともに、新たなワーク&ライフスタイルを学習します。

第20回 北尾吉孝さん

第20回の講師はSBIホールディングスCEOの北尾吉孝さんです。
北尾さんは、盟友孫正義氏とともに、金融とネットの融合時代を切り拓き、企業価値=時価総額主義の考え方をいち早く提唱した人です。その北尾さんが、自らの考えを大きku修正すると宣言したのが昨秋でした。この数年に沸き起こった若い起業家達による、常軌を逸脱した株主至上主義に危機感を抱いたことがきっかけだとのこと。
現在北尾さんの提唱する企業価値は「顧客価値の創出が土台となり、株主価値・人材価値と相互に連関しながら生み出され、増大されていくもの」だそうです。では、長期の取引関係や社員の一体感を重視してきた伝統的な日本的経営と、何が同じで、何が違うのか。中国古典から不変の真理を学ぶという北尾さんの言葉に耳を傾けてみたいと思います。

第19回 中沢新一さん

第19回(6/15)の講師は、宗教学者の中沢新一さんです。
我々の世代には、『チベットのモーツアルト』で話題をさらい、80年代初頭にニューアカデミズムの旗手と謳われた中沢さんのイメージが強烈にありますが、昨年『アースダイバー』という本を出しました。現代都市東京に、縄文時代の地形図を重ね合わせて読み解くと、高台・坂・岬といった地名の意味や神社や学校がなぜ、そこに置かれたのか、その深層が見えてくるそうです。「大地をダイブする。」その言葉通り、普段なにげなく見過ごしている風景のなかに、歴史の連続性を再発見する。そんな新しい東京散策の方式をお話いただきます。

第18回 土屋賢二さん

第18回(6/14)の講師は哲学者で、お茶の水女子大教授の土屋賢二先生です。
土屋先生の文壇デビュー作『われ笑う、ゆえに我あり』の書き出しは、「以前から書きためていたものがかなりの量になり、しきりに出版を勧めてくれる人が周りにいなかったので、自分から交渉した結果がこの本である...」という一文からはじまります。斯くのごとくに、土屋さんの文章は、言葉や表現のひとつひとつを切り取ってみると、きわめて真面目な文章を、その組み合わせを変えることで、噴飯もののウィットに富んだ文に仕立て上げてしまうところに特徴があります。
また、そのユニークさは、文章だけでなく行動全般に共通するようで、文庫版の解説を読むと、その出版交渉に一役かったのが、教え子である柴門ふみさん(漫画家)で、柴門さんは、卒業以来20数年間、毎年のように年賀状に「はやく先生に恩返ししろ」と書き送ってきた恩師に対して、ようやく報いることができたと書きつづっています。 笑う哲学者たる所以です。

その土屋先生が、『ツチヤ教授の哲学講義』という哲学に縁のなかった人向けの啓蒙書を著しました。今回は、そのエッセンスをお話いただく予定です。とはいえ、どんなことも裏を読み、ひねって理解することを旨とするという土屋先生がどんなお話をするか。それは話しはじめるまで分かりません。

第17回 リリー・フランキーさん

第17回の講師は、作家・イラストレーターのりりー・フランキーさんです。
サブカルチャー路線で、知る人ぞ知る存在であったリリーさんが大ブレークしたのは、昨年秋に出版された『東京タワー ~オカンとボクと時々オトン』でした。もし、万が一この本を読んでいない方がいらしたら、是非読んでみてください。老若男女誰が読んでも「泣ける」名著です。リリーさんとお母さんの深い愛情を縦糸に紡ぎ、おとうさんの自由奔放、福岡の友人・親戚のおおらかな人間性、東京という街の懐の深さと冷たさなどを横糸に織り上げ、美しい文章もあって一気に読み通させる力のある本です。
「家族との関係が築けない人間が他者との関係など築けるはずがない」そんな当たり前の原理に改めて気づかせてもらえるお話を聞けることを期待したいものです。

