第12回 8/6(木)松尾睦先生

photo_instructor_1024.jpg今期最終講演となる8/6(木)は北海道大学大学院経済学研究科 教授 松尾睦先生にご登壇いただきます。

組織行動学者デービッド・コルブが提唱した、人は実際の経験を通し、それを省察・内省することでより深く学ぶことができるという「経験学習」理論は、今や"大人の学び"、企業内人材育成において広く知られ、各種教育体系や研修を構築するためのベースとされている企業も多いことと思います。

松尾先生は「経験学習」理論における研究の日本の第一人者であり、「経験する→振り返る→教訓を引き出す→応用する」の4段階の学習サイクルからなる「経験学習モデル」を丁寧に解説し、私たちの実践へとつなげて下さっています。

これまでにも松尾先生には、研究の深化に応じて『夕学五十講』にご登壇頂いていますが、今回のテーマは、部下の強みを引き出す育て上手のマネジャーについてです。

「育て上手」と言われる人たちは、部下や後輩の「経験から学ぶ力」を高めながら指導していることがわかっています。まさに、人材育成とは、部下や後輩が「自らの経験から学べるように支援する」ことを旨としているのです。

このテーマをさらに深堀りし、育て上手のマネジャーが部下をどのように指導しているか解き明かしたのが松尾先生の新たな研究であり、今回の講演のテーマです。

さまざまな調査より、組織を中長期的な成長へと導くのは、「部下を育てるタイプ」のリーダーであり、かつ、育成型マネジャーは「部下が経験から学ぶことを支援し、強みを引き出している」ことが明らかになったそうです。

育て上手のマネジャーはどのような方法で経験学習を促し、強みを引き出しているのか解説いただきます。皆さんの上司、さらに皆さんご自身は「育て上手のマネジャー」でしょうか。ご自分にあてはめ考えてみましょう。(保谷)

・松尾 睦(まつお まこと)
・北海道大学大学院経済学研究科 教授
・演題「部下の強みを引き出す経験学習リーダーシップ」
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第11回 8/4(火)田村淳さん

tamura.jpg8/4(火)はロンドンブーツ1号2号 田村 淳さんにご登壇いただきます。

皆さんご存じ、吉本興業所属の人気のお笑いコンビ、ロンドンブーツの田村淳さん。お笑いで、MCで、ライブetc活躍されています。さらに、YouTube「ロンブーチャンネル」の開設、この大学院進学、テレビタレントの枠を超えての活動で話題でもあります。

そんな田村さんがなぜ、いま、大学院へ? 
ニュースで、話題となったとき、または今回、お知りになったタイミングはそれぞれかもしれませんが、皆さんどなたもの驚きや関心はそこにあるのではないでしょうか。

現在、慶應義塾大学大学院 メディアデザイン研究科(KMD)で学ばれています。研究テーマは「死者との対話」。

「人は生きる上で、色んなことを主体的に選択する権利を持っています。でも、死に方についてだけは全然違う。そこに何とかアプローチしてみたいんです」

のコメントがハフポスト日本版の記事にあります。田村さんに学びのテーマがあり、思いがあり、意思があることがよく伝わってきます。学ぼう、学び続けよう、成長し続けたい、そんな思いをもった皆さんがお集りくださるこの夕学五十講への登壇が実現したのも、このことからでしょう。

田村淳さんが夕学五十講に登壇されるんですね!
速報をリリースしてすぐに、たくさんの方から声をかけていただきました。受付開始後すぐに満席をいただき、皆さんのご期待が伝わってきます。私たちも楽しみです。この夕学でしかお伺いできないだろう"学び"のお話、皆さんとたっぷりお伺いいたしましょう。そしてお話を引き出してくださるのはハフポスト日本版 エディターの南 麻理江さんです。(湯川)

・田村 淳(たむら あつし)
・ロンドンブーツ1号2号
・演題:「ボクが慶應大学院で学ぶ理由」
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※トークショー形式の講演60分・質疑応答30分の構成です。トークショー形式講演でのお相手 南 麻理江(みなみ まりえ)氏。

第9回 7/29(水)高橋 俊介先生

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今、リベラルアーツがビジネスパーソンの学びで注目されています。

テクノロジーの急速な進展、激しく変化するビジネスモデル、働く人の変化・・・等、現在のような変化激しく、想定外の事が起こりうる時代だからこそ、特に次の経営を担う次世代リーダー、経営人材にとって、リベラルアーツを学ぶことは不可欠であると語られることが多くなりました。

