2009年5月アーカイブ


5/7のエントリーでもご紹介した、日本ファシリテーション協会主催のフォーラムに参加してきました。

当日はあいにくの小雨模様でしたが、会場はたいへん賑わっています。
何人かの知人に挨拶(私の講座の過去の受講生ともお会いしました)し、参加者全員に配布されるサンドイッチを胃袋に放り込んでから、予約していたセッションに参加しました。

私が参加したセッションは『OSTで日本の教育を変える』。
メインファシリテーターは、NTTの関連企業の社長まで務められ、現在は組織変革のコンサルタントである香取一昭さんです。
香取さんは本セッションの進行手法であるOST(オープン・スペース・テクノロジー)の他、ワールド・カフェやAI(アプリシエイティブ・インクワイヤリ)など、『ホールシステム・アプローチ』と呼ばれる様々なワークショップ手法を日本に広めてこられた方であり、近著『決めない会議』も、効率を追求し過ぎてコントロール過多になりかねない会議のファシリテーションに一石を投じた本です。

上記各手法の説明は本ブログでは割愛しますが、私が本セッションに参加した目的は、やはり「OSTを体験し、そこから新たな気づきを得て自分のコンテンツのバージョンアップをはかる」ことでした。
また、一人の父親として日本の教育全体への問題意識も持っていましたし。

さて、参加してみて・・・

思った以上の気づきがあったというのが偽らざる感想です。やはりこういうのは本で読むだけでなく参加してこそですね。

皆さんは“Life Hack”という言葉をご存じでしょうか。

これは元々デヴィッド・アレン(David Allen)の著書であるGTD(Getting Things Done:「やり切る」といった意味)に触発されたIT系の技術者が、「個人の工夫によって手に入れた仕事術をみんなで共有しよう」と考えて広がってきた概念でありムーブメントのことです。

そこから今ではこのLife Hackは、「作業を簡便かつ効率よく行うかを主眼とした技術(テクニック)群」ともWikipediaでは定義されています。

皆さんも自分なりの「仕事をサクサク進めるための工夫」があるでしょう。
Life Hackとは、それを独り占めにしておかずに共有の知見とすることで、より多くの人々がLife(仕事生活)をHack(賢くスマートにやる)するようにしよう、というなかなか進んだ考え方なわけですね。

Life Hackに関するブログやWebサイトも沢山ありますので、探してみるのもご自分の仕事にプラスだと思います。


ということで、このブログでもLife Hackネタを紹介してみたいと思います。

本日は「メール管理のTIPS」です。

今週月曜日の夕食後になんとはなしにテレビを見ていたら、『SMAP×SMAP』が始まりました。
皆さんご存じの一件のため、その日は木村拓哉氏が様々なゲスト(全て木村氏と同じネズミ年)と対談するという内容に変更されていました。

本日はその中でのベッキー嬢との対談について、少しお話ししてみたいと思います。

「ああ、やっぱりコトバって面白いし大切だなあ」と感じたからです。

(以下親しみも込めて「木村クン」「ベッキー」と表記します)

番組では、ベッキーが木村クンに「心がけていることってなんですか?」と問いました。

木村クンはこう答えます。

「『一日一善』ってあるでしょ? あの“善”を“全”に変えて心がけてる。つまり『一日に1回は全力、フルスロットルでなんかやる』ってこと」

ベッキーは、「ああ、それよくわかる」と言いました。

「私は、絶対『疲れた』と『忙しい』は言わないようにしてるんです。ほら、『忙しい』って『心を亡くす』って書くでしょう?」
「だから『疲れた』じゃなくて『ワタシ頑張ってるなあ』、『忙しい』じゃなくて『充実してるなあ』って言うようにしてる」

研修やセミナーでせっかく学んでも、「その場限り」ではもったいなさすぎます。
しかし誰しも忙しい身ですから、「わかってはいても・・・」になりがち。

ですからこのブログでは、何度も「学んだことを実務やプライベートで実践しましょう」と言ってきましたし、そのためのコツ(たとえば楽しんで実践したり、強引にスケジュールに組み込んだり)もお話ししてきました。

しかし、学んだことをその場限りにしないためには、「学んだことを実践し続ける」だけでなく、「継続的に学ぶ」こともまた重要です。

研修やセミナーをひとつのきっかけにして、次から次に新しいことを学び、実務に活かしていくことで、自分自身をバージョンアップしていくわけですね。

この継続的学習の手法として最も一般的なのは、やはり「本を読む」ということでしょう。

私も研修やセミナーのテキストでは、最後に推薦図書を挙げるようにしています。
書籍を使って復習したり、また研修やセミナーでは学ばなかったことを学ぶわけですね。

さて、本日はそうした「本を読む」以外の継続的学習の手法をひとつご紹介したいと思います。

それは、“学習コミュニティ”への参加です。

あの分厚い国語辞書が、小学生の間でブームになっているそうです。

紙の辞書市場は、少子化や電子辞書の普及で縮小傾向でしたが、立命館小学校で行われていた「調べた言葉に付箋を貼らせる」「付箋が500枚、1000枚を越えた子にはミニ賞状を出して褒める」という『辞書引き学習』が注目され、取り入れる小学校が増えたことが要因のようです。
出版各社も、この学習法に対応する様々な工夫を行っており、その結果売り上げを倍増させる辞書も出ているとか。

これ、私にとってたいへん嬉しいニュースでした。
まさに「我が意を得たり」の思いだったからです。


さて、このニュースは単なる「紙媒体の復権」だけではなく、“学習”において大きく2つのの示唆を与えてくれると思うのです。

プロフィール

桑畑 幸博

慶應丸の内シティキャンパスシニアコンサルタント。
大手ITベンダーにてシステムインテグレーションやグループウェアコンサルティング等に携わる。社内プロジェクトでコラボレーション支援の研究を行い、論旨・論点・論脈を図解しながら会議を行う手法「コラジェクタ®」を開発。現在は慶應丸の内シティキャンパス で専任講師を務める。また、ビジネス誌の図解特集におけるコメンテイターや外部セミナーでの講師、シンポジウムにおけるファシリテーター等の活動も積極的に行っている。コンピューター利用教育協議会(CIEC)、日本ファシリテーション協会(FAJ)会員。

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