2009年2月アーカイブ

研修やセミナーで演習、つまり学んだことを実践する場で私が伝えることがあります。

それが、「テーマを持って取り組んでください」ということ。

演習は単に「やればいい」ものではありません。
それでは演習から学ぶものは少なくなるからです。

講義で学んだ知識やスキルの中で、「特にこれを意識してやってみよう」と自分なりのテーマを設定して取り組む。
そしてそのテーマをちゃんと実践できたのか、また意識すると今までとは何が変わるのかを振り返る。

そこから自分自身の課題が見えてくるのです。

そしてこれは研修やセミナーだけの話ではないはずです。

私は昨年10月30日のエントリー「整理して考える」とは(中編)で、大きなテーマを分解して考えることの重要性についてお話しさせていただきました。

これ、要するに論理思考ツールの代表である『ロジックツリー』を使って考えることです。

そしてこの「分けて考える」ことは論理思考の基本であり、論理思考力を高めようと思うのならそれを日常から意識することが近道です。
仕事上の複雑な問題解決に限定するのでなく、プライベートも含めた様々な場面で練習すればよいのです。

ということで今回は、私のプライベートな活用例について(少し恥ずかしいのですが)ご紹介しましょう。

「ああ、こういう使い方もできるんだな」と思っていただければ幸いです。

前回のエントリーでは、相手の言いたいことを理解するための“聞き方”として、


1.相手と自分の前提条件に注意して聞く
  ◆特に「言葉の定義がお互いに同じかどうか」に着目して聞く。

2.発言の構造を意識して聞く
  ◆「事実と意見のどちらか」「反論なのか質問なのか」などを聞き分ける。

という2つのコツをお話ししました。

今回はその次のプロセスである、「聞き取った内容を相手に確認する」ことについてお話ししたいと思います。

上記2点に注意しながら聞き、「ああ、この人はこういうことが言いたいんだな」と思ったとしても、それが当たっているかどうかはわかりません。
当たり前の話ですが、人のアタマを割ってみるわけにはいかないからです。

そこで重要になるのが、「おっしゃりたいのは○○ということですか?」と確認することです。

私はこれを『翻訳』と呼んでいます。

プロフィール

桑畑 幸博

慶應丸の内シティキャンパスシニアコンサルタント。
大手ITベンダーにてシステムインテグレーションやグループウェアコンサルティング等に携わる。社内プロジェクトでコラボレーション支援の研究を行い、論旨・論点・論脈を図解しながら会議を行う手法「コラジェクタ®」を開発。現在は慶應丸の内シティキャンパス で専任講師を務める。また、ビジネス誌の図解特集におけるコメンテイターや外部セミナーでの講師、シンポジウムにおけるファシリテーター等の活動も積極的に行っている。コンピューター利用教育協議会(CIEC)、日本ファシリテーション協会(FAJ)会員。

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