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作られたイメージ 井上章一さん

井上章一講演タイトルからして京都への屈折した思いが語られるのかと思いきや、京都の話はほとんど無かった。講演中、私は心の中で何度も呟いた。「関西の人の話って本当にサービス精神旺盛だ」それほど井上章一氏の講演はたくさんの興味深い話題と笑いで満ちていた。

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自社の強みを活かすCSV経営 名和高司先生

photo_instructor_809.jpg 行き過ぎた資本主義を懸念する声が上がり、企業とは本来、社会に何かしらの「よいもの」を提供し還元する、という本来の意味を追い求めるべきだという機運が高まっている。特に、2009年のリーマンショック以降は、一部の経営層にのみ富をもたらした身勝手な企業に対する社会からの冷たい視線が強くなった。

しかし、現在も企業は社会を構成する一員として機能しており、すべての企業が悪の枢軸だったわけではない。私たちは、何よりも自分が勤め日々お給料をもらっていることからしても、企業という構成員を社会からつまはじきにすることはできなかった。一橋大学の名和高司先生は、この人々のねじれた気持ちやジレンマに対する解決策として、経済的価値と社会的価値を両立させる「Creating Shared Value(CSV)」という概念を紹介してくれた。

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次世代のニュースメディアのあり方 水島宏明教授

photo_instructor_833.jpg父親が死んで、まず新聞をとめた――。講演中に水島宏明教授が仰った言葉である。かく言う私も、父が死んだあとすぐに新聞をとるのをやめた。家族の中で父しか読む人がいなかったからだ。このようなケースはわりとあるそうで、新聞読者の多くは高齢者であり、発行部数は減少傾向である。

うってかわって、現代の若者は日々のニュースはスマホで読んでいる。これまでは、新聞やテレビでチェックしてきたが、今となってはヤフーなどで新聞社や出版社から配信される記事や情報を多面的に入手できるようになった。教授曰く私たちは現在「メディアの大変革期」にいる。そこで、直面している問題が大きく二つにわけて「ジャーナリストのあり方」と「ニュースメディアのあり方」である。

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モヤモヤと対峙する 佐伯啓思先生

佐伯啓思 佐伯啓思先生は今回の講演で、第一に「グローバル資本主義は限界に来ている」という話をされ、第二に「それにも関わらず資本主義のベースにある『効率主義』『成長主義』というアメリカ的イデオロギーがいかに強固か」という話をされ、最後のまとめとして「資本主義に変わる社会像とはいかなるものか」という話をされた。私は、第一の話には深く納得し(納得度90%)、第二の話はそうかもしれないと考え(納得度60%)、最後の話はなんだかモヤっとした印象(納得度30%)を持った。

 しかし、講演から時間が経つほどに、最後のモヤッとした印象というのが極めて正しい感想の持ち方なのではないかと考えるようになった。佐伯先生もまた、モヤっとしながら、資本主義に変わる社会像を模索されているのではないかと思うのだ。

 以下、今回の講演をダイジェストしながら、私自身の感想を述べていきたい。

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人間の本質を描く脚本家 大石静さん

photo_instructor_824.jpg「はぁ...もう6年も前なのか...」と思わずため息をつきたくなる。出版業界で働く40代半ばの独身キャリアウーマンと、17歳年下の若き証券会社社長との不倫を描いた「セカンド・バージン」(2010)が放映されてから、なんと6年も経っている!主人公の鈴木京香さまはもちろん美しかったが、それ以上に長谷川博己がかっこよくて、「こんな男にこんなこと言われたらキュン死してしまう...」と思いながら、毎週火曜日が待ち遠しかった。

今日の講演は脚本家の大石静さんである。「おぉ、あの、私の大好きな『セカンド・バージン』を書いた人お方!」という思いっきしファン目線で聴いた120分であった。その中でも大石さんが語ってくれたことをもとに、なぜ大石作品は魅力的なのか、また、昨今オワコンと言われているテレビ業界が抱える課題についても考えてみたい。

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AIにも奪えない 夢を紡ぐリーダーシップ 一條和生先生

一條和生メディアがAIの躍進を報じるのと同時に、その波に乗り遅れまいとする企業は後を絶たない。同時に、雇用が奪われ、格差拡大を招く可能性がある諸刃の剣としてAIを捉える風潮をメディアはまた隠しきれない。

現代の最もホットなトピックであるこのようなDigital TransformationやDigital Disruptionを有効活用し、人類のgoodwillを起源とする知識創造により、人とDigitalは共存できるという光を与えてくれたのが、一條和生先生である。

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妖怪は世界に誇れる文化 小松和彦さん

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日本人の心に寄り添う妖怪たち

小松和彦さんによると、妖怪とは「実際に存在している現象や存在に名前がついて絵画化されたもの」と定義される。

元はといえば「風もないのに家の戸がガタガタ音を立てた」「山に登って大きな声を出したら、誰かに真似された」といった不思議な現象を説明するために、妖怪はつくりだされたという。
そうやって形にしたり名前を付けることで、正体不明の不安や説明のつかない恐怖を和らげる。ある意味、妖怪は人間の知恵の産物とも言えるだろう。

では、妖怪なんて単なる空想にすぎない存在ないのかというと、それはちょっと違う。

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欧州離脱交渉のカギは女性が握る 竹森俊平先生

竹森俊平ギリシャ、イタリアの金融危機、シリア難民問題、英国離脱というさまざまな未解決問題を抱える欧州は今後どこに向かっていくのか。地域的統合と融和を目指した世界の大きな取り組みに対する会場の注目に対して、重鎮の目線から答えてくれたのが本日の講師である竹森教授でした。英国の離脱に端を発して、やっぱり世界は常に躍動しており、この歴史の一ページが後世を形成する時代の流れとなることを実感した初夏となったのは、ニュースメディアで得る情報よりも生きた大局的視点を竹森教授が提供してくれたからなのだろうとおもいます。

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科学の伝道師 鎌田浩毅先生

photo_instructor_810.jpg赤のストライプのジャケットを纏い登場した鎌田浩毅先生は、開口一番こうおっしゃった。「これはマグマの赤です」。一瞬で火山学者であると、みんなに理解してもらうための工夫である。
今回は「日本列島に迫り来る火山と地震の危機」という演題であったが、さらに「人を動かす」というテーマについてもかなり時間を割いてお話ししてくださった。その中でも、特に興味深かった話と、現在私自身が直面し、解決したい問題と絡めて紹介していく。

3.11は99%予測出来ていた

この言葉を聴いた瞬間、「マジかよ」と思った。なんで教えてくれなかったのよと。鎌田先生によると、「過去は未来を解くカギ」であり、歴史を紐解くと、ある程度は予測可能である。例えば、次のように分析する。

