3分間ラーニングの最近のブログ記事

朝ドラ『半分 青い』に登場した「そよ風ファン」のモデルである「The GreenFan」。
そして「死んだパンを生き返らせる」とすら言われるトースター「The Toaster」。

市販の扇風機やトースターの倍以上の価格でありながら、大ヒットとなったこれらの商品を開発・販売しているのが「バルミューダ」です。

このバルミューダに関して、先日なかなか興味深い記事を見つけました。

『日本の10倍以上!バルミューダの空気清浄機が海外でめっちゃ売れてる』

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『イミテーション・ゲーム』という映画を観ました。

以前から気にはなっていたのですが、昨年、大学時代のサークル仲間の忘年会で勧められ、AmazonのプライムビデオにあるのをKindleにダウンロードして出張の新幹線の車中で鑑賞しました。

本作品は、第2次世界大戦でドイツ軍の暗号「エニグマ」を解読し、連合軍を勝利に導いた数学者、アラン・チューリングの半生を描いた実話です。

チューリングを演じるのは、名優ベネディクト・カンバーバッチ。
同性愛者であり、またASD(自閉症スペクトラム障害)であったチューリングの孤独と苦悩を巧みに演じています。
※註)当時はASDの概念はありませんでしたから、あくまでも「そのように描かれている」ですが。

しかし、私が最も考えさせられたのは「究極の選択」のシーンでした。

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「今どきの若いモンは」

このセリフ、皆さんも言われた/言った経験があるのでしないでしょうか。
もちろん文脈としては「なってない」「わかってない」「けしからん」的なニュアンスで。

さて、「これは既にパピルスに同様の記述が見られる」とか「エジプトのピラミッドの内壁にも書かれている」そして「プラトンも同じことを言っている」というなかば都市伝説のごとく語られているこの言葉ですが、どうもフェイクのようです(笑)

本エントリーを書くにあたり調べてみると、証拠となるようなものはどこにもないようです。
プラトンも確かに若者批判はしていますが、同時に老害批判もしていますから。

とは言え、自分自身の40年程度の過去を振り返るだけでも、やはりいつの世も「今どきの若いモンは」と言う人は多いと推察されます。

しかしこの言葉、「なってない」「わかってない」「けしからん」といったネガティブな文脈でしか使えないのでしょうか?

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「過去と他人は変えられない。しかし、自分と未来は変える事ができる」

これはカナタの医師、エリック・バーンの言葉です。

どんなに後悔しても、起こってしまった過去の出来事、そしてやってしまった過去の自分の行動は無かったことにはできない。タイムマシンが発明されない限り。

また、他人を変えようと思っても無駄だし、そんなことを考えるのは自分の都合だけ考えているからだ。

だから自分を変えること、そして未来を変える、いや、明るい未来をつくることを考えよう。

この「名言」はご存じの方も多いでしょう。そして「確かに」「なるほど」と頷く方も。



...しかし、私はこの名言に反論します。

「他人も過去も変えられるけど?」

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実演販売士。
流暢かつ軽妙なトークで店頭販売を行うプロフェッショナルです。
最近ではテレビショッピングでも活躍し、またそのカリスマとも呼ばれる方が番組で特集されることもあります。

販売のプロである同時に、説明のプロとも言えるでしょう。

さて、実演販売士のルーキーが、ある日水道の蛇口に取り付ける「節水アタッチメント」の説明でこういう説明をしたとしましょう。

「このアタッチメントを平均的なご家庭で朝夕の調理と食器洗いなどに使用した場合、1日あたり平均4.5リットル、1年間に換算すると、なんと1,640リットルもの節水になります!」

...この説明はいただけませんね。

いかに軽妙な口調だったとしても、お客さんはこう感じるでしょう。

「1,640リットルって言われても、なんかピンとこないわねえ」

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プロフィール

桑畑 幸博

慶應丸の内シティキャンパスシニアコンサルタント。
大手ITベンダーにてシステムインテグレーションやグループウェアコンサルティング等に携わる。社内プロジェクトでコラボレーション支援の研究を行い、論旨・論点・論脈を図解しながら会議を行う手法「コラジェクタ®」を開発。現在は慶應丸の内シティキャンパスで専任講師を務める。また、ビジネス誌の図解特集におけるコメンテイターや外部セミナーでの講師、シンポジウムにおけるファシリテーター等の活動も積極的に行っている。コンピューター利用教育協議会(CIEC)、日本ファシリテーション協会(FAJ)会員。

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