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自分自身に、自分が一番期待しろ! 梅原大吾さん

photo_instructor_852.jpg梅原大吾さんは、日本人初のプロゲーマーだ。
講師略歴には「15歳で日本を制し、17歳で世界チャンピオンのタイトルを獲得。以来格闘ゲーム界のカリスマとして、18年間にわたり世界の頂点に立ち続けている」とある。
続く紹介文の中では「世界のゲーム界でウメハラの名を知らぬものはいない」とも書かれているが、残念ながらゲーム界とは無関係のところで生きてきた私は、その梅原さんを知らなかった。ついでにいうと、格闘ゲームをやったこともない。
だから会場に着いた途端、聴衆の多さにまず驚いた。あれ?今日の講師ってそんなに人気のある人なんだ、と。会場に着くまでの私は、今回はマニアックな話題だろうと高をくくっていたのだった。

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作られたイメージ 井上章一さん

井上章一講演タイトルからして京都への屈折した思いが語られるのかと思いきや、京都の話はほとんど無かった。講演中、私は心の中で何度も呟いた。「関西の人の話って本当にサービス精神旺盛だ」それほど井上章一氏の講演はたくさんの興味深い話題と笑いで満ちていた。

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日本人よ、変わることを恐れるな 夏野剛さん

夏野剛今から20年前と現在、私たちの生活はどう変化しただろうか。

「例えば、人との待ち合わせを考えてみて欲しい」と夏野剛さんは言った。「渋谷のハチ公前で17時」と電話で約束しなければ待ち合わせができない時代だった。しかし、現在では場所すら決めずに、LINEで「今どこ?」と連絡を取り合い、待ち合わせ場所を決める。友達の電話番号すら知らなくても連絡がとれる。読んだら既読が付く。私たちの生活は劇的に便利になった。

では、この20年日本のGDPはどれだけ成長しただろうか。

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よい理論ほど実践的である  金井壽宏先生

There is nothing as practical as a good theory
よい理論ほど実践的である

社会心理学者クルト・レヴィンのこの言葉を初めて聴いたのは20年近く前のことだ。
経営行動科学学会の設立最初の学会で、設立呼び掛け人の一人として壇上に立った金井壽宏先生の口から発せられた言葉であった。

金井先生photo_instructor_849.jpgは、当時四十代前半、少壮気鋭の経営学者であった。学会会場の南山大学キャンパスを、何人かの学生を引き連れて、颯爽と歩いている姿を眩しく眺めていたことを憶えている。

四年ぶり六回目の夕学登壇になった今夜も、金井先生は、クルト・レヴィンの言葉から始めた。


There is nothing as practical as a good theory
よい理論ほど実践的である

この言葉は、「持論アプローチ」という金井先生の研究&教育&実践アプローチ姿勢と通底する。
例えばリーダーシップ論でいえば、すぐれたリーダーシップの実績がある達人には、自らの経験から導き出した薫陶を整理し、言語化して「持論」として他者に語ることが出来る人がいる。それは実務家が、リーダーシップを実践し、部下や社員を育てるうえで、極めて有効な実践的なアプローチ方法である。
一方で、実務家の「持論」が、研究者が実証研究の積みあげの結果として構築してきた「理論」に負けないほど豊かであれば、研究者にとっての研究対象にもなりうる。
リーダーシップに限らず、モチベーションでも、キャリアでも金井先生は、いつも「持論アプローチ」の重要性を指摘してきた。いわば、領域を貫く一貫したアプローチテーマと言えるだろう。
研究者、教育者、実践家の3つの顔をひとつに統合する紐帯のようなものかもしれない。

「持論アプローチ」には、いくつかの留意点がある。
・ひとりよがりの我見にならぬように、できれば理論の裏付けを得たものが望ましい。
・一度作ってそれで終わりにするのではなく、何度でも書き換えて、練り上げる方がよい。
・持論を語ることで人を育て、育った人間が新たな持論を生み出す、「持論カスケード」形成されるようになると組織にとっても意味がある。 
等々。


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第25回 1/27(金) 海部陽介先生

yousuke_kaihu.jpg2016年度後期を締めくくって頂くのは1/27(金)ご登壇 国立科学博物館人類研究部 海部陽介先生です。

『日本人はどこから来たのか?』

先生の最新著書は日本人であれば誰しもが考えるこの古くて新しい問いに、最新の研究結果より紐解いています。

遺跡調査は日本の国内で閉じているかぎり本当のことはわからない、と本著のなかで先生は記していらっしゃいます。

人骨の形態学・遺伝学・考古学・年代学などの 進展と知見統合、海外の遺跡との比較、DNA研究・・・といった重層的なこの10年間の研究によって、私たち日本人の来歴と、祖先たちの知られざるチャレンジがどのようなものであったか浮かび上がってきているのです。

その解明の陰には、海部先生をはじめとする各分野の第一線の専門家、研究者皆さんのたゆまぬ研究努力と知見の統合という、まさに現代のチャレンジであること他なりません。

アジアにおける過去200万年間の人類総史の解明に貢献することが目標という海部先生より、人類がこの日本に到達するまでの新たな仮説をお伺いします。

事前に上述の参考図書を一読いただきご参加されると、より理解が深まるとのこと。
新年より人類の大きな謎を皆さんと共に解いていきたいと思います。

・海部 陽介先生
・国立科学博物館人類研究部 人類史研究グループ長
・演題:「日本人4万年の旅を再現する」

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第24回 1/24(火)田口佳史さん

yoshihumi_taguchi.jpg第24回1/24(火)、東洋思想研究家の田口佳史先生にご登壇いただきます。

田口佳史先生には、慶應MCCのメインキャンパスで、文化教養講座agoraの講師もお願いしています。各回テーマに基づいて、中国古典の文章、解釈、そこからの学びをご講義いただいたのち、問答形式で、田口先生に問い考える方法をとっています。私たちのどんな問いも真摯に受け止め、答えてくださる、田口先生。徳のある方、人格者とは、こういう方のことを言うのだな、と思ってきました。

孔子、『論語』、皆さんご存じのことと思います。
世界四大聖人にも数えられる、儒家思想の始祖です。2,000年以上語り継がれ、読み継がれてきた孔子は、どれほど偉大で清い聖人だろうかと思っていました。agoraで学んでみると、意外に、とても人間味のある人物像がうかびあがってきました。迷ったり、腹を立てたり、苦労したりもしていたのだとわかりました。そして、だからこそ言葉に説得力があり、真実があるのだとわかりました。

学ぶなかで、「この言葉はいまの自分のためにあったのではないか」と驚くことが、たびたび、ありました。自分が悩むほど、傷ついたときほど、より言葉が沁みることも実感しました。私はいまでも似たようなことに悩んだり迷ったりしていて、成長はゆっくりなのですがそれも含めて、古典に学ぶ意味とはそういうことなんだなと振り返っています。

田口佳史先生は、49年にわたり、ご自身挑戦、迷い、失敗、数々の経験をしながら、さまざまな中国古典をひたすら読み続け、研究と探求をし続けてこられました。孔子の言葉がそうであるように、私たちに、沁み入る言葉や考え方を紹介し前に進むきっかけをくださる田口先生。お一人でも多くの方に、ぜひいちど、出会っていただきたい。ぜひいちど、先生のもとで学んでいただきたい。そう心から思う先生です。(湯川)

・講演日 2017/01/24 (火)
・田口 佳史(たぐち よしふみ)
・東洋思想研究家、株式会社イメージプラン 代表取締役社長
・演題:「人生は噛みしめるように生きる」

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第23回 1/19(木)梅原 大吾さん

daigo_umehara.jpg第23回 1/19(木)は、プロゲーマー、梅原大吾さんにご登壇いただきます。

Daigo Umehara is the most dominant fighting game champion in the world. He is best known for his aggressive play and nearly psychic ability to predict and counter his opponent's next move.

梅原さんの公式サイトにアクセスすると、スタイリッシュな写真とともに、英語で、このように紹介がはじまっています。世界でもっとも強い格闘ゲームのチャンピオン、梅原さんの闘いのフィールドが、"世界"であることもわかります。

アグレッシブな攻撃、敵の次の動きをよむ力は超能力と思えるほど。"The Beast"とも呼ばれる世界のゲーム界で知らぬ者はいない王者。世界のカリスマとして18年間にわたり世界の頂点に立ち続け、さらに「世界で最も長く賞金を稼いでいるプロゲーマー」としてギネス認定もされています。

すごいプロフェッショナルです。そしてこの圧倒的な勝利にあるのが、タイトルにある「一日ひとつだけ強くなる」。
「一度きりの「勝ち」が欲しいのなら運や要領で実現できますが、何度でも勝ち続ける「強さ」を手に入れるには、やはりそれなりのやり方が必要になります。」と梅原さんはおっしゃいます。ゲームと聞くと、運、勢い、経験、技術などを思いますが、梅原さんの言葉から、勝ち続けるための「独自の哲学と努力」があることが伝わってきます。なかなか伺えないザ・プロフェッショナルのお話。わくわくします。じっくり伺いたいと思います。(湯川)

・講演日 2017/01/19 (木)
・梅原 大吾(うめはら だいご)
・プロゲーマー
・演題:「一日ひとつだけ強くなる」

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公式ウェブサイト http://www.daigothebeast.com/

第22回 1/17(火) 清水聰先生

akira_shimizu.jpg1/17(火)は慶應義塾大学 商学部教授 清水 聰先生にご登壇頂きます。

先生のご専門は、消費者に関する理論をマーケティング戦略に応用する、実践的なマーケティングの研究。

具体的には、コミュニケーション戦略やブランド戦略、新製品評価、会話型探索エンジンの開発などに消費者の理論を導入、多変量解析、データマイニング、テキストマイニング等の手法で解析し、日本発のマーケティング理論構築を目指していらっしゃいます。

SNSの登場、さらにはスマートフォンが普及して以来、企業側からの情報だけでなく、消費者間でなされるクチコミ情報など、消費者の意思決定に大きな影響を与えるマーケティングのあり方が大きく変化しています。

これまでの既存のメディアに、いま大きな流れとなっている新しいメディアを加えた 新たな購買意思決定プロセスは、海外にはない、日本独自の視点でのアプローチが特徴的であると、先生はおっしゃいます。

さまざまな企業と検証を重ねられている実例とともに、日本発の新たな顧客マネジメントのあり方「循環型マーケティング」について解説いただきます。(保谷)

・清水 聰先生
・慶應義塾大学 商学部教授
・演題:「新たな顧客マネジメント~循環型マーケティングの提案~」

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第21回 1/12(木) 志賀俊之さん

toshiyuki_shiga.jpg新年明けて1/12(木)は日産自動車株式会社 取締役副会長 志賀 俊之さんにご登壇頂きます。

1976年に日産自動車に入社され、最初の配属先は本業の自動車関連ではなく、主にボートの製造を行うマリーン事業部。
その後、海外営業部での経営経験も積まれ、1999年ルノーとの提携に伴い着任したカルロス・ゴーンCEOによる日産リバイバルプランでは、現場とのパイプ役として、立案・実行に邁進され、大きな成果を上げられました。

経営危機に陥った状況下でのカルロス・ゴーン氏との出会い、ルノーとの提携によるグローバル化、リバイバルプランで果たした大きな役割・・・等。

これまでの様々なご経験にもとづくリーダーシップの発揮と柔軟性ある組織づくりとともに、事業環境の変化がより複雑かつスピードを増し、短期予測さえも困難になっている業界のなか、ゆるぎない企業の変革と成長とは何か、経営第一線のお話しを楽しみにしたいと思います。(保谷)