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原晋監督に聴く、覚悟を伝える言葉の襷リレー

photo_instructor_828.jpg東京箱根間往復大学駅伝競走、通称「箱根駅伝」。
昨年、そして今年と、圧倒的な強さで完全優勝を果たしてきたのが、原晋監督率いる青山学院大学陸上競技部である。しかしその強さは一朝一夕に培われたものではない。原監督が就任以後十年をかけて作り上げてきた強さ。その背景には、原監督自身の半生が反映されている。

折々に、周囲の人の言葉が原監督を動かしてきた。

駅伝の名門である広島県の世羅高校では全国大会準優勝を果たしたものの、中京大学体育学部時代は目立った成績もなく、陸上部の一期生として採用された中国電力では1年目から故障、監督との衝突もあって5年目の27歳で引退を余儀なくされる。
この時、自分を採用してくれた人事課長からの送別の言葉を、原監督は読みあげた。

「陸上では花開かなかったが、陸上を辞めてからもおまえの生き方はみんなにずっと見られている。しっかりやるんだぞ」

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選挙制度に異議あり! 谷口尚子さん

 photo_instructor_812.jpg谷口尚子先生の講演前日、2016年6月21日付の朝日新聞を広げ、私は口をあんぐりさせた。紙面には、今回の参議院選挙において憲法を重視政策に挙げた自民、公明の候補者はゼロ、と書かれていたからだ。

 自民党の党首が憲法改正に意欲的なことは今さら言うまでもない。憲法は国の最高法規である。その憲法の改正が重要でないならば、今回の候補者はすべて争点隠しのウソつきか、さもなくばコトの重要性が理解できない大バカのどちらかだ、と書いてしまっては言い過ぎか。

 まあ、だからといって、かつて政権交代を果たし惨憺たる結果をもたらしたどこぞの党に期待する気は毛ほどもなく、実現不可能な理想論だけを叫び続ける万年野党にはもはや飽き飽き。もともと政治に関心が薄いほうではないけれど、最近は投票のモチベーションをどこに見つけていいのやら。これが現在の私の偽らざる心境である。

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大阿闍梨に学ぶ、暗闇にあかりをともす生き方 塩沼亮潤さん

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すさまじい行と、その先にある奇跡

千日回峰行ーー明治時代以降にこの行を完遂した人、つまり大阿闍梨は塩沼亮潤さん以外にたったひとりしかいない。「てことは、かなり厳しい行なのだろうなァ」と聴講前にボンヤリ想像していたが、具体的な内容を聞いてひっくり返りそうになった。

19:00就寝、23:30起床。起床後すぐに滝に打たれて身を清め、階段500段を駆け上がって山伏のような格好(雨などで濡れると7kgにもなる)に着替える。休む間もなく山を登って朝8:30には24km先の山頂に到着。もちろん、歩くのは整備された登山道ではない。獣道だ。
山頂に着いたらすぐさま来た道を戻る。

毎日毎日、睡眠時間わずか4時間半で48kmもの険しい道のりを行く。これを1,000日間続けるのが千日回峰行だ。常人には到底真似できるものではない。

1,000日といっても、ぶっ続けではない。1,000日連続じゃ死んでしまう......からではなく、雪の時期は山に入れないからだ(いや、実際に1,000日も続けたら間違いなく死ぬだろう)。1年のうち4ヶ月ほどをこの行に費やしても、全て終えるまでには9年もかかる。

講演では、苦しい行の合間に塩沼さん自身が書き留めたたくさんの言葉が紹介された。

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ラグビー日本代表チームを変えたメンタルコーチ 荒木香織さん

photo_instructor_822.jpg自分の心を征すれば全てを征することができると、古より言い伝えられている。自己啓発本の専売特許ではない。しかしいざ実行しようとすると上手くいかない。なぜか。己の怠け心やいざ本番の緊張は無論承知の上だが、それでもあと何かが足りずに目標達成ができない。そうした「心の問題」に向かい合いたく今回の講演を心待ちにしていた。恐らく聴衆の中にもそうした人は(同時に話題のラグビー日本代表の話を聞きたいと思う人も)多かったと思う。

講師の荒木香織さんは小柄で、これほどスリムな女性がメンタルコーチとして、80人近くいたというラグビー日本代表選手の心を支えてきたというのが何やら不思議な気がした。しかもヘッド・コーチのエディ・ジョーンズ氏から与えられた使命はあまりにも大きい。「(日本代表チームの)マインドセットを変えて欲しい。」ひとりですら大変なのに対象はチーム、それも全ての核となるマインド、である。

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女性を「育てる」ではなく「育む」企業づくり 高田朝子先生

photo_instructor_827.jpgいざ女性活躍推進といっても、一体全体何をしたらよいのか。罰則規定はないものの管理職の比率を2020年までに30%に押し上げるという定量目標が先行しすぎて「じゃぁ女性社員に下駄をはかせればいいのか!?」とか、「私、選ばれちゃっても。。。」みたいな戸惑いが特に東京には溢れていると思う。今まで心地よい「固定観念」という枕に顔を埋めて寝ていたところに、大きな音の目覚まし時計で30%を示され、起き抜けに俊敏な活動はできないけれど、自分の意識や行動を変えなくてはいけないと覚醒した感じ。そんな迷える日本社会に一つの答えを与えてくれたのが法政大学経営大学院イノベーション・マネジメント研究科の高田朝子先生である。

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限りなく透明な産廃業者 石坂典子さん

photo_instructor_821.jpg今回のレビューにこのタイトルを持ってきたのは、石坂産業社長、石坂典子さんのお話を聴き終えた後に「限りなく透明に近い産廃業者」という言葉が思い浮かんだからである。村上龍の小説『限りなく透明に近いブルー』を文字っている。しかし、透明に「近い」は失礼だなと思った。講演を聴いたかぎり、ズバリ透明である。石坂産業は透明な産廃業者なのだ。そして、社長の典子さんは、これからも透明性を追求していくと感じた講演であった。

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「異」を以て貴しとなす! 山岸俊男先生

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「贈る言葉」


私がまだ小学生の頃、テレビから流れてきた「贈る言葉」という歌を聞き、なんといい歌詞なんだろうと子どもながらに胸打たれたことがある。以来その言葉は、私が生きていくうえでの一つの指針になっている、と言っても過言ではない。

子ども時代の私の心を射抜いたその言葉とは「信じられぬと 嘆くよりも 人を信じて傷つくほうがいい」というあのフレーズ。

今回の山岸俊男先生の講座「安心社会から信頼社会へ」に参加し、私は、なぜ「人を信じて傷つくほうがいい」のか、その理屈をはじめて聞いたように思う。さらに、個人の心の持ちようではなく、日本の社会のありようが「信じられぬと嘆く」人々を大勢つくり出しているということにも気付かされることとなった。

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悪への防波堤 姜尚中さん

photo_instructor_819.jpg姜尚中氏はやっぱり大学教授である。しみじみそう思った。引用の出典を丁寧に挙げ、大学の講義のように話す、教授らしさ全開の講演だったのに、その最高峰たる東京大学名誉教授ともあろう御仁が聴衆を「丸の内にお勤めのエリートサラリーマン、サラリーウーマンの方々」と呼ぶのは少し意外だった。

