2012年4月アーカイブ

「○○に困っているのですが、どうすればいいでしょうか?」

「わかりました。では、なぜ○○になっているのか、その原因を考えてみましょう」



問題が提示された時、安直に解決策を考えるのではなく、きちんと原因分析をする。
これはとても大事です。

なぜならば、問題解決策のオプションは必ず複数存在しますから、より適切(効果が高く低コストなのが理想的)なオプションを選択するためには、問題の真因を探し出し、そこにピンポイントで手を打ちたいからです。

手当たり次第に解決策を実行するのは、限られたリソースの無駄遣いでしかないのです。



しかしちょっと待ってください。

確かに原因分析はピンポイントで手を打つことに繋がり、問題解決の生産性を上げる(要するに効果的・効率的にということ)ためには重要なプロセスではありますが、実のところ「いきなり原因分析する」のも、賢いやり方とは言えないのです。

早いもので4月ももう半ば過ぎ。もうすぐゴールデンウイークです。
新人研修も佳境、後は配属を待つのみという新社会人達も多いでしょう。

私も昨日、某社の新人研修でプレゼンテーションの基本について講義を行いました。
新人研修の総決算としてのチームでのアウトプット作り、そしてその発表会のためのロジカルな伝え方やストーリーの組み立て方、そしてわかりやすい図解表現などを学んでもらうためです。



この会社のように、チームで情報収集や議論を重ねて何らかのアウトプットを作らせるのは、最近の新人研修でよく見かけます。

では、なぜこのような形態を研修に組み込むのでしょうか?
そしてチームでアウトプットを作るためには何がポイントになるのでしょうか?

どれだけの新人さんがこのブログを見てくれているか全くわかりませんが、これは別に新人に限らず知っておいて損はないと思うので述べさせていただきます。

既報の通り今、日本のエレクトロニクスメーカーが苦境に陥っています。
重電部門を持つ日立製作所・東芝・三菱電機は家電部門のリストラの効果もあって踏みとどまっていますが、所謂弱電メーカーは総崩れの状況です。

2011年度最終赤字(見込み)はパナソニックが▲7800億円。
シャープが▲2900億円。
ソニーは2月時点では▲2200億円との予想でしたが、今月に入って▲5200億円と下方修正しました。
そしてNECが▲1000億円。

ソニーとNECは、1万人規模のリストラも発表しました。



さて、ここで皆さんにお伺いしたいのですが、これら4社の苦境のニュースにおいて、どのメーカーの現状に驚きましたか。また、どのメーカーの今後が心配ですか?

春一番と呼ぶにはあまりにも強烈な嵐で幕を開けた4月。

風雨に負けず東京でも今盛りを迎えた桜のように、今年もたくさんの新たなビジネスパーソンが生まれました。

ただでさえ厳しい就職戦線。それに加えて昨年の震災や円高と、彼らは大変な時期にビジネスの荒海に乗り出しました。

昨年もこのブログで、新社会人に対して「『怖い』とのつきあい方」を説いたわけですが、今年も(すでに6日ではありますが)私なりの彼らへのエールを贈りたいと思います。

今年のメッセージはヒトコトで言えば、「無駄に頑張るな」です。

プロフィール

桑畑 幸博

慶應丸の内シティキャンパスシニアコンサルタント。
大手ITベンダーにてシステムインテグレーションやグループウェアコンサルティング等に携わる。社内プロジェクトでコラボレーション支援の研究を行い、論旨・論点・論脈を図解しながら会議を行う手法「コラジェクタ®」を開発。現在は慶應丸の内シティキャンパス で専任講師を務める。また、ビジネス誌の図解特集におけるコメンテイターや外部セミナーでの講師、シンポジウムにおけるファシリテーター等の活動も積極的に行っている。コンピューター利用教育協議会(CIEC)、日本ファシリテーション協会(FAJ)会員。

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