・志賀 俊之さん
日産自動車株式会社 取締役副会長
・演題:「日産:変革を支えるレジリエントオーガニゼーション」

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第20回 12/16(金) 齋藤 ウィリアム 浩幸さん

whilliamu_hiroyuki_saito.jpg12/16(金)は齋藤 ウィリアム 浩幸さんにご登壇いただきます。

1971年 米カリフォルニアで生まれ、アメリカ育ちの日系2世でいらっしゃる齋藤さん。

小学生の時より、当時出始めたばかりのパソコンに関心を持ち、解体し一日で復元したという逸話とともに、10代で商用プログラミングをはじめ、16歳の飛び級で大学合格。
カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)医学部卒業する傍ら、IT技術者として暗号や生体認証の分野における研究開発を行い、事実上の世界標準規格となる生体認証システムを生み、アメリカおよび日本で特許を取得されているという華々しい経歴をお持ちです。

現在は、IoTとセキュリティの専門家、起業家として、日本に活動の本拠地を移し、世界中のベンチャー企業のアドバイザリーをしながら、ベンチャー支援コンサルタントとしても活躍。2013年には内閣府本府参与(科学技術・IT戦略担当)に任命され、大学等の講義とともに政策提言も行っていらっしゃいます。

また、これまでの起業、チームづくりのご経験を通して、アントレプレナーシップ、チームワーク、リーダシープに関するビジネス書の著書も多数で、経験に基づいた記述は多くの経営者にとって指南書にもなっているそうです。

国内外問わず発信していらっしゃる齋藤 ウィリアム 浩幸さんより、IT戦略における世界の中での日本の取り組み、そこにある問題点を第一人者の視座からお話し頂きます。
(保谷)

・齋藤 ウィリアム 浩幸さん
株式会社インテカー 代表取締役社長
・演題:「IoTとサイバーセキュリティ」

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第19回 12/13(火) 柳家花緑さん

karoku_yanagiya.jpg12/13(火)ご登壇いただくのは落語家 柳家花緑師匠です。

師匠が落語を始めたのは、なんと9歳の時。
16歳で祖父5代目柳家小さんに入門し、戦後最年少の22歳で早くも真打に昇進されました。

スピード感あふれる歯切れのいい語り口から繰り広げられる話芸は、古典から新作まで幅広い演目とともに、新たな取り組みも大人気です。

それは、落語に新風を吹き込む独演会にての"同時代落語"。

着物に座布団、といったこれまでの噺家のスタイルを脱し、スーツ姿で椅子に腰掛け口演されるのです。師匠の身体にピッタリと合ったスーツ姿は、着物の時とはまた違う趣。
普段、寄席に通う方から落語は初めてという方まで、多くの観客を魅了し新たな落語ファンを増やしていらっしゃいます。

歴史ある世界にあって、これまでの既成概念を覆し、新たな取り組みにチャレンジし落語界を牽引されている師匠の姿。

今回は、師匠が今もっとも大切と感じていらっしゃる"笑いと感謝"について紐解くとともに、一席ご披露いただきます。

落語の演目は当日までのお楽しみ。
花緑師匠のゆるゆると真剣な落語講座。師走の慌ただしい日々、ほっと一息楽しみましょう。(保谷)

・柳家 花緑師匠
・落語家
・演題:「笑いと感謝、いま大切におもうこと。」

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第18回 12/9(金) 矢内利政先生

toshimasa_yanai.jpg12/9(金)早稲田大学スポーツ科学学術院 教授 矢内利政先生にご登壇いただきます。
矢内先生の研究テーマは、スポーツパフォーマンスとスポーツ傷害のバイオメカニクス的分析。

「正しいフォームとはどのようなものか?」「傷害を起こしやすいフォームとは?」といった疑問への答えを探るべく、
① スポーツにおける身体運動の『からくり』を探る基礎的研究
② スポーツ傷害のメカニズムやリハビリテーションの効果について分析する臨床的研究
を実施している他、競技力向上と傷害予防に向け、大学・社会人・プロ選手を対象にサポートを行っていらっしゃいます。

とりわけ野球においては、プロ野球、社会人野球、大学野球のチーム、選手の幅広い協力もあり、基礎的研究とスポーツ現場の支援活動を両立され、ハイレベルな選手のフォームにおける共通した特徴も見出されているそうです。

先日、週刊『ベースボール』のウェブサイトに、「今後、野球において新たな変化球は生まれるのか」の問いに答えていらっしゃる矢内先生の興味深い分析が掲載されていました。

科学の目でスポーツパフォーマンスを分析することによって、これまで選手の経験値、感覚値に頼り蓄積されてきたものと大きく異なる事実も生じるという興味深い結果もあるとのこと。

スポーツを科学する矢内先生のお話から、身体構造や運動を力学的に探求するとともに、自らがスポーツをするうえで、また鑑賞するうえでも一段と楽しくなるきっかけとなること間違いありません。(保谷)

・矢内 利政先生
・早稲田大学スポーツ科学学術院 教授
・演題:「科学で斬るベースボール」

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第17回 12/8(木) 向谷 実さん

minoru_mukaiya.jpg第17回 12/8(木) 向谷 実さんにご登壇いただきます。

向谷 実さんといえば。やはり、私にとってはカシオペアです。
メジャーデビュー当時をリアルタイムな青春でともに過ごされていた先輩方はじめ私のように、カシオペアと聞けば、ああ、とわかり、音楽を聞けばますます、そうそう、とわかる方もとても多いのではないでしょうか。

そして、きっと聞くとますます、ああ、と思われるのが、電車の発車メロディー。東急東横線渋谷駅、東京メトロ東西線、聞くと、ああ、この音楽も向谷さん作曲でいらしたんだと愉しくなってきます。

向谷さんという方が面白いのです。幼少のころから熱狂的な鉄道ファン。発車メロディだけではなく、運転士訓練用や博物館向けの実写版鉄道運転シミュレータの開発などもなさっています。

向谷さんの世界観と、創造と、好きなことをビジネスに変えてきた熱い思い、じっくり語っていただくことになりました。刺激が、発見が、新しい出会いが、なにかヒントが、きっと私たちビジネスパーソン誰にとってもあるのではないかと思うのです。わくわくしながらお話をお伺いしたいと思います。(湯川)

・向谷 実(むかいや みのる)
・音楽プロデューサー、株式会社音楽館 代表取締役
・演題:「好きなことをビジネスに変える~音楽と鉄道がいっぱい~」

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第16回 12/2(金) 池尾和人先生

kazuhito_ikeo.jpg12/2(金)のご登壇は慶應義塾大学 経済学部 教授 池尾和人先生です。

2%物価目標の達成に向け「できることは何でもやる」としてきた日銀がマイナス金利政策を決めたのは今年6月のこと。

現在進められている日本の金融緩和は、最終的に出口に向かうと想定されていますが、現時点では、有効な出口は見出せていません。

それどころか、出口のない金融政策はヘリコプターマネー政策に転じ、経済的混乱を引き起こしかねないと池尾先生は警鐘を鳴らしています。

池尾先生は、マクロ経済学の視点より日本経済を分析していらっしゃる金融論の第一人者。

これまでにも、日本経済のデフレーションについて、グローバル化や高齢化の時代に合う産業構造への転換ができていないことが原因であり、金融政策だけではデフレからの脱却はできないことを強く主張されてきました。

短期で決着をつけ、手じまいすることを想定していた異次元の量的・質的金融緩和政策がずるずると現状を続けていることより、歴史的にみて、この金融緩和は何を意味するのか、財政ファイナンスへの変質は懸念されるのか、問題点を分析、解説頂きます。(保谷)

・池尾和人先生
・慶應義塾大学経済学部 教授
・演題:「異次元緩和と財政ファイナンス」

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第15回 11/30(水)尾崎宗春さん

muneharu_ozaki.jpg11/30(水)は牛肉商尾崎 商主 尾崎宗春さんにご登壇いただきます。

「自分も家族も美味しく食べられる安全な牛肉を作りたい。」

家業を継ぐため、アメリカにて畜産の勉強を2年間した帰国の際、尾崎さんはこう深く胸に誓ったそうです。
アメリカで散々見てきた、肉骨粉や成長ホルモンをつかい飼育している食肉産業の現状。

そこから、栄養価の高い飼料を開発し、牛にストレスをかけない飼育法を編み出す・・・といった勝負できる牛肉づくりへの試行錯誤が始まりました。

さらに、ファッションブランドのように牛肉にだってブランドづくりが大切と、自らの名前を取り「尾崎牛」と名付けました。

夢は牛肉による世界制覇。

折しも、今は世界各国で"WAGYU(和牛)"ブームとなっています。
そのなかにあって、「尾崎牛」はNYの超高級店にて、なんと1000USドルコースのメインとして提供されるというのですからブランドとして確立されていること、言うまでもありません。

牛肉によって世界多くの人に感動を届け、世界を変えていく・・・尾崎さんの牛肉にかけた人生、そのチャレンジ精神、想いを余すところなく伺います。(保谷)

・尾崎宗春さん
・牛肉商尾崎 商主
・演題:「「尾崎牛で世界制覇」 -健康な牛肉でないと人を健康に出来ない!」

講師プロフィールはこちら、「尾崎牛」の説明はこちらです。

第14回 11/24(木) 前田 鎌利さん

kamari_maeda.jpg第14回 11/24(木)ご登壇いただくのは、書家の前田 鎌利さん。

5歳より書に携わられ、書家として幅広くご活躍。17年間の大手通信会社での豊富な実務経験。そしてさらには、"あの孫正義さん"に、直接プレゼンし認められた、プレゼンテーション力の持ち主。そんな異色で多彩な前田鎌利さん。

"孫正義の後継者発掘・育成"を掲げる、ソフトバンクアカデミアの1期生で、首席で卒業された実績をおもちです。そのたしかな技術は、8.5万部を超えるベストセラーである著書や、プレゼンテーション講師としての活躍に、表れています。

今回のテーマは、「日本文化とプレゼンテーション」。
キーワードは「伝える」というたった3文字、だそうです。「心に何かを刻んでいただければ幸いです。」前田さんは講演紹介をそう、締めくくられています。ぐっと惹かれます。日本文化とプレゼンテーションのクロシング、前田さんと皆さんとご一緒いたします。(湯川)

・前田 鎌利(まえだ かまり)
・書家、株式会社 固 代表取締役、一般社団法人 継未 代表理事
・演題:「日本文化とプレゼンテーション」

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第13回 11/18(金)早野透さん

toru_hayano.jpg11/18(金)は元朝日新聞コラムニスト、桜美林大学名誉教授でいらっしゃる早野透さんにご登壇いただきます。

没後20年以上を経たいま沸き起こっている田中角栄ブーム。

このブームよりも早く、2013年に出版された早野さんのご著書『田中角栄』

長年、角栄氏の番記者として、地元 新潟取材から、首相になるまで、さらに首相になってと、その姿を間近でみて取材を重ねていらした早野さんならではの1冊。
側でみてきたものしか知ることのない角栄氏のエピソードやその時の様子が細かく記載されています。

田中角栄氏と言えば、昭和を代表する希代の政治家であり、当時、多くの人が認めるリーダーシップの持ち主でもありました。

難題と言われる事柄も、周囲の政治家や官僚を巻き込み豪快に片付けてしまう政治手腕。
そこには、時に、茶目っ気たっぷりに相手の懐に入り角栄シンパとさせてしまう人間的魅力もあったと言われています。

今起こっている一種のブームとも言えるこの流れは、
日本の政治意識への問いかけであるとともに、どこかに田中角栄氏のような大物リーダーを待望している気持ちを誰しもが持っていることの現れのようにも見えます。

田中角栄氏の実像を知る早野さんとともに、いま私たちは政治、リーダーに何を求め、どう進もうとしているのか、正面から向き合ってみる機会にしていきたいと思います。(保谷)


・早野透さん
・元朝日新聞コラムニスト 桜美林大学名誉教授
・演題:「わたしの田中角栄論」

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第12回 11/15(火) 小川 和久先生

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第12回 11/15(火)にご登壇いただくのは、軍事アナリストの小川 和久先生です。

北朝鮮によるミサイル発射。5回目となる核実験の実施。続く報道に、何が起き始めているのだろうか、驚き、脅威を感じます。けれども、そうはいっても日本は大丈夫だろう、日本は安全だろうと過信している自分にも気づきます。 "本当の"緊張感や危機感までは、感じ得ていないのではないか。では本当にはどうなのでしょうか。