第16回 李鳳宇さん

第16回の講師は、映画プロデューサーでシネカノン代表の李鳳宇さんです。
李さんは、「月はどっちにでてる」「のど自慢」「ゲロッパ」など話題作を世に送り出してきました。韓流ブームの先鞭をつけたと言われる「シュリ」も李さんが配給した映画です。
中でも、昨年の映画賞を独占した「パッチギ」は、在日として京都で生まれ育った李さんの自伝的な作品でもあったと言われています。私も有楽町のシネカノンで2週連続で観ました。映画の冒頭で高校生同士の喧嘩のシーンで、相手が逃げ込んだ観光バスを朝鮮高校の生徒達がひっくり返す場面があります。映画パンフに載っている井筒監督と李さんの対談によると、あのシーンは李さんが体験した実話だとか。かなりの暴れん坊だったようです。
「パッチギ」には派手な乱闘シーンもありますが、伝えたかったメッセージは殴り合いの喧嘩を通して、共鳴し合う若者達の純粋さだそうです。李さんが京都に帰ると、高校時代の喧嘩相手と殴り合った思い出を肴に肩を組んで酒を酌み交わす関係になれるとのこと。
李さんの映画に込めた熱い思いをお聞きできればと思います。

第15回 武田美保さん

第15回(6/2)は、シンクロスイマーの武田美保さんです。
井村雅代コーチ率いる日本シンクロチームの活躍は素晴らしいものでした。中でも武田さんは、立花美哉選手とのデュエットで、アトランタ・シドニー・アテネと3度のオリンピックで表彰台に登りました。団体も合わせると獲得したメダルはなんと5つ。世界選手権では優勝にも輝き、10年近くに渡って世界のシンクロをリードしてきたトップスイマーといえるでしょう。
現在、武田さんは現役を引退し、テレビ・ラジオへの出演や講演・執筆と幅広いジャンルでセカンドキャリアを切り拓いている最中です。シンクロ選手は長い日には10時間以上も足のつかない深いプールに入りっきりになって練習に励むとのこと。体力・知力・精神力全てにおいて、究極まで自分を追い込んではじめて、あの演技が生まれるわけです。武田さんの語る「道を究めるということ」に耳を傾けます。

第14回 村林 裕さん

第14回(5/30)の講師は、慶應SFC教授でFC東京専務取締役の村林裕先生です。
村林先生は東京ガスの出身で、98年のFC東京の立ち上げに参画、常務、専務として地域協力、サポーター育成に手腕を発揮しれこらました。新聞も放送もプロスポーツも東京ではナショナルブランドの拠点にはなっても地域スポーツという点では難しい地域です。そんな中で、FC東京を観客動員数第三位にまで育て上げた実績は多くの評価を集めています。
昨春から、SFCの政策メディア研究科の教壇に立ち、「スポーツビジネス論」を教えていらっしゃいます。アルビレックス新潟の池田社長、四国アイランドリーグ代表の石毛さんに続く「地域とスポーツ」第三弾です。

第13回 谷口真美さん

第13回(5/29)のゲストは早稲田大学の谷口真美先生です。
谷口先生は、ダイバシティマネジメンやグローバルリーダーシップ開発を専門とする新進気鋭の若手経営学者です。
日産自動車が社内にダイバシティ推進の専門部署を設けて、女性管理職の比率を飛躍的に高めることに「コミットメント」をしたことは有名な話ですが、今年のHRDジャパンでもダイバシティの推進を目標に掲げる企業が数多くありました。
ダイバシティは、社会の要請や時代の流れに対応するという受け身のものではなく、組織のパフォーマンス向上のためにこそ必要な戦略的な経営課題のひとつです。それを実証的に裏付けようという野心的な取り組みをされているのが谷口先生です。
今回の講演では、その中核を担うリーダーの役割にフォーカスをあてながら、いま、なぜダイバシティマネジメントなのかを語っていただきます。

