週に1~2回は丸の内の丸善をのぞきに行くのですが、ビジネス書のコーナーはいつも大賑わいです。
また、行くたびに新刊が出ており、平積みの本も毎回変わっているようです。
所謂『もしドラ』(「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら」)やツイッター本のヒット、またビジネス本の書評ブログも大人気も後押しし、ビジネス本ブームとも言える状況です。
(しかしこの新刊ラッシュがパイ(読者)の奪い合いを激しくし、売れ残り→出版社の利益悪化という負のスパイラルとなっていることが、出版不況の大きな要因なんですよね)
さて、こうした状況を生み出している要因の一つに、「ヤバい。自分も勉強しなきゃ取り残される」という読者サイドの意識があります。
確かに勉強することは大切です。
特にこうした経済状況と雇用状況下では、以前のような「会社が守ってくれる」ことは期待できませんから、「自分の武器を持つ」ことで自衛する、または積極的に攻めに出ることが必要です。
そのためには本から得る知識やスキルが武器になるわけですね。
しかしそう考えると、「何を武器として持つべきか」が重要なのは明白。
自分に合った武器、つまり自分の置かれている状況、自分の志向、得意/不得意分野に照らし合わせた「自分の読むべき本」を読むべきでしょう。
ところが、残念ながら「手当たり次第に読む」人が少なからず存在します。
闇雲に本を読み、「勉強した気に」なってしまいます。
しかし本を読んで何かが変わらなければ、それは勉強したとは言えません。
「意識と行動の永続的変容」こそ学習なのですから。
著書