こんないまだからこそ小川先生に、じっくり日本の危機管理について、日本をとりまく環境について、お伺いします。

小川先生は、陸上自衛隊生徒教育隊・航空学校、地方新聞記者、週刊誌記者などをへて、"日本初の軍事アナリスト" として独立。安全保障と危機管理の専門家として、政府の政策立案、国家安全保障に関する委員などに携わられているほか、アナリスト、コメンテーターとして、メディアでも活躍されています。また、日本の国家的安全や世界の変動要因を調査研究する目的で、NPO法人 国際変動研究所を設立、その理事長や静岡県立大学特任教授を務められています。
小川先生の専門性と鋭い視点、問題意識とともに、日本の危機管理について考えます。(湯川)

・小川 和久(おがわ かずひさ)
・静岡県立大学特任教授 NPO法人 国際変動研究所理事長 軍事アナリスト
・演題:「国際水準から見た日本の危機管理」
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第11回 11/11(金)松尾 睦先生

makoto_matsuo.jpg第11回 11/11(金)ご登壇いただくのは、北海道大学大学院経済学研究科教授 松尾 睦先生です。

松尾先生は、個人と組織の学習を専門とされていらっしゃいます。経験学習研究の第一人者でもいらっしゃいます。慶應MCCでは、東京大学 中原淳先生の『ラーニングイノベーション論』に「働く大人の経験学習」をテーマにゲスト講師としてご登壇いただいています。

人は、仕事でどうしたら成長するのでしょうか。
マネジャーは、どうしたら育つのでしょうか。

私たち誰もが知りたいことながら、よくわからない。そして、難しい。それがこの働く大人の成長ではないでしょうか。

いいタイミングで挑戦的な仕事を任せる。期待しながらうまくサポートし、本人の成功経験を積ませる。そういったことはよく見聞きしますが、よく考えると、これらどれもが抽象的で、理想です。松尾先生は、プロセスが「ブラックボックス化している」と、このこと自体も問題視されています。そしてそれを明らかにする、調査研究を続けていらっしゃいます。

挑戦的な仕事とはなにか。挑戦的仕事はどう作るのか。どう与えるのか。どうしたら経験から学んでいけるのか。どうしたらマネジャーが育つのか。

今回じっくり皆さんと、松尾先生の調査研究結果と最新理論を学び、そして自分ごととしての転化を考える機会としたいと思います。人材育成に携わる立場や役割の方、管理職やマネジャーの方はもちろん、仕事を通じて成長していきたいあらゆるビジネスパーソンの皆さんとご一緒に学び考えられたらと思います。(湯川)

・松尾 睦(まつお まこと)
・北海道大学大学院経済学研究科 教授
・演題:「マネジャーになる・育てる:仕事の作り方、与え方」

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第10回 11/10(木)井原慶子さん

keiko_ihara.jpg第10回 11/10(木)はカーレーサー、井原慶子さんにご登壇いただきます。

1999年のレースデビュー。レースクイーンからレーサーへ。
井原さんの華麗なる転身は、当時とても話題になり、すごいなあ、とニュースを見聞きしたことを私もとてもよく覚えています。

以来、井原さんは世界70か国を転戦、様々な壁を突破しながら15年以上、厳しいカーレースの世界で現役を続けてこられました。

そして、素晴らしいレース結果を次々に記録。カーレースの世界最高峰のWEC世界耐久選手権で、日本人初かつ世界女性初での入賞(2012年)、世界女性初の連続表彰台獲得(2014年)、ルマンシリーズ総合優勝など。女性レーサーとして世界最高位を獲得されています。
またその傍ら子どもたちの英語教育、大学院、女性の活躍推進、自動車の環境配慮への取り組みなど教育や社会にも活動を広げられています。

そんな井原さんの「特技」は、低燃費安全運転と子どもたちに英語を教えること、なのだそうです。
井原さんのウェブサイトでこれを見たとき「特技」だと表現されていらっしゃるのが面白いなあ素敵だなあと思いました。

同世代の同性としては当然ながら、井原さんの存在はデビュー以来、眩しいほどの憧れでした。私はお目にかかれるだけでとても楽しみなのですが、きっと力強く鮮やかな「突破する力」のメッセージがお伺いできることと思います。皆さんで世界最高峰の突破力、お伺いしましょう。(湯川)

・井原 慶子(いはら けいこ)
・カーレーサー、慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科 特任准教授、株式会社Fusion 代表取締役
・演題:「突破する力!~世界最高峰での技術開発とエネルギーの未来~」

講師プロフィールはこちら、井原さんのホームページはこちらです。

第9回 11/2(水)渡部潤一先生

junichi_watanabe.jpg11/2(水)は 天文学者 渡部 潤一先生のご登壇です。

天文学のお話しを素人にもこんなにわかりやすく楽しくお話し頂ける方は渡部先生しかいらっしゃらない!

渡部先生の講演に以前参加した方からの感想です。

1972年、当時大きな話題となったジャコビニ流星群。

小学6年生だった渡部少年は、流れ星を観たいがあまり、校庭で観測する許可を学校に取り付け、仲間とともに役割分担を決め、観測へと備えていたそうです。
しかし、その時には流れ星は1つも現れずがっかりしたとともに、簡単には観測できない天文学の深遠さに魅せられ、天文学の道を選ぶきっかけになったとのことが記されています。

今回のテーマは、地球以外に生命は果たして存在するのか。
私たちにとって関心の高い事柄について、天文学のアプローチより、現在はどのような解明が為されているのかお話し頂きます。

日々、慌ただしく過ごす私たちですが、
渡部先生のお話を機会に、時に夜空を見上げ、宇宙に思いを馳せるひとときをさらに持てるよう、楽しみにしたいと思います。(保谷)

・渡部 潤一先生
・自然科学研究機構 国立天文台 副台長・教授
・演題:「宇宙生命は存在するか~天文学からのアプローチ~」

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第8回 11/1(火)廣瀬俊朗さん

toshiaki_hirose.jpg第8回 11/1(火)にご登壇いただくのは、元ラグビー日本代表の廣瀬俊朗さんです。

2015年ラグビーワールドカップ。皆さん、"ああ、あの試合"と、興奮と感動を、エディ・ジョーン元ヘッドコーチや選手たちの姿とともに新鮮に思い出されることと思います。

廣瀬さんがラグビーを始めたのはなんと、5歳のとき。約30年のラグビー・キャリアという廣瀬さんが、選手・主将として戦ったあの試合は、廣瀬さんにとってどんな試合やチームだったのでしょうか。

廣瀬さんは、スタンドオフ(SO)、ウイング(WTB)として活躍、また日本代表主将、東芝ブレイブルーパス主将として、日本ラグビーを牽引してこられました。そして今年3月、約30年間に渡る現役選手生活に別れを告げました。
そのときのインタビューで、これからは新しいかたちで日本のラグビー界をサポートしていきたい、とおっしゃっていました。そのとおり6月には日本ラグビー界に新たに選手会が発足、廣瀬さんはその選手会長(代表理事)を務められています。

これから新たなフィールドでの活躍が期待される廣瀬さんと、これからますますの盛り上がりと活躍が期待される日本のラグビー界。廣瀬さんご自身の体験や信念、人生をとおしてみるラグビー、ワールドカップ、そして生き方論のヒント、じっくりお伺いしたいと思います。(湯川)

・廣瀬 俊朗(ひろせ としあき)
・元ラグビー日本代表主将
・演題:「進化を楽しむ」

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第7回 10/27(木)森本 あんり先生

anri_morimoto.jpg第7回 10/27(木)に登壇していただくのは、国際基督教大学教授の森本 あんり先生です。

森本先生は、アメリカキリスト教史がご専門です。アメリカ精神の底流をなすのは、アメリカキリスト教が育んだ、「反知性主義」である、と森本先生はおっしゃいます。

反知性主義。Wikipediaをひくと「知的権威やエリート主義に対して懐疑的な立場をとる主義・思想」と解説があります。何となくわかるが難しい。そんな言葉であり考え方です。

今年の11月8日、第45代アメリカ合衆国大統領の選挙が予定されています。それに向けた予備選挙、アメリカ市民の支持率や反応の変化は、日本でも毎日のように報道されてきました。

オバマ大統領が、米国史上初のアフリカ系大統領として当選した、2008年の大統領選挙を思い出します。あのとき、期待に湧き、変化の兆しを感じたあの雰囲気は8年たっても鮮明に思い出されます。あれからの8年で、アメリカは、何が、どう、変わったのでしょうか。アメリカ市民は、何を求めているのでしょうか。

差別と憎悪を是認するトランプに支持が集まり、さらに過激になっていく予備選に、私たちは、なぜ、と疑問をもっています。
親しみはあり、接点も多く、経済やカルチャーさまざまな影響も受けるこの大国のことを、実は、よく解っていないということにも、気づかされました。
今回はアメリカの反知性主義から、森本あんり先生に説いていただき、じっくりアメリカのことを学びたいと思います。(湯川)

・森本 あんり(もりもと あんり)
・国際基督教大学 人文科学デパートメント教授(哲学・宗教学)・学務副学長
・演題:「オバマとトランプ:反知性主義とアメリカの宿命」

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第6回 10/25(火)上田泰己先生

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第6回 10/25(火)に登壇していただくのは、東京大学教授で、理化学研究所グループディレクター、上田泰己先生です。

上田先生には2010年の『夕学五十講』にご登壇いただきました。当時すでに、システム生物学、機能ゲノミクスを専門にする弱冠34歳の新進気鋭の生物学者、とご紹介をしていました。再登壇のお声もたくさんいただいていた上田先生、7年ぶりの再登壇です。

腹時計があるように、腸にも肝臓にも皮膚にも脳にも時計がある。時計細胞によって生命リズムが刻まれる。上田先生の研究を聞いたとき、面白いことを研究されている先生がいらっしゃるんだなあ、と思いました。さらに、研究や技術開発がすすみ、上田先生のご関心は全細胞解析、生命科学の未来へ。
透明マウス?全脳・全身透明化とは!? さらなる研究を進められている上田先生に、最新の生命科学のお話をたっぷりお伺いいたしましょう。(湯川)

・上田 泰己(うえだ ひろき)
・東京大学 教授、理化学研究所 グループディレクター
・演題:「全脳・全身透明化の先に見えてくること」

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2010年の夕学五十講のリフレクション「「生命」と「時間」の関係を解明する

第5回 10/17(月)平井正修住職

moto_syosyu_hirai.jpg10/17(月)ご登壇いただくのは 平井正修 全生庵 第七世住職です。

現代人は、情報が多すぎ、忙しすぎる、それゆえ意識・無意識にかかわらずとてもストレスが多い。そう常にいわれます。そしてその観点からいま、マインドフルネスが注目されています。座禅はその「方法」のひとつ。

今回の講演では、全生庵 第七世住職の平井正修氏より、坐禅の力、禅の教えからの心のしなやかさ、そんな観点からお話をいただきます。

臨済宗・全生庵は、江戸城無血開城に尽力し、剣・禅・書の達人でもあった山岡鉄舟が建立しました。現役首相をはじめ、政財界人も多く参禅されていることでもよく知られています。その全生庵の第七世住職でいらっしゃる平井正修氏は、日本大学客員教授として教鞭もとられ、ビジネス誌のコラムや著書で、私たちビジネスパーソンに向けて、禅の教えや参禅のすすめを常に語っていらっしゃいます。今回は直にお話をお伺いできる機会ですので、禅の教えや参禅の力をじっくりお伺いしたいと思っています。(湯川)

・平井正修(ひらい しょうしゅう)
・全生庵 第七世住職、日本大学客員教授
・演題:「坐禅で作る しなやかな心」

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第4回 10/14(金)日向野幹也先生

mikinari_higano.jpg10/14(金)ご登壇いただくのは 早稲田大学 大学総合研究センター 教授 日向野 幹也先生です。

日向野先生のご専門はリーダーシップ開発論。

2006年、立教大学経営学科のコアプログラムとして「ビジネス・リーダーシップ・プログラム」(BLP)を立ち上げ、学内外で高く評価され、現在では他大学にも波及しつつあります。