大学教授らしく、講演はテーマ設定から始まる。「悪とは何か」ではなくて「悪を巡って展開する私たちの判断、言説」であり、「今のグローバルな社会での悪について、今の私たちの時代について」であると。

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辺境を見れば、日本がわかる ソマリアと室町社会 高野秀行さん

photo_instructor_813.jpgコンゴで幻の怪獣を追い、アマゾンに分け入り、ミャンマーに柳生一族を見る――。「誰も行かないところへ行って誰もやらないことをやり、それを面白おかしく書き」続けて30年のノンフィクション作家・高野秀行氏。近年のソマリアでの体験は、そんな氏のキャリアの中でも「ビックバン」といえるほどの出来事であり、ここからまた新たな知見が導き出された。

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ニュートリノ研究で、理論では説明できない現象を見つける 梶田隆章さん

日本のニュートリノ研究は二人のノーベル物理学賞学者を生んだ。
2002年の小柴昌俊氏。そして、きょうの講演者である2015年の受賞者梶田隆章氏photo_instructor_818.jpgである。
さらにいえば、両教授の間をつなぐ存在として、ニュートリノ研究の拠点施設となったカミオカンデ、スーパーカミオカンデのプロデューサー的な役割を担った故戸塚洋二氏を含めれば、受賞者は三人になっているはずだったとさえ言われている。

カミオカンデは、岐阜県飛騨地方の亜鉛鉱山、神岡鉱山の地下空間にある。巨大な水槽タンクに、光倍増電子管と呼ばれる光検知器を、とてつもない数量設置したニュートリノ観測装置である。

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悲観するに値しないということ 井上光太郎教授

koutaro_inoue.jpgM&Aと聞くと、経営者や管理職層、次期管理職候補のみなさんはどう思いますか。

やっぱり当時のホリエモン事件に代表されるように、「自社」が「部外者」から食い尽くされ、コツコツ築き上げてきた自社というマイホームが荒らされるイメージだろうか。最近、テレビに返り咲いたホリエモンはちょっと、体はスリムに、しかし雰囲気は丸くなったような気がする(笑)いや、絶対、前よりイイ感じ。そんな彼が今華やかな買収劇を披露したら、被買収会社の経営陣も彼の舵取りを信頼してみようかなぁと思ったりするのではないか。
結局、M&Aは個人の気持ちの問題なのだと、井上光太郎教授は説く。

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不自由なようで、本当は自由な言葉たち 東直子さん

photo_instructor_830.jpg五七五七七の三十一語で表現しなくてはいけない短歌といえば、私のようなど素人からしたら、とっても窮屈で不自由そうである。
しかし、今回、東直子さんにお話しいただくテーマは「こんなに自由な言葉たち」である。短歌のなかの自由っていったい何なのだろう?はてな、と講演がはじまる前から、「短歌のなかの自由さ」というものが気になっていた。

一人一枚ずつレジュメが配られ、プロが詠んだ短歌の穴埋めや下の句を選択する問題を解き、それに対して東さんがコメントする形式で講演は進められた。

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なぜあの人はプロと呼ばれるのか 山根 節先生

moto_takashi_yamane.jpg プロフェッショナルに求められる条件とは3つあり、それらは(1)体系的理論の素養、(2)教育訓練により蓄積した経験値、(3)高邁な理念である。そして、経営には経営戦略が必要であると山根 節先生は説く。

 早稲田大学ビジネススクールの山根先生は多くの経営者との交流や、コンサルタントとしての実務を踏まえた経営に関する経験に基づき、先生がプロ経営者と思う8人の経営者のうち、選りすぐりの4人の実績を紹介してくれた。

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チャラ男とチャラ子の交流会から生まれるイノベーション|入山章栄先生

akie_iriyama.jpg 早稲田大学ビジネススクールの入山章栄先生の講演をお聞きした。講演では、ビジネスのイノベーションを生み出す取り組みと、日本企業を支えるアクターとしての個人はどのように立ち振る舞えばよいのかを、海外で主流となっている経営学の理論を紐解きながら教えてくださった。

 イノベーティブなビジネスの創出に求められるのは、「知の探索」(異業種や他分野の知識を活用、参照して知識の幅を広げること)と「知の深化」(異分野の知識を踏まえた部署内での議論やビジネスの作り込み)の両輪である。しかし、実際は「知の探索」よりも「知の深化」に偏りがちになってしまう。知の探索はコストも時間もかかり、かつ成功確率も不明となると、目の前の儲かる事業に力点が置かれがちになるのは誰もが理解できることである。

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野球人生の達人 山本昌さん

photo_instructor_815 (1).jpgプロ野球選手として大成する人の中には、入団時はまったく無名ながら、数年後にスター選手に成長する遅咲きの一群がいる。イチロー、金本知憲、和田一浩etc。
今夜の講演者である山本昌氏も、そのひとりである。甲子園出場経験なし、ドラフトは5位指名。無名ぶりは群を抜いている。

このタイプの選手に共通する特徴はもうひとつ。いずれも現役が長いということである。
イチローは42歳でバリバリの大リーガー、金本は44歳、和田は43歳まで現役であった。
山本昌氏は、この点でも最たる存在である。なにせ50歳まで現役。あと一勝でもすれば
ジェイミー・モイヤー(元ロッキーズ)の世界最年長勝利記録を破る、というところまで投げ続けた。

山本昌選手の野球人生には、何度かの転機があったという。転機を好機に変えたと言った方がよいかもしれない。チャンスの神様の前髪をしっかりと握ることができた人である。しかも一度ならず何度も。

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楠木建教授に聴く、日陰に輝くクオリティ企業のすすめ

ken_kusunoki.jpg「好き」
と言われたら(誰に言われるのかにもよるが)、そりゃあんまり悪い気はしない。自分も相手を少なからず好ましく思っている場合なら尚更だ。こんな時は「あ、実は私も...」と答えておけばよい。それだけで二人の関係は、あたたかなオーラを放ちながら、次のステップへと進む。

ところが
「好きにしてください」
と言われたら(誰に言われるのかにもよるが)、ちょっと冷たいんじゃない、と思ってしまう。事と次第によっては両者の間に不穏な雰囲気さえ漂いかねない。さて、どう返したものだろう。

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"Compass over maps" 竹中平蔵先生

photo_instructor_814.jpg 私は慶應大学湘南藤沢キャンパス(SFC)の出身である。在校していた二十ン年前、竹中先生は教授陣の中でも人気ナンバー1の先生だった。キャンパスで最も広い教室(講堂だったかもしれない)を会場に行なわれる授業は常に超満員で、皆が熱心に竹中先生の講義に耳を傾けた。もちろん、私もその一人。経済学という、それまで触れたことのない学問についての先生の説明はいつでも明快で、物事をこれほどわかりやすく説明する人がいるのかと、私はいつも目が開かれるような思いがしていた。

