第12回 2022/1/212(水)名和 高司先生

photo_instructor_1102.jpg1/12 (水)、一橋大学ビジネススクール 客員教授 名和高司先生のご登壇です。

名和先生は、2010年までの約20年間、マッキンゼー・アンド・カンパニー社にてコンサルティングに従事、複数部門にて日本支社ヘッドを歴任されたのち、2010年より、一橋大学大学院国際企業戦略研究科 教授に就任、現在に至ります。この8年間は毎年、日本の有数企業の幹部を集めたCSVフォーラムを主宰、まさに日本の次世代経営を一緒に描こうと取り組まれています。

常に世界を、多様な業界の最先端を見つめ、さらに次の時代を見据えてこられた名和先生。『夕学五十講』でも2003年のインターネット社会とブロードバンド、2016年CSV経営などその最新テーマにてご講演いただいてきました。

そして今回、「新SDGs」とそのエンジン「パーパス(志本)経営」。

パーパスという言葉はここ数年、注目を高めてきましたが、思い、パッション、志といったヒューマンな色合い強くもありました。次世代経営戦略や企業経営革新がご専門の名和先生が説く「パーパス経営」。注目です。期待です。(湯川)

・名和 高司(なわ たかし)先生
・一橋大学ビジネススクール 客員教授
・演題:「パーパス(志本)経営」
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第11回 12/22(水)秋元 千明さん

★photo_instructor_1094.jpg12/22(水)は英国王立防衛安全保障研究所(RUSI) 日本特別代表 秋元千明さんのご登壇です。

今年9月初め、英国の新型空母「クイーン・エリザベス」は、太平洋地域で初めて日米などと合同演習「パシフィック・クラウン21」を行いました。

巨大な艦隊が、英国母港ポーツマスより2万キロ以上の航海を経て日本に来航し、横須賀の米軍基地の桟橋に接岸している姿は壮観。ニュースなどでご覧になった方も多いことでしょう。

日本への航海そのものが壮大な実験とも言われており、英国国家安全保障戦略が示す「日本は戦略的なパートナー」からもわかる通り、日本に何らかの期待をしての来航、さらには合同演習であることを読み取ることができます。

秋元さんは、NHKに入局後30年以上にわたり、軍事・安全保障専門の国際記者、解説委員を務めた現場からの叩き上げのキャリアをお持ちです。東西軍備管理問題、湾岸戦争、ユーゴスラビア紛争、北朝鮮核問題、同時多発テロ、イラク戦争など、この30年の間に起こった戦争、紛争の豊富な取材経験をもち、その情報収集力も並大抵ではありません。

現在は、180年以上の歴史を持つ英国王立防衛安全保障研究所(RUSI)のアジア拠点としてRUSI Japanを東京に開設し、日本特別代表を務めていらっしゃいます。

クイーン・エリザベスの来航も物語る通り、いま、日英関係は歴史上新たなフェーズへと入り、日英同盟構築への準備もすでに始まっているとも言われます。

それは、戦後長期間にわたり続いてきた米国のくびきから解放され、日本が戦略的自立へと進む道筋とも捉えることができるのです。

日英の安全保障コミュニティーに幅広い人脈を持つ安全保障の専門家である秋元さんより、歴史的な同盟復活への動きと今後の課題、展望について解説いただきます。(保谷)

・秋元千明(あきもと ちあき)さん
・英国王立防衛安全保障研究所(RUSI) 日本特別代表
・演題:「復活する日英同盟 ~インド太平洋時代の幕開け~」

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第10回 12/16(木)村上 裕太郎先生

photo_instructor_1089.jpg 12/16(木)は慶應義塾大学大学院経営管理研究科 ビジネススクール 准教授、村上 裕太郎先生のご登壇です。

コロナ禍の影響、それにより起きているさまざまな変化。K字経済といわれる二極化が進み、まさに将来が予測困難なVUCAの時代のなかにいることを感じます。

時代や業界、日本をリードしてきた企業。
私たちの日々の生活、身近なお店や商品サービス。
自身が勤める企業やかかわる業界。
すべてにおいて。そして読み解くカギが数字にあります。

しかし誰もがニュースや新聞で見聞きし身近ながらも、難しい、複雑、苦手といったイメージや気持ちもつきまといがちなのが数字、会計、企業価値やビジネスモデルといった言葉。

ご紹介しようとして先生のプロフィールとリアルな先生も似ている、と思いました。
会計学者やビジネススクール准教授という肩書とプロフィール写真の笑顔が並んでこそ、村上先生の専門性、個性、魅力が伝わってくるなと感じます。