そこで学ぶのは「権限がなくても発揮できるリーダーシップの涵養」。

権限がないときでもリーダーシップを取ることのできる若者が、後に権限や役職を得たときには、部下が進んで付いてくる良いリーダーになれるであろうことを確信しての教育目標だったそうです。

さらには、当プログラムの学び方も大変ユニーク。
アクティブ・ラーニングによる学び方を導入し、プレゼンテーションやプロジェクト型学習を重視し、グループワーク等を多く採り入れることによって、学生、教師、運営事務局までもが相互に学び合いながら、リーダーシップを発揮しBLPを創り上げていることに特徴があります。

このようなリーダーシップ開発は、大学教育のみならず、社会、企業でも注目されはじめている事柄です。

彼ら学生を社会で迎え入れるにあたり、さらに、私たち自身のリーダーシップ開発においても、今後どのように捉え、学んでいくべきなのか、日向野先生がこれまで取り組まれた実践を参考に考えていきたいと思います。(保谷)


・日向野 幹也(ひがの みきなり)先生
・早稲田大学 大学総合研究センター 教授
・演題:「新しいリーダーシップのあり方と学び方」

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第3回 10/11(火)井上章一先生

『京都ぎらい』。

新書大賞2016年、第1位となりました。話題、評判となりました。20万部を記録したそうです。お読みになった方も、いらっしゃると思います。

第3回10/11(火)は、この本の著者で、国際日本文化研究センター教授でいらっしゃる井上章一先生にご登壇いただきます。

井上先生ご自身、京都の"洛外"に生まれ、育った方。だからこそ、「気づいていながら誰もあえて書こうとしなかった」ことが書ける、表現できる。そんな井上先生の「新・京都論」。このコンセプト、視点からして面白い、文章もリズミカルで皮肉たっぷりながらコミカルで、私も手にとってすぐ、面白くて一気に読みました。

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今回はここからさらに広げて関西論です。井上先生は建築史・意匠論をご専門とし、日本文化や関西文化論など幅広く著されていらっしゃいます。
京都と関西、もしかしたら東京さらには日本文化。ここにも、知らなかった、または気づいていながら表現されてこなかった、
井上先生ならではの新・関西論がありそうで、とても楽しみです。(湯川)

・井上章一先生
・国際日本文化研究センター 教授
・演題「京都ぎらいの関西論」
・講師プロフィールはこちら

第2回 10/5(水)夏野 剛先生

こんにちは。司会担当いたします慶應MCC保谷です。
2016年度後期もどうぞよろしくお願いいたします。

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ベンチャー企業副社長から、iモードビジネスの立ち上げのためにドコモに転身し、これまでにない多くのサービスを世に送り出してきた夏野先生。

NTTドコモ退社後も、多くの企業の取締役として経営に携わる他、2001年にはビジネスウィーク誌にて世界のe ビジネスリーダー25人の一人に選出されているなど、日本、世界を代表するITビジネスのエバンジェリストのお一人でいらっしゃいます。

先生が常に追い続けているのは、IT革命がもたらす情報の高速化による社会のあらゆる面の変化。

加速度増す社会の進展のなかで、いかに「勝つ」ビジネスモデルをつくりだし、私たちの生活をより快適なものへとしていくか、先生はこれまでにさまざまな業界、事業にて実践されています。

IT業界の最新動向を交えながら、変革を恐れず時代に適応し進化し続けることの意義と重要性を、語り口ソフトな夏野先生より熱くお話し頂きます。(保谷)

・夏野 剛先生
・慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科 特別招聘教授
・演題:「変えること、変わることを恐れてはいけない!」

講師プロフィールはこちらです。

2016後期が始まります 第1回 10/4(火) 金井壽宏先生

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皆さま、こんにちは。『夕学五十講』司会進行役の慶應MCC 湯川です。皆さまいつも、『夕学五十講』へのご参加・ご関心、ありがとうございます。

8月は『夕学五十講』も夏休み。その間に16後期の企画・ご依頼・準備を進めてきました。おかげさまで2016後期も全25講演、素晴らしい先生方にご登壇いただけることになりました。2016後期も皆さまのご来場お待ちしています!

明日、9月1日(木)の受付開始に先立ち本日から、恒例の講師・講演紹介を始めたいと思います。いつもはリレーでレビュアーが講演をレポートしている、この「夕学リフレクション」コーナー、開講までの間この場をお借りして、私たち司会進行役の湯川・保谷が日程順に各回をご紹介していきます。

皆さまご存じのとおり、金井先生はキャリア、リーダーシップ研究の第一人者でいらっしゃいます。「変革型ミドルの探究」「働くひとのキャリアデザイン」「仕事で一皮むける」などの著書をお読みの方も多いことと思います。『夕学五十講』にも第1期目、2001年前期の初登壇に始まり、今回第6回目と最多登壇です。

『01前期「管理者の抱く人間観と組織観」、04前期「一皮むけた経験とリーダーシップ開発」、06後期「モティベーションの持論アプローチ」、09後期「ゆとり教育世代との向き合い方」、12前期「個人が変わる、集団が変わる、組織が変わる」と演題を振り返るだけでも、金井先生のご研究の遷移や幅広さがうかがえます。

そして今回の演題は「私のリーダーシップ研究の旅」。まさにいまの金井先生のお話、きっとご自身の研究やキャリアを含めた、大きくて深いお話をいただけることと思います。皆さんとご一緒にじっくりお伺いしたいと思います。(湯川)

・金井壽宏先生
・神戸大学大学院経営学研究科 教授
・演題「私のリーダーシップ研究の旅」
・講師プロフィールはこちら

自社の強みを活かすCSV経営 名和高司先生

photo_instructor_809.jpg 行き過ぎた資本主義を懸念する声が上がり、企業とは本来、社会に何かしらの「よいもの」を提供し還元する、という本来の意味を追い求めるべきだという機運が高まっている。特に、2009年のリーマンショック以降は、一部の経営層にのみ富をもたらした身勝手な企業に対する社会からの冷たい視線が強くなった。

しかし、現在も企業は社会を構成する一員として機能しており、すべての企業が悪の枢軸だったわけではない。私たちは、何よりも自分が勤め日々お給料をもらっていることからしても、企業という構成員を社会からつまはじきにすることはできなかった。一橋大学の名和高司先生は、この人々のねじれた気持ちやジレンマに対する解決策として、経済的価値と社会的価値を両立させる「Creating Shared Value(CSV)」という概念を紹介してくれた。

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次世代のニュースメディアのあり方 水島宏明教授

photo_instructor_833.jpg父親が死んで、まず新聞をとめた――。講演中に水島宏明教授が仰った言葉である。かく言う私も、父が死んだあとすぐに新聞をとるのをやめた。家族の中で父しか読む人がいなかったからだ。このようなケースはわりとあるそうで、新聞読者の多くは高齢者であり、発行部数は減少傾向である。

うってかわって、現代の若者は日々のニュースはスマホで読んでいる。これまでは、新聞やテレビでチェックしてきたが、今となってはヤフーなどで新聞社や出版社から配信される記事や情報を多面的に入手できるようになった。教授曰く私たちは現在「メディアの大変革期」にいる。そこで、直面している問題が大きく二つにわけて「ジャーナリストのあり方」と「ニュースメディアのあり方」である。

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モヤモヤと対峙する 佐伯啓思先生

佐伯啓思 佐伯啓思先生は今回の講演で、第一に「グローバル資本主義は限界に来ている」という話をされ、第二に「それにも関わらず資本主義のベースにある『効率主義』『成長主義』というアメリカ的イデオロギーがいかに強固か」という話をされ、最後のまとめとして「資本主義に変わる社会像とはいかなるものか」という話をされた。私は、第一の話には深く納得し(納得度90%)、第二の話はそうかもしれないと考え(納得度60%)、最後の話はなんだかモヤっとした印象(納得度30%)を持った。

 しかし、講演から時間が経つほどに、最後のモヤッとした印象というのが極めて正しい感想の持ち方なのではないかと考えるようになった。佐伯先生もまた、モヤっとしながら、資本主義に変わる社会像を模索されているのではないかと思うのだ。

 以下、今回の講演をダイジェストしながら、私自身の感想を述べていきたい。

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人間の本質を描く脚本家 大石静さん

photo_instructor_824.jpg「はぁ...もう6年も前なのか...」と思わずため息をつきたくなる。出版業界で働く40代半ばの独身キャリアウーマンと、17歳年下の若き証券会社社長との不倫を描いた「セカンド・バージン」(2010)が放映されてから、なんと6年も経っている!主人公の鈴木京香さまはもちろん美しかったが、それ以上に長谷川博己がかっこよくて、「こんな男にこんなこと言われたらキュン死してしまう...」と思いながら、毎週火曜日が待ち遠しかった。

今日の講演は脚本家の大石静さんである。「おぉ、あの、私の大好きな『セカンド・バージン』を書いた人お方!」という思いっきしファン目線で聴いた120分であった。その中でも大石さんが語ってくれたことをもとに、なぜ大石作品は魅力的なのか、また、昨今オワコンと言われているテレビ業界が抱える課題についても考えてみたい。

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AIにも奪えない 夢を紡ぐリーダーシップ 一條和生先生

一條和生メディアがAIの躍進を報じるのと同時に、その波に乗り遅れまいとする企業は後を絶たない。同時に、雇用が奪われ、格差拡大を招く可能性がある諸刃の剣としてAIを捉える風潮をメディアはまた隠しきれない。

現代の最もホットなトピックであるこのようなDigital TransformationやDigital Disruptionを有効活用し、人類のgoodwillを起源とする知識創造により、人とDigitalは共存できるという光を与えてくれたのが、一條和生先生である。

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妖怪は世界に誇れる文化 小松和彦さん

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日本人の心に寄り添う妖怪たち

小松和彦さんによると、妖怪とは「実際に存在している現象や存在に名前がついて絵画化されたもの」と定義される。

元はといえば「風もないのに家の戸がガタガタ音を立てた」「山に登って大きな声を出したら、誰かに真似された」といった不思議な現象を説明するために、妖怪はつくりだされたという。
そうやって形にしたり名前を付けることで、正体不明の不安や説明のつかない恐怖を和らげる。ある意味、妖怪は人間の知恵の産物とも言えるだろう。

では、妖怪なんて単なる空想にすぎない存在ないのかというと、それはちょっと違う。

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欧州離脱交渉のカギは女性が握る 竹森俊平先生

竹森俊平ギリシャ、イタリアの金融危機、シリア難民問題、英国離脱というさまざまな未解決問題を抱える欧州は今後どこに向かっていくのか。地域的統合と融和を目指した世界の大きな取り組みに対する会場の注目に対して、重鎮の目線から答えてくれたのが本日の講師である竹森教授でした。英国の離脱に端を発して、やっぱり世界は常に躍動しており、この歴史の一ページが後世を形成する時代の流れとなることを実感した初夏となったのは、ニュースメディアで得る情報よりも生きた大局的視点を竹森教授が提供してくれたからなのだろうとおもいます。

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科学の伝道師 鎌田浩毅先生

photo_instructor_810.jpg赤のストライプのジャケットを纏い登場した鎌田浩毅先生は、開口一番こうおっしゃった。「これはマグマの赤です」。一瞬で火山学者であると、みんなに理解してもらうための工夫である。
今回は「日本列島に迫り来る火山と地震の危機」という演題であったが、さらに「人を動かす」というテーマについてもかなり時間を割いてお話ししてくださった。その中でも、特に興味深かった話と、現在私自身が直面し、解決したい問題と絡めて紹介していく。

3.11は99%予測出来ていた

この言葉を聴いた瞬間、「マジかよ」と思った。なんで教えてくれなかったのよと。鎌田先生によると、「過去は未来を解くカギ」であり、歴史を紐解くと、ある程度は予測可能である。例えば、次のように分析する。