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16前期、開講いたします

13001059_1140358779329658_762064568280746626_n.jpg夕学五十講16前期がいよいよ本日、開講いたします。

今期もたくさんの皆さまよりお申込み・ご期待をいただき、うれしく思っています。皆さまのお越しを会場の丸ビルホールで、サテライト会場で、お待ちしております。(湯川・保谷)

【満席講演について】空席状況は逐次更新しています。当日17:30までキャンセル・変更が可能ですので、前日や当日まで空席が出ることがあります。ぜひ関心ある講演は日程ご予定いただき『夕学五十講』Webサイトをチェックください。

第25回 7/28(木) 名和 高司先生

takashi_nawa.jpg2016年度前期 最終回にご登壇頂くのは一橋大学大学院国際企業戦略研究科の名和 高司先生です。

ハーバード・ビジネス・スクールのマイケル・ポーター教授が提唱する「企業価値の経営」(Creating Shared Value)が、最先端の経営モデルとして世界の企業経営にとって次世代成長をめざすうえで重要視されています。

それは、社会が抱える課題を解決しつつ、経済価値を追求するためには、どうすべきかを提言しているものです。

内需が飽和状態にあり、グローバル化といった国内外において企業のスタンスを高め、次なる成長戦略を描こうとしている日本企業においても当然のことながら欠かすことのできない視点です。

名和先生は約20年にもおよびマッキンゼーにてコンサルティングに従事された後、現在は教壇に立つと共に、これまでに複数の日本企業で取締役なども務め、内外より日本企業のいまを冷静に分析し助言されています。

日本企業の経営のいまを熟知されている名和先生とともに、「CSV経営」実現にむけた経営、戦略、組織課題を取り上げ、日本発グローバルモデルの企業経営のあり方を考えます。(保谷)

・名和 高司先生
・一橋大学大学院国際企業戦略研究科 特任教授
・演題:「CSV経営 -高収益と社会問題の同時解決を目指す」

講師プロフィールはこちらです。

第24回 7/25(月) 水島 宏明先生

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7/25(月)は、ジャーナリストで、上智大学文学部新聞学科教授の水島宏明先生にご登壇いただきます。

『ネットカフェ難民』、2008年話題となった時代をうつす言葉でした。日本社会で起きている現象であり、日本社会の問題と時代を象徴する言葉でした。

水島先生はこの『ネットカフェ難民』を取材し、名づけた方でもいらっしゃいます。ジャーナリストとして湾岸戦争やイラク戦争、ソビエト崩壊など世界で起こった変動を報道してこられました。ジャーナリストとしての鋭い目で世界を、日本を、現代を視、伝えてこられた方だから『ネットカフェ難民』という言葉とドキュメンタリーも生まれたことがわかります。

ジャーナリズムの倫理観が崩壊しつつある。
水島先生は今ニュースメディアで起きていること、ニュースメディアのあり方について問題提議されていらっしゃいます。ニュースを伝えるメディアは方法や選択肢が増え、あり方伝え方も大きく変わってきています。ニュースメディアとニュースに日々接している私たち誰もにとっての問題でもあります。この機会に水島先生の問題提議、解説を伺い、じっくり考えてみたいと思います。(湯川)

・水島 宏明
・ジャーナリスト、上智大学文学部新聞学科 教授
・「ニュースメディアに何が起きているのか」
講師プロフィールはこちら

第23回 7/19(火) 佐伯 啓思先生

keishi_saeki.jpg7/19(火)は佐伯啓思先生にご登壇いただきます。佐伯先生は現在、京都大学名誉教授、こころの未来研究センター特任教授でいらっしゃいます。

『アメリカニズムの終焉』『自由とは何か』『西欧近代を問い直す』『20世紀とは何だったのか』など。
ご著書タイトルからもわかるように佐伯先生は常に、現代社会を見つめ、問いかけ続けてこられました。これら著書をお読みの方、タイトルにお聞き覚えのある方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。テーマは常に時代をうつします。

今回のテーマは「脱成長主義」「資本主義の限界」です。
世界で資本主義のいきづまりや、社会経済の機能不全のきざしが言われてきています。私たち日本はとうに成長の時代を終え、成熟社会にありながらも新たな時代の姿が描けずにいます。いま、私たちはなにを考え、どうすればよいのか。佐伯先生に問い、皆さんと考えていきたいと思います。(湯川)

・佐伯 啓思
・京都大学名誉教授、こころの未来研究センター特任教授
・「脱成長主義へ向けて・・・・資本主義の限界」
講師プロフィールはこちら

第22回 7/15(金)大石 静さん

shizuka_oishi.jpg7/15(金)は脚本家 大石静さんのご登壇です。

大石さんのプロフィールを拝見すると、大学卒業とともに青年座研究所に入られ、女優を目指していたことが記されています。

そこから一転して、30年以上にもわたりヒット作を次々と世に送り出す脚本家になるには、どのような道のり、まさに「ドラマ」があったのでしょうか。

大石さんは、名脚本家であるとともに、内野聖陽氏、佐々木蔵之介氏、堺雅人氏、長谷川博己氏といった、舞台出身の無名な若手俳優の抜擢にも定評があります。いずれの俳優も、大石さんの作品によってその名が全国区となり知られるようになったとまで言われています。

人材発掘への鋭い感覚と観察眼は、脚本制作と同様に、これまでの大石さんご自身の人生経験、キャリアから培われたものなのかもしれません。

世の中を真正面からだけではなく、横に斜めにと、大石さんならではの視点で観察し、一歩先の時代が求める人間と生き様を切り取り描くセンスはどのようにして培っていらっしゃるのか。テレビドラマの作り手としての想いを存分にお話し頂きたいと思います。(保谷)

・大石 静さん
・脚本家
・演題:「テレビドラマの作り手として」

講師プロフィールはこちらです。

4/15(金)よりスタート 大石静さん脚本のドラマ
 NHK総合テレビ ドラマ10『コントレール 罪と恋

第21回 7/13(水) 一條 和生先生

kazuo_ichijo.jpg早いもので16前期の講演紹介も残り5講演となりました。
7/13(水)は一條和生先生にご登壇いただきます。

一條先生には『夕学五十講』にたびたびご登壇いただき、グローバル・リーダーシップの現場から、グローバルの最前線から、研究成果や企業ケースとともにメッセージをいただいてきました。

初回は1期目の01年前期でした。今回5回目の登壇となりますが、この15年で、グローバルフィールドも、グローバルにおける日本の存在感や日本企業も、またグローバルという言葉のインパクトも変容してきました。

一條先生はジャーニーという表現にどんなメッセージをこめられたのでしょうか。リーダーシップとは何でしょうか、そのジャーニーを私たちはどう歩んだらよいのでしょうか。常にグローバルなフィールドで、経営ビジネスの現場を、トップのリーダーたちを、たくさんのジャーニーを、見続け研究し続けてこられた一條先生だからこそのリーダーシップ論、今回は「リーダーシップの哲学」と「ジャーニー」論をじっくり伺います。(湯川)

