2014年6月アーカイブ

皆さんご存じの通り、サッカーのワールドカップにおいて、日本はグループリーグ敗退となりました。
始まる前は「過去最強の日本代表」と呼ばれ、グループリーグ突破はおろか、過去最高のベストエイト、いや優勝も、と言われていたのはなんだったのかという感じです。

「元々グループ内のFIFAランキングで最下位なんだから当然の結果」、という声もありますが、日本が以前下したコスタリカがウルグアイやイタリアを破ってグループリーグを首位で通過したり、またスペインやイングランド、ポルトガルなどの強豪が、あっさりランキング下位に負けるのを見れば、「もともと日本がグループリーグを突破できると思う方がオカシイ」とは言えないはずです。

そう考えると、具体的な敗因は技術・戦術・メンタル・采配など様々に考えられるわけですが、要するに「グループリーグでの星取」や「一試合の中での流れ」が思ったようにならなかった。つまり「シナリオ通りにいかなかった」ことは明らかです。

とすると、論点として考えるべきなのは、


「当初のシナリオに問題があったのではないか?」
「シナリオに問題がなかったとしても、それへの対策に問題があったのではないか?」

ではないでしょうか。
加えて、これらのさらに本質的な論点として、


「シナリオの描き方に問題があったのではないか?」

も検討すべきでしょう。

「努力は必ず報われる」は本当なのか?

ネットでちょっと話題になっていたこのテーマ、さてあなたはどう考えますか?

「そりゃあ、報われる努力と報われない努力があるに決まってる」
こんなフツーな答では、ちゃんと考えているとは言えません。

「はい、努力は必ず報われると信じてます」
こんな精神論でも、やはり思考停止であることに変わりはありません。

もちろん上記ふたつの答は、「間違っている」わけではありません。
どちらも「その人なりの答」であり、客観的に正誤を判断するのは不可能です。

このような「唯一の答のない問い、または普段当たり前と思っていることについて考える」ことこそ、「哲学する」という行為であり、思考トレーニングとしても最適です。

本日は、このテーマに対して、私なりに哲学してみたいと思います。

まずはあなたも自分自身の頭で考えてみてください。

なので、「続きを読む」はまだ押さないように(笑)

私の専門分野でもある"ロジカルシンキング"。
和訳は当然「論理(的)思考」です。

しかしこのロジカルシンキング。
言葉そのものに矛盾があるとは思いませんか?

そう、「ロジックがない思考など存在するのか?」という疑問です。

たとえばテレビで詐欺のニュースを見たとします。
そこで「けしからん!」と直感的に「考える」のは、「人を騙すのは悪いこと」という大前提に、事件という事実を照らし合わせているはずで、これは紛れもなく演繹的な論理展開です。

ここから、本人が意識していようがいまいが、考えるという行為には必ず論理、ロジックがあると言えます。

つまり「直感的に思いついた」ことも、その裏には何らかのロジックが存在するわけですね。

だから"ロジカルシンキング"とは、単に「論理的に考える」ことを意味するのでなく、「論理(ロジック)を意識し、複数の論理が矛盾しないように考える」こと、と定義すべきでしょう。

では、なぜ私たちにはこのロジカルシンキング(論理を意識し、複数の論理が矛盾しないように考えること)が必要なのでしょうか。

プロフィール

桑畑 幸博

慶應丸の内シティキャンパスシニアコンサルタント。
大手ITベンダーにてシステムインテグレーションやグループウェアコンサルティング等に携わる。社内プロジェクトでコラボレーション支援の研究を行い、論旨・論点・論脈を図解しながら会議を行う手法「コラジェクタ®」を開発。現在は慶應丸の内シティキャンパス で専任講師を務める。また、ビジネス誌の図解特集におけるコメンテイターや外部セミナーでの講師、シンポジウムにおけるファシリテーター等の活動も積極的に行っている。コンピューター利用教育協議会(CIEC)、日本ファシリテーション協会(FAJ)会員。

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