2009年7月アーカイブ

突然ですが、私の娘はコーラが大好きです。

あまりに好きなもので、先日妻に「コーラは体に悪い」と言われていました。

「それ、いつの知識なの?」

私と娘は同時に笑いながら言いました。

「まさか『コーラは骨を溶かす』とか言わないよね?」
「でも糖分が多いし・・・」

ちなみに娘は身長158cmなのに体重は未だ40kgに届きません(笑)


このような「昔の常識(この場合は流言と言えるでしょうが)は今の非常識」というケースは、我々の身の回りにたくさんあります。

テレビ番組を見て「えっ? 鎌倉幕府は1192年に始まったんじゃなかったの?」と驚いた方も多いでしょう。

怪獣好きの私も、恐竜マニアの友人から「ブロントサウルスは、今では先に発見されていたアパトサウルスと同種と判明してその名前は学名としては消滅している」と聞かされてショックを受けた経験があります(笑)

この程度の話であれば笑い話で済むのでしょうが、健康によいと信じていたものが最新の研究では害を及ぼすと言われているものもありますから、やはり過去の知識は適宜アップデートする必要がありそうです。


そして、特に私が皆さんに訴えたいのが『ビジネスの常識を疑うこと』です。


世の中には、「他人がどう言おうが気にしない」という人がいます。

これは一見カッコイイかもしれません。
たとえばシアトルマリナーズのイチローなども、この姿勢で自分のスタイルを貫き、日米でスーパースターになりました。また、選手時代から一貫して「オレ流」を貫く落合監督もそうでしょう。

しかしイチローや落合監督ほどの人物ならいざしらず、我々はそれで良いのでしょうか?

イチローや落合監督がこの姿勢を貫けるのは、結果を残しているから、つまり成果を出しているのだから、そのプロセスに対しては口出ししてくれるなということでしょう。

逆に考えれば、成果を残してもいないのにプロセスに口出しするな、というのは単なるワガママでしかないとも言えます。

皆さんの周りにも、とてもそうは見えないのに「俺はデキルヤツ」と勘違いしている人はいませんか?

東京都議選を受けて、いよいよ衆院解散、総選挙も近づいてきました。

また、選挙戦を睨んだ党内のゴタゴタも連日新聞を賑わせています。
麻生首相は「8月18日公示-30日投開票」を示唆しましが、さて、みなさんはどの政党に、そしてどの候補に投票しようとお考えですか?

ひょっとすると、「なんとなく今回は流れ的に民主」とか、「元々自民支持だから自民」とお考えの方もいらっしゃるかもしれません。

もちろん誰に投票しようが、またどこの政党を支持しようがそれは個人の自由ですから、そうした考えを「間違っている」というつもりはありません。

ですが、せっかくの機会ですからもう少し「考えて」投票してみませんか?
特に今回は政権交代も完全に視野に入った状況ですから、より一層慎重に『清き一票』を投じるべきだと思うのです。

ということで、今回はこのブログらしく「論理的に投票する政党と候補者を選ぶ」にはどうしたらよいかを考えてみたいと思います。

特に、「どうやって選んだらよいかわからないない」という方の参考になれば幸いです。

みなさん、先週土曜日の『人志松本のすべらない話・ゴールデン』はご覧になりましたか?

いやあ、今回も笑わしてもらいました。
特にほっしゃんの『ガス代』は最高でした。深夜枠の頃と比較して「アブないネタが無くなってつまらない」という意見も聞きますが、毒を消しても笑わせるのもまたプロだと私は思います。

さて、番組への個人的感想はこのくらいにして前回の続きです。

前回は、「なぜこの番組のネタはすべらないのか?」というイシューを分けて考え、そこから各出演者のプロフェッショナリティ、具体的にはお笑いというジャンルにおける『審美眼』『プロ意識』『ネタの構成力』『差別化された話芸』がそのポイントと結論づけました。

しかしもうひとつ、『物語形式というフォーマット』も重要なファクターだと私は考えます。

これ、最近ビジネスの分野でも注目されている“ストーリーテリング”の効果と同じだと思うのです。

プロフィール

桑畑 幸博

慶應丸の内シティキャンパスシニアコンサルタント。
大手ITベンダーにてシステムインテグレーションやグループウェアコンサルティング等に携わる。社内プロジェクトでコラボレーション支援の研究を行い、論旨・論点・論脈を図解しながら会議を行う手法「コラジェクタ®」を開発。現在は慶應丸の内シティキャンパスで専任講師を務める。また、ビジネス誌の図解特集におけるコメンテイターや外部セミナーでの講師、シンポジウムにおけるファシリテーター等の活動も積極的に行っている。コンピューター利用教育協議会(CIEC)、日本ファシリテーション協会(FAJ)会員。

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