2010年3月アーカイブ

宮崎弁の不思議


3分間ラーニング

別にカミングアウトするわけではありませんが、私は宮崎出身です。

宮崎といえば、今はやはり東国原知事。
Twitterでも空いた時間に多くのリプライを返しており、その簡潔かつ大量のリプライを短時間に行うスキルが一部で話題となっています。

その知事がtwitter上で意識的に、他者と自身を鼓舞するために使っているのが「てげ!」というセリフ。

「知事、就活に望む私に励ましの言葉を」→「てげ!」
「それでは皆さん今日はこのへんで。てげ!」
といった感じで使われています(笑)

よく宮崎県民気質を表現する際に使われる「てげてげ」(「ほどほど/適当」の意)と同様に、元々は“大概(たいがい)”が簡略化されたものですが、この言葉って実はけっこう変わっていて面白いことに今さらながら気づきました。

というのも、この「大概」を辞書で引くと、『一般的であること。ありふれていること。ふつう』と『ふつうでないこと。はなはだしいこと』という正反対の定義が説明されているからです。

宮崎弁でも、「今日はてげ寒い(「さむい」でなく「さみ」と読んでください(笑))ねー」のように『とても(普通でない)』という意味で「てげ」を使う場合もあれば、「てげてげでいいっちゃろ?(適当でいいんでしょ?)」のように『ほどほど(普通)』という意味で使われる場合もあります。

さて、お気づきでしょうか?

『普通/普通でない』という反対の意味を表現する“大概”を、宮崎弁は単独(てげ)で使う時は『普通でない』の意で、繰り返し(てげてげ)で使う時は『普通』という意で使い分けているのです。
(実際「適当でいいよ」を「てげでいいが」と言うのを私は聞いたことがありません)

単独と繰り返しで使い分ける。
それこそ「てげてげ」が習慣になっている宮崎県民にしては、なかなか考えた言葉の使い方をしているとは思いませんか?(笑)

ところで、他にも宮崎弁には面白い特徴がいくつかあるのです。

BOPとは「Base of the Pyramid」の略。世界の所得別人口構成の中で、最も収入が低い所得層を指す言葉で、約40億人がここに該当すると言われる。BOPビジネスは、市場規模が約5兆ドルにも上ると言われるこの層をターゲットとしたビジネスのこと。直接的な利益の獲得を目的としないCSR活動の発展形とも言えるもので、企業の利益を追求しつつ、低所得者層の生活水準の向上に貢献できるWin-Winのビジネスモデルが求められる。低所得層にも購入可能な商品を販売して健康を増進したり、新たな雇用を生み出したりなど、すでに世界のさまざまな企業がBOPビジネスに参入しているが、日本は欧米諸国と比較して、具体的な取り組み事例が少ないのが現状。
「Wisdom ビジネス用語辞典」より)

所謂“グローバル・ビッグイシュー”への企業としての取り組みにおいて、この『BOPビジネス』に触れないわけにはいかないでしょう。

しかし、上記にもあるように「日本は欧米諸国と比較して、具体的な取り組み事例が少ない」のはなぜなのでしょうか。

私は、その原因のひとつとして、同じ文章中の「直接的な利益の獲得を目的としないCSR活動の発展形とも言えるもので、企業の利益を追求しつつ、低所得者層の生活水準の向上に貢献できるWin-Winのビジネスモデルが求められる」ということが呪縛としてあるからだと考えます。

先週バンクーバー冬期オリンピックに触れたので、その続きというわけではないのですが、本日は今年行われるもうひとつのスポーツの国際的イベント、南アフリカで開催されるサッカーワールドカップを題材として取り上げてみようと思います。

ご存じの通りサッカー日本代表は、岡田監督のもと6月14日のカメルーン戦からE組での予選がスタートします。
スター選手ですらレギュラーが確約されないブラジル・ポルトガルのいる『死のG組』こそ免れましたが、ヨーロッパ予選を8戦全勝でトップ通過したオランダ、バルセロナやインテルのエースストライカーのエトーを擁するカメルーン、ポルトガルと同組だったヨーロッパ予選を1位通過したデンマークと、日本のライバルはかなり強敵です。

しかし岡田監督は言います。

「目標は予選突破でなく、決勝トーナメントで4強に残ることだ」と。

さて、あなたはこの目標についてどう思いますか?

私の考えは・・・

「この目標のおかげで予選突破もなくなった」です。

バンクーバー冬期オリンピックが終わりました。
祭の後のような、一抹の寂しさがあります。

さて、今回はそのオリンピックにも少しだけ関係する論点について、久々の「マイ・ブックマーク」カテゴリーで語ってみたいと思います。

ネタの宝庫『日経ビジネスONLINE』で、今私が一番楽しみにしているのが小田嶋隆氏のコラム『ア・ピース・オブ・警句』です。
自称「ひきこもり系コラムニスト」である小田嶋氏が、政治からスポーツ、トレンドまで、その時の旬なテーマを独自の視点で「斜め下から」切って我々に見せてくれます。
軽妙な語り口も含め大変面白く、何度もニヤリとさせられます。

そのコラムで、バンクーバー五輪直前にアップされたのが、『「がんばれニッポン」が控えめにした五輪熱』でした。

プロフィール

桑畑 幸博

慶應丸の内シティキャンパスシニアコンサルタント。
大手ITベンダーにてシステムインテグレーションやグループウェアコンサルティング等に携わる。社内プロジェクトでコラボレーション支援の研究を行い、論旨・論点・論脈を図解しながら会議を行う手法「コラジェクタ®」を開発。現在は慶應丸の内シティキャンパス で専任講師を務める。また、ビジネス誌の図解特集におけるコメンテイターや外部セミナーでの講師、シンポジウムにおけるファシリテーター等の活動も積極的に行っている。コンピューター利用教育協議会(CIEC)、日本ファシリテーション協会(FAJ)会員。

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