ひとりで歩き始めた君へ

4月です。
皆さんは「4月」と言えばどのような言葉をイメージしますか?

「春」「桜」といった季節感に関する言葉をイメージした方もいるでしょう。
「入学式」「新入社員」「新年度」など、新たなる旅路のスタートに関する言葉もありますね。

やはり「4月」とは、未来への「期待感」「高揚感」に加え、「不安」も感じるタイミングです。

私も先週、新入社員研修を担当しましたが、彼ら・彼女らの期待と不安の入り交じった表情を見て、この場を任されている責任を強く感じました。
そしてそれに加え、彼ら・彼女らの未来を心から応援したいと思いました。

さて、そこで新年度最初のエントリーは、Twitterでバズったこのマンガを紹介したいと思います。

tabidati.jpg





『君の春』

いかがでしょう。
既に50も半ば過ぎ、親元を離れて約40年の私でも、宮崎の田舎から福岡の大学に私を送り出した時の母親は同じような気持ちだったのかなあ、と少ししんみりしてしまいました。

時は過ぎ、私の娘もこの春、大学院を卒業しました。
とは言え、心理カウンセラーとして働きながら、そのまま大学に残って研究者の道に進むことになりましたから、今までと何が変わるわけでもないのですが(笑)

しかし、いつか娘を我が家から送り出す日が来ます。

そこで本日は、「我が子を送り出すひとりの親」として、この春、進学や就職で親元を旅立った方々にエールを贈りたいと思います。



『ひとりで歩き始めた君へ』

春です。
とうとう、君を送り出す日が来てしまいました。

安堵と期待、しかし心配と寂しさ。こうした様々な感情が落ち着くには、もう少し時間がかかりそうです。
まあ、僕たちもその昔同じように旅立ってきたので「単に順番が来ただけ」なのですが。

だから君は自分のことだけを考えてください。

やりたいこと、やるべきことを見つけ、手抜きせず、真摯にそれらに向き合ってください。

とはいえ、やりたくないことをやらざるを得ない場面もあるでしょう。

でもそれも、きっと何かの糧になる。そう思い込みましょう。
昔一緒にやったRPGの、「経験値稼ぎの雑魚モンスター狩り」と同じです。

そして、どんどん失敗してください。
「無難に、失敗しないように」では、たいした成果は出ません。
失敗しないことを目指すのでなく、成功することを目指しましょう。

大丈夫です。
失敗しても、君の新しい仲間達がフォローし、リカバリーしてくれます。

だからそのためにも、新たな仲間を作り、大切にしてください。
人数は多くなくてもいいのです。お互いに信頼し、尊敬し合える仲間をつくってください。

そして、これもまたRPGのパーティ集めと同じです。
単に気の合う仲間を作るのでなく、強みと弱みを補完し合える仲間でなければいけません。
ときには、ある仲間との関係を断つことが必要な場合もあるかもしれません。
お互いにとってマイナスであれば、それは致し方のないこと。
それもまた旅立ちなのです。

大丈夫です。
心配が無いと言えばウソになりますが、僕たちは自信を持って君を送り出せる。
君の努力を間近で見てきたのですから、

それでも、もし回復魔法が必要になったら...

そのときは戻ってくればいいのです。
フェニックスの尾やエリクサーは捨てずにとっておきますから。


プロフィール

桑畑 幸博

慶應丸の内シティキャンパスシニアコンサルタント。
大手ITベンダーにてシステムインテグレーションやグループウェアコンサルティング等に携わる。社内プロジェクトでコラボレーション支援の研究を行い、論旨・論点・論脈を図解しながら会議を行う手法「コラジェクタ®」を開発。現在は慶應丸の内シティキャンパスで専任講師を務める。また、ビジネス誌の図解特集におけるコメンテイターや外部セミナーでの講師、シンポジウムにおけるファシリテーター等の活動も積極的に行っている。コンピューター利用教育協議会(CIEC)、日本ファシリテーション協会(FAJ)会員。

2019年4月

  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30        

月別 アーカイブ

著書

Twitter