時代に即したビジネスモデルで働き方が変わる 高橋俊介先生

 photo_instructor_877.jpg「若者たちに自分たちのやり方を真似してもらったところで、そもそも顧客との付き合いや気合いで儲かる時代ではなくなったんですから、もうやめましょう。根本的に日本の儲け方を変えないと人材は疲弊し、悪循環に陥ります。」

 慶應義塾大学大学院の高橋俊介先生は働き方とワークライフを経営視点から読み解き、より効率的な稼ぎ方へシフトすることが、結果的に長時間労働を防止する対策につながることをお話くださった。働き方改革というフレーズが一世を風靡しているが、早く帰る日を作ることはできても、本当の意味でどうやったら自分の仕事の時間が短縮でき、働きながらも自律した時間の使い方ができるのか、その手段をよく掴めないでいた。その問いに対して、衝撃的ではあったが、腹落ちのしやすい答えを高橋先生は教えてくれた。

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真のダイバーシティは「自由」にある 山田邦雄さん

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常識破りの三代目

「"売り家"と唐様で書く三代目」という有名な江戸川柳がある。今回の講師である山田邦雄・ロート製薬代表取締役会長兼CEOも、まさにその三代目だ。しかし山田会長は、江戸の大旦那の三代目とは全く違う。
なにしろ、この三代目は社長に就任して以降、新規事業や新たな人事政策への大幅シフトを推進、売上も規模も急成長させたというのだ。そして今やダイバーシティ先進企業としてビジネス界の耳目を集めている。
「"NEVER SAY NEVER"と常識破る三代目」なのだ。

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矛盾を生きる 藤田一照先生

photo_instructor_868.jpgあまりに日常に溶け込んでいるがゆえに仏教は、かえってわからなくなっていることが多いのかもしれない。その溶け込んでいる仏教を藤田一照先生に掘り起こしてもらおうと今回の講演を楽しみにしていた。
以前から関心のあった禅だが、この夕学五十講の田口佳史先生の講演で曹洞宗の開祖、道元とその教えの話を聞いて同宗に強い関心を持つようになっている。藤田先生も同じ宗派とはなんたる偶然か。

藤田先生の経歴で興味深かったのが米国で17年半に渡って禅の指導をされていたことだ。異なる宗教の人に教えるということは概念を一度突き放して整理と解釈を改めてすることになるからか、説明もわかりやすいものだった。同時に講演を聞く私たち聴衆の側も、もはやかつてのように仏教を生活の根本に据えている「日本人」ではないかもしれない。もちろんあらゆる背景に仏教の影響をそれと気づかぬうちに受けているとしても。私たちの中に埋もれてわからなくなってしまっている仏教を、禅を、掘り出して心安らぐ何かを示してくれるのではないか。そんな期待が会場にはあるのか大入りの会場は働き盛りのビジネスマンも多く詰めかけていた。

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サテライト会場からのご質問に安部さんからお返事が届きました

安部修仁さんの講演での質疑応答において、時間の関係で読み上げられなかったサテライト会場からのご質問に、安部さんから当日お返事できなかったことへのお詫びとお返事が届きました。

このリフレクションの場を借りて、サテライト会場からいただいた7件のご質問と、それにたいする安部さんのお返事を掲載いたします。ぜひご覧ください。

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リーダーの「十分条件」 安部修仁さん

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ハードワークは悪!?

間もなく"プレミアムフライデー"の第3回目がやって来る。政府と経済界が一丸となって提唱しているものの、無理筋というものだ。第2回目なんて年度最終日だったし、第3回目は、なんとGW前最後の平日ときている。月次管理をしている企業も多い中、最後の追い込みをかけている月末近くの金曜日に早く帰れとは...。プレミアムフライデーを導入した企業の割合は2.5%とか3.4%とか7%とか、調査によってまちまちだが、おおむねひと桁%の模様。でも、お上の決めた事だから各社必死で推進しなくてはならない。

国会では「働き方改革」で大論争、ネットを覗けば「○○社はブラック企業だ」「いや△△社の方がもっと」などと侃々諤々。ブラック企業大賞なんてものまで選考される始末だ。企業内に目を向ければ、コンプライアンス憲章にがんじがらめの上司たちは、パワハラ認定を恐れて部下におちおち指導もできない日々...。

「勤労の美徳」という言葉も今や死語。「長時間労働や厳しい仕事は悪」というのが時代のコンセンサスだ。

そんな時代にあって、安部修仁・株式会社吉野家ホールディングス会長は意気軒昂に説く。「リーダーを目指す者は、寝る時間以外の全てを費やすようなハードワークをする時期が必要である」と。もはや蛮勇と言ってもよい発言だ。

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