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原晋監督に聴く、覚悟を伝える言葉の襷リレー

photo_instructor_828.jpg東京箱根間往復大学駅伝競走、通称「箱根駅伝」。
昨年、そして今年と、圧倒的な強さで完全優勝を果たしてきたのが、原晋監督率いる青山学院大学陸上競技部である。しかしその強さは一朝一夕に培われたものではない。原監督が就任以後十年をかけて作り上げてきた強さ。その背景には、原監督自身の半生が反映されている。

折々に、周囲の人の言葉が原監督を動かしてきた。

駅伝の名門である広島県の世羅高校では全国大会準優勝を果たしたものの、中京大学体育学部時代は目立った成績もなく、陸上部の一期生として採用された中国電力では1年目から故障、監督との衝突もあって5年目の27歳で引退を余儀なくされる。
この時、自分を採用してくれた人事課長からの送別の言葉を、原監督は読みあげた。

「陸上では花開かなかったが、陸上を辞めてからもおまえの生き方はみんなにずっと見られている。しっかりやるんだぞ」

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選挙制度に異議あり! 谷口尚子さん

 photo_instructor_812.jpg谷口尚子先生の講演前日、2016年6月21日付の朝日新聞を広げ、私は口をあんぐりさせた。紙面には、今回の参議院選挙において憲法を重視政策に挙げた自民、公明の候補者はゼロ、と書かれていたからだ。

 自民党の党首が憲法改正に意欲的なことは今さら言うまでもない。憲法は国の最高法規である。その憲法の改正が重要でないならば、今回の候補者はすべて争点隠しのウソつきか、さもなくばコトの重要性が理解できない大バカのどちらかだ、と書いてしまっては言い過ぎか。

 まあ、だからといって、かつて政権交代を果たし惨憺たる結果をもたらしたどこぞの党に期待する気は毛ほどもなく、実現不可能な理想論だけを叫び続ける万年野党にはもはや飽き飽き。もともと政治に関心が薄いほうではないけれど、最近は投票のモチベーションをどこに見つけていいのやら。これが現在の私の偽らざる心境である。

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大阿闍梨に学ぶ、暗闇にあかりをともす生き方 塩沼亮潤さん

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すさまじい行と、その先にある奇跡

千日回峰行ーー明治時代以降にこの行を完遂した人、つまり大阿闍梨は塩沼亮潤さん以外にたったひとりしかいない。「てことは、かなり厳しい行なのだろうなァ」と聴講前にボンヤリ想像していたが、具体的な内容を聞いてひっくり返りそうになった。

19:00就寝、23:30起床。起床後すぐに滝に打たれて身を清め、階段500段を駆け上がって山伏のような格好(雨などで濡れると7kgにもなる)に着替える。休む間もなく山を登って朝8:30には24km先の山頂に到着。もちろん、歩くのは整備された登山道ではない。獣道だ。
山頂に着いたらすぐさま来た道を戻る。

毎日毎日、睡眠時間わずか4時間半で48kmもの険しい道のりを行く。これを1,000日間続けるのが千日回峰行だ。常人には到底真似できるものではない。

1,000日といっても、ぶっ続けではない。1,000日連続じゃ死んでしまう......からではなく、雪の時期は山に入れないからだ(いや、実際に1,000日も続けたら間違いなく死ぬだろう)。1年のうち4ヶ月ほどをこの行に費やしても、全て終えるまでには9年もかかる。

講演では、苦しい行の合間に塩沼さん自身が書き留めたたくさんの言葉が紹介された。

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ラグビー日本代表チームを変えたメンタルコーチ 荒木香織さん

photo_instructor_822.jpg自分の心を征すれば全てを征することができると、古より言い伝えられている。自己啓発本の専売特許ではない。しかしいざ実行しようとすると上手くいかない。なぜか。己の怠け心やいざ本番の緊張は無論承知の上だが、それでもあと何かが足りずに目標達成ができない。そうした「心の問題」に向かい合いたく今回の講演を心待ちにしていた。恐らく聴衆の中にもそうした人は(同時に話題のラグビー日本代表の話を聞きたいと思う人も)多かったと思う。

講師の荒木香織さんは小柄で、これほどスリムな女性がメンタルコーチとして、80人近くいたというラグビー日本代表選手の心を支えてきたというのが何やら不思議な気がした。しかもヘッド・コーチのエディ・ジョーンズ氏から与えられた使命はあまりにも大きい。「(日本代表チームの)マインドセットを変えて欲しい。」ひとりですら大変なのに対象はチーム、それも全ての核となるマインド、である。

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女性を「育てる」ではなく「育む」企業づくり 高田朝子先生

photo_instructor_827.jpgいざ女性活躍推進といっても、一体全体何をしたらよいのか。罰則規定はないものの管理職の比率を2020年までに30%に押し上げるという定量目標が先行しすぎて「じゃぁ女性社員に下駄をはかせればいいのか!?」とか、「私、選ばれちゃっても。。。」みたいな戸惑いが特に東京には溢れていると思う。今まで心地よい「固定観念」という枕に顔を埋めて寝ていたところに、大きな音の目覚まし時計で30%を示され、起き抜けに俊敏な活動はできないけれど、自分の意識や行動を変えなくてはいけないと覚醒した感じ。そんな迷える日本社会に一つの答えを与えてくれたのが法政大学経営大学院イノベーション・マネジメント研究科の高田朝子先生である。

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限りなく透明な産廃業者 石坂典子さん

photo_instructor_821.jpg今回のレビューにこのタイトルを持ってきたのは、石坂産業社長、石坂典子さんのお話を聴き終えた後に「限りなく透明に近い産廃業者」という言葉が思い浮かんだからである。村上龍の小説『限りなく透明に近いブルー』を文字っている。しかし、透明に「近い」は失礼だなと思った。講演を聴いたかぎり、ズバリ透明である。石坂産業は透明な産廃業者なのだ。そして、社長の典子さんは、これからも透明性を追求していくと感じた講演であった。

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「異」を以て貴しとなす! 山岸俊男先生

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「贈る言葉」


私がまだ小学生の頃、テレビから流れてきた「贈る言葉」という歌を聞き、なんといい歌詞なんだろうと子どもながらに胸打たれたことがある。以来その言葉は、私が生きていくうえでの一つの指針になっている、と言っても過言ではない。

子ども時代の私の心を射抜いたその言葉とは「信じられぬと 嘆くよりも 人を信じて傷つくほうがいい」というあのフレーズ。

今回の山岸俊男先生の講座「安心社会から信頼社会へ」に参加し、私は、なぜ「人を信じて傷つくほうがいい」のか、その理屈をはじめて聞いたように思う。さらに、個人の心の持ちようではなく、日本の社会のありようが「信じられぬと嘆く」人々を大勢つくり出しているということにも気付かされることとなった。

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悪への防波堤 姜尚中さん

photo_instructor_819.jpg姜尚中氏はやっぱり大学教授である。しみじみそう思った。引用の出典を丁寧に挙げ、大学の講義のように話す、教授らしさ全開の講演だったのに、その最高峰たる東京大学名誉教授ともあろう御仁が聴衆を「丸の内にお勤めのエリートサラリーマン、サラリーウーマンの方々」と呼ぶのは少し意外だった。

大学教授らしく、講演はテーマ設定から始まる。「悪とは何か」ではなくて「悪を巡って展開する私たちの判断、言説」であり、「今のグローバルな社会での悪について、今の私たちの時代について」であると。

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辺境を見れば、日本がわかる ソマリアと室町社会 高野秀行さん

photo_instructor_813.jpgコンゴで幻の怪獣を追い、アマゾンに分け入り、ミャンマーに柳生一族を見る――。「誰も行かないところへ行って誰もやらないことをやり、それを面白おかしく書き」続けて30年のノンフィクション作家・高野秀行氏。近年のソマリアでの体験は、そんな氏のキャリアの中でも「ビックバン」といえるほどの出来事であり、ここからまた新たな知見が導き出された。

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ニュートリノ研究で、理論では説明できない現象を見つける 梶田隆章さん

日本のニュートリノ研究は二人のノーベル物理学賞学者を生んだ。
2002年の小柴昌俊氏。そして、きょうの講演者である2015年の受賞者梶田隆章氏photo_instructor_818.jpgである。
さらにいえば、両教授の間をつなぐ存在として、ニュートリノ研究の拠点施設となったカミオカンデ、スーパーカミオカンデのプロデューサー的な役割を担った故戸塚洋二氏を含めれば、受賞者は三人になっているはずだったとさえ言われている。

カミオカンデは、岐阜県飛騨地方の亜鉛鉱山、神岡鉱山の地下空間にある。巨大な水槽タンクに、光倍増電子管と呼ばれる光検知器を、とてつもない数量設置したニュートリノ観測装置である。

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悲観するに値しないということ 井上光太郎教授

koutaro_inoue.jpgM&Aと聞くと、経営者や管理職層、次期管理職候補のみなさんはどう思いますか。

やっぱり当時のホリエモン事件に代表されるように、「自社」が「部外者」から食い尽くされ、コツコツ築き上げてきた自社というマイホームが荒らされるイメージだろうか。最近、テレビに返り咲いたホリエモンはちょっと、体はスリムに、しかし雰囲気は丸くなったような気がする(笑)いや、絶対、前よりイイ感じ。そんな彼が今華やかな買収劇を披露したら、被買収会社の経営陣も彼の舵取りを信頼してみようかなぁと思ったりするのではないか。
結局、M&Aは個人の気持ちの問題なのだと、井上光太郎教授は説く。

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不自由なようで、本当は自由な言葉たち 東直子さん

photo_instructor_830.jpg五七五七七の三十一語で表現しなくてはいけない短歌といえば、私のようなど素人からしたら、とっても窮屈で不自由そうである。
しかし、今回、東直子さんにお話しいただくテーマは「こんなに自由な言葉たち」である。短歌のなかの自由っていったい何なのだろう?はてな、と講演がはじまる前から、「短歌のなかの自由さ」というものが気になっていた。

一人一枚ずつレジュメが配られ、プロが詠んだ短歌の穴埋めや下の句を選択する問題を解き、それに対して東さんがコメントする形式で講演は進められた。

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なぜあの人はプロと呼ばれるのか 山根 節先生

moto_takashi_yamane.jpg プロフェッショナルに求められる条件とは3つあり、それらは(1)体系的理論の素養、(2)教育訓練により蓄積した経験値、(3)高邁な理念である。そして、経営には経営戦略が必要であると山根 節先生は説く。

 早稲田大学ビジネススクールの山根先生は多くの経営者との交流や、コンサルタントとしての実務を踏まえた経営に関する経験に基づき、先生がプロ経営者と思う8人の経営者のうち、選りすぐりの4人の実績を紹介してくれた。

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チャラ男とチャラ子の交流会から生まれるイノベーション|入山章栄先生

akie_iriyama.jpg 早稲田大学ビジネススクールの入山章栄先生の講演をお聞きした。講演では、ビジネスのイノベーションを生み出す取り組みと、日本企業を支えるアクターとしての個人はどのように立ち振る舞えばよいのかを、海外で主流となっている経営学の理論を紐解きながら教えてくださった。

 イノベーティブなビジネスの創出に求められるのは、「知の探索」(異業種や他分野の知識を活用、参照して知識の幅を広げること)と「知の深化」(異分野の知識を踏まえた部署内での議論やビジネスの作り込み)の両輪である。しかし、実際は「知の探索」よりも「知の深化」に偏りがちになってしまう。知の探索はコストも時間もかかり、かつ成功確率も不明となると、目の前の儲かる事業に力点が置かれがちになるのは誰もが理解できることである。

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野球人生の達人 山本昌さん

photo_instructor_815 (1).jpgプロ野球選手として大成する人の中には、入団時はまったく無名ながら、数年後にスター選手に成長する遅咲きの一群がいる。イチロー、金本知憲、和田一浩etc。
今夜の講演者である山本昌氏も、そのひとりである。甲子園出場経験なし、ドラフトは5位指名。無名ぶりは群を抜いている。

