2011年6月アーカイブ

以前このブログで「あえてSWOTを擁護してみる」というエントリーを書きました。

その冒頭で私は、「それを使いこなすための知識やスキルがないのに「この道具はダメ」とか「この道具は自分に向いていない」と貶すのは早計だ」と述べました。

そうして前回はSWOTに絞ってこの主張を展開したわけですが、これ、実はどんな道具にも当てはまります。
たとえば包丁という道具にしても、素人がいきなりプロの料理人と同じようには使いこなせません。
でも、プロと同じようには使えなくても、素人は素人なりの使い方で役に立てればよいはず。

これは戦略ツール(道具)であるSWOTも、そして他のフレームワークでも同じ事です。

でも、そもそも『道具』って何なのでしょうか?

ご存じの通り、ドタバタの末内閣不信任案が否決されました。

震災、原発事故と国家存亡の危機にあるとはとても思えない政局に嫌気がさしている方も多いでしょう。

「政治家達は何をやっているんだ!」
「真の政治力を持った政治家はこの国にいないのか!」

怒りの声がテレビやネットから聞こえてきます。

こうした状況で、私は一月ほど前に友人に送ったエールを思い出しました。

その友人、ここでは仮に『Aさん』としておきます。
Aさんは先般、今回の震災の現地支援チームの東京側スタッフに任命されました。
非常に意義のある仕事ではありますが、組織としても初めての経験でもあり、様々な問題が出てきます。

特に関係する部門の異なる思惑に起因する問題は、彼を悩ませました。

「政治だ。うちの派遣を取りまとめている人々たちの思惑も含め、すべてが政治だ」

彼はつぶやきました。

私は彼にこう返しました。

プロフィール

桑畑 幸博

慶應丸の内シティキャンパスシニアコンサルタント。
大手ITベンダーにてシステムインテグレーションやグループウェアコンサルティング等に携わる。社内プロジェクトでコラボレーション支援の研究を行い、論旨・論点・論脈を図解しながら会議を行う手法「コラジェクタ®」を開発。現在は慶應丸の内シティキャンパス で専任講師を務める。また、ビジネス誌の図解特集におけるコメンテイターや外部セミナーでの講師、シンポジウムにおけるファシリテーター等の活動も積極的に行っている。コンピューター利用教育協議会(CIEC)、日本ファシリテーション協会(FAJ)会員。

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