2010年7月アーカイブ

書店に行くと、『戦略的○○』というタイトルの本を必ず目にします。

そしてそのタイトル数はどんどん増えてきているような気がします。
『戦略的』という言葉の濫用とすら感じるくらいに。

「戦略的交渉術」などはまだイメージできるのですが、「戦略的認知症対策」などを目にすると、「なんか凄く効果がありそうな気はしなくもないけど、いくらなんでも『戦略的』の濫用ではなかろうか」と思ってしまいます。

そこで今回はこの言葉について、具体的に言えば「『戦略的』とうたうためにはどのような条件を満たしているべきなのか?」ということを考えてみました。

結論から言うと、私は『戦略的』とうたうためには、3つの条件を満たす必要があると考えています。

『パーソナルブランディング』という言葉を最近よく耳にするようになりました。

企業や商品などと同様に、「個人としてもブランドを確立しよう」ということです。
具体的に言えば、「この人がいてくれないと」と仕事やプライベートにおける関係者に思ってもらえるようになることでしょう

そう考えると、「要は自身のコアコンピタンスを活かして差別化するってことだから、別に新しくも何ともないのでは?」と思われるかもしれません。

私も最初はそう考えました。
しかし、ビジネスにおけるブランディングのフレームワークを思い出した時、これは差別化の次に位置付くものであることがわかったのです。

「そうか、パーソナルブランディングとは、個人の長期的プロモーション戦略なんだ」

自分のコアコンピタンスを認識し、それをさらに磨いて他者と差別化できたとしても、家にこもって待っているだけで「ぜひこの仕事をあなたに頼みたい」という依頼が来るはずもありません。

「私はこんなに他の人にないモノを、あなたの役に立てるモノを持っていますよ!」

ということを知ってもらわなければならないのです。

これ、要するに個人のプロモーションですよね?

いきなりですが、あなたは努力していますか?

「自分は頑張ってる」と思えますか?



「いやあ、まだまだ努力(頑張り)が足りないと思います」という方。
たぶんあなたは他の人から見たら十分に頑張っているはずです。
冷静に自分を振り返れるあなたは、自分に足りない部分がわかっているからこそ、そう言えるのですから。



さて・・・「はい、努力してます!」という方。

それ、ホントですか?

本当に「努力してる」と自信を持って言えますか?
今日は少し突っ込ませてもらいますが大丈夫ですか?(笑)

戦略系の研修をやっていて、「自社のコアコンピタンスは?」や「SWOT分析における自社のS(強み)は?」といったことを考えてもらうと、必ずと言って良いほど『人材』が挙がります。

それ自体が悪いことではないし、その企業の人材が低レベルと言いたいわけではありませんが、私はいつもそこで「これ、本当ですか?」と質問します。

ひょっとして、『人材』くらいしか強みとして思いつかないだけでは?
もしそうだとしたら、あまりにも自社のことを知らなすぎです。

しかし、会社に限らず案外我々は自分(達)のことを知らないものです。

特に「強み」については、奥ゆかしい日本人気質も影響するのか、結果的に当たり障りのないモノが出てくる傾向にあるように思います。

よって今回はこの「強み」についてちょっと考えてみたいと思います。

「ブレーンストーミングって難しい」

ファシリテーションの研修などで時々こうした声を聞きます。

自由に発想を拡げて、様々なアイデアを出してほしい。
そして他人のアイデアに触発され、また新たなアイデアを発想してほしい。
斬新なアイデア、ひとりでは思いつけないアイデアを!

こうした場面でよく使われるのがブレーンストーミング、通称ブレストです。

でも、なかなかうまくいかない。

なぜか?

私は、それには段階別に大きく3つの理由があると考えています。

プロフィール

桑畑 幸博

慶應丸の内シティキャンパスシニアコンサルタント。
大手ITベンダーにてシステムインテグレーションやグループウェアコンサルティング等に携わる。社内プロジェクトでコラボレーション支援の研究を行い、論旨・論点・論脈を図解しながら会議を行う手法「コラジェクタ®」を開発。現在は慶應丸の内シティキャンパス で専任講師を務める。また、ビジネス誌の図解特集におけるコメンテイターや外部セミナーでの講師、シンポジウムにおけるファシリテーター等の活動も積極的に行っている。コンピューター利用教育協議会(CIEC)、日本ファシリテーション協会(FAJ)会員。

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