このタイプの選手に共通する特徴はもうひとつ。いずれも現役が長いということである。
イチローは42歳でバリバリの大リーガー、金本は44歳、和田は43歳まで現役であった。
山本昌氏は、この点でも最たる存在である。なにせ50歳まで現役。あと一勝でもすれば
ジェイミー・モイヤー(元ロッキーズ)の世界最年長勝利記録を破る、というところまで投げ続けた。

山本昌選手の野球人生には、何度かの転機があったという。転機を好機に変えたと言った方がよいかもしれない。チャンスの神様の前髪をしっかりと握ることができた人である。しかも一度ならず何度も。

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楠木建教授に聴く、日陰に輝くクオリティ企業のすすめ

ken_kusunoki.jpg「好き」
と言われたら(誰に言われるのかにもよるが)、そりゃあんまり悪い気はしない。自分も相手を少なからず好ましく思っている場合なら尚更だ。こんな時は「あ、実は私も...」と答えておけばよい。それだけで二人の関係は、あたたかなオーラを放ちながら、次のステップへと進む。

ところが
「好きにしてください」
と言われたら(誰に言われるのかにもよるが)、ちょっと冷たいんじゃない、と思ってしまう。事と次第によっては両者の間に不穏な雰囲気さえ漂いかねない。さて、どう返したものだろう。

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"Compass over maps" 竹中平蔵先生

photo_instructor_814.jpg 私は慶應大学湘南藤沢キャンパス(SFC)の出身である。在校していた二十ン年前、竹中先生は教授陣の中でも人気ナンバー1の先生だった。キャンパスで最も広い教室(講堂だったかもしれない)を会場に行なわれる授業は常に超満員で、皆が熱心に竹中先生の講義に耳を傾けた。もちろん、私もその一人。経済学という、それまで触れたことのない学問についての先生の説明はいつでも明快で、物事をこれほどわかりやすく説明する人がいるのかと、私はいつも目が開かれるような思いがしていた。

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16前期、開講いたします

13001059_1140358779329658_762064568280746626_n.jpg夕学五十講16前期がいよいよ本日、開講いたします。

今期もたくさんの皆さまよりお申込み・ご期待をいただき、うれしく思っています。皆さまのお越しを会場の丸ビルホールで、サテライト会場で、お待ちしております。(湯川・保谷)

【満席講演について】空席状況は逐次更新しています。当日17:30までキャンセル・変更が可能ですので、前日や当日まで空席が出ることがあります。ぜひ関心ある講演は日程ご予定いただき『夕学五十講』Webサイトをチェックください。

第25回 7/28(木) 名和 高司先生

takashi_nawa.jpg2016年度前期 最終回にご登壇頂くのは一橋大学大学院国際企業戦略研究科の名和 高司先生です。

ハーバード・ビジネス・スクールのマイケル・ポーター教授が提唱する「企業価値の経営」(Creating Shared Value)が、最先端の経営モデルとして世界の企業経営にとって次世代成長をめざすうえで重要視されています。

それは、社会が抱える課題を解決しつつ、経済価値を追求するためには、どうすべきかを提言しているものです。

内需が飽和状態にあり、グローバル化といった国内外において企業のスタンスを高め、次なる成長戦略を描こうとしている日本企業においても当然のことながら欠かすことのできない視点です。

名和先生は約20年にもおよびマッキンゼーにてコンサルティングに従事された後、現在は教壇に立つと共に、これまでに複数の日本企業で取締役なども務め、内外より日本企業のいまを冷静に分析し助言されています。

日本企業の経営のいまを熟知されている名和先生とともに、「CSV経営」実現にむけた経営、戦略、組織課題を取り上げ、日本発グローバルモデルの企業経営のあり方を考えます。(保谷)

・名和 高司先生
・一橋大学大学院国際企業戦略研究科 特任教授
・演題:「CSV経営 -高収益と社会問題の同時解決を目指す」

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第24回 7/25(月) 水島 宏明先生

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7/25(月)は、ジャーナリストで、上智大学文学部新聞学科教授の水島宏明先生にご登壇いただきます。

『ネットカフェ難民』、2008年話題となった時代をうつす言葉でした。日本社会で起きている現象であり、日本社会の問題と時代を象徴する言葉でした。

水島先生はこの『ネットカフェ難民』を取材し、名づけた方でもいらっしゃいます。ジャーナリストとして湾岸戦争やイラク戦争、ソビエト崩壊など世界で起こった変動を報道してこられました。ジャーナリストとしての鋭い目で世界を、日本を、現代を視、伝えてこられた方だから『ネットカフェ難民』という言葉とドキュメンタリーも生まれたことがわかります。

ジャーナリズムの倫理観が崩壊しつつある。
水島先生は今ニュースメディアで起きていること、ニュースメディアのあり方について問題提議されていらっしゃいます。ニュースを伝えるメディアは方法や選択肢が増え、あり方伝え方も大きく変わってきています。ニュースメディアとニュースに日々接している私たち誰もにとっての問題でもあります。この機会に水島先生の問題提議、解説を伺い、じっくり考えてみたいと思います。(湯川)

・水島 宏明
・ジャーナリスト、上智大学文学部新聞学科 教授
・「ニュースメディアに何が起きているのか」
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第23回 7/19(火) 佐伯 啓思先生

keishi_saeki.jpg7/19(火)は佐伯啓思先生にご登壇いただきます。佐伯先生は現在、京都大学名誉教授、こころの未来研究センター特任教授でいらっしゃいます。

『アメリカニズムの終焉』『自由とは何か』『西欧近代を問い直す』『20世紀とは何だったのか』など。
ご著書タイトルからもわかるように佐伯先生は常に、現代社会を見つめ、問いかけ続けてこられました。これら著書をお読みの方、タイトルにお聞き覚えのある方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。テーマは常に時代をうつします。

今回のテーマは「脱成長主義」「資本主義の限界」です。
世界で資本主義のいきづまりや、社会経済の機能不全のきざしが言われてきています。私たち日本はとうに成長の時代を終え、成熟社会にありながらも新たな時代の姿が描けずにいます。いま、私たちはなにを考え、どうすればよいのか。佐伯先生に問い、皆さんと考えていきたいと思います。(湯川)

・佐伯 啓思
・京都大学名誉教授、こころの未来研究センター特任教授
・「脱成長主義へ向けて・・・・資本主義の限界」
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第22回 7/15(金)大石 静さん

shizuka_oishi.jpg7/15(金)は脚本家 大石静さんのご登壇です。

大石さんのプロフィールを拝見すると、大学卒業とともに青年座研究所に入られ、女優を目指していたことが記されています。

そこから一転して、30年以上にもわたりヒット作を次々と世に送り出す脚本家になるには、どのような道のり、まさに「ドラマ」があったのでしょうか。

大石さんは、名脚本家であるとともに、内野聖陽氏、佐々木蔵之介氏、堺雅人氏、長谷川博己氏といった、舞台出身の無名な若手俳優の抜擢にも定評があります。いずれの俳優も、大石さんの作品によってその名が全国区となり知られるようになったとまで言われています。

人材発掘への鋭い感覚と観察眼は、脚本制作と同様に、これまでの大石さんご自身の人生経験、キャリアから培われたものなのかもしれません。

世の中を真正面からだけではなく、横に斜めにと、大石さんならではの視点で観察し、一歩先の時代が求める人間と生き様を切り取り描くセンスはどのようにして培っていらっしゃるのか。テレビドラマの作り手としての想いを存分にお話し頂きたいと思います。(保谷)

・大石 静さん
・脚本家
・演題:「テレビドラマの作り手として」

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4/15(金)よりスタート 大石静さん脚本のドラマ
 NHK総合テレビ ドラマ10『コントレール 罪と恋

第21回 7/13(水) 一條 和生先生

kazuo_ichijo.jpg早いもので16前期の講演紹介も残り5講演となりました。
7/13(水)は一條和生先生にご登壇いただきます。

一條先生には『夕学五十講』にたびたびご登壇いただき、グローバル・リーダーシップの現場から、グローバルの最前線から、研究成果や企業ケースとともにメッセージをいただいてきました。

初回は1期目の01年前期でした。今回5回目の登壇となりますが、この15年で、グローバルフィールドも、グローバルにおける日本の存在感や日本企業も、またグローバルという言葉のインパクトも変容してきました。

一條先生はジャーニーという表現にどんなメッセージをこめられたのでしょうか。リーダーシップとは何でしょうか、そのジャーニーを私たちはどう歩んだらよいのでしょうか。常にグローバルなフィールドで、経営ビジネスの現場を、トップのリーダーたちを、たくさんのジャーニーを、見続け研究し続けてこられた一條先生だからこそのリーダーシップ論、今回は「リーダーシップの哲学」と「ジャーニー」論をじっくり伺います。(湯川)

・一條 和生
・一橋大学大学院国際企業戦略研究科 研究科長 教授、IMD特任教授
・「実践経験を通じて培った実践知としての「リーダーシップの哲学」-リーダーシップ・ジャーニーを歩むために-」
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第20回 7/8(金) 小松 和彦先生

kazuhiko_komatsu.jpg7/8(金)は国際日本文化研究センター所長 小松和彦先生のご登壇です。

小松先生は「妖怪学」の第一人者にて、文化人類学の切り口の1つとして、妖怪について調べ研究し、学問として確立していらっしゃいます。

善と悪、神と悪がはっきりと区別され、デビルやサタンがベースとなり悪物として存在する西洋の妖怪と比べ、日本の妖怪は、八百万(やおよろず)の神として、怨霊も祀ると神となる菅原道真の例など、必ずしも善悪では分けることのできない、むしろ人間的な存在であると、先生は示唆されています。

妖怪の姿から、その土地や時代の社会や文化、人々の心が見えてくるというのです。

科学が発達した現代にあっても、私たちを惹きつける妖怪たち。

文化人類学者であり民俗学にも造詣の深い小松先生より、人間が妖怪をどのように捉え、認識していたのかを通して、日本人の自然観や精神性を読み解いていただき、その変遷・特徴を共にたどっていきます。(保谷)

・小松 和彦先生
・国際日本文化研究センター 所長
・演題: 日本の妖怪文化 -その歴史と特徴-

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第19回 7/7(木) 竹森 俊平先生

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7/7(木)は、慶應義塾大学経済学部 竹森俊平教授にご講演いただきます。

テロ、シリア難民、英国離脱、ギリシャ危機、カタロニアの分離問題、フランスやドイツにおける極右政党の躍進など。竹森先生は講演紹介文のなかで、まさにいま欧州統合が直面している諸問題を挙げてくださっています。私たちの目・耳にも日々ニュースとして入ってくる、進行形の、かつ、どれも規模と影響の大きな問題ばかりです。

さらに竹森先生は、これら問題が「多重的で、複雑に絡み合っている」「多重危機」なのだと指摘されます。

真剣なテーマにそぐわない例ですが昨晩、ネックレスが絡まってしまいました。ほぐれそうだと引っぱったら、かえってノットを固くしてしまい、ようやくほぐれたと思ったらさらに中に二重のノットがあって、思いのほか苦戦しました。バッグのポケットにぽんと入れ、帰宅の道中、ゆすられていただけ、特に何をしたわけでもないのにな。複雑さ深刻さのレベルは比べようもなく異なりますが、絡まる状態の難しさはそういうものだと思い出しました。

なぜこうした問題と危機が起きてしまったのか。どう絡み合っているのか。どうなっていくのか。これからどうなるのか。竹森先生にご講義いただき、皆さんで学ぶ機会としたいと思います。(湯川)

・竹森 俊平
・慶應義塾大学経済学部 教授
・「追い詰められた欧州統合:多重危機を乗り越えられるか?」
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第18回 7/1(金) 鎌田 浩毅先生

hiroki_kamata.jpg7/1(金)は京都大学教授 鎌田 浩毅先生です。
鎌田先生は、京都大学で火山学の研究活動を行う傍ら、書籍やテレビ番組などさまざまなメディアで噴火や地震等についてわかりやすく解説されています。

