2010年8月アーカイブ

感情の取説


3分間ラーニング

ロジカルシンキングの講師などをやっていると、どうも理屈(のみ)で考え、動く人間だと思われがちです。
同僚からも「君は論理の人だから」と言われたりします(笑)

しかし私も人間ですから感情はあります(ま、当然ですが)。

年を取ってきたせいもあるのでしょうが、非常に涙もろく感激屋の側面もありますし、(短所だと認識していますが)怒りっぽく短気なところもあります。

さて、こうした喜怒哀楽の感情ですが、「人間らしさ」の表れであると同時に、その表象として泣いたり笑ったりすることは、人生にとってとても大切なことです。

ある意味、人生を豊かにしてくれる『薬』と言えるでしょう。

しかし反面、感情は副作用の大きい劇薬でもあります。
たとえばちょっとしたことでカッとなって、後で反省した経験は誰しもあるでしょう。

だから取り扱いには注意しなければなりませんし、まさに薬のように適切な場面・量・用い方が必要です。
これは前述のような「怒り」の感情だけでなく、「喜び」についても例外ではありません。

よって今回は、この喜怒哀楽の感情について、薬と同様の取説(取扱説明書)を(いつものように自戒を込めて(笑))独断と偏見で考えてみたいと思います。

前回のエントリーの最後で、

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研修やセミナーはスキルを身につけるきっかけに過ぎません。

そこである程度のレベルまで行ったとしても、「完全に身についた」ことにはなりません。
私も完璧ではなく、日々修行だと思っています。(そもそもゴールなどないのです)

そして研修やセミナーは、ゴルフで言えば“打ちっぱなし”でしかなく、そこでできたからといって、本番であるゴルフコース、つまり仕事の現場で使って成果が上げられなければ何の意味もないのです。

だから仕事の現場で使い続けてください。
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とお願いをしたわけですが、今回はその続きとして「研修やセミナーで学んだことを仕事の現場で使い続ける」ためのコツについてお話ししましょう。

私は論理思考やファシリテーションという、所謂ビジネススキルの講師を務めています。

そこでは『スキルを身につける』ということについてこう説明しています。

「スキルとは『技能』のことです。この技能とは講義を聴いて、あるいは本を読んで知識として憶えただけでは取得することはできません。アタリマエですが、知っていることとできることは違うからです。だから知識を得たら練習するしかないのです。そしてこれはビジネススキルだけではなく、スポーツや芸術など、全てのスキルに共通です。知識を元に練習して少しずつカラダで憶える、これが『スキルを身につける』プロセスです」

言葉にすると至極当然のことなのですが、意外とこれを分かっている人が少ないというのが私の印象です。
そしてさらにここから専門である思考力について考え、ある仮説を立てました。

それが「思考能力と運動能力は共通点が多い」ということです。

そしてその共通点は大きく4つあることが見えてきました。

プロフィール

桑畑 幸博

慶應丸の内シティキャンパスシニアコンサルタント。
大手ITベンダーにてシステムインテグレーションやグループウェアコンサルティング等に携わる。社内プロジェクトでコラボレーション支援の研究を行い、論旨・論点・論脈を図解しながら会議を行う手法「コラジェクタ®」を開発。現在は慶應丸の内シティキャンパス で専任講師を務める。また、ビジネス誌の図解特集におけるコメンテイターや外部セミナーでの講師、シンポジウムにおけるファシリテーター等の活動も積極的に行っている。コンピューター利用教育協議会(CIEC)、日本ファシリテーション協会(FAJ)会員。

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