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第九回(11/17木) 田坂広志さん

第九回目は田坂広志さんが夕学2度目の登壇です。

田坂さんに前回ご登壇いただいたのは3年前でした。落ち着いた口調ながらも強い信念を感じさえる話し方が印象に残っています。複雑系の啓蒙者として世に出られてからもう10年近く経つでしょうか。その後も「こころのマネジメント」「知的プロフェッショナル」などエモーショナルなコミュニケーションと崇高な「志」を重視された田坂さんならではの概念を提唱されてきました。
最近はソーシャルアントレプレナー(社会起業家)としても積極的に発言されています。

前回の夕学登壇を期に毎月メルマガを送っていただいています。私は無精者なので、あまりメルマガの類は読まないのですが、田坂さんのメルマガは大好きです。わかりやすい言葉を短いフレーズで端的に組み立てながら、一貫した暖かいメッセージを伝えてくれます。
皆さんも機会があればご一読ください。

第八回(11/16水) 原田隆史さん

第八回目は原田隆史さんです。

原田さんはこの1年で急に有名になった方ですね。大阪の公立中学校での20年間の教師生活で培った生徒指導、人材育成のノウハウをスポーツ選手のメンタルトレーニングや企業内研修に転用して高い評価を得ていらっしゃいます。
夕学のアンケートでも何人かの方が「原田先生を呼んで欲しい」という要望をいただいてきました。私はまだお話を聞いたことがないのですが、エネルギッシュで魅力的な方ではないかと推察しています。
書店でも書籍やビデオが平積みになっていますね。どんな講演がお聞きできるのか楽しみです。

第七回(11/11金) 宮本亜門さん

7回目の講師は演出家の宮本亜門さんです。

宮本亜門さんは紹介するまでもありませんね。今期の夕学講師陣の中でも1,2を争う有名人です。昨年はエンターテイメントの本場ブロードウェイで上演した舞台がトニー賞に候補にも選ばれて話題になりました。そんな宮本さんが、今回の夕学では「コーチング」をテーマにお話いただけるというところが興味深いですよね。創作現場での体験を、宮本さんの人生と重ね合わせながらお話いただけるそうです。
演出家というのは、自分の思い通りに役者を動かすというよりは、役者さんの持っている才能やきらめきを十二分に活かしきることにコアコンピタンスがあるのかもしれません。これまでもラグビーの平尾さん、元吉本興業マネジャーの大谷由里子さんが「コーチング」をテーマに講演されましたが、いずれも素晴らしいお話でした。
宮本さんは米国人と一緒に仕事をした経験も踏まえて、グローバルコミュニケーションという観点からも「コーチング」を語っていただけるとのこと。たいへん楽しみです。

第六回(11/8火) 大橋洋治さん

第六回の講師は全日空会長の大橋洋治さんです。
夕学の認知度が高めってきたとはいえ、現役の経営者ましてや全日空のような大企業のトップに来ていただくのは至難の技です。

幸いなことに全日空さんは、夕学の法人会員制度を利用されていて、毎期200人近い社員の方が受講されています。またMCCの営業担当と旧知の方が全日空の秘書室にいらしたそうで、今回の企画が実現しました。
航空会社というのは、公共性がきわめて高いうえに、高度な安全性を求められるので企業組織の変革を進めるのが難しいとされています。そんな業界の中で、「配当復活」「国際線の黒字化」など大きな改革の舵取りを担ってきたのが大橋会長です。次の戦略は優良企業ひしめくアジア地区でNo.1を目指すことだそうです。大橋会長が語る全日空のこれからに注目です。

第五回(11/1火) おちまさとさん

第五回目の講師はおちまさとさんです。

おちさんは「学校へ行こう」「ガチンコ」等のヒット作を作ったTV番組プロデューサーです。テレビの世界のみならず、音楽や企業などさまざまな分野のプロデュースや本の執筆講演活動などマルチに活躍していらっしゃいます。ご自身のブログなども熱心に運営されていて、自分の企画やメッセージををメディアを通すだけでなく、直接ユーザーや消費者に伝えることに意欲的な様子が伺えます。
今回の演題は「企画脳の作り方」だそうです。どこに行っても、どんな本を読んでも解決できないノウハウを楽しくお話いただけるとか。
きっといつもの夕学とはひと味違った刺激的な講演になるのではないでしょうか。

