2014年3月アーカイブ

昨年、『自分の行動を中期計画で考える』というエントリーでもお話ししたように、私は3年計画で英語を勉強し、なんとかIAFのカンファレンスで英語によるワークショップをファシリテートすることができました。

ただ、具体的にどのようにして全く英語がダメな状況から、英語でファシリテーションができるようになったかについては、お話ししていませんでした。

そこで今回から2回に渡って、私自身の英語勉強法について語ってみたいと思います。

どうしたら英語の勉強が「続けられる」のか。
そしてどうしたら、アラフィフでも「効果が出せる」のか。

私のつたない経験からではありますが、これを【独学編】と【勉強会編】に分けてご紹介させてください。

先日、某テレビ局での研修の後、担当者の方と食事をご一緒させていただきました。
その方は元々ラジオの仕事をやられており、また同年代でもありましたので、中学・高校時代のラジオ番組の話題で盛り上がりました。

話題が音楽に及び、私は「渋谷陽一さんは私のハードロックの師匠でした」と懐かしく振り返りました。

「あ、NHK-FMのヤングジョッキーですね」
「ですです。チープトリックやヴァン・ヘイレンはそれで聴くようになりました」
「チープトリックなんかは日本で先に火がついて、それが逆輸入されてアメリカでも売れたんですよね」
「最近よく使われる言葉で言えば、渋谷陽一さんって、私たちにとって洋楽の『キュレーター』だったのかもしれませんね」

先月、『「幻想」からの脱出』というエントリーで、『「昔は良かった」幻想』を取り上げました。

本日は、それをもうすこし掘り下げてみたいと思います。

映画『Allways 三丁目の夕日シリーズ』のヒットからも明らかなように、人は過去を美化する生き物です。

もちろんそれが悪いわけではありません。
苦しかった、辛かった過去を懐かしむのは、ある意味「頑張ったよなあ」という自分自身への慰めや、癒しになるからです。

しかし、時としてこの「過去を美化する」行為は、現実を見る目を曇らせます。

そしてその代表が、「昔の方がすごい」という見方、考え方だと思うのです。

既にこのブログの右側に表示されてますが、4冊目の本を上梓しました。

テーマは「人を巻き込む」ということ。

私自身の経験談もご紹介しながら、ひとりではできない「仕事」というやっかいな、しかし人生を掛けるに足る活動を行うにあたって、「どうやったら、うまく上司や部下、他部署や協力会社、そしてお客様を巻き込みながら、自分のやるべきこと、やりたいことを実現できるのか」について、精神論抜きの技術論で語りました。

やはり人を「巻き込む」ことができなければ、どんなに豊富な知識があっても、そして良いアイデアがあっても、それらは宝の持ち腐れに終わるからです。

プロフィール

桑畑 幸博

慶應丸の内シティキャンパスシニアコンサルタント。
大手ITベンダーにてシステムインテグレーションやグループウェアコンサルティング等に携わる。社内プロジェクトでコラボレーション支援の研究を行い、論旨・論点・論脈を図解しながら会議を行う手法「コラジェクタ®」を開発。現在は慶應丸の内シティキャンパスで専任講師を務める。また、ビジネス誌の図解特集におけるコメンテイターや外部セミナーでの講師、シンポジウムにおけるファシリテーター等の活動も積極的に行っている。コンピューター利用教育協議会(CIEC)、日本ファシリテーション協会(FAJ)会員。

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