京大生の人気No.1教授、モットーは「面白くて役に立つ教授」として、先生の授業は大学内外問わず大人気です。

日本はいま、9世紀以来1000年ぶりという地震と噴火の多い「大地変動の時代」を迎えていると先生は予言されています。

御嶽山や箱根山の噴火などは東日本大震災に誘発された長期変動の1つであり、今後数十年間の間、さらなる地震と噴火に見舞われる可能性が高いとされているのです。

私たちの暮らす日本列島がそのような状態になっていること、恐ろしくなるばかりですが、大切なことは、冷静に判断し、適切な対策をとり、そのような状況においてもいかに生き延びていくかということ。

富士山噴火の可能性も含め、「大地変動の時代」に遭遇している私たちは何をすべきか、「科学の伝道師」である鎌田先生より、地球科学の視座と対策についてお話し頂きます。
(保谷)

・鎌田 浩毅先生
・京都大学教授、地球科学者
・演題:
「日本列島に迫り来る火山と地震の危機 -「大地変動の時代」を生き延びる-」

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第17回 6/30(木) 原 晋監督

moto_susumu_hara.jpg圧倒的な強さで、青山学院大学が連覇を果たしました。2015年、当大学史上初での総合優勝。この昨年の快挙が新鮮なうちに、しかも全区間、首位で通過しての連覇でした。今年のお正月はこのニュースに湧きました。

さらなる強さを見せつけての連覇に、チームを導いた原監督の指導力、育成力が当然ながら注目されました。ご自身インカレ入賞のある陸上選手の経歴ながら、箱根駅伝出場経験はなく、故障で選手生活を引退してからは10年近く陸上とは無縁のサラリーマン生活を送っていらしたそうです。そして当学史上初の箱根駅伝総合優勝、今年の連覇へと導いた指導力は、ビジネスの経験を生かした「チームづくり」「選手の育成」だとおっしゃいます。

そこには私たちビジネスパーソンへのヒントもありそうです。そして皆さんで、来る東京オリンピックへの期待もますます高めていければ、と思います。(湯川)

・原 晋
・青山学院大学陸上競技部監督
・「東京オリンピックに向けての陸上改革」
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第16回 6/22(水) 谷口尚子先生

naoko_taniguchi.jpg谷口尚子先生のご専門は政治学、なかでも政治意識、政治行動、政治現象を研究されていらっしゃいます。研究分野や手法のみならず、1970年生まれの新たな時代の研究者としても注目が高まっている先生でいらっしゃいます。この4月には慶應義塾に移られ、慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科准教授に就任されます。

幅広い調査と、データ分析や実験による検証などによって、"厚味のある実証研究を行なうことを目指している"と谷口先生はおっしゃっています。だからこそ、見えてくること、わかること、があることと思います。政治の意識調査と聞いてなんとなくイメージするものの、ニュースやメディアを通じて知るのみで、具体的な実態について見聞きする機会がこれまでなかった方がほとんどではないでしょうか。今回は、日本の民主主義について、『理想』と『現実』、意識と現象について、じっくりお伺いします。(湯川)

・谷口 尚子
・東京工業大学大学院社会理工学研究科 准教授
・「日本の民主主義の『理想』と『現実』」
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第15回 6/20(月)塩沼亮潤さん

ryojun_shionuma.jpg第15回、塩沼亮潤さんをお迎えします。
塩沼亮潤さんは、仙台市秋保にある慈眼寺の住職で、大峯千日回峰行大行満大阿闍梨でいらっしゃいます。

【大峯千日回峰行】とは、奈良県吉野山にある標高差1355mの山道を1000日間歩き続けるという修行。
【四無行】は、断食、断水、不眠、不臥の四つを9日間続ける修行。
そして【八千枚大護摩供】は、100日間五穀と塩を断った後、24時間一昼夜飲まず食べず寝ず横にならず、で八千枚の護摩を焚き続ける行。

説明を聞くとこれほどにも過酷な荒行があるのか、と驚きます。これを次々達成されたと聞きさらに驚きます。すごい方、超人、として知られる塩沼亮潤さんですが、どれほどに厳しいお顔やお姿をされていらっしゃる方だろうか、と思えばお写真や演題の通りです。微笑みややわらかな言葉にある深さ。超人的修行の末につかんだ世界、語る言葉。直接にご講演を伺う機会をいただけることをうれしく思います。(湯川)

・塩沼 亮潤
・仙台市・秋保  慈眼寺 住職
・「いつも明るい心で生きて行く」
講師プロフィールはこちら
塩沼亮潤 大阿闍梨 公式Webサイト こちら

第14回 6/16(木)荒木 香織先生

kaori_araki.jpg6/16(木)は兵庫県立大学環境人間学部 准教授 荒木 香織先生のご登壇です。

荒木先生は、ご存知、ラグビー日本代表メンタルコーチとして、ワールドカップの快進撃を支えた陰の立役者でいらっしゃいます。

「荒木さんがいなければ、僕のルーティンは完成しなかった」(五郎丸歩)

日本中が沸き、真似をした五郎丸選手のあのポーズは、どのようにして生まれ、どういった意味があるのでしょうか。

負けばかりが続き、日本代表としての自信も誇りもない状態から、「勝ちの文化をつくり」、選手一人一人の「主体性」の強化へと導かれたラグビー日本代表。

日本ではまだ数少ないメンタルコーチとしての荒木先生より、選手一人一人と気さくに接しながら生まれた体験談にもとづく知見をお伺いします。

スポーツ心理学の理論に基づいたメンタルの鍛え方は、アスリートの方はもちろん、ビジネスパーソンの私たちにとっても大いに参考になることでしょう。(保谷)


・荒木 香織先生
・兵庫県立大学環境人間学部 准教授
・演題:「ラグビー日本代表チームを変えたメンタルコーチ」


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第13回 6/8 (水) 高田朝子先生

moto_asako_takada.jpg 第13回は、法政大学経営大学院イノベーション・マネジメント研究科 教授、高田朝子先生にご登壇いただきます。

今回のテーマは、女性マネージャーです。

組織としては、女性にチャンスを与え、制度をつくり選択を増やし、応援しているのに、うまくいかない。女性たち自身が昇進したがらない。次の世代が育たない。うまくいかないという声がよく聞こえます。現実的ではない、大変すぎてそこまでやれない、どうしていいかわからない、伝えられる本人たちの声には共感もします。
女性を活用しよう、女性管理職を増やそうという組織と、もっと活躍したい、やりがいある仕事をしたいという女性たち、組織と当事者の思いがかみあわず、なかなかうまくいかないのはなぜなのでしょうか。

高田先生は、男女が同等に働く職場や感覚がまだめずらしかった時代、それのある職場を探して外資系金融機関で働き、ビジネススクールに留学したキャリアでスタートされました。高田先生にメインキャンパスで受け持っていただいている『強い組織をつくるリーダーシップ』は、10年続いている好評プログラムです。研究者としてキャリア・経験を積み重ねてこられた高田先生ですが、常にビジネスの現場の皆さんと同じ視線まで降りて寄り添い、応援される姿勢があります。
女性リーダーはどうしたら育つのか、活かせるのか。イメージや一般論ではなく自分たちの頭で、この機会に高田先生とご一緒に考えてみたいと思います。(湯川)

・高田朝子
・法政大学経営大学院イノベーション・マネジメント研究科 教授
・「女性マネージャーを育む、活かす、押し上げる」
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第12回 6/2 (木) 石坂典子さん

第12回は、石坂産業(株)代表取締役の石坂典子さんです。
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石坂さんは、窮地に立たされた父親が経営する産業廃棄物処理会社 石坂産業を救うべく、若干30歳で社長に就任、経営改革をなしとげ、大きな成果を出されました。そんな石坂さんの経営手腕は、当社のみならず業界も変革している、と評価されています。

きっかけは1999年、埼玉県所沢市で収穫された農作物からダイオキシンが検出されたという報道で、当社が批判の矢面に立たされたことだったそうです。リサイクル事業への特化、環境に配慮した設備投資、周辺緑地の整備など変革の取り組み内容からも、"自然と地域の共生"への思い、哲学が伝わってきます。

そんな石坂さんは、「独自の経営手腕によって大きな成果を出し、多くの人に勇気を与えた」として、今年、日経ウーマン・オブ・ザ・イヤー「情熱経営者賞」も授賞されました。石坂さんの経営手腕、経営哲学、そして情熱をじっくり皆さんとお伺いしたいと思います。(湯川)

・石坂典子
・石坂産業株式会社 代表取締役
・「自然と地域が共生を目指す~共に育み、共に栄える、100年先の企業づくり~」
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第11回 5/31(火) 山岸 俊男先生

toshio_yamagishi.jpg5/31(火)は一橋大学大学院国際企業戦略研究科 特任教授 山岸俊男先生にご登壇頂きます。

山岸先生に『夕学五十講』ご登壇頂くのは2回目。2008年にお話し頂いた際の演題はとってもセンセーショナル。

「詐欺師に信頼社会が作れるのか?」

集団主義的で所属することの安心感を大切にする日本、自己優先で個人主義のアメリカ。
古くから言われているこの社会文化的視点ですが、実は、私たちの思い込みに過ぎず、日米での調査・実験結果では大きく覆っているとのこと。

日本はムラ的社会のしがらみから得られる"安心"を"信頼"と取り違え、実は、他人への信頼感が低く、取引相手を固定化・閉鎖化することでリスクを排除しようとするという山岸先生の持論は目から鱗でした。

慶應MCCでもお馴染み、組織人事、キャリア研究における第一人者 高橋俊介先生は、山岸先生のご研究を高く評価され、日本の企業の「自前主義」が強い傾向は、この内向きな「安心社会」への依存度が高いからと説いていらっしゃいます。

グローバル化が日本企業の成長戦略のカギとなる現在、何事においても慎重で、初対面の人に対する信頼度が低い「安心社会」のままでは、飛躍を生み出すことはできません。

いかにオープンな「信頼社会」をつくりあげることができるのか、そこで生きる術をお伺いするとともに、山岸先生の最新のご研究により心の文化差の根底にある社会のしくみについてじっくりと考えてみたいと思います。(保谷)

・山岸 俊男先生
・一橋大学大学院国際企業戦略研究科 特任教授
・演題:「安心社会から信頼社会へ」

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第10回 5/27(金) 姜尚中先生

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第10回は、姜尚中先生にご登壇いただきます。

ファッション誌を眺めていたら、姜尚中先生のインタビューが載っていました。驚きました。幅広い著書があり、やわらかな語り口と雰囲気の素敵な姜先生ですから、女性のファンや読者が多いことは知っていましたが(という私自身もその一人)、「差別の構造」というタイトル、険しい表情をしたお写真、前後ページとのギャップ。唐突さときびしさに驚きました。

「人は自分より下位に位置づけられる人をつくりたがる。」
異質なものとの融合によって新たな価値観が生まれるが「差別によって社会は停滞的になってしまう。」

内容はとても興味深く、いつものトーンのままで読者に媚びるところがまったくなくて、姜先生だからこそできる発信だな、と感じました。日本でもファッション誌がこうした思想や社会問題を取り上げるようになってきたのか、と嬉しく思いました。

姜先生は、政治学、政治思想史がご専門で、文学や芸術にも造詣が深く、そして、社会的問題や人間の本質にかかわるテーマについてもこうして、常に向き合い発言されています。

『夕学五十講』には、これまで3度、ご登壇いただきました。初回と3回目は東北アジア共同体について、2回目は漱石に学ぶ"悩む力"についてご講演いただきました。

今回の演題は、「悪との向き合い方」です。
人間には、日頃は向き合うのを避けたいし、自分では認めたくないけれど、たしかにもっている醜い部分があります。それが社会になると顕れてくる、時代の変化によって性質が変わってくる。差別もそのひとつであり、悪もそんな存在ではないでしょうか。姜尚中先生とであれば、静かに向き合えるように思います。(湯川)