・一條 和生
・一橋大学大学院国際企業戦略研究科 研究科長 教授、IMD特任教授
・「実践経験を通じて培った実践知としての「リーダーシップの哲学」-リーダーシップ・ジャーニーを歩むために-」
講師プロフィールはこちら

第20回 7/8(金) 小松 和彦先生

kazuhiko_komatsu.jpg7/8(金)は国際日本文化研究センター所長 小松和彦先生のご登壇です。

小松先生は「妖怪学」の第一人者にて、文化人類学の切り口の1つとして、妖怪について調べ研究し、学問として確立していらっしゃいます。

善と悪、神と悪がはっきりと区別され、デビルやサタンがベースとなり悪物として存在する西洋の妖怪と比べ、日本の妖怪は、八百万(やおよろず)の神として、怨霊も祀ると神となる菅原道真の例など、必ずしも善悪では分けることのできない、むしろ人間的な存在であると、先生は示唆されています。

妖怪の姿から、その土地や時代の社会や文化、人々の心が見えてくるというのです。

科学が発達した現代にあっても、私たちを惹きつける妖怪たち。

文化人類学者であり民俗学にも造詣の深い小松先生より、人間が妖怪をどのように捉え、認識していたのかを通して、日本人の自然観や精神性を読み解いていただき、その変遷・特徴を共にたどっていきます。(保谷)

・小松 和彦先生
・国際日本文化研究センター 所長
・演題: 日本の妖怪文化 -その歴史と特徴-

講師プロフィールはこちらです。

第19回 7/7(木) 竹森 俊平先生

syunpei_takemori.jpg

7/7(木)は、慶應義塾大学経済学部 竹森俊平教授にご講演いただきます。

テロ、シリア難民、英国離脱、ギリシャ危機、カタロニアの分離問題、フランスやドイツにおける極右政党の躍進など。竹森先生は講演紹介文のなかで、まさにいま欧州統合が直面している諸問題を挙げてくださっています。私たちの目・耳にも日々ニュースとして入ってくる、進行形の、かつ、どれも規模と影響の大きな問題ばかりです。

さらに竹森先生は、これら問題が「多重的で、複雑に絡み合っている」「多重危機」なのだと指摘されます。

真剣なテーマにそぐわない例ですが昨晩、ネックレスが絡まってしまいました。ほぐれそうだと引っぱったら、かえってノットを固くしてしまい、ようやくほぐれたと思ったらさらに中に二重のノットがあって、思いのほか苦戦しました。バッグのポケットにぽんと入れ、帰宅の道中、ゆすられていただけ、特に何をしたわけでもないのにな。複雑さ深刻さのレベルは比べようもなく異なりますが、絡まる状態の難しさはそういうものだと思い出しました。

なぜこうした問題と危機が起きてしまったのか。どう絡み合っているのか。どうなっていくのか。これからどうなるのか。竹森先生にご講義いただき、皆さんで学ぶ機会としたいと思います。(湯川)

・竹森 俊平
・慶應義塾大学経済学部 教授
・「追い詰められた欧州統合:多重危機を乗り越えられるか?」
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第18回 7/1(金) 鎌田 浩毅先生

hiroki_kamata.jpg7/1(金)は京都大学教授 鎌田 浩毅先生です。
鎌田先生は、京都大学で火山学の研究活動を行う傍ら、書籍やテレビ番組などさまざまなメディアで噴火や地震等についてわかりやすく解説されています。

京大生の人気No.1教授、モットーは「面白くて役に立つ教授」として、先生の授業は大学内外問わず大人気です。

日本はいま、9世紀以来1000年ぶりという地震と噴火の多い「大地変動の時代」を迎えていると先生は予言されています。

御嶽山や箱根山の噴火などは東日本大震災に誘発された長期変動の1つであり、今後数十年間の間、さらなる地震と噴火に見舞われる可能性が高いとされているのです。

私たちの暮らす日本列島がそのような状態になっていること、恐ろしくなるばかりですが、大切なことは、冷静に判断し、適切な対策をとり、そのような状況においてもいかに生き延びていくかということ。

富士山噴火の可能性も含め、「大地変動の時代」に遭遇している私たちは何をすべきか、「科学の伝道師」である鎌田先生より、地球科学の視座と対策についてお話し頂きます。
(保谷)

・鎌田 浩毅先生
・京都大学教授、地球科学者
・演題:
「日本列島に迫り来る火山と地震の危機 -「大地変動の時代」を生き延びる-」

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第17回 6/30(木) 原 晋監督

moto_susumu_hara.jpg圧倒的な強さで、青山学院大学が連覇を果たしました。2015年、当大学史上初での総合優勝。この昨年の快挙が新鮮なうちに、しかも全区間、首位で通過しての連覇でした。今年のお正月はこのニュースに湧きました。

さらなる強さを見せつけての連覇に、チームを導いた原監督の指導力、育成力が当然ながら注目されました。ご自身インカレ入賞のある陸上選手の経歴ながら、箱根駅伝出場経験はなく、故障で選手生活を引退してからは10年近く陸上とは無縁のサラリーマン生活を送っていらしたそうです。そして当学史上初の箱根駅伝総合優勝、今年の連覇へと導いた指導力は、ビジネスの経験を生かした「チームづくり」「選手の育成」だとおっしゃいます。

そこには私たちビジネスパーソンへのヒントもありそうです。そして皆さんで、来る東京オリンピックへの期待もますます高めていければ、と思います。(湯川)

・原 晋
・青山学院大学陸上競技部監督
・「東京オリンピックに向けての陸上改革」
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第16回 6/22(水) 谷口尚子先生

naoko_taniguchi.jpg谷口尚子先生のご専門は政治学、なかでも政治意識、政治行動、政治現象を研究されていらっしゃいます。研究分野や手法のみならず、1970年生まれの新たな時代の研究者としても注目が高まっている先生でいらっしゃいます。この4月には慶應義塾に移られ、慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科准教授に就任されます。

幅広い調査と、データ分析や実験による検証などによって、"厚味のある実証研究を行なうことを目指している"と谷口先生はおっしゃっています。だからこそ、見えてくること、わかること、があることと思います。政治の意識調査と聞いてなんとなくイメージするものの、ニュースやメディアを通じて知るのみで、具体的な実態について見聞きする機会がこれまでなかった方がほとんどではないでしょうか。今回は、日本の民主主義について、『理想』と『現実』、意識と現象について、じっくりお伺いします。(湯川)

・谷口 尚子
・東京工業大学大学院社会理工学研究科 准教授
・「日本の民主主義の『理想』と『現実』」
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第15回 6/20(月)塩沼亮潤さん

ryojun_shionuma.jpg第15回、塩沼亮潤さんをお迎えします。
塩沼亮潤さんは、仙台市秋保にある慈眼寺の住職で、大峯千日回峰行大行満大阿闍梨でいらっしゃいます。