村上先生にはメインキャンパスのプログラムや企業内研修にもご登壇いただいており私もたびたびお世話になっています。いきいきとした講義に、すぐに引き込まれ、苦手意識や緊張していた頭はすっかりほぐれ、あれこれ自分でも考えをめぐらせている、"面白い"と思っている自分、に気づきます。

ビジネスや経済も同じ。言葉や解説からではなく、自分の実感や生活、考えと結びつけながら自分で読みほぐしてこそ、よくわかり、面白くもあります。
難しく複雑なのは数字や分析のしかたではなくその先にある未来、そして難しいからこそチャレンジのしがいもあります。皆さんでご一緒に、村上先生のガイドのもと読み解いていけたらと思います。皆さん、ご一緒しましょう(湯川)

・村上 裕太郎(むらかみ ゆうたろう)
・慶應義塾大学大学院経営管理研究科 准教授
・演題:「会計情報からビジネスモデルを読み解く」
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第9回 12/14(火)伊藤 亜紗先生

photo_instructor_1099.jpg12/14(火)は美学者、東京工業大学科学技術創成研究院 未来の人類研究センター長 伊藤亜紗先生のご登壇です。

伊藤先生のプロフィールはとってもユニーク。子供の頃から、本を読むよりも図鑑を眺めるのが大好きで生物学者をめざしていましたが、大学3年次より文転。美学芸術学専門分野博士まで進み、専門は美学、現代アートでいらっしゃいます。

「美学」とは私たちの日常ではあまり耳にすることのない分野ですが、何を追求する学問なのでしょうか。

美しさの価値観は時代によっても変化していくなかで、美学は必ずしも「美しい」ものだけを考える学問ではなく、芸術や感性的な認識について哲学的に探求する、「言葉にしにくいものを言葉で解明していく学問」と先生はおっしゃっています。

今回のテーマは「利他」について。
2020年2月に誕生した東京工業大学「未来の人類研究センター」の当初5年間のテーマにも掲げられています。

私たちは、自分の行為が相手にとって良い効果を持つ、と思い行動してしまうことが多々あります。相手はそれに合わせて演技をしてしまう、つまり相手をコントロールしているのではないか、それは利他とは言えないと先生は考えます。

私たちの生活のなかで「利他」が生まれるのはどういうときなのでしょうか。
介助やスポーツといった日常のなかにある、人と人の接触、コミュニケーションを通して、身体論から考える利他というものを解説いただきます。

「利他」とはまさに言い表しがたいもの。言葉にしにくいものをどのように解明されるのか、美学者 伊藤先生とともに探求できること楽しみです。(保谷)

・伊藤 亜紗(いとう あさ)
・美学者 東京工業大学科学技術創成研究院 未来の人類研究センター長
・演題:「身体論から考える利他」
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第8回 12/2(木)金井隆典先生

★photo_instructor_1100.jpg12/2(木)は、慶應義塾大学医学部内科学(消化器) 教授 コロナ制圧タスクフォース 研究統括責任者 金井隆典先生にご登壇いただきます。

全世界が"コロナ制圧に向けた戦い"を続けているいま、新型コロナウイルス感染において、欧米と比較しても顕著に死亡率の低い日本は国際的にも注目されていると言われます。

コロナ制圧タスクフォース』は、新型コロナウイルスから社会を守るため、様々な研究分野から日本を代表する科学者が横断的に結集した時限的な緊急プロジェクトです。

慶應義塾大学医学部では、消火器内科としてこのプロジェクトに参加し、消化器病学、免疫学をご専門とする金井先生はタスクフォースの研究統括責任者を担っていらっしゃいます。

同じウイルスであっても、国や地域によって感染率、重症化率、死亡率が異なり、その理由として、人種差(遺伝下多型)の関与の可能性があると考えられています。

民族的に均一な日本人は低ノイズ高感度のゲノム解析が可能であり、日本人のゲノム解析を通して、「新型コロナ感染症の重症化メカニズムを世界に向けて発信する」ことを国際貢献に掲げている当プロジェクト。

新型コロナウイルス感染症の病態メカニズムの解明にむけ、さらには、次の新興ウイルスへの脅威にも迅速に対応するためのシステム構築、およびワクチン開発も視野に入れ、金井先生はじめ挑戦されています。

コロナ制圧タスクフォースが立ち向かっている一丸の取り組みとともに、最新の状況をお話しいただきます。(保谷)

・金井隆典(かない たかのり)
・慶應義塾大学医学部内科学(消化器) 教授 
コロナ制圧タスクフォース 研究統括責任者
・演題:「コロナ制圧タスクフォース最新報告」

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