2018年6月アーカイブ

このブログで何回か行ってきた「類義語トレーニング」。

「恋」と「愛」、「改善」と「改良」、「面談」と「面接」など、私たちは様々な類義語を使い分けています。

類義語とは、「意味はほぼ同じでニュアンスが異なる」言葉のこと。
では、そのニュアンスの違いとは?

それを類義語辞典など使わずに、自分の頭で考えてみる。
そうして思考・コミュニケーションの最重要部品である「言葉」に敏感になることは、思考力・コミュニケーション力を高めることに繋がるからです。

そして本日のお題。

さて、「算数」と「数学」の違いとは?
すぐ続きを見るのでなく、まずはあなた自身の答を考えましょう。

あ、「小学生が学ぶのが算数で、中学生以上が数学」という誰でも思いつく定義以外でお願いしますね(笑)

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岡田斗司夫さんが、以前メルマガでこんなことをおっしゃってました。
#一部転載させていただきます。

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「いまの大学生は、というか現在の若者は完全に「トライブ(部族)」ごとに別れ住んでいる、ということを思い知らされました。ひとつの文化トライブに属していると、他のトライブが視野に入らないし、理解できなくなります。スマートフォンなどで「同一トライブ同士の絆」のみに耽溺できるから、余計に他のトライブとの交渉は不要になる。結果、ひとつの大学ごとの文化トライブが10年以上前よりもさらに色濃くなってしまった」
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トライブ(tribe)とは、書かれている通り「部族・種族」を意味する言葉です。
EXILE TRIBE(エグザイル・トライブ)は、EXILEをはじめとした同グループの関連アーティストの総称ですが、これもまた彼らがひとつの「部族」であることを意味しているわけですね。

ネットスラングの一種である「クラスタ」とも近い考え方ですが、「クラスタ」の方は「ファン/マニア」のニュアンスが強いですから、やはり「同質性の高い部族化した集団」を意味するのが、この「トライブ」と言えるでしょう。

さて、この「トライブ」という視点で世の中を見てみると、様々な気づきがあると思うのです。

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プロフィール

桑畑 幸博

慶應丸の内シティキャンパスシニアコンサルタント。
大手ITベンダーにてシステムインテグレーションやグループウェアコンサルティング等に携わる。社内プロジェクトでコラボレーション支援の研究を行い、論旨・論点・論脈を図解しながら会議を行う手法「コラジェクタ®」を開発。現在は慶應丸の内シティキャンパスで専任講師を務める。また、ビジネス誌の図解特集におけるコメンテイターや外部セミナーでの講師、シンポジウムにおけるファシリテーター等の活動も積極的に行っている。コンピューター利用教育協議会(CIEC)、日本ファシリテーション協会(FAJ)会員。

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