2012年9月アーカイブ

8月末に参加した中国は深センで開催されたファシリテーションの国際カンファレンス。

現地から速報でレポートしたものの、まとめを報告していませんでしたので、今さらですが正式なレポートをお送りします。

<カンファレンス概要>

◆ファシリテーションに関する情報交換、ネットワーキング、年次大会、研究、および国際的ファシリテーター資格(CPF)の認定等を行う国際的なファシリテーターの団体であるIAF(International Association of Facilitators)のアジア地区で行われているカンファレンス。

◆毎年アジア各国持ち回りで開催され、ここ数年は台湾→韓国→インドの後、本年は中国(深セン)で開催された。ちなみに来年は日本、再来年はマレーシア(シンガポール共催)が予定されている。

◆今回の参加者は15カ国から総勢約90名。主催国の中国が当然多いが、それに次ぐのは23名の日本で、 アジア各国の他、北米やオーストラリア、ヨーロッパからの参加者も。

◆カンファレンスは基本的に3日間。1日目は国際的に活躍するプロのファシリテーターのワークショップが行われるプレ・カンファレンス、2・3日目は参加者がワークショップを主催するメイン・カンファレンスという構成。

◆ワークショップ以外でも、オープニング・セレモニーやBird Of Featherと呼ばれる全体セッション、そして1・2日目の夜に開催されるパーティなど、全てがネットワーキングと情報交換の場として設定されている。

WBC(World Baseball Classic)への日本代表、通称侍JAPANの出場が決定しました。
前回、前々回の優勝に快哉を叫んだ一人として、大変嬉しく思います。

今回の紆余曲折についてはここでは論評しませんが、ある野球解説者の「WBCで優勝してもプロ野球の観客動員数、そしてテレビ中継は増えなかった」「だからまずはプロ野球の人気向上がWBC参加より大事」という人がいました。

しかしそれは認識不足と言わざるを得ません。
確かに現実として定量的なWBC効果は見えないかもしれませんが、「WBCで優勝しなかったらもっと野球人気は落ちていた」と考えることもできるはずです。

プロフィール

桑畑 幸博

慶應丸の内シティキャンパスシニアコンサルタント。
大手ITベンダーにてシステムインテグレーションやグループウェアコンサルティング等に携わる。社内プロジェクトでコラボレーション支援の研究を行い、論旨・論点・論脈を図解しながら会議を行う手法「コラジェクタ®」を開発。現在は慶應丸の内シティキャンパスで専任講師を務める。また、ビジネス誌の図解特集におけるコメンテイターや外部セミナーでの講師、シンポジウムにおけるファシリテーター等の活動も積極的に行っている。コンピューター利用教育協議会(CIEC)、日本ファシリテーション協会(FAJ)会員。

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