第四回(10/31月) くらたまなぶさん

第四回目の講師はくらたまなぶさんです。

くらたさんもリクルート社の出身です。「とらばーゆ」「フロムエー」「じゃらん」といった雑誌の創刊に携わるなど20年間に14の新規事業を立ち上げた伝説のヒットメーカーです。「創刊男」の異名もあります。
リ社出身では、藤原さん、小笹さん(リンクアンドモチベーション社長)をはじめ、これまでも何人かの方に夕学に来ていただきましたが、リ社の知り合いに聞くと口々に「次はくらたさんを呼ぶべきだ」と言います。私はまだお会いした事がないのですが、きっと期待に違わぬ素晴らしい方であると確信しています。

今回の夕学では、「創刊男」のクリエイティブマインドとメソッドをご開陳いただく予定です。新規事業に関わる方々はもちろんのこと、創造的な発想と精神を持ちたいと考えている全ての方にお越しいただきたいと思います。

第三回(10/27木) 隈研吾さん

第三回目は隈研吾先生です。
隈先生は日本を代表する建築家であり、慶應の理工学部の教授でもあります。
慶應では今年、法科大学院用に新しい校舎を建設ましたが、それにあたってノグチルームという建築的にきわめて価値の高い施設を有する萬来社という建物を移築する必要が生じました。場所が持つ伝統・文化を尊重しつつ時代に対応した新しい建築を作るという難題に建築家として関わったのが隈先生です。

この春、三田演説会で萬来社の経緯と考え方を紹介する隈先生の講演をお聞きし、「建築と環境との共生」という隈先生の建築思想に感銘し、夕学に来ていただきたいとお願いをしました。

ご自身が設計された多くの建物や施設を具体的にご紹介いただきながら、自然環境や伝統を尊重する建築のあり方を考えることができればと思っています。

第二回(10/24月) 藤原和博さん

第二回目の講師は藤原和博さんです。
藤原さんは、現在杉並区立和田中学校の校長先生ですが、以前はリクルート社にお勤めでした。藤原さんの著書『リクルートという奇跡』にはリ社時代の大活躍の様子が活き活きと描写されています。「自ら機会を作り出し、機会によって自らを変える」。このリクルートマンシップを私はこの本ではじめて知りました。個人的にもたいへん共鳴し、事あるごとに引用をしているほどです。
人材輩出企業として人材マネジメントの研究者も注目するリ社にあって、藤原さんはフェローという特別なポジションに就いていました。フェローとは、卓越した専門性やクリエイティビティを持った社員をマネジメントや経営の雑務から一切解放し、自由に活動してもらおうという制度です。いわば究極の組織内スペシャリストといえるでしょう。藤原さんは自らこの制度を立案し、自分がその第一号社員になったとのこと。

2年前に夕学に登壇いただいた時は、和田中学校に校長に就任されたばかりでした。今回は2年間の成果報告をお聞きしたくて再登壇を依頼しました。藤原さんならではのユニークな授業はもちろんのこと、地域の方々と連携した革新的な教育改革に取り組んで来られて大きな成果を上げているようです。

教育の荒廃や問題点について偉そうに論じる人はたくさんいますが、自ら渦中に飛び込んで当事者として変革を担う勇気のある人は多くはありません。「自ら機会と作り出し、機会によって自らを変える」ことを今も実践されている藤原さんが、公教育の未来をどう語るのか、とても楽しみです。

第一回(10/19・水) 秋元康さん

きょうから、各講師のご紹介をはじめます。プロフィール等は「講師紹介ページ」に詳細が記載されておりますので、ここでは依頼の経緯や裏話を中心にご紹介します。

さて、第一回(10/19・水)は作詞家の秋元康さんです。
秋元さんといえば、「とんねるず」「おにゃんこ」がすぐ頭に浮かびますよね。80年代から90年代のトレンドセッターの一人でした。作詞家としては名曲「川の流れのように」があまりに有名です。
最近は小説も書いていらっしゃるらしくてマルチな才能を如何なく発揮されているようです。

