2012年5月アーカイブ

『印象操作』という言葉があります。

ところが辞書を引いても載っていないところを見ると、どうも日本語としては正式な言葉ではなく、いつの間にか一般化した造語のようです。

しかしその使われ方を見れば、読んで字のごとく「相手の感じる印象を意図的に操作すること」であり、具体的には

「断定口調などにより、自身の感覚/主張がさも一般的であるかのような印象を相手に与える」

などが代表例であり、また「自身の主張に都合の良い情報のみ提示する」「単位やグラフの見せ方、また極端な例と比較する」なども含まれ、要するにレトリックのひとつと考えて良いでしょう。

そしてこの『印象操作』という言葉。

昨年の震災以降、よく目にするようになったと思いませんか?

「地頭力と論理思考力って何が違うんでしょうかね?」

以前受講生の一人から聞かれたことがあります。
ちょうどフェルミ推定で思考力を鍛えることを薦める本が売れている時でした。

また、『質問力』『数字力』『コメント力』など、自己啓発本の世界で『○○力』という表現も流行っていたように思います。

さて、この『地頭力』と『論理思考力』もその類と言えなくもありませんが、あなたならこのふたつの『○○力』の違いをどう説明しますか?

久しぶりに日経BP Onlone の記事をまずご紹介します。

  「この仕事は合ってません!」と1カ月で辞める新人の"事情"
    まん延する「仕事探し」シンドロームの弊害(日経BP Online)

さて、この記事にあるような新入社員に限らず、「自分に合った仕事がやりたい」と考える人は多いでしょう。
そして場合によっては転職を繰り返しながら、自分に合った仕事を探す人も。

しかしあえて言います。

このある意味正当に思える「自分に合った仕事をやりたい」。

これって実はかなり甘い、かつワガママな欲求ではありませんか?

プロフィール

桑畑 幸博

慶應丸の内シティキャンパスシニアコンサルタント。
大手ITベンダーにてシステムインテグレーションやグループウェアコンサルティング等に携わる。社内プロジェクトでコラボレーション支援の研究を行い、論旨・論点・論脈を図解しながら会議を行う手法「コラジェクタ®」を開発。現在は慶應丸の内シティキャンパス で専任講師を務める。また、ビジネス誌の図解特集におけるコメンテイターや外部セミナーでの講師、シンポジウムにおけるファシリテーター等の活動も積極的に行っている。コンピューター利用教育協議会(CIEC)、日本ファシリテーション協会(FAJ)会員。

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