2012年6月アーカイブ

このブログでも何度も言っていることですが、「考える」ことは重要です。

「わかりません」で済ませるのはとても簡単ですが、「知らない」ことと「わからない」ことは違います。
知らなくても、少なくとも考えることはできるはずなのです。

特にビジネスにおける"答"の選択肢は必ず複数存在し、そこに唯一の正解などありません。

ですから、心ある上司は部下によく考えさせます。

しかし、「自分で一度考えてみろ」と言っても、それで答が返って来るとは限らないのもまた事実。
実際私も「「その原因はなんだと思う?」と聞いても「なんででしょうねえ?」しか返って来なくて困るんですよねえ」という相談を受けたことが何度もあります。

でもこれ、実は聞き方にも問題があるのです。

前回のエントリーでは、陸上競技のゴールとハードルというメタファーを使って、適切なKGIとKPIを設定することの重要性、そしてそれらを設定する際のポイントについてお話ししました。

今回はその具体例として、私の専門である思考・コミュニケーションスキルの向上に役立つハードルをご紹介したいと思います。



さて、あなたは「要はどういうこと?」とか「ゴメン、よくわからなかったからもう一度説明して」などと言われたことはありませんか?

私はあります(笑)

これらはつまり「ロジカルな説明ができていない」ことを指摘されているわけですが、このようなことを二度と言わせないためのオススメのハードルがあるのです。

KGIとKPI。
BSC(バランススコアカード)をちょっとでもかじった方ならご存じのはず。

KGI(Key Goal Indicator)は『重要目的(目標)達成指標』。
KPI(Key Performance Indicator)は『重要業績評価指標』などと訳されます。

"Indicator"とは"指標"を意味する他、"測定器"や機械類の"メーター"などの意味もありますから、要するにKGIとは「目的が達成できた(ゴールにたどり着いた)かどうかを判断するモノサシ」のこと。

では、KGIとKPIの違いは?
「業績も目標(ゴール)のひとつ」と考えれば、単に表現の違いのようにも感じられます。

しかしこのKGIとKPIは根本的に違います。

陸上競技というメタファーを使うなら、

■ KGI:ゴールテープが張られている「場所」
■ KPI:ゴールへのルートに設置された越えるべきハードルの「高さ」

なのです。

プロフィール

桑畑 幸博

慶應丸の内シティキャンパスシニアコンサルタント。
大手ITベンダーにてシステムインテグレーションやグループウェアコンサルティング等に携わる。社内プロジェクトでコラボレーション支援の研究を行い、論旨・論点・論脈を図解しながら会議を行う手法「コラジェクタ®」を開発。現在は慶應丸の内シティキャンパス で専任講師を務める。また、ビジネス誌の図解特集におけるコメンテイターや外部セミナーでの講師、シンポジウムにおけるファシリテーター等の活動も積極的に行っている。コンピューター利用教育協議会(CIEC)、日本ファシリテーション協会(FAJ)会員。

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