この分野の方は紹介ルートがないと夕学には来ていただけないのですが、今回仲介の労を取っていただいたのは日本画家の千住博先生です。千住先生が4月の夕学のご登壇された際、夕学に対して「面白い試みですね」と関心を持っていただき、「次はこんな人はどうですか」とその場でお名前を出された方が秋元康さんと宮本亜門さんでした。
秋元さんはこの春に京都造形芸術大学教授に就任されましたが、この大学の副学長をされている千住さんが招聘されたとのこと。千住さんがニューヨークから秋元さんに一報いれていただいたお陰で、トップバッターでご登壇いただけることが決まりました。

パラダイムイノベーターに聞く

6つ目のテーマは「パラダイムイノベーターに聞く」です。

このテーマも前期からの継続テーマです。会場で「パラダイムイノベーターってどういう意味なんですか」と質問されたことがありますが、あくまでも造語です。辞書でパラダイムを調べると「ある一時代の人々のものの見方・考え方を根本的に規定している概念的枠組み」とあります。パラダイムを革新するという意味では、「パラダイムシフト」「パラダイムチェンジ」という言葉がよく使われますね。でもなんとかくシフトやチェンジというと既に世の中に存在しているものの中での変化のようなニュアンスを感じませんか?
このテーマで取り上げたいのは、まったく新しいものをはじめた人達が持っているイノベーティブな精神や発想・ものの見方・考え方なのです。あえて「パラダイムイノベーター」という造語を使った理由がそこにあります。

さて今期は
・自ら校長として学校現場に乗り込んで公教育を変えようとしている 藤原和博さん
・日本のコンサルタントの草分けの一人 堀紘一さん
・福澤諭吉論に一石を投じた 平山洋さん
・20代に起業した佐藤さん、家本さん、そしてベンチャーインキュベーションに取り組む牧さん
・四国に独立リーグを立ち上げ新たな野球人を育てようとする石毛宏典さんとスポーツジャーナリストの二宮清純さん
の5組にご登壇いただきます。

藤原さんは2年前、校長就任直後にお越しいただきました。この2年の改革報告がお聞きできます。二宮さんは前期に続いての連続登場になりました。
パネルや対談セッションもあって変化に富んだテーマになりました。


これで、6つのテーマの紹介が終わりました。
10月19日のスタートまであと一ヶ月。これからは個別の講師の紹介を順次していきたいと思います。

目利きが語る仕事と人生

5つ目のテーマは「目利きが語る仕事と人生」です。

夕学では、これまでもノンジャンルで仕事論・人生観を話していただけるテーマを設けて来ましたが、今回は目利きという言葉にこだわりました。高度情報化社会に生きる我々は情報感受・知識習得に対して強迫観念に近いあせりのようなものを持ってしまいがちです。しかしながら、同じ現象に出会い、同じ話を聴き、同じものを読んでも、そこから本質を紡ぎ出せる人とそうでない人がいます。そんな目利きをお呼びしてお話を伺おうという企画です。

今期は
・芸能から芸術までマルチプロデューサーとして活躍する 秋元康さん
・トニー賞のノミネート候補にもなった世界的演出家の 宮本亜門さん
・美食からゲテモノまで世界を食べ尽くす食の目利き 小泉武夫さん
・風情溢れる人情話の中にも肯定的人生観を忘れない作家の山本一力さん
の個性多彩な4人の方にお越しいただきます。

秋元さん、宮本さんは早々に満席マークが灯りましたがあきらめないでください。
この時期の予約は流動的で、当日まで半数が入れ替わります。こまめなチェックをお忘れなく。

組織をつくる 人を育てる

4つ目のテーマは「組織をつくる 人を育てる」です。

組織と人にかかわる問題は、ビジネスパースンが最も関心の高いテーマのようですね。毎回テーマ名こそ変えていますが、継続している定番企画です。
経営とは「戦略をつくり、組織を組むこと」、リーダシップとは「大きな魅力的な絵を描き、人を集めて力を結集すること」、マネジメントとは「人と仕事を管理すること」と言われています。
つまり人と組織の問題は、経営者にとって、事業部長にとっても、現場のラインマネジャーにとっても、2分の1の精力を注ぎ込むにたり得る大きな問題ということでしょう。

さて、今期はこのテーマで
・企業内教育でも大活躍のカリスマ教師 原田隆史さん
・いまや社会起業家としてスケールの大きな問題提起をされる 田坂広志さん
・「稼ぐ人・余る人、安い人」で話題を呼んだ キャメル・ヤマモトさん
・含蓄深い教養論を語る 村上陽一郎さん
の4人が登壇されます。

