2014年12月アーカイブ

2014年も間もなく終わり。

皆さんにとって、この1年はどんな年でしたか?
私にとっては、いくつかの意味で少々ほろ苦い、しかしそこからの学びの多かった年でした。

ビジネスの世界に目を転じてみると、円安の恩恵や技術力などで最高益をたたき出した企業もあれば、失策や不祥事によって評判を落とし、業績も低迷している企業もあります。

本年最後の「ファカルティズ・コラム」では、この不祥事について、特にその後の対応にフォーカスして述べてみたいと思います。

新聞や雑誌といった既存の紙メディアの不振が続いています。

新聞を例に取れば、10年前、2004年の約5,300万部から、2013年度は約4,300万部と、10年足らずの間に1,000万部、20%近くも発行部数は減っています。

その背景としてインターネットや、スマートフォンをはじめとしたモバイルメディアの普及があるのは当然です。

手軽に、そして無料で情報を得ることが可能なメディアがある。
だから邪魔になる、そして有料である新聞・雑誌など不要。

至極当然の「破壊的イノベーションによるパラダイムシフト」と言えるでしょう。

しかし本当に「競争環境の変化」だけが理由なのでしょうか?

「批判は結構だが、非難はやめた方がよい」

こんな主張を聞いたことがありませんか?

「批判」と「非難」。
英語ではどちらも"criticism"ですが、確かにこのふたつの言葉、ニュアンスは少し違います。

"criticism"を英和辞典で引くと、以下のように定義されています。
(人や物事への)批判/(悪いことや欠点と思われることへの)非難

ここから、「批判」の方が客観性が高く論理的であること。そして「非難」は、やや主観的な決めつけに使いことがわかります。
「クリティカルシンキング」という言葉もあるように、やはり主観的に「非難」するより、客観的・論理的に「批判」する方が良さそうです。

しかしこの「批判」にも、やはり良い(適切な)批判と悪い(不適切な)批判があります。
私たちは、本当にいつも適切な批判ができているのでしょうか。

本日は自戒の意味も込めて、この「適切な批判」を行うために注意すべきこと、言い換えれば、「批判のリテラシー」について述べてみたいと思います。

先週、MCCで『周りを「巻き込む」方法論について考える』という特別セミナーを開催しました。

第1部では私から「巻き込むスキルの重要性」について、話題提供をさせていただき、第2部では私のファシリテーションで、ワールドカフェ形式で本テーマについてダイアローグしていただきました。

私自身も気づきの多いイベントになりましたが、特に考えさせられたのが、私が専門とする様々なスキルを活かすための、「巻き込みやすい環境づくり」の必要性です。

本日は、それを私の備忘録も兼ねてお話しさせていただきます。

プロフィール

桑畑 幸博

慶應丸の内シティキャンパスシニアコンサルタント。
大手ITベンダーにてシステムインテグレーションやグループウェアコンサルティング等に携わる。社内プロジェクトでコラボレーション支援の研究を行い、論旨・論点・論脈を図解しながら会議を行う手法「コラジェクタ®」を開発。現在は慶應丸の内シティキャンパス で専任講師を務める。また、ビジネス誌の図解特集におけるコメンテイターや外部セミナーでの講師、シンポジウムにおけるファシリテーター等の活動も積極的に行っている。コンピューター利用教育協議会(CIEC)、日本ファシリテーション協会(FAJ)会員。

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