反射的に目の前の問題に対処するだけでは太刀打ちできない状況、これまでの自身の経験則だけでは語ることができないことが多くなっていること、皆さんも日々の仕事、意思決定のなかで実感していらっしゃる方も多いことでしょう。これからの時代さらにこのような感触を持つことが多くなることは間違いありません。

そのような時代にあって大切なことは、直ちに正解を求めるのではなく、社会科学や自然科学といったリベラルアーツから学び、大きな視点で自論を固める必要があると高橋先生はおっしゃいます。

高橋先生は、ここ数年にわたり、自論を形成する場として、「世界観ゼミナール」という形で、社会科学、自然科学の視点から、現段階でできる限り「事実」に近づいていると思われる重要な著作を読み込み、感想や考えを語り合う勉強会を実施しています。

なぜ、私たちにリベラルアーツは大切なのか、今一度振り返って頂くとともに、「世界観ゼミナール」にて取り上げている著作を引用いただきながら、リベラルアーツからの学びを共有いただきます。(保谷)


・高橋俊介(たかはし しゅんすけ)
・慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科 特任教授
・演題:「経営人材が今学ぶべきリベラルアーツ」
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第8回 7/27(月)大室 正志先生

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日系大手、外資系、ベンチャー、さらには独立行政法人に至るまで幅広い法人30社以上の産業医を担当しているとともに、「働き方」や「メンタルヘルス」についての深い知見から各種メディアにも引っ張りだこの大室先生。
まさに、ビジネスパーソンの実態に寄り添いながら、現代人の身体、心の健康についてさまざまに提言をされています。

年功序列、終身雇用を大きな軸とした日本企業の家族主義的な歩みは今や昔。「働き方改革」も奏功し、その在り様は大きく変化しているといわれています。

さらには、このコロナ禍にあって、突然の在宅勤務や電子決済など、十分な準備もないままに働き方が激変されている方も少なくないことでしょう。リモートワークが主流になることにより、これまでの日本企業が強みとしてきたメンバーシップ型の仕事の進め方から、成果、結果を重視したジョブ型へと今度こそ必ずや移行されるという声も多く聞こえてきます。

しかし、この変化をアタマでは理解できていても、身体や気持ちがついていかない、大きな負荷がかかるのが動物としての人類というものでしょう。このストレスが、私たち人間にとって何らかの形で大きな歪みが出てくること、大室先生は警鐘を鳴らしています。

ビジネスパーソンとして、企業人、組織人として、私たちができる事、この変化に対応していくために準備しておくことはどんなことなのでしょうか。

今回は、いま、そしてこれからの変化を見据え、企業と個人が健全な関係を持つことについて、そのための心構えについてお話し頂きます。(保谷)


・大室正志(おおむろ まさし)
・産業医
・演題:「企業と個人の健全な関係」
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第7回 7/21(火)細谷雄一先生

yuichi_hosoya.jpg7/21(火)は慶應義塾大学法学部 教授 細谷雄一先生にご登壇頂きます。

細谷先生のご専門は、政治学、国際関係論、国際政治史(現代ヨーロッパ等)、イギリス外交史であり、特に力を入れていらっしゃるのが「外交学Diplomatic Studies」です。日本ではほとんど知られていない「外交学」ですが、英語では『The Hague Journal of Diplomacy(HJD)』という学術誌もあり、先生はそのInternational Advisory Boardのメンバーでもいらっしゃいます。

先生は、これまでのご研究のなかで、日本が国際社会とどのように向き合い、どのように自らのアイデンティティを育んできたのか、丹念に分析していらっしゃいます。

私たちは、歴史を学ぶ際には、「世界史」と「日本史」とに分けて取り組んできました。しかし、それでは、世界史のなかにはほとんど日本は出てこず、また、日本史のなかにも世界史はほとんど出てきません。

この分断している見方に一石を投じ、「世界史」と「日本史」を融合した視点より歴史、外交をみていこうとされているのが先生のお考えです。

外交下手とも言われる日本。もしかしたら、「世界史の中の日本」という視座を私たちはどこかで置き忘れ今に至っているのかもしれません。

「世界史の中の日本」という視座から、日本が国際社会の中でどのような道のりを歩んできたのか、新たにみえる側面があることでしょう。

改めて日本を知る、世界を知る機会となること、楽しみです。(保谷)

・細谷 雄一(ほそや ゆういち)
・慶應義塾大学法学部 教授
・演題:「世界史からみた日本近現代史」
プロフィールはこちらです。

細谷先生のブログには「外交史研究者」としてのまなざしが日々綴られていて読み応えあります。