第12回 西山均さん

第12回(5/24)のゲストはトヨタ自動車の西山均常務です。
西山さんは、レクサスの国内営業・マーケティングの国内責任者です。世界の自動車産業で圧倒的な強さを発揮するトヨタ。その躍進の起爆剤になったのが北米市場でのレクサスの大成功だったと言われています。そのレクサスが、昨夏いよいよ日本に逆上陸しました。トヨタの名を一切出さないブランド戦略には、欧州勢の独占状態であった、日本の高級車市場に新たな橋頭堡を築こうという強い意志が感じられます。一説には苦戦が伝えられる販売状況ですが、あのトヨタが手をこまねいているはずはありません。
フラッグシップのLS投入を間近に控え、レクサスブランドの次なる一手は何か、興味津々です。

第11回 青木豊彦さん

第11回(5/23)はアオキ社長の青木豊彦さんです。
青木社長は大阪ではかなり有名な方です。東京大田区と並ぶ中小製造業の街 東大阪で「自分たちの技術を結集してロケットを飛ばそう!」という途方もない夢をぶちあげ、地域の活性化に成功した人物です。その名も「まいど一号」。何のCMかは失念してしまいましたが、青木社長をはじめ、東大阪の中小企業経営者が居酒屋に集まって大声で夢を語り合っているCMを憶えていらっしゃいませんか。あの輪の中で、ひときわ目立つ精力的な風貌と迫力満点のダミ声の持ち主が青木社長です。たしか「...その時、日本から不況という言葉はなくなっとるはずや!」という青木社長の一言でCMが締めくくられていました。
いまは、東大阪モノづくり親善大使として東奔西走の日々とのこと。
元気をもらう一夜になりそうです。

第10回 三浦展さん

第10回(5/18)の講師は消費社会研究家の三浦展さんです
三浦さんの著書『下流社会』は2005年度を代表する新書のベストセラーでした。階層化社会への警鐘については、これまでも佐藤俊樹(東大教授)、橘木俊詔(京大教授)、山田昌弘(東学大教授)など社会学、経済学の学者が著書を出してきました。マーケッターでもある三浦さんの本は、それらの研究者のアプローチとはひと味異なります。賛否両論があるようですが、社会に与えたインパクトという点では、他を圧倒する影響力だったと言えるでしょう。国会で「日本は格差が拡大しているか否か」を口角泡を飛ばしてまで議論するきっかけにさえなりました。
マーケッターの視点で読み解く、現代消費者の実像をお聞きしたいと思います。

第九回 平田オリザさん

第九回のゲストは劇作家・演出家の平田オリザさんです。
平田さんは大学在籍中にご自分の劇団「青年座」を立ち上げ、活躍して来られました。演劇界の芥川賞とも言える「岸田國士戯曲賞」受賞者でもあります。演劇界屈指の理論派とのこと。昨年秋にあるフォーラムで平田さんのお話を聞きましたが、演劇で行われるさまざまな方法論を使って、子供から社会人まで広い層へのコミュニケーショントレーニングを行っているそうです。
平田さんによれば、演劇における演出家と役者とのコミュニケーションは、演出家が持っているコンテクスト(文脈)を如何にして役者に理解してもらうかに尽きるとのこと。台本の裏側や行間に隠れた、作者や演出家の背景・思い・問題意識役者と共有化するプロセスこそが演出であり、コミュニケーションの本質だそうです。言葉や文字にならないもの如何にして相手と共有化するか。これは我々ビジネスの世界で生きる人間にとっても興味深いテーマです。

第八回 澤上篤人さん

第十回(5/12)の講師はさわかみ投信社長の澤上篤人さんです。
さわかみ投信の別名「さわかみファンド」。サラリーマンのための投信を謳っています。間接金融から直接金融へ、日本の金融システムのパラダイムが変わろうとしていますが、その実現のためには、個人が自己責任においてリスクマネーを担うことができるかどうかにかかっていると言われています。
デイトレーダーのような方々も重要でしょうが、むしろ、サラリーマンを中心とした大衆層が、リスクマネーと上手に付き合い、自らの責任で資産を運用することに習熟することが、なにより求められています。

サラリーマンの味方になることを標榜し、割安株への長期投資を基本姿勢にして、安定的な実績をあげている「さわかみファンド」。その総帥である澤上さんに、サラリーマンのための資産運用力のをお話いただきたいと思います。