・姜尚中
・東京大学名誉教授、熊本県立劇場館長
・「悪との向き合い方」
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第9回 5/20(金)梶田隆章先生

takaaki_kajita.jpg5/20(金)は東京大学特別栄誉教授・宇宙線研究所長の梶田 隆章先生にご登壇頂きます。

2015年ノーベル物理学賞を受賞された際、梶田先生はインタビューで
ご自身のこれまでの研究は小柴名誉教授(2002年ノーベル物理学賞)をはじめ、多くの方々とともにチームとして一丸となり目標に向かって一つ一つ進めてきたこと、その道はこれからも果てしなく続くこと、先生の真摯で謙虚なお人柄がそのまま表れるお話しをされていました。

先生方の研究は、物質を構成する基本粒子の一つである「ニュートリノ」に質量があることを裏付ける「ニュートリノ振動」という現象を世界で初めて捉えたもの。
先生は、研究者個人の好奇心でやっているような純粋科学にスポットを当てて下さって嬉しいとまで記していらっしゃいます。

岐阜県神岡で行われてきたカミオカンデ、スーパーカミオカンデ実験30年の歴史と壮大な取り組みを通して、基礎科学研究の重要性、さらには宇宙と地球の神秘に触れることのできる貴重な120分になることと思います。(保谷)


・梶田 隆章先生
・東京大学特別栄誉教授・宇宙線研究所長
・演題:「ニュートリノ研究の30年」


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第8回 5/19(木)高野秀行さん

takano_hideyuki.jpg第8回はノンフィクション作家の高野秀行さんです。

高野さんのモットーは、「誰も行かないところへ行き、誰もやらないことをやり、それを面白おかしく書く」だそうです。

まさにその言葉どおりの著書はたいへん話題になりました。内戦が続き、海賊に襲われると恐れられているアフリカのソマリアへ行き、魅せられてどんどん秘境の奥へと入り込み、『恋するソマリア』でレポート。ソマリア人は実は室町時代の日本人とそっくりの気質をもっていたと、"面白おかしく紹介した『世界の辺境とハードボイルド室町時代』など。

そんな高野さんならではの視野、視点、体験、発想でのレポートから、私たちも一緒に、ふだんできない旅をした気分になって、ふだんの当たり前や思い込みに気づいて、新しい角度から世界と日本を見てみることができたら、と思います。わくわくします。(湯川)

・高野 秀行
・ノンフィクション作家
・「世界の辺境から日本を考える」
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第7回 5/12(木)井上光太郎先生

koutaro_inoue.jpg第7回は東京工業大学大学院社会理工学研究科 教授、井上光太郎先生にご登壇いただきます。

「M&A」「買収へ」「連結子会社化へ」「経営統合」...経済ニュースで数日にいちどのペースで見聞きするのではないでしょうか。

シャープの鴻海精密工業の傘下入り。キヤノンによる東芝メディカル買収。このごろも大きなニュースが続きました。日本企業による海外企業のM&Aはここ数年で急増し、保険会社による大型買収もあった昨年は過去最高でした。一方、シャープのニュースはその規模やプロセスなどとともに、今後の外資によるM&Aに対する日本企業の姿勢へのインパクトからも大きく注目されています。

M&Aが企業の投資・成長戦略の1つ、という時代となりました。規模・業界は多様、グローバルかつスピーディにも起こり得る時代、M&Aは"経営者"の問題にとどまりません。
M&A、企業ファイナンスをご専門とし特にその実証研究の第一人者でいらっしゃる井上光太郎先生に、M&A時代生き抜くための経営や企業価値について、私たちビジネスパーソンの心構えとして学びたいと思います。(湯川)

・井上光太郎
・東京工業大学大学院社会理工学研究科 教授
・演題:「M&A時代を生き抜く経営:経営者、ガバナンス、そして企業価値」

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第6回 5/10(火)東 直子さん

5/10(火)は歌人、作家、早稲田大学教授naoko_higashi.jpg
の東直子さんのご登壇です。

三十一文字という限られた文字数のなかに想いを凝縮させる短歌。
千年以上の歴史を持つ短歌は、いつの時代にも新たな言語表現を生み、日本語の可能性を広げてきました。

近年はより自由な言語表現が展開されるなかにあって、歌集のみならず小説、エッセイと表現手段の幅を広げ活躍されている東さんは、歌壇外への短歌の伝え手として貴重な存在です。

平易で的確、さらには親しみやすい文体。
時に初心者の心に寄り添うようにして作風をつくりあげる東さんの秀歌は、多くの読者を魅了するのです。

日本語の持つ音楽性や意味の多重性なども紐解きながら、東さんとともに、新たな言葉の世界を味わいます。(保谷)

・東 直子さん
・歌人、作家、早稲田大学教授
・演題:「こんなに自由な言葉たち」

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第5回 4/27(水) 山根節先生

moto_takashi_yamane.jpg第5回は早稲田大学ビジネススクール教授で慶應義塾大学名誉教授、山根節先生にご登壇いただきます。

偶然ですが今夜は、慶應MCCのメインキャンパスで、『会計情報から経営を読み解く』プログラムのセッション6を開催中、山根先生にご登壇いただいています。

『会計情報から経営を読み解く』は2002年、慶應MCCオープン当初から開催いただいている好評プログラムで、当初私も担当をしていたことがありました。

「数字の苦手意識がなくなりました。」
「会計をはじめて面白いと感じました。」

という参加者の方に、どれだけたくさんお会いしてきたことでしょう!という私自身も、"山根マジック"によって、経済ニュースが躍動感ある企業の活動やいきいきとした経営者のメッセージとして読めるようになった一人です。

『経営の大局をつかむ会計』『なぜ、あの会社は儲かるのか?』など、山根先生の"ドンブリ勘定"、"アバウトだけどリアル"な捉え方、考え方、センスを学べる著書も話題となってきました。けれども先生の明るくて、豪快なお人柄の魅力にもよるところが大きいと私は感じているので、今回のような"生"の講演は、よりたくさんの方にダイレクトに"山根マジック"を感じていただける、と思っています。

今回のテーマは経営のプロ。たくさんの企業経営を分析し、たくさんの企業経営者に実際に会い、"プロ経営者"を見極め実感してこられた山根先生ならではの経営プロ論。4月の新刊とあわせて楽しみです。(湯川)

・山根 節先生
・早稲田大学大学院教授(ビジネススクール)、慶應義塾大学名誉教授(ビジネススクール)
・演題:「なぜあの人は経営のプロと呼ばれるのか?」

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第4回 4/20(水)入山 章栄先生

akie_iriyama.jpg4/20(水)は早稲田大学ビジネススクール 入山 章栄先生にご登壇頂きます。

2015年新刊の著書『ビジネススクールでは学べない世界最先端の経営学』は、11月の刊行から2ヶ月強で4.5万部のベストセラーとなっています。

日本企業にイノベーションが足りないのは
最先端の経営学的知見が伝わっていない
から。

イノベーションや組織学習において、世界中の経営学者により科学的な手法が進んでいるにも関わらず、その知見が日本には十分に届いていない、と先生はおっしゃいます。

10年間にわたり米国で研究生活を行い最先端の経営学に触れ、日本の強み/弱みともに俯瞰的にご覧になっている先生の指摘はドキッとします。

最先端の経営学における知とは何か。

世界標準の知見を解説頂きながら、日本企業のイノベーション創出へのヒントを説いていきます。(保谷)

・入山 章栄先生
・早稲田大学ビジネススクール 准教授
・演題:「ビジネススクールでは学べない世界最先端の経営学」

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第3回4/19(火) 山本昌さん

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第3回ご登壇いただくのは、スポーツコメンテーターの山本昌さんです。

昨年10月のシーズン最終戦での現役最後の登板、32年にわたる現役生活への終止符、感動でした。そのあと山本昌さんの立ち姿を、コメンテーターを務めているTVのニュース番組で、画面上でお見かけしました。がっしりとした体格で、身長186cm、周りの方々との差も大きくて、「なんて大きな方なんだろう!」とびっくりしました。緊張気味のやさしい笑顔で姿勢よく立っていらっしゃいました。

山本昌さん、皆さんもご存じのとおり業績も大きい、記録もすごい方です。

史上最年長。
一生中日一筋。

史上最年長のノーヒットノーラン記録、先発記録、登板記録、プロ生活記録。入団以来32年間、中日ドラゴンズ一筋で活躍し、中日ドラゴンズとともにプロ生活を引退。40歳を超えてもなお活躍し、勝ち星を挙げ続けた「中年の星」「レジェンド」でもありました。

この"継続"には強い覚悟があり、思いがあり、信念があるに違いありません。今回の『夕学五十講』では"生"の言葉で、じっくりと、語っていただきたいと思います。(当日司会を担当する私、身長差33cmという史上(と呼ぶには短い司会歴ながら)最大身長差、も個人的にはどきどきで楽しみです。湯川)

・山本昌さん
・スポーツコメンテーター
・演題:「継続する心」

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第2回4/14(木) 楠木 建先生

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こんにちは。司会担当いたします慶應MCC保谷です。
2016年度前期もどうぞよろしくお願いいたします。

4/14(木)ご登壇いただくのは『夕学五十講』ご常連でもある一橋大学大学院 楠木建先生。今回のご登壇で5回目となります。

前回ご登壇頂いたのは2013年10月。
「戦略をストーリーとして語ることができるかが重要」であり、そこには「センス」が求められることお話し下さいました。

経営センスとは、抽象と具体の往復運動である


今回は企業の「稼ぐ力」について。
外部環境の機会に利益の源泉を求める「オポチュニティ企業」と独自価値の創造に重きを置く「クオリティ企業」を対比し、これからの日本の企業の競争戦略とはいかにあるべきなのか、その指針を提示頂きます。

経営のゴールは長期利益にあるという、古今東西変わることのない普遍的なテーマに、論客 楠木先生ならではの鋭い視点でどのように語られるのか楽しみです。(保谷)

・楠木 建先生
・一橋大学大学院国際企業戦略研究科 教授
・演題:「長期利益の源泉を考える:オポチュニティとクオリティ」

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16前期が始まります 第1回4/13(水) 竹中平蔵先生

皆さま、こんにちは。慶應MCCの湯川です。
3/1より『夕学五十講』2016年前期の申込・受付を開始しました。初日より満席講演がでるなど、今期も、たくさんの皆さまにご関心・ご期待をお寄せいただいておりうれしく思っています。ありがとうございます。今期も皆さま、お待ちしております。

本日から恒例の、講師・講演紹介も始めたいと思います。いつもはリレーでレビュアーが講演をレポートしているこの「夕学リフレクション」コーナーですが、開講までの間、私たち司会進行役の湯川・保谷が日程順に各回をご紹介していきます。

heizo_takenaka.jpg第1回 4/13(水)にご登壇いただくのは、慶應義塾大学 竹中平蔵先生です。

皆さまご存じのとおり、経済学、政治・政策をご専門とし幅広くご活躍の竹中先生。経済古典の今日的意義歴史からの学びの重要性も以前よりおっしゃっており、今回はさらに具体的に、歴史の偉人たちと名言をご紹介、解説いただきながら、歴史から何をどう学び、歴史の流れの中で未来をどう見据えるのか、ご講演いただくことになりました。

「愚者は経験に学ぶ、賢者は歴史に学ぶ」
皆さまもビスマルクの名言をご存じのことでしょう。今回竹中先生がどんな名言をご紹介くださるのか、どんな出会いがあり、どんな学びがあるか、楽しみです。(湯川)

・竹中平蔵先生
・慶應義塾大学総合政策学部教授・グローバルセキュリティ研究所所長
・演題「歴史の名言から未来を読む」
・講師プロフィールはこちら
・推薦図書
400年の流れが2時間でざっとつかめる教養としての日本経済史』竹中平蔵著、KADOKAWA、2015年 
不安な未来を生き抜く知恵は、歴史名言が教えてくれる 「明日を変える力」を磨く55の言葉』竹中平蔵著、SBクリエイティブ(SB新書)、2015年