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スティーブ・ジョブズの2005年のスタンフォード大学卒業式でのスピーチから何を学ぶことができるのか...その後編です。

少しおさらいをしておくと、ジョブズの論点は以下の3つでした。

(1) connecting dots
(2) love and lost
(3) death

前回は(1)の"connecting dots"から、点と点を繋ぐためのセレンデピティ(幸運をつかむ力)についてお話ししました。

今回は残りの2つ、"love and lost"と"deathh"について。

Appleの創業者であり、経営者としてもカリスマであったスティーブ・ジョブズ氏が亡くなられました。

各界の著名人が追悼のメッセージを述べ、銀座のアップルストアでは献花する人が後を絶たず、また本日発売の "iPhone 4S"の4Sも「"for steve"だ」と言われるくらい、彼の死は大きな衝撃と哀しみをもって受け取られています。

私はAppleファンではありませんが、iPodは家族トータルで計6台を所有していましたし、また仕事柄経営者としても注目していましたので、やはり衝撃でした。

さて、様々な人達が彼の死を悼み、様々なメディアで彼の業績や人となりについて語っていますが、その際よく取り上げられるのが、彼が2005年のスタンフォード大学で行った、卒業式での祝辞(スピーチ)です。

今さら間はありますが、私も社会人教育としての切り口で、彼、スティーブ・ジョブズが何を言いたかったのか、そして何を残そうとしたのかについて、2回に渡って解釈していこうと思います。

昨日の台風、みなさん大丈夫でしたか?

ここ首都圏においては、ビジネスパーソンの帰宅時を台風が直撃したため、多くの交通機関がストップし、3.11以来の大量の帰宅難民がニュースとなりました。

ご多分に漏れず私もそのひとり。
通勤の足である東西線は元々風に弱く(江戸川を渡る橋があるため)、今回も早々と止まりました(笑)

私は3.11の経験と台風のスピードから「待っていれば夜遅くには動き出すだろう」と考え、どうせその日の内に終わらせなければならない仕事もあったので、職場で待つことにしました。
結果的に予想より少し遅かったものの22時過ぎには電車も動きだし、無事日付が変わる前には帰宅することができました。

その点私はラッキーな部類でしたが、私の奥さんは別ルートで帰宅を試み、トータル5時間かけて家に帰り着いたとのこと。「もう疲れた!」といささかオカンムリでした(笑)
ただそれでもその日のうちに帰り着けただけラッキーだったのかもしれません。テレビで、またtwitterでは同情するしかない人達がたくさん取り上げられていました。

そして今日、twitterで知人達と「昨日どうした?」という話になったのですが...

私もやっているtwitter。
ソーシャルメディアとしての注目度はfacebookに抜かれてしまった感はありますが、まだまだユーザー数は増加しており、そこでの情報、およびそれをきっかけとした事件は連日のようにマスメディアでも取り上げられています。

今やメディアとして確固たる地位を築いたと言えるでしょう。

ところがこのtwitter、一方では『バカ発見器』というありがたくないレッテルも貼られています。

目の前(タイムライン)を流れていく情報に対する意見、またはふと思いついたことをヒトリゴトのように140文字以内でつぶやくという手軽さから、深く考えずに不用意あるいは不勉強なままツイートしてしまうことによって実現する、twitterならではの機能(?)と言えるでしょう。

牛肉の放射能(セシウム)汚染が問題になっています。

我が家でも、ニュースを見ながらこんな会話がありました。

私:「そう言えばこの間スーパーでさあ、『ここ、福島産牛肉は置いてないでしょうね』と店員さんにしつこく聞いてるおばさんがいたよ」

奥さん:「まあでも気持ちはわかるわね」

私:「そう? 別に基準値ちょっとくらい超えていたって、毎日牛肉ばくばく食うわけじゃないから、何の問題もないじゃない。ほら、そうやって床に落ちたポテチ拾って食べる方が問題だよ」

奥さん:「でもね、危ないかもしれないってものを『わざわざ』食べる必要もないじゃない。ポテチ拾って食べても少なくとも命に関わることはないでしょ? 今まで大丈夫だったんだし」

私:「まあ、それもそうだけどね」



さて、皆さんはこの問題、いや、牛肉のセシウム汚染だけでなく、放射線の暫定基準値、また交通事故やビジネスなどにおける様々な"リスク"についてどう考えますか?

プロフィール

桑畑 幸博

慶應丸の内シティキャンパスシニアコンサルタント。
大手ITベンダーにてシステムインテグレーションやグループウェアコンサルティング等に携わる。社内プロジェクトでコラボレーション支援の研究を行い、論旨・論点・論脈を図解しながら会議を行う手法「コラジェクタ®」を開発。現在は慶應丸の内シティキャンパス で専任講師を務める。また、ビジネス誌の図解特集におけるコメンテイターや外部セミナーでの講師、シンポジウムにおけるファシリテーター等の活動も積極的に行っている。コンピューター利用教育協議会(CIEC)、日本ファシリテーション協会(FAJ)会員。

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