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歴史から学ぶ経済学 若田部昌澄さん

リーマン・ショックからほぼ2年。
-未曾有宇の金融破綻は回避できたものの、回復状況は国ごとにまだら模様で、成長の足取りは鈍い。なによりも「出口戦略」をどう描くかという大きな問題は積み残されている-
これが世界で共有されている経済の現状認識になる。
この認識を踏まえて、世界恐慌や昭和恐慌など「危機時の経済学」を専門とする若田部昌澄先生は、経済学を取り巻く二つの「危機」に言及した。

1)いま世界が直面する経済危機
2)経済学そのものの危機

1)の危機は、冒頭の現状認識に起因するからわかりやすい。
2)の危機は、「なぜ、経済学は、この危機が予測できなかったのか」「合理性で塗り込められた既存経済学への批判が、行動経済学ブームを誘っている」といった声として喧伝されている。

若田部先生は、世界大恐慌時の状況と比較できる諸々の資料を提示しつつ、「経済学の歴史的な知見は、十分に有用である」と語る。

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