【大峯千日回峰行】とは、奈良県吉野山にある標高差1355mの山道を1000日間歩き続けるという修行。
【四無行】は、断食、断水、不眠、不臥の四つを9日間続ける修行。
そして【八千枚大護摩供】は、100日間五穀と塩を断った後、24時間一昼夜飲まず食べず寝ず横にならず、で八千枚の護摩を焚き続ける行。

説明を聞くとこれほどにも過酷な荒行があるのか、と驚きます。これを次々達成されたと聞きさらに驚きます。すごい方、超人、として知られる塩沼亮潤さんですが、どれほどに厳しいお顔やお姿をされていらっしゃる方だろうか、と思えばお写真や演題の通りです。微笑みややわらかな言葉にある深さ。超人的修行の末につかんだ世界、語る言葉。直接にご講演を伺う機会をいただけることをうれしく思います。(湯川)

・塩沼 亮潤
・仙台市・秋保  慈眼寺 住職
・「いつも明るい心で生きて行く」
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塩沼亮潤 大阿闍梨 公式Webサイト こちら

第14回 6/16(木)荒木 香織先生

kaori_araki.jpg6/16(木)は兵庫県立大学環境人間学部 准教授 荒木 香織先生のご登壇です。

荒木先生は、ご存知、ラグビー日本代表メンタルコーチとして、ワールドカップの快進撃を支えた陰の立役者でいらっしゃいます。

「荒木さんがいなければ、僕のルーティンは完成しなかった」(五郎丸歩)

日本中が沸き、真似をした五郎丸選手のあのポーズは、どのようにして生まれ、どういった意味があるのでしょうか。

負けばかりが続き、日本代表としての自信も誇りもない状態から、「勝ちの文化をつくり」、選手一人一人の「主体性」の強化へと導かれたラグビー日本代表。

日本ではまだ数少ないメンタルコーチとしての荒木先生より、選手一人一人と気さくに接しながら生まれた体験談にもとづく知見をお伺いします。

スポーツ心理学の理論に基づいたメンタルの鍛え方は、アスリートの方はもちろん、ビジネスパーソンの私たちにとっても大いに参考になることでしょう。(保谷)


・荒木 香織先生
・兵庫県立大学環境人間学部 准教授
・演題:「ラグビー日本代表チームを変えたメンタルコーチ」


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第13回 6/8 (水) 高田朝子先生

moto_asako_takada.jpg 第13回は、法政大学経営大学院イノベーション・マネジメント研究科 教授、高田朝子先生にご登壇いただきます。

今回のテーマは、女性マネージャーです。

組織としては、女性にチャンスを与え、制度をつくり選択を増やし、応援しているのに、うまくいかない。女性たち自身が昇進したがらない。次の世代が育たない。うまくいかないという声がよく聞こえます。現実的ではない、大変すぎてそこまでやれない、どうしていいかわからない、伝えられる本人たちの声には共感もします。
女性を活用しよう、女性管理職を増やそうという組織と、もっと活躍したい、やりがいある仕事をしたいという女性たち、組織と当事者の思いがかみあわず、なかなかうまくいかないのはなぜなのでしょうか。

高田先生は、男女が同等に働く職場や感覚がまだめずらしかった時代、それのある職場を探して外資系金融機関で働き、ビジネススクールに留学したキャリアでスタートされました。高田先生にメインキャンパスで受け持っていただいている『強い組織をつくるリーダーシップ』は、10年続いている好評プログラムです。研究者としてキャリア・経験を積み重ねてこられた高田先生ですが、常にビジネスの現場の皆さんと同じ視線まで降りて寄り添い、応援される姿勢があります。
女性リーダーはどうしたら育つのか、活かせるのか。イメージや一般論ではなく自分たちの頭で、この機会に高田先生とご一緒に考えてみたいと思います。(湯川)

・高田朝子
・法政大学経営大学院イノベーション・マネジメント研究科 教授
・「女性マネージャーを育む、活かす、押し上げる」
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第12回 6/2 (木) 石坂典子さん

第12回は、石坂産業(株)代表取締役の石坂典子さんです。
noriko_ishizaka.jpg

石坂さんは、窮地に立たされた父親が経営する産業廃棄物処理会社 石坂産業を救うべく、若干30歳で社長に就任、経営改革をなしとげ、大きな成果を出されました。そんな石坂さんの経営手腕は、当社のみならず業界も変革している、と評価されています。

きっかけは1999年、埼玉県所沢市で収穫された農作物からダイオキシンが検出されたという報道で、当社が批判の矢面に立たされたことだったそうです。リサイクル事業への特化、環境に配慮した設備投資、周辺緑地の整備など変革の取り組み内容からも、"自然と地域の共生"への思い、哲学が伝わってきます。

そんな石坂さんは、「独自の経営手腕によって大きな成果を出し、多くの人に勇気を与えた」として、今年、日経ウーマン・オブ・ザ・イヤー「情熱経営者賞」も授賞されました。石坂さんの経営手腕、経営哲学、そして情熱をじっくり皆さんとお伺いしたいと思います。(湯川)

・石坂典子
・石坂産業株式会社 代表取締役
・「自然と地域が共生を目指す~共に育み、共に栄える、100年先の企業づくり~」
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第11回 5/31(火) 山岸 俊男先生

toshio_yamagishi.jpg5/31(火)は一橋大学大学院国際企業戦略研究科 特任教授 山岸俊男先生にご登壇頂きます。

山岸先生に『夕学五十講』ご登壇頂くのは2回目。2008年にお話し頂いた際の演題はとってもセンセーショナル。

「詐欺師に信頼社会が作れるのか?」

集団主義的で所属することの安心感を大切にする日本、自己優先で個人主義のアメリカ。
古くから言われているこの社会文化的視点ですが、実は、私たちの思い込みに過ぎず、日米での調査・実験結果では大きく覆っているとのこと。

日本はムラ的社会のしがらみから得られる"安心"を"信頼"と取り違え、実は、他人への信頼感が低く、取引相手を固定化・閉鎖化することでリスクを排除しようとするという山岸先生の持論は目から鱗でした。

慶應MCCでもお馴染み、組織人事、キャリア研究における第一人者 高橋俊介先生は、山岸先生のご研究を高く評価され、日本の企業の「自前主義」が強い傾向は、この内向きな「安心社会」への依存度が高いからと説いていらっしゃいます。

グローバル化が日本企業の成長戦略のカギとなる現在、何事においても慎重で、初対面の人に対する信頼度が低い「安心社会」のままでは、飛躍を生み出すことはできません。

いかにオープンな「信頼社会」をつくりあげることができるのか、そこで生きる術をお伺いするとともに、山岸先生の最新のご研究により心の文化差の根底にある社会のしくみについてじっくりと考えてみたいと思います。(保谷)

・山岸 俊男先生
・一橋大学大学院国際企業戦略研究科 特任教授
・演題:「安心社会から信頼社会へ」

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第10回 5/27(金) 姜尚中先生

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第10回は、姜尚中先生にご登壇いただきます。

ファッション誌を眺めていたら、姜尚中先生のインタビューが載っていました。驚きました。幅広い著書があり、やわらかな語り口と雰囲気の素敵な姜先生ですから、女性のファンや読者が多いことは知っていましたが(という私自身もその一人)、「差別の構造」というタイトル、険しい表情をしたお写真、前後ページとのギャップ。唐突さときびしさに驚きました。

「人は自分より下位に位置づけられる人をつくりたがる。」
異質なものとの融合によって新たな価値観が生まれるが「差別によって社会は停滞的になってしまう。」

内容はとても興味深く、いつものトーンのままで読者に媚びるところがまったくなくて、姜先生だからこそできる発信だな、と感じました。日本でもファッション誌がこうした思想や社会問題を取り上げるようになってきたのか、と嬉しく思いました。

姜先生は、政治学、政治思想史がご専門で、文学や芸術にも造詣が深く、そして、社会的問題や人間の本質にかかわるテーマについてもこうして、常に向き合い発言されています。

『夕学五十講』には、これまで3度、ご登壇いただきました。初回と3回目は東北アジア共同体について、2回目は漱石に学ぶ"悩む力"についてご講演いただきました。

今回の演題は、「悪との向き合い方」です。
人間には、日頃は向き合うのを避けたいし、自分では認めたくないけれど、たしかにもっている醜い部分があります。それが社会になると顕れてくる、時代の変化によって性質が変わってくる。差別もそのひとつであり、悪もそんな存在ではないでしょうか。姜尚中先生とであれば、静かに向き合えるように思います。(湯川)

・姜尚中
・東京大学名誉教授、熊本県立劇場館長
・「悪との向き合い方」
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第9回 5/20(金)梶田隆章先生

takaaki_kajita.jpg5/20(金)は東京大学特別栄誉教授・宇宙線研究所長の梶田 隆章先生にご登壇頂きます。

2015年ノーベル物理学賞を受賞された際、梶田先生はインタビューで
ご自身のこれまでの研究は小柴名誉教授(2002年ノーベル物理学賞)をはじめ、多くの方々とともにチームとして一丸となり目標に向かって一つ一つ進めてきたこと、その道はこれからも果てしなく続くこと、先生の真摯で謙虚なお人柄がそのまま表れるお話しをされていました。

先生方の研究は、物質を構成する基本粒子の一つである「ニュートリノ」に質量があることを裏付ける「ニュートリノ振動」という現象を世界で初めて捉えたもの。
先生は、研究者個人の好奇心でやっているような純粋科学にスポットを当てて下さって嬉しいとまで記していらっしゃいます。

岐阜県神岡で行われてきたカミオカンデ、スーパーカミオカンデ実験30年の歴史と壮大な取り組みを通して、基礎科学研究の重要性、さらには宇宙と地球の神秘に触れることのできる貴重な120分になることと思います。(保谷)


・梶田 隆章先生
・東京大学特別栄誉教授・宇宙線研究所長
・演題:「ニュートリノ研究の30年」


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第8回 5/19(木)高野秀行さん

takano_hideyuki.jpg第8回はノンフィクション作家の高野秀行さんです。

高野さんのモットーは、「誰も行かないところへ行き、誰もやらないことをやり、それを面白おかしく書く」だそうです。

まさにその言葉どおりの著書はたいへん話題になりました。内戦が続き、海賊に襲われると恐れられているアフリカのソマリアへ行き、魅せられてどんどん秘境の奥へと入り込み、『恋するソマリア』でレポート。ソマリア人は実は室町時代の日本人とそっくりの気質をもっていたと、"面白おかしく紹介した『世界の辺境とハードボイルド室町時代』など。

そんな高野さんならではの視野、視点、体験、発想でのレポートから、私たちも一緒に、ふだんできない旅をした気分になって、ふだんの当たり前や思い込みに気づいて、新しい角度から世界と日本を見てみることができたら、と思います。わくわくします。(湯川)

・高野 秀行
・ノンフィクション作家
・「世界の辺境から日本を考える」
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第7回 5/12(木)井上光太郎先生

koutaro_inoue.jpg第7回は東京工業大学大学院社会理工学研究科 教授、井上光太郎先生にご登壇いただきます。

「M&A」「買収へ」「連結子会社化へ」「経営統合」...経済ニュースで数日にいちどのペースで見聞きするのではないでしょうか。

シャープの鴻海精密工業の傘下入り。キヤノンによる東芝メディカル買収。このごろも大きなニュースが続きました。日本企業による海外企業のM&Aはここ数年で急増し、保険会社による大型買収もあった昨年は過去最高でした。一方、シャープのニュースはその規模やプロセスなどとともに、今後の外資によるM&Aに対する日本企業の姿勢へのインパクトからも大きく注目されています。

M&Aが企業の投資・成長戦略の1つ、という時代となりました。規模・業界は多様、グローバルかつスピーディにも起こり得る時代、M&Aは"経営者"の問題にとどまりません。
M&A、企業ファイナンスをご専門とし特にその実証研究の第一人者でいらっしゃる井上光太郎先生に、M&A時代生き抜くための経営や企業価値について、私たちビジネスパーソンの心構えとして学びたいと思います。(湯川)

・井上光太郎
・東京工業大学大学院社会理工学研究科 教授
・演題:「M&A時代を生き抜く経営:経営者、ガバナンス、そして企業価値」

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第6回 5/10(火)東 直子さん

5/10(火)は歌人、作家、早稲田大学教授naoko_higashi.jpg
の東直子さんのご登壇です。

三十一文字という限られた文字数のなかに想いを凝縮させる短歌。
千年以上の歴史を持つ短歌は、いつの時代にも新たな言語表現を生み、日本語の可能性を広げてきました。

近年はより自由な言語表現が展開されるなかにあって、歌集のみならず小説、エッセイと表現手段の幅を広げ活躍されている東さんは、歌壇外への短歌の伝え手として貴重な存在です。

平易で的確、さらには親しみやすい文体。
時に初心者の心に寄り添うようにして作風をつくりあげる東さんの秀歌は、多くの読者を魅了するのです。

日本語の持つ音楽性や意味の多重性なども紐解きながら、東さんとともに、新たな言葉の世界を味わいます。(保谷)

・東 直子さん
・歌人、作家、早稲田大学教授
・演題:「こんなに自由な言葉たち」

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第5回 4/27(水) 山根節先生

moto_takashi_yamane.jpg第5回は早稲田大学ビジネススクール教授で慶應義塾大学名誉教授、山根節先生にご登壇いただきます。

偶然ですが今夜は、慶應MCCのメインキャンパスで、『会計情報から経営を読み解く』プログラムのセッション6を開催中、山根先生にご登壇いただいています。

『会計情報から経営を読み解く』は2002年、慶應MCCオープン当初から開催いただいている好評プログラムで、当初私も担当をしていたことがありました。

「数字の苦手意識がなくなりました。」
「会計をはじめて面白いと感じました。」

という参加者の方に、どれだけたくさんお会いしてきたことでしょう!という私自身も、"山根マジック"によって、経済ニュースが躍動感ある企業の活動やいきいきとした経営者のメッセージとして読めるようになった一人です。

『経営の大局をつかむ会計』『なぜ、あの会社は儲かるのか?』など、山根先生の"ドンブリ勘定"、"アバウトだけどリアル"な捉え方、考え方、センスを学べる著書も話題となってきました。けれども先生の明るくて、豪快なお人柄の魅力にもよるところが大きいと私は感じているので、今回のような"生"の講演は、よりたくさんの方にダイレクトに"山根マジック"を感じていただける、と思っています。

今回のテーマは経営のプロ。たくさんの企業経営を分析し、たくさんの企業経営者に実際に会い、"プロ経営者"を見極め実感してこられた山根先生ならではの経営プロ論。4月の新刊とあわせて楽しみです。(湯川)

・山根 節先生
・早稲田大学大学院教授(ビジネススクール)、慶應義塾大学名誉教授(ビジネススクール)
・演題:「なぜあの人は経営のプロと呼ばれるのか?」

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第4回 4/20(水)入山 章栄先生

akie_iriyama.jpg4/20(水)は早稲田大学ビジネススクール 入山 章栄先生にご登壇頂きます。

2015年新刊の著書『ビジネススクールでは学べない世界最先端の経営学』は、11月の刊行から2ヶ月強で4.5万部のベストセラーとなっています。

日本企業にイノベーションが足りないのは
最先端の経営学的知見が伝わっていない
から。

イノベーションや組織学習において、世界中の経営学者により科学的な手法が進んでいるにも関わらず、その知見が日本には十分に届いていない、と先生はおっしゃいます。

10年間にわたり米国で研究生活を行い最先端の経営学に触れ、日本の強み/弱みともに俯瞰的にご覧になっている先生の指摘はドキッとします。

最先端の経営学における知とは何か。

世界標準の知見を解説頂きながら、日本企業のイノベーション創出へのヒントを説いていきます。(保谷)

・入山 章栄先生
・早稲田大学ビジネススクール 准教授
・演題:「ビジネススクールでは学べない世界最先端の経営学」

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第3回4/19(火) 山本昌さん

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第3回ご登壇いただくのは、スポーツコメンテーターの山本昌さんです。

昨年10月のシーズン最終戦での現役最後の登板、32年にわたる現役生活への終止符、感動でした。そのあと山本昌さんの立ち姿を、コメンテーターを務めているTVのニュース番組で、画面上でお見かけしました。がっしりとした体格で、身長186cm、周りの方々との差も大きくて、「なんて大きな方なんだろう!」とびっくりしました。緊張気味のやさしい笑顔で姿勢よく立っていらっしゃいました。

山本昌さん、皆さんもご存じのとおり業績も大きい、記録もすごい方です。

史上最年長。
一生中日一筋。

史上最年長のノーヒットノーラン記録、先発記録、登板記録、プロ生活記録。入団以来32年間、中日ドラゴンズ一筋で活躍し、中日ドラゴンズとともにプロ生活を引退。40歳を超えてもなお活躍し、勝ち星を挙げ続けた「中年の星」「レジェンド」でもありました。

この"継続"には強い覚悟があり、思いがあり、信念があるに違いありません。今回の『夕学五十講』では"生"の言葉で、じっくりと、語っていただきたいと思います。(当日司会を担当する私、身長差33cmという史上(と呼ぶには短い司会歴ながら)最大身長差、も個人的にはどきどきで楽しみです。湯川)

・山本昌さん
・スポーツコメンテーター
・演題:「継続する心」

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第2回4/14(木) 楠木 建先生

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こんにちは。司会担当いたします慶應MCC保谷です。
2016年度前期もどうぞよろしくお願いいたします。

4/14(木)ご登壇いただくのは『夕学五十講』ご常連でもある一橋大学大学院 楠木建先生。今回のご登壇で5回目となります。

前回ご登壇頂いたのは2013年10月。
「戦略をストーリーとして語ることができるかが重要」であり、そこには「センス」が求められることお話し下さいました。

経営センスとは、抽象と具体の往復運動である


今回は企業の「稼ぐ力」について。
外部環境の機会に利益の源泉を求める「オポチュニティ企業」と独自価値の創造に重きを置く「クオリティ企業」を対比し、これからの日本の企業の競争戦略とはいかにあるべきなのか、その指針を提示頂きます。

経営のゴールは長期利益にあるという、古今東西変わることのない普遍的なテーマに、論客 楠木先生ならではの鋭い視点でどのように語られるのか楽しみです。(保谷)

・楠木 建先生
・一橋大学大学院国際企業戦略研究科 教授
・演題:「長期利益の源泉を考える:オポチュニティとクオリティ」

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16前期が始まります 第1回4/13(水) 竹中平蔵先生

皆さま、こんにちは。慶應MCCの湯川です。
3/1より『夕学五十講』2016年前期の申込・受付を開始しました。初日より満席講演がでるなど、今期も、たくさんの皆さまにご関心・ご期待をお寄せいただいておりうれしく思っています。ありがとうございます。今期も皆さま、お待ちしております。

本日から恒例の、講師・講演紹介も始めたいと思います。いつもはリレーでレビュアーが講演をレポートしているこの「夕学リフレクション」コーナーですが、開講までの間、私たち司会進行役の湯川・保谷が日程順に各回をご紹介していきます。

heizo_takenaka.jpg第1回 4/13(水)にご登壇いただくのは、慶應義塾大学 竹中平蔵先生です。

皆さまご存じのとおり、経済学、政治・政策をご専門とし幅広くご活躍の竹中先生。経済古典の今日的意義歴史からの学びの重要性も以前よりおっしゃっており、今回はさらに具体的に、歴史の偉人たちと名言をご紹介、解説いただきながら、歴史から何をどう学び、歴史の流れの中で未来をどう見据えるのか、ご講演いただくことになりました。

「愚者は経験に学ぶ、賢者は歴史に学ぶ」
皆さまもビスマルクの名言をご存じのことでしょう。今回竹中先生がどんな名言をご紹介くださるのか、どんな出会いがあり、どんな学びがあるか、楽しみです。(湯川)

・竹中平蔵先生
・慶應義塾大学総合政策学部教授・グローバルセキュリティ研究所所長
・演題「歴史の名言から未来を読む」
・講師プロフィールはこちら
・推薦図書
400年の流れが2時間でざっとつかめる教養としての日本経済史』竹中平蔵著、KADOKAWA、2015年 
不安な未来を生き抜く知恵は、歴史名言が教えてくれる 「明日を変える力」を磨く55の言葉』竹中平蔵著、SBクリエイティブ(SB新書)、2015年