田坂さんは2003年に続いての2度目の登壇、他の方々ははじめての登場です。

実践 仕事の方法論

テーマの3つめは「実践 仕事の方法論」です。

このテーマはもう何回つづけているでしょうか。すっかり定番テーマになりました。
仕事ができる人は、必ず「上手くやるコツ」や「仕事の勘どころ」を知っています。
それはHow toや手法といった表層的なものではなく、もっと深くて、本質的なもので、業種・業界・年齢・役職を越えて普遍的な方法論のようなものではないかと思います。
そんな仕事の達人の技に触れてみようというシリーズです。

今期は
・リクルートで「創刊男」の異名をとった くらたまなぶさん
・TV界のヒットメーカー おちまさとさん
・ファシリテーションの第一人者 黒田由貴子さん
・感性と論理のバランスを重視する数学者の藤原正彦さん
の4人の方にお越しいただきます。

早くも満席講演も出ています。乞うご期待!!

復活と再生の軌跡

今期の6つのテーマを順番にご紹介していますが、その2回目。
きょうは「復活と再生の軌跡」です。
この2~3年企業再生が大きなトピックです。夕学でもお話いただいたM&Aアドバイザーの佐山展生さんによれば、企業の再生の成否は兎にも角にも経営者だとか。これまでの夕学でも、福助の再建を成功させた藤巻幸夫さん、名門老舗旅館の再生を請け負っている星野佳路さん、ウィンザーホテル洞爺をついに黒字化させた窪山哲雄さんなど、再生・再建を担った経営者の方々に来ていただきましたが、いずれの方も強い印象を残してくれました。皆さんタイプは違いますが、修羅場を乗り越えた人特有の滲み出るような自信と人間的魅力を兼ね備えて方々でした。
この企画はそんな経営者をお呼びしようというものです。

今期は経営者3人に来ていただきます。
・全日空復活の舵取りを担った 大橋洋治会長
・産業再生機構のCOOとして日本経済の再生に尽力する 冨山和彦さん
・アルビレックス新潟をはじめ教育や企業支援などで新潟活性化に活躍する 池田弘会長

「名門大企業の再建、「産業再生の視点」「地域の活性化」と、「復活と再生」は同じでも、それを取り巻く環境や状況はそれぞれ異なります。何が共通で、なにがユニークなのか、成功に鍵は何なのか、じっくりと考えてみたいものです。

相克の時代 共生の時代

10月19日の開講まで、このブログで講師依頼の楽屋話をすると書きましたが、その前に今期の6つのテーマについて順番に説明しておきたいと思います。

きょうは「相克の時代 共生の時代」です。
インターネットが世界を繋ぎ、人も金もナレッジもボーダレスに動き回る時代にあって、イラク紛争に代表されるような価値観の対立、各地で噴出する民族間抗争、日本と東アジア諸国の根深い相互不信感など世界の至るところで「相克」がうまれています。
その一方で、民族やイデオロギーの違い、国家間の利害、自然と人間、企業と個人、仕事と家庭などさまざまな領域で二項対立を次元超越的に統一しようという「共生」の必要性が声高に叫ばれています。
「相克と共生が同時に起こる時代」そんな現代社会を識者をどう切り取り、整理し、解釈するのか。政治、経済、経営、建築など多様なジャンルで第一線を走る人々を講師に招き話を聞こうという企画です。

・建築と自然の共生を目指す 隈研吾先生
・中国のベンチャー企業に日本人が失った挑戦意欲を見いだす 関満博先生
・資源循環型経済システムを提唱する細田衛士先生
・日本と東アジアの共生を語る 姜尚中先生
・インドの可能性を熱く説く 榊原英資先生
の5講演です。

2005年後期の募集開始!

皆さまお待たせいたしました。
いよいよ2005年後期の募集がはじまります。今回の講師陣は如何でしょうか? 企画者としては、これまでと比べても遜色のない素晴らしい方々にお越しいただけると自負しております。多くの皆さまに受講いただけることを期待いたします。

募集開始に合わせて、しばらくお休みしておりましたBlogも再開いたします。10月19日の開講までの間は、講師おひとり一人の簡単な紹介と依頼の経緯などを楽屋話的に掲載していきたいと思います。
後期